13インチMacBook Proといえば、均整なアルミのボディーに、デジタルライフを楽しむための機能をギュっと詰め込んだプロダクト。国内でも人気が高くて、「初めてのMac」として選ぶ人も多いです(Apple Storeで見る)。
本連載「目指せ快適! MacBook Pro長期レビュー」では、本体の見所や併せて使うと便利な周辺機器、覚えておくと便利なソフトの設定方法など、MacBook Proをより楽しく使うための情報を提供していきます(連載の目次)。
ゴージャスな分離型スタンド、その名も「M4」
サーマルティクが2009年に立ち上げたブランド「Luxa2」(ルーサートゥー)。ともすれば金属むき出し、やり放しの感もあるノートスタンドだが、このブランドは一貫してラグジュアリー路線を追求している。第23回で紹介したラップトップスタンド「M2」も、Luxa2に属する製品だ。
思うに、MacBook Proはスタンドを選ぶ。プラスチックなどもってのほかで、アルミニウムでもサンドブラスト加工でなければ、見た目の違和感がある。静粛性も重要で、騒々しいファンは論外だ。
今回、サーマルティクのご厚意で拝借した「M4」も、M2と同じ携帯型のラップトップスタンドだ。直径62mmで今川焼のようなボディーには、お約束のスワロフスキー製クリスタルガラスが6個はめ込まれている。さらにスタンドにジャストフィットする皮革携帯ケースも付属する。
今川焼風のボディーは、左右へ軽くひねってふたつに分離して使う。このうち片方にのみUSBケーブルが付いていて、これをパソコンに差すことで給電してファンを回せる。ふたつを適当な間隔で置き、その上にMacBook Proを載せればセットアップ完了だ。
2週間ほど試用した感想だが、質感に関しては申し分なし。分離前の厚さが39mmあるため、ブリーフケースに入れて持ち歩くことは難しいものの、携帯ケースに収めたときの雰囲気は良好。ケースは白を基調とした清潔な印象のもので、男女を問わず利用できるはずだ。
肝心の冷却効果だが、30mmのファンが1基(片方の台にファンは非搭載)ということもあり、それほど強力とはいえない。静粛性はあるものの(カタログ上でのノイズレベルは19dB)、バランスの都合上、MacBook Proで最も熱くなる「F6」〜「F7」キーの下部に台を置くわけにもいかず、効率的に放熱できない。
USBケーブルを差すと外観がうるさくなることもあるので、いっそのことファンは停止させて、単なるスペーサーとして使うほうがスマートだと思う。
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