検索機能を強化するコンポーネント — foo_dbsearch.dll, foo_dbsearch_api_demo.dll
foobar2000の検索をもっと使いやすくする。検索対象を歌詞だけにしたい。つまり file name, path, artist, album などを検索の対象から除外したい。下記は Database Search というコンポーネントを使って特定の文字列を歌詞から見つける設定。
- foo_dbsearch.dll と foo_dbsearch_api_demo.dll をどっかからダウンロードし、インストールする(後者は不要かも)。
- Preferences を開く。
- Database Search セクションの Format Presets タブを開く。Add をクリックして新たな format をつくる。Name はなんでもいいけど、とりあえず lyrics にしとく。これがラベルになる。Format のコードは %UNSYNCED LYRICS% にすべし。
- Database Search セクションの Other タブを開く。Shortcut Commands の Default Action を Play にすると便利。
- ついでに Database Search 用のキーボードショートカットもつくっちゃう。Keyboard Shortcuts セクションで Database Search というアクションに Ctrl + Alt + F を割り当てる。
Database Search の実際
- "Vou comprar uma laranja" という歌詞で始まる曲があったな。あれは誰の何という歌だっけ?
- Ctrl + Alt + F を押す。"Vou comprar uma laranja" とタイプする。
- 見つかったのは小野リサのアルバム「CATUPIRY」の「パケタ島でピクニック」。
- Tabキーでフォーカス移動。Enterキーで再生。"Add to playback queue" なども可。
- スクリーンショットにあるように、Format を UNSYNCED LYRICS (前述したように、ラベルは lyrics にしてある)に限定するのがコツ。こうすれば Database Search の検索対象は歌詞だけになり、アルバムタイトルや曲名は検索対象から外れる。
- foobar2000の通常の検索は active playlist だけ。Database Search をインストールすればすべてのplaylistを検索対象にできる。これが微妙に激しく便利。
- 検索で絞り込まれた複数の曲をplaylistとしてSaveし、iPodにSendするなんてことも簡単にできそう。っていうか、iPod上で動くfoobar2000があればなぁ、と思う今日このごろ。
歌詞検索は語学で重宝する
foobar2000 + Database Search の歌詞検索は英語のスクリプトをlyricsとして収録したポッドキャスト(有名なのは English as a Second Language Podcast)の学習でも強力な武器になる。っていうか、歌詞検索ってのは音楽よりも語学で重宝するんだ。Database Search には Fnid Parshe ("Find Phrase" のanagram)という愉快なモードがあって、ちょっとぐらいのタイポを大目に見てくれる。
というわけで、総合学習サイト smart.fm がポッドキャストしている英語の例文(MP3ファイル)を再生しながら英文スクリプトをカラオケみたいにスクロール表示しているスクリーンショット。
コンポーネント Columns UI と Lyrics Panel (foo_uie_lyrics) を使用。アートワーク? 興味ないです。設定はほとんど勘と根性。あー、疲れた。