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「never + 形容詞比較級」の意味

"You treat the matter lightly, whereas I myself was never more serious." ←これは Oxford Dictionary に出てた例文なんですけど意味はわかりますか? 私はこの文の意味を知るのに2日かかりました。正解はこの記事の最後に書きますけどその前になぜこういう意味になるのかを説明したいと思います。


鯨の画像
File:Baleen parts.png - Wikipedia, the free encyclopedia

英語の "whereas" という接続詞の意味を Oxford Dictionary で調べたら次のような例文が出ていました。

You treat the matter lightly, whereas I myself was never more serious.

「君は物事を軽く扱うんだね。だけど僕は…」。あれ? "never more serious" はどう訳せばいいんだろう? "more serious" は形容詞の比較級。ならば直後に 「than 何とか」が隠れているわけだ。何と比べているんだろう? 何と比較して「僕は決して serious ではない」と言っているのだろうか?

「君は物事を軽く扱うけど僕は君よりも決して真剣に物事を扱わなかったよ」という意味かな? あれ? 変だな。うーん、わからない。そもそもオックスフォードが小難しい文を whereas という単純な語の例文として掲載するわけがない。

こうして "I myself was never more serious" の意味がわからず悩むこと2日間。"never more 形容詞", "not more 比較級" などのキーワードでGoogle検索してもさっぱり理解できず。ひょっとしてあの有名な「クジラ構文」のようなもの? 「犬が猫でないのと同じように鯨は蛇ではない」でしたっけ?

ああ、わからない。真剣にわからない。

iPod touch スクリーンショット

2日間考えて突然ひらめきました。この文は少しひねったフレーズとして知られる、

I couldn't agree more. (これ以上強く賛成することは不可能と言いたいところだが実際には賛成する。大賛成だ。)(仮定法)

I can't agree more. (可能な限り強く賛成しているのでこれ以上強く賛成するのは不可能だ。大賛成だ。)(直説法)

…と同じ理屈ですよね。つまり "never more serious" は「これ以上真剣になれないほど真剣だ」という意味。

それにしても英語ネイティブはどうしてこういう理屈っぽい文を思いつくのか。そしてどうしてオックスフォード辞典はこんなややこしい例文を載せるのか。本当に理解に苦しみます。ていうか、私だけが理解に苦しんだのかもしれませんけど。こういうのって「比較構文」て言うんですか? 本当に紛らわしいです。こういう文に出会うたびに「英語の文法なんて絶対勉強するもんか! 氏ね!」という気分になりますね、ええ。

結論

You treat the matter lightly, whereas I myself was never more serious.
君は物事を軽く扱うんだね。僕は非常に真剣に扱ったけど。
Google
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自分もこの例文見て、一瞬?ってなったんだけど、解釈合ってたみたいで良かったです
"whereas"の定義を見ると逆説の接続詞なので、例文前半"You treat the matter lightly"と反対じゃないとおかしいと考えました
おっしゃるとおり、「あのパターン」ですね。neverが何に掛かっているのかを考えるのも一つの手だと思います
2021/02/07(日) 17:36:59 | URL | 通りすがり #-[edit]
コメントいただき、ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
2021/02/07(日) 18:27:38 | URL | ArtSalt(管理人) #-[edit]
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