歴史の教科書で読む、「地球は丸いと考えられなかったし、考えてもおそれ多くて口にできなかった中世人」なんて、教育のせいとか世界が狭かったとかそんな理由で納得していたが、そんなもんじゃなかった。
現代でも、本当にただ空気だけで、教科書の一行から論理的に敷衍すれば誰でもたどり着ける結論に、反論もできないくらい明確な結論に、向き合って誠実に考えることができない人間が世の中の多数派ですらある。
知性というのは、進歩や教育で得られるものではないのだ。「それを言ってもいい、考えてもいい」という、たしかな実感がないと、いくら教科書や法律に書いてあっても、「これを言えないのはおかしい」と反感を持つことさえ、多くの人はできない。
人間は進化なんかしていない。進化なんかできない。ただ平和な空気さえあれば少しは自由にものをいう勇気が出るだけで、そうでなければ簡単にすぐ右へならえで古代の野蛮人にもなれる。
宇宙が膨張してるのか逆に全体が縮小して言ってるのか識別する方法がない