2025-07-24

もうすぐ猫が旅だつ

7年前の春、親に見捨てられ1週間軒下で鳴いてた子猫4匹を拾った

即日病院に連れて行って栄養剤を入れてもらったが、うち1匹は保たなかった。手のひらサイズ小さな命はあっさり行ってしまった

残りの3匹は当時ルームシェアしてた友達24時間交代で2時間おきにミルクを飲ませ、排泄の補助をし、遊びブラッシングをした

猫たちはぐんぐん大きくなって、私たち家族になった

3匹のうち1匹は引き取り手が見つかり残り2匹はルームシェアを解消する際それぞれが引き取った

それがうちの子が1歳のころ

それから6年いつでも一緒だった

うちの子は小さい頃から食事のえり好みが激しく、食べたくないもの絶対に食べないしお気に入りのものも次第に飽きてしまって食べなくなるのでずっとフードジプシー体重もなかなか増えないしいつもほっそりとして、そんな中でもちゅーるとカニカマスライスおやつは口をつけてくれるので毎日最後の手段としてとてもお世話になった

元気に遊び、元気に排泄し、寝て、気に入らないご飯放置して、好きなおやつを食べて

かわいいかわいい、私の一番かわいい

2週間ほど前から水を異常なほど飲むように

おしっこの量も増えた

猫に詳しい人ならシニア猫にありがちな腎臓病だとぴんとくると思う

もついに始まったかと思った

人も同じだが、腎臓病に完治はなく食事療法など対処療法がメインになる

とりあえず腎不全むけのフードで食べてくれるものを用意して、水を飲ませるようにしてなんとか病院につれていける時間を作ろうとした

その間に猫の様子は少しずつ変わっていった

食事量はますます減って、水をますます飲むように。それでも遊ぶし飛ぶしで楽観視していた

3連休に入った頃

猫の様子が急変する

ご飯どころかちゅーるすらほとんど食べなくなり、じっと座っている時間が増えた

ジャンプが以前よりできなくなって歩く際もふらふらとしている

ふとした時に急に大声で鳴いて何かを訴えている

何も口にしていないのに突然ペロペロと口を気にし出す

焦った、焦ったが連休中もあっていつもの病院は予約が取れないしこの猛暑つれて出かけるのも躊躇われた

迷いながらもいつもとは別の病院

元々3kgない子だったがその時点で2kgを切っていて、咥内の診察では歯ぐきがしろ貧血だろうと言われた

血液検査レントゲンエコーと詳しくしらべましょうと言われ、2時間ほど預けた

結果は深刻で医師には予後がよくないと伝えられた

診断は多発性嚢胞腎

腎臓内に嚢胞(水分のはいった袋)形成され、徐々に肥大腎臓機能を停止させてしま

みせてもらったレントゲンは嚢胞が肥大しきって真っ白、エコーは嚢胞の数が多すぎてうちの子映像は黒い穴だらけだった

嚢胞に腎臓が置き換わるような勢いで、それにより腎機能が低下

フィルター機能ガバガバで体内に留めておかなくてはいけないタンパク質まで垂れ流しになっていると

そして腎臓赤血球をつくる指令をだすホルモンをだすが、そのホルモンが出せないので貧血になっていると

そして脱水もある。あんなに水を飲んでいるのに

その話を聞いてる時点でそんなの生きてられないだろうとはっきり感じた

私のかわいい子がもうすぐ死ぬ

良い大人なのに診察室で人前で涙が止まらなかった

その日は水分補給吐き気止めを点滴してもらい、家に帰った

入院での延命治療毎日の通院での治療選択肢として提示されたが、私は自宅での看取り看護選択した

看護といっても粗相をするわけではないので水を飲みたがったら用意してやり、時折フードやおやつ差し出し、鳴いたらそばで撫でてやり、嫌がる猫の口にシリンジをつっこんでに自己満足的にミルクを飲ませてやるだけだ

検査をした日の夜、ご飯は食べないが水は飲みたがった

翌日からは水もほとんど飲まない。飲みたがるが目の前まで行っては飲まずにうずくまり、また欲しがるのを繰り返す

流れる水が大好きな子なのでいつもトイレタンクから流れる水やキッチンシンクや洗面台に登って水を欲しがったが、もう跳べない。にゃあと鳴いて私に抱かれて登って、水を飲もうとして、飲めない

こんなに死のサインばかりなのに、まだ懸命に生きてる。呼吸をしている

まだ私に愛されようと鳴いて弱々しくすり寄ってくる

苦しいだろうに、楽になってもいいのに、生きようとしている

多発性嚢胞腎は遺伝子疾患らしい

片親が同様の疾患であれば子は50%の確率でこの病の遺伝子を受け継ぎ、そして必ず発症する

若い頃にはなんともなくとも徐々にしかし確実に進行すると

それを読んだとき、なんでうちの子なんだと思った

そんなこと思っても仕方がないのに

家で猫を看ている時間は一人で考えることが増える

どうしてこんなに急変したんだろう、もしかしての子特性だと思っていたものは実は症状で若いからしかったんだろうか

病院に連れて行くのはストレスになるからと極力控えていたのは間違いで、もっと頻繁に連れて行くべきだったんだろうか

早期発見できていたとて、私は賢明治療したんだろうか、いまでもこの子の苦しい時間が長引かないようにと思っているのに、その選択が取れたんだろうか

うちの子が大好きで仕方なかったカニカマ

塩分と着色料を考えてそんなに頻繁にあげられなかったカニカマ差し出すと、食べたそうに匂いは嗅ぐけれど口はつけない

もっともっと頻繁にあげてたら良かった、好きなものを食べさせてやれば良かった

  • いつの間にか猫の口許から流血してた ちょっと八重歯だからシリンジ給餌を嫌がったときに切れたんだと思う ただでさえ貧血なのに…もう給水給餌やめたほうがいいのかな…

  • 今日、猫はとくに大声を出すことも、痙攣することもなく静かに息を引き取った 口呼吸もものすごく短時間で心臓がだけがずっとゆっくりと脈うっていたが、それも次第に止まった 穏や...

  • 冷え冷えのカチカチになっても依然としてかわいい。どうなっとるんや

  • お骨になってもかわいい

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