全く間違っている。「普通の女」にモテるのは、優しさや清潔感、安定感があれば十分だ。だが「イイ女」にモテるには、もっと奥深い要素が求められる。ここで言う「イイ女」とは、自立し、美意識が高く、男性を見る目も養われている女性たちのこと。彼女たちは、ただ優しいだけの男には振り向かない。
たとえば、ある日。仕事帰りに行きつけのバーで出会った年上の女性、彼女は美しく、会話も洗練されていた。僕が注文したのは、クセのあるアイラウイスキー。すると彼女が「それ、私も好き」と微笑んだ。たかが酒、されど酒。彼女は“自分を持っている男”を一瞬で見抜いたのだ。
「イイ女」は、男の“選択”を見ている。何を着るか、何を話すか、どこで食べるか。そのすべてに、自分の美意識がにじみ出ることを知っている。だから、相手の男にも“軸”を求めるのだ。曖昧な優しさよりも、はっきりとした価値観。誰かに合わせるのではなく、自分の美学に従って行動する男に惹かれる。
もう一つの事例を挙げよう。友人のAは、見た目も性格も普通だが、やたらと美人にモテる。理由を聞くと、「好きなことを語るとき、目が本気だから」と言われるらしい。Aは料理が趣味で、フレンチを極めるために独学でソースの勉強までしている。「イイ女」は、情熱を持って何かに打ち込んでいる男に弱い。彼の目の奥に、日常を超える“熱”を見つけるのだ。
「イイ女」にモテるために必要なのは、外見の良さでも、金でもない。大事なのは、“自分の人生をちゃんと生きているか”という問いに、堂々と「YES」と言えるかどうか。自分の好きなものを知り、言葉にできる男。選択に責任を持ち、ぶれない姿勢。それこそが、彼女たちの心を打つ。
つまり、イイ女にモテたいなら、まずは自分の美学を持つこと。媚びず、飾らず、でも確かに魅せる。その在り方こそが、最上級の色気なのだ。