今話の名セリフ:「よねさんも、ジンジャーも、みんな、ワシから離れていってしまうな・・・。」
「デリシャスパーティ♡プリキュア」第34話「おじいちゃんはガンコ! おでんは野球のあとで」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、ゆいは、おでんを作っていました。
ですが、祖母・よねが作っていたものとは、何かが違うと感じています。一体、何が違うのか?
そんな中、よねの友人である「浅井 又三郎」が、ゆいの家を訪れました。
彼は、以前おいしーなタウンでお店を開いていた板前。
今日は、よねのお墓参りついでに、ゆいの家に寄ったそうです。孫の「浅井 宏輔」と一緒に。
しかし、宏輔は、どこか不機嫌な様子。
「こんにちは。宏輔君、はじめまして!」
~ Aパート ~
「はいよ。」
「美味しそう!」
「盛り付けも素敵! では、いただきます!」
「マリちゃん?」
「ゆいも早く食べて! 激盛りに美味しいから!」
「うん!」
「いただきます!」
「お祖母ちゃんの味だ!」
「そりゃそうだ! これは、ワシとよねさんとで作り上げた秘伝の味だからな!」
「え? そうなの?」
「店の看板料理を作りたいと言ったら、協力してくれてな。よねさんとは同じ料理人として、一緒に切磋琢磨したもんだ・・・。」
「はぁ・・・。」
「ん?」
「息子夫婦の店の手伝いで、この街を離れたが、時折恋しくなってな・・・。」
その後、ローズマリーはゆいに、又三郎が作ったおでんの味を教えてもらったらどうかと言いました。ですが、又三郎は厳しい態度。
「この味に辿り着くまでの過程こそが大事! なのに、それを近道で楽しようなど!」
[又三郎さん、板前で苦労した分、お料理には厳しいんです!]
「誰であろうと、この味はそう簡単には教えられん!」
「そっか・・・。自分で頑張ってみる!」
そんな中、宏輔は、ずっと不機嫌。しかも、又三郎が作った料理にまったく手をつけていません。
週末は、又三郎と一緒に色んな所を食べ歩いているようですが、それが面白いとは思っておらず、友達といる方がいいと言って店を出てしまいました。ゆいは後を追います。
少しして・・・、
「そっか・・・。本当は野球したかったんだね!」
「でも、それより美味しいものを食べに行こうって・・・。オレは、友達と野球した方が100倍楽しい!」
「野球好きなんだ!」
「うん! プロ野球選手になりたい!」
「へー、カッコ良い!」
「でも、祖父ちゃんには内緒ね・・・。」
「どうして?」
「板前になれって反対されるに決まってる・・・。お店の跡継ぎにしたいって、父ちゃんと話してるの聞いたんだ・・・。」
「野球したいな・・・。」
それからしばらくして、ゆい達は野球をする事になりました。
「しまっていくわよ!」
「手加減はしない!」
「こっちは任せて!」
「はひゅー・・・。なんか緊張する・・・。」
「頑張るコメ!」
「命に代えてでも守ってみせる!」
いや、命までかけなくっていいっす。初めて登場した時といい、「命に代えて」というのが口癖なんでしょうか。なかなか危なっかしい兄ちゃんです。(笑)
「見ててね、ゆいちゃん!」
「又三郎さん、大丈夫かな?」
「気にするなって。又さんも、母さん達と昔話で盛り上がってたから。」
「そうだね。ありがとう、拓海!」
「お、おう・・・。」
「あ! 宏輔君、準備できた?」
「2人って付き合ってるの?」
「え・・・。」
「何言ってるんだ! んな訳ねーだろ!」
「うん! ないよ!」
「え・・・。」
あっけらかんと否定しちゃっててワロタ。いやー、さすが、食い気に全振りしている主人公は格が違うね! おい、品田。お前、どっかで本腰を入れないと、コールド負けで今作終わっちまうぞ、マジで。(笑)
「へー、そっか! そしたら、ゆいちゃん、トップバッターね!」
「あたし? よーし、任せて! いっくよー!」
「勝負だ、拓海!」
「勝負?」
「どっちがすごいヒットを打てるか、勝った方が、ゆいちゃんと1日デートだ!」
「えー!?」
~ Bパート ~
「はにゃ!」
「こっち来た!」
「これって、らんらんが取っていいの? ここぴーが取るの?」
「あ・・・。」
「二塁打・・・。なかなかやるな・・・。」
[次は拓海君! らんちゃんのいる三塁まで行ければ、拓海君の勝ちです!]
「別にデートなんてどうでもいいけど、絶対に勝つ!」
「こっちに来るコメ!」
「コメコメ! キャッチだ!」
「なぜ打ち返す!?」
「みんなのマネしたコメ!」
いやー、コメコメの天然ボケには癒されますね! さすが、俺の抱き枕は一味も二味も違うぜ!(おい、こら(笑))
「任せろ!」
「いくよ、ゆあん!」
「タッチだ!」
「そうはいくか!」
「なんて脚力だ・・・。」
「毎日鍛えてるからな!」
いや、いくら鍛えているといっても、中学生がそんな簡単に八艘飛びなんかできねーよ! 漫画の世界じゃねーんだぞ! まあ、アニメの世界ですけど。(笑)
[という事で、この勝負、引き分けです!]
「拓海、やるじゃん!」
又三郎も見に来ていましたが、すぐに、見に来ただけと言って、去っていきました。
その頃、ブンドル団では・・・、
「今日の狙いは?」
「レシピッピですか? そうですね、今日は肌寒いし、おでんにしましょう。」
「っていうか、おでんでしか得られない温もりもあるし・・・。」
なんだろう。彼氏を求めてやまない哀愁さが、めちゃくちゃ漂っているんですが。私の感想なんか読んでいる、そこの暇な男性読者は、マジでこの人と付き合って下さい。(笑)
しばらくして、野球は終了。ゆあんとみつきは先に帰りました。
「オレも行くわ! またな、宏輔!」
「うん! 次は絶対に負けないよ!」
少しして・・・、
「あんなに楽しそうな宏輔、初めて見たよ・・・。」
「よねさんも、ジンジャーも、みんな、ワシから離れていってしまうな・・・。」
「又さん。」
「拓海!」
「みんなと一緒じゃなかったのか?」
「又さんのおでん、オレも久々に食べたくて!」
一方、ゆい達は、宏輔の希望でハンバーガーを食べていました。
「それなら、お祖父ちゃんも食べられるんじゃない?」
「祖父ちゃんのおでん、そのままにしてきちゃった・・・。」
「お祖父ちゃんのおでん、本当は好き?」
「うん・・・。」
「いいな・・・。」
「え?」
「あたしもね、お祖母ちゃんのおでんが大好きで、今度作り方を教えてもらおうって思ってたんだ。けど、その前に、お祖母ちゃん亡くなっちゃって・・・。」
「分かるわ・・・。私もお世話になった師匠に感謝の気持ちを伝えたかったけど、今はもう、それは叶わないもの・・・。」
「そうなんだ・・・。」
「だから、宏輔君も、好きって気持ちを伝えてみたらどうかな? お祖父ちゃん、絶対喜ぶよ!」
「でも、きっと怒ってる・・・。」
「大丈夫。素直に気持ちを伝えれば、お祖父ちゃんも分かってくれる・・・。」
「うん! オレ、祖父ちゃんに謝る!」
「はうー! これ食べて、すぐに謝りに行こう!」
「そうだな。善は急げだ!」
「ワシはただ、自分が元気なうちに、食の素晴らしさを教えたいと思っただけなんだが・・・。」
「その食へのこだわり、オレは尊敬してるよ!」
「でも、宏輔のやりたい事も叶えてやってよ! 可愛い孫の頼みなんだから!」
「拓海に諭される日が来るとは・・・。フン、ワシも歳をとるはずだ!」
「うん! やっぱり美味い!」
「ありがとな! 拓海!」
その頃、セクレトルーは、レシピッピを捕まえました。
すぐに、ゆい達はセクレトルーを発見したものの、セクレトルーはゴッソリウバウゾーを生み出します。
ローズマリーはデリシャスフィールドを展開し、ゆい達4人はプリキュアに変身します。
バトルスタート。ゴッソリウバウゾーの攻撃は激しく、なかなか反撃するチャンスがありませんが、プレシャスは、そんな事はお構いなしに突撃。
ですが、ゴッソリウバウゾーの攻撃が直撃。追撃も来ましたが、ブラックペッパーがカバー。
ダメージは回避できたものの、なおもプレシャスは突撃。そこにゴッソリウバウゾーの攻撃が飛んできて、今度は身動きを封じられます。
「宏輔君と又三郎お祖父ちゃん・・・。それと・・・。」
「大事なお祖母ちゃんのおでん!」
「絶対に取り戻す!」
その後のゴッソリウバウゾーの攻撃は、プレシャストライアングルで粉砕。すかさず、2000キロカロリーパンチをゴッソリウバウゾーに叩き込みます。
そして、ライト・マイ・デリシャス。ゴッソリウバウゾーをやっつけ、レシピッピを救出しました。
「お出汁が染みた大根と卵が食べたかった・・・。」
だったら遠慮せず食べればよかったのに。本当に、誰か、この人と一緒におでんを食べてあげて! 私が付き合え? 感想を書くのが忙しい上、ゴーダッツに洗脳されそうなんで、ノーサンキューです。(笑)
それから少しして・・・、
「祖父ちゃん、ごめん! オレ、祖父ちゃんのおでん、好きだよ!」
「ワシこそ悪かった! 今度、キャッチボールやるか!」
「うん!」
「ゆいちゃん。宏輔に付き合ってくれてありがとう。良ければ、一緒におでんを作らんか?」
「え? いいの?」
「ワシが作る姿を見て、しっかり覚えるんだ!」
「うん!」
「祖父ちゃん! オレも手伝う!」
「お、珍しいな!」
「ん? どうした?」
「ううん、何でもない!」
[ありがとう! 又三郎さん!]
今回は、これで終了です。
次回:「ここねとお別れ!? いま、分け合いたい想い」
イースキ島から、あるお仕事の依頼を受けたここねの両親は、島への引っ越しに前向きです。
応援したいここねですが、どこか心ここにあらずで・・・。
なお、次の放映日は11月13日(日)です。次の日曜日である11月6日はお休みですので、ご注意を!
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
今回は、ゆいの祖母・よねの知人とその孫が、ゆいの家にやって来た話でした。
野球のシーンは、笑いどころが多くあった一方、野球が終わってからは、しんみり感じるところがあり、最近冷たく感じる秋風がすごく身にしみる話だったと感じています。
物語途中までは、祖父・又三郎に対して不機嫌だった宏輔ですが、ゆいに話しかけられた途端、表情が変わりました。
「あ。これは、ゆいの事が気になっちゃったな。可愛いヤツめ」と、ニヤニヤしてました(笑)。可愛い年上のお姉さんを見ると動揺しちゃうのは、小学生男子の「あるある」ですよね。
そんでもって、そんなお姉さんにいいとこ見せようと、普段以上に張り切っちゃうのも「あるある」でしょう。さらに、他の男子が仲良く話してるのを見たら嫉妬しちゃって、勝負心を燃やしちゃうのも、小学生男子の「あるある」でしょうね。
いやー、こういうのを見ると、小学生時代に戻って、年上の女の子にいいとこ見せたいと、カッコつけたくなりますね。まあ、どうあがいても不可能なんですが・・・。(泣)
しかも、宏輔は、ゆいの知らぬところで、ゆいとの1日デートをかけて拓海に勝負を持ちかけるとか、結構ガツガツいきますね。純粋無垢な小学生は、ホント、強いよなあ・・・。(笑)
宏輔は今話限りの登場っぽいですけど、拓海にとって、良いライバルができましたね。年下だからと侮らず頑張れ、拓海!
・・・って、そんな気軽な事言ってる場合じゃねーよ。最終話まで残り3か月切ってる状況で、ゆいが拓海に恋心を抱いている様子がまったく見えないとか、結構まずいでしょ。
もし、最終までに拓海がゆいを恋に落とせるかどうか、ブックメーカーの対象になっちゃったら、「落とせない」が2倍、「落とせる」が500倍くらいになるんじゃないでしょうか(笑)。限りなく無理ゲーに近いでしょうね。
まあ、でも、「野球は9回2アウトから」という言葉もあるし、もしかしたら、恋の行方もそうなるかもしれない。だから、「落とせる」に賭けてやるよ! 拓海! だから、お前は本気で頑張れ!
あ、賭けると言っても、1円だけにしておきます。「パーッと100万円くらい賭けろや!」というツッコミは、聞かなかった事にしておきます。(笑)
野球のシーンが終わってからは、結構しんみり感じました。「よねさんも、ジンジャーも、みんな、ワシから離れていってしまうな・・・」と言いながら映し出された寂しげな背中が、やけに印象に残りました。
これですね。
私は高齢者になるのはまだ20年以上も先の事のため、他人事ではあるのですが、高齢者って寂しがり屋なんじゃないかと思いますね。新たな出会いよりも、大事な人達が先立たれるなどの別れを多く経験するでしょうし。
それゆえに、周りとおしゃべりしたいとか、付き合いたいという気持ちはかなり強く、特に、可愛い孫に対しては、その気持ちはさらに強いのでしょう。子供達の倍以上の人生を送っていても、根は子供なのかな、と思いますね。だからこそ、そういった方々をいかに寂しく感じさせないかが、高齢者の割合が増えている今の社会においては結構重要な気がしてきました。
あと、「あたしもね、お祖母ちゃんのおでんが大好きで、今度作り方を教えてもらおうって思ってたんだ。けど、その前に、お祖母ちゃん亡くなっちゃって・・・」という、ゆいのセリフも、私にはかなり刺さりましたね。私は既に、父方も母方も祖父母は皆、帰らぬ人となっており、「好きや感謝の気持ちを伝える事がそんなにできなかったな・・・」という思いが湧いてきました。
特に、母方の祖母には、幼い頃から可愛がられた記憶があります。それが、結婚したとか、子どもができたなどといった報告ができず、3年前の春には先立たれてしまいました。周りの親戚からは、「良い人、見つけなさいよ!」とか言われてたんですけどね・・・。
もし、生きている時に結婚とかしていれば、これが元気に繋がって、もう少し長生きできたのだろうか? ふとそう感じる時もありますね・・・。
・・・って、すいません。なんか湿っぽい話になってしまって。
祖母と孫が一緒にいられる時間って、そう長くはないんですよね。だからこそ、好きや感謝の気持ちは、遠慮せずどんどん言った方が良いんでしょうね。
それに、孫の方は、成長すると反抗期に入りますし、「好き」という事に照れを感じたりするでしょう。そう思うと、尚更早くそういう気持ちを伝えるのが良く、特に、純真無垢な幼い時に沢山言っておくと良いと思いますね。私も、子どもができたら、そういう風に導いてあげたいものです。まあ、その前に、彼女を作るのが先決なのですが・・・。(こんな事書くの何度目だろう(笑))
さて、次回は、ここねメイン回。
タイトルには「ここねとお別れ!?」とありますが、本当にゆい達と別れる事はないでしょう。ですが、ここねの心がかなり揺れ動く話になりそうで、目が離せないですね。
次の日曜日が放映休止なのがもどかしいですが、その分、しっかり身体を休ませて、万全の態勢で、次回の視聴に臨みたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「デリシャスパーティ♡プリキュア」第34話「おじいちゃんはガンコ! おでんは野球のあとで」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、ゆいは、おでんを作っていました。
ですが、祖母・よねが作っていたものとは、何かが違うと感じています。一体、何が違うのか?
そんな中、よねの友人である「浅井 又三郎」が、ゆいの家を訪れました。
彼は、以前おいしーなタウンでお店を開いていた板前。
今日は、よねのお墓参りついでに、ゆいの家に寄ったそうです。孫の「浅井 宏輔」と一緒に。
しかし、宏輔は、どこか不機嫌な様子。
「こんにちは。宏輔君、はじめまして!」
~ Aパート ~
「はいよ。」
「美味しそう!」
「盛り付けも素敵! では、いただきます!」
「マリちゃん?」
「ゆいも早く食べて! 激盛りに美味しいから!」
「うん!」
「いただきます!」
「お祖母ちゃんの味だ!」
「そりゃそうだ! これは、ワシとよねさんとで作り上げた秘伝の味だからな!」
「え? そうなの?」
「店の看板料理を作りたいと言ったら、協力してくれてな。よねさんとは同じ料理人として、一緒に切磋琢磨したもんだ・・・。」
「はぁ・・・。」
「ん?」
「息子夫婦の店の手伝いで、この街を離れたが、時折恋しくなってな・・・。」
その後、ローズマリーはゆいに、又三郎が作ったおでんの味を教えてもらったらどうかと言いました。ですが、又三郎は厳しい態度。
「この味に辿り着くまでの過程こそが大事! なのに、それを近道で楽しようなど!」
[又三郎さん、板前で苦労した分、お料理には厳しいんです!]
「誰であろうと、この味はそう簡単には教えられん!」
「そっか・・・。自分で頑張ってみる!」
そんな中、宏輔は、ずっと不機嫌。しかも、又三郎が作った料理にまったく手をつけていません。
週末は、又三郎と一緒に色んな所を食べ歩いているようですが、それが面白いとは思っておらず、友達といる方がいいと言って店を出てしまいました。ゆいは後を追います。
少しして・・・、
「そっか・・・。本当は野球したかったんだね!」
「でも、それより美味しいものを食べに行こうって・・・。オレは、友達と野球した方が100倍楽しい!」
「野球好きなんだ!」
「うん! プロ野球選手になりたい!」
「へー、カッコ良い!」
「でも、祖父ちゃんには内緒ね・・・。」
「どうして?」
「板前になれって反対されるに決まってる・・・。お店の跡継ぎにしたいって、父ちゃんと話してるの聞いたんだ・・・。」
「野球したいな・・・。」
それからしばらくして、ゆい達は野球をする事になりました。
「しまっていくわよ!」
「手加減はしない!」
「こっちは任せて!」
「はひゅー・・・。なんか緊張する・・・。」
「頑張るコメ!」
「命に代えてでも守ってみせる!」
いや、命までかけなくっていいっす。初めて登場した時といい、「命に代えて」というのが口癖なんでしょうか。なかなか危なっかしい兄ちゃんです。(笑)
「見ててね、ゆいちゃん!」
「又三郎さん、大丈夫かな?」
「気にするなって。又さんも、母さん達と昔話で盛り上がってたから。」
「そうだね。ありがとう、拓海!」
「お、おう・・・。」
「あ! 宏輔君、準備できた?」
「2人って付き合ってるの?」
「え・・・。」
「何言ってるんだ! んな訳ねーだろ!」
「うん! ないよ!」
「え・・・。」
あっけらかんと否定しちゃっててワロタ。いやー、さすが、食い気に全振りしている主人公は格が違うね! おい、品田。お前、どっかで本腰を入れないと、コールド負けで今作終わっちまうぞ、マジで。(笑)
「へー、そっか! そしたら、ゆいちゃん、トップバッターね!」
「あたし? よーし、任せて! いっくよー!」
「勝負だ、拓海!」
「勝負?」
「どっちがすごいヒットを打てるか、勝った方が、ゆいちゃんと1日デートだ!」
「えー!?」
~ Bパート ~
「はにゃ!」
「こっち来た!」
「これって、らんらんが取っていいの? ここぴーが取るの?」
「あ・・・。」
「二塁打・・・。なかなかやるな・・・。」
[次は拓海君! らんちゃんのいる三塁まで行ければ、拓海君の勝ちです!]
「別にデートなんてどうでもいいけど、絶対に勝つ!」
「こっちに来るコメ!」
「コメコメ! キャッチだ!」
「なぜ打ち返す!?」
「みんなのマネしたコメ!」
いやー、コメコメの天然ボケには癒されますね! さすが、俺の抱き枕は一味も二味も違うぜ!(おい、こら(笑))
「任せろ!」
「いくよ、ゆあん!」
「タッチだ!」
「そうはいくか!」
「なんて脚力だ・・・。」
「毎日鍛えてるからな!」
いや、いくら鍛えているといっても、中学生がそんな簡単に八艘飛びなんかできねーよ! 漫画の世界じゃねーんだぞ! まあ、アニメの世界ですけど。(笑)
[という事で、この勝負、引き分けです!]
「拓海、やるじゃん!」
又三郎も見に来ていましたが、すぐに、見に来ただけと言って、去っていきました。
その頃、ブンドル団では・・・、
「今日の狙いは?」
「レシピッピですか? そうですね、今日は肌寒いし、おでんにしましょう。」
「っていうか、おでんでしか得られない温もりもあるし・・・。」
なんだろう。彼氏を求めてやまない哀愁さが、めちゃくちゃ漂っているんですが。私の感想なんか読んでいる、そこの暇な男性読者は、マジでこの人と付き合って下さい。(笑)
しばらくして、野球は終了。ゆあんとみつきは先に帰りました。
「オレも行くわ! またな、宏輔!」
「うん! 次は絶対に負けないよ!」
少しして・・・、
「あんなに楽しそうな宏輔、初めて見たよ・・・。」
「よねさんも、ジンジャーも、みんな、ワシから離れていってしまうな・・・。」
「又さん。」
「拓海!」
「みんなと一緒じゃなかったのか?」
「又さんのおでん、オレも久々に食べたくて!」
一方、ゆい達は、宏輔の希望でハンバーガーを食べていました。
「それなら、お祖父ちゃんも食べられるんじゃない?」
「祖父ちゃんのおでん、そのままにしてきちゃった・・・。」
「お祖父ちゃんのおでん、本当は好き?」
「うん・・・。」
「いいな・・・。」
「え?」
「あたしもね、お祖母ちゃんのおでんが大好きで、今度作り方を教えてもらおうって思ってたんだ。けど、その前に、お祖母ちゃん亡くなっちゃって・・・。」
「分かるわ・・・。私もお世話になった師匠に感謝の気持ちを伝えたかったけど、今はもう、それは叶わないもの・・・。」
「そうなんだ・・・。」
「だから、宏輔君も、好きって気持ちを伝えてみたらどうかな? お祖父ちゃん、絶対喜ぶよ!」
「でも、きっと怒ってる・・・。」
「大丈夫。素直に気持ちを伝えれば、お祖父ちゃんも分かってくれる・・・。」
「うん! オレ、祖父ちゃんに謝る!」
「はうー! これ食べて、すぐに謝りに行こう!」
「そうだな。善は急げだ!」
「ワシはただ、自分が元気なうちに、食の素晴らしさを教えたいと思っただけなんだが・・・。」
「その食へのこだわり、オレは尊敬してるよ!」
「でも、宏輔のやりたい事も叶えてやってよ! 可愛い孫の頼みなんだから!」
「拓海に諭される日が来るとは・・・。フン、ワシも歳をとるはずだ!」
「うん! やっぱり美味い!」
「ありがとな! 拓海!」
その頃、セクレトルーは、レシピッピを捕まえました。
すぐに、ゆい達はセクレトルーを発見したものの、セクレトルーはゴッソリウバウゾーを生み出します。
ローズマリーはデリシャスフィールドを展開し、ゆい達4人はプリキュアに変身します。
バトルスタート。ゴッソリウバウゾーの攻撃は激しく、なかなか反撃するチャンスがありませんが、プレシャスは、そんな事はお構いなしに突撃。
ですが、ゴッソリウバウゾーの攻撃が直撃。追撃も来ましたが、ブラックペッパーがカバー。
ダメージは回避できたものの、なおもプレシャスは突撃。そこにゴッソリウバウゾーの攻撃が飛んできて、今度は身動きを封じられます。
「宏輔君と又三郎お祖父ちゃん・・・。それと・・・。」
「大事なお祖母ちゃんのおでん!」
「絶対に取り戻す!」
その後のゴッソリウバウゾーの攻撃は、プレシャストライアングルで粉砕。すかさず、2000キロカロリーパンチをゴッソリウバウゾーに叩き込みます。
そして、ライト・マイ・デリシャス。ゴッソリウバウゾーをやっつけ、レシピッピを救出しました。
「お出汁が染みた大根と卵が食べたかった・・・。」
だったら遠慮せず食べればよかったのに。本当に、誰か、この人と一緒におでんを食べてあげて! 私が付き合え? 感想を書くのが忙しい上、ゴーダッツに洗脳されそうなんで、ノーサンキューです。(笑)
それから少しして・・・、
「祖父ちゃん、ごめん! オレ、祖父ちゃんのおでん、好きだよ!」
「ワシこそ悪かった! 今度、キャッチボールやるか!」
「うん!」
「ゆいちゃん。宏輔に付き合ってくれてありがとう。良ければ、一緒におでんを作らんか?」
「え? いいの?」
「ワシが作る姿を見て、しっかり覚えるんだ!」
「うん!」
「祖父ちゃん! オレも手伝う!」
「お、珍しいな!」
「ん? どうした?」
「ううん、何でもない!」
[ありがとう! 又三郎さん!]
今回は、これで終了です。
次回:「ここねとお別れ!? いま、分け合いたい想い」
イースキ島から、あるお仕事の依頼を受けたここねの両親は、島への引っ越しに前向きです。
応援したいここねですが、どこか心ここにあらずで・・・。
なお、次の放映日は11月13日(日)です。次の日曜日である11月6日はお休みですので、ご注意を!
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
今回は、ゆいの祖母・よねの知人とその孫が、ゆいの家にやって来た話でした。
野球のシーンは、笑いどころが多くあった一方、野球が終わってからは、しんみり感じるところがあり、最近冷たく感じる秋風がすごく身にしみる話だったと感じています。
物語途中までは、祖父・又三郎に対して不機嫌だった宏輔ですが、ゆいに話しかけられた途端、表情が変わりました。
「あ。これは、ゆいの事が気になっちゃったな。可愛いヤツめ」と、ニヤニヤしてました(笑)。可愛い年上のお姉さんを見ると動揺しちゃうのは、小学生男子の「あるある」ですよね。
そんでもって、そんなお姉さんにいいとこ見せようと、普段以上に張り切っちゃうのも「あるある」でしょう。さらに、他の男子が仲良く話してるのを見たら嫉妬しちゃって、勝負心を燃やしちゃうのも、小学生男子の「あるある」でしょうね。
いやー、こういうのを見ると、小学生時代に戻って、年上の女の子にいいとこ見せたいと、カッコつけたくなりますね。まあ、どうあがいても不可能なんですが・・・。(泣)
しかも、宏輔は、ゆいの知らぬところで、ゆいとの1日デートをかけて拓海に勝負を持ちかけるとか、結構ガツガツいきますね。純粋無垢な小学生は、ホント、強いよなあ・・・。(笑)
宏輔は今話限りの登場っぽいですけど、拓海にとって、良いライバルができましたね。年下だからと侮らず頑張れ、拓海!
・・・って、そんな気軽な事言ってる場合じゃねーよ。最終話まで残り3か月切ってる状況で、ゆいが拓海に恋心を抱いている様子がまったく見えないとか、結構まずいでしょ。
もし、最終までに拓海がゆいを恋に落とせるかどうか、ブックメーカーの対象になっちゃったら、「落とせない」が2倍、「落とせる」が500倍くらいになるんじゃないでしょうか(笑)。限りなく無理ゲーに近いでしょうね。
まあ、でも、「野球は9回2アウトから」という言葉もあるし、もしかしたら、恋の行方もそうなるかもしれない。だから、「落とせる」に賭けてやるよ! 拓海! だから、お前は本気で頑張れ!
あ、賭けると言っても、1円だけにしておきます。「パーッと100万円くらい賭けろや!」というツッコミは、聞かなかった事にしておきます。(笑)
野球のシーンが終わってからは、結構しんみり感じました。「よねさんも、ジンジャーも、みんな、ワシから離れていってしまうな・・・」と言いながら映し出された寂しげな背中が、やけに印象に残りました。
これですね。
私は高齢者になるのはまだ20年以上も先の事のため、他人事ではあるのですが、高齢者って寂しがり屋なんじゃないかと思いますね。新たな出会いよりも、大事な人達が先立たれるなどの別れを多く経験するでしょうし。
それゆえに、周りとおしゃべりしたいとか、付き合いたいという気持ちはかなり強く、特に、可愛い孫に対しては、その気持ちはさらに強いのでしょう。子供達の倍以上の人生を送っていても、根は子供なのかな、と思いますね。だからこそ、そういった方々をいかに寂しく感じさせないかが、高齢者の割合が増えている今の社会においては結構重要な気がしてきました。
あと、「あたしもね、お祖母ちゃんのおでんが大好きで、今度作り方を教えてもらおうって思ってたんだ。けど、その前に、お祖母ちゃん亡くなっちゃって・・・」という、ゆいのセリフも、私にはかなり刺さりましたね。私は既に、父方も母方も祖父母は皆、帰らぬ人となっており、「好きや感謝の気持ちを伝える事がそんなにできなかったな・・・」という思いが湧いてきました。
特に、母方の祖母には、幼い頃から可愛がられた記憶があります。それが、結婚したとか、子どもができたなどといった報告ができず、3年前の春には先立たれてしまいました。周りの親戚からは、「良い人、見つけなさいよ!」とか言われてたんですけどね・・・。
もし、生きている時に結婚とかしていれば、これが元気に繋がって、もう少し長生きできたのだろうか? ふとそう感じる時もありますね・・・。
・・・って、すいません。なんか湿っぽい話になってしまって。
祖母と孫が一緒にいられる時間って、そう長くはないんですよね。だからこそ、好きや感謝の気持ちは、遠慮せずどんどん言った方が良いんでしょうね。
それに、孫の方は、成長すると反抗期に入りますし、「好き」という事に照れを感じたりするでしょう。そう思うと、尚更早くそういう気持ちを伝えるのが良く、特に、純真無垢な幼い時に沢山言っておくと良いと思いますね。私も、子どもができたら、そういう風に導いてあげたいものです。まあ、その前に、彼女を作るのが先決なのですが・・・。(こんな事書くの何度目だろう(笑))
さて、次回は、ここねメイン回。
タイトルには「ここねとお別れ!?」とありますが、本当にゆい達と別れる事はないでしょう。ですが、ここねの心がかなり揺れ動く話になりそうで、目が離せないですね。
次の日曜日が放映休止なのがもどかしいですが、その分、しっかり身体を休ませて、万全の態勢で、次回の視聴に臨みたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。