2人用 短い掛け合い台本 【女1 男1 】 王族ファンタジー 時間移動 追憶と回想系　#229 記憶の断片……

2人用 声劇台本 【 女性 1人、男性 1人 】

台詞数 ： 50
所要時間 ： 約 5分


【 短い 掛け合い台本 #229　タイトル 】

記憶の断片……

【 配役 】

A ： アリシア　♀　（ セリフ数 26 ）
B ： ルイエル　♂　（ セリフ数 24 ）

***********

【】 ： モノローグ
〔 〕 ： ナレーション
（） ： ト書き

【 役表 】
―――――
記憶の断片……
https://zeotogen.blog.fc2.com/blog-entry-514.html

A ： アリシア ♀ ：
B ： ルイエル ♂ ：
―――――

【 ジャンル 】

王族ファンタジー
時間移動 追憶と回想系

【 注意事項 】

事前に一度も台本
またはセリフに目を通さない
初見での上演と
ぶっつけ本番は禁止です
必ず演じる方全員が
台本チェックをしてください

台本の転載・再配布禁止です
URL で、このページに誘導してください
必ず 利用規約 を読んでから
自己責任でご使用ください

【 作品概要 】

記憶を失くした少女 アリシア
首飾りには王家の紋章 が……
と、いった ファンタジー台本作品 です☆

良かったら、バンバン
　やってみてください （｀･ω･´）ゝ☆♪

【 活用例として 】

短いですので、掛け合い台本 としてだけでなく
ゼヒ、マンガの練習用題材 や サンプルで提出する用 などの
簡単な ボイスドラマ用の原稿 等としても
バンバン、ご活用いただけたら幸いです (｀・ω・´)ゞ☆
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A 「 う、う……ん 」

B 「 眼が覚めたかい？ 」

A 「 ここは……？ 」

B 「 僕の家だよ 」

A 「 ワタシ、どうして…… 」

B 「 キミは近くの川の傍（そば）に
　　　倒れていたんだよ 」

A 「 川の傍（そば）……？ 」

B 「 まだ起きない方がイイ
　　　ショックが残っている
　　　はずだから 」

A 「 そう、ありがと……つつつ 」

B 「 どうしたの？ 」

A 「 記憶が…… 」

B 「 ショックで記憶を……？ 」

A 「 何か重要なコトを…… 」

B 「 その内、思いだすさ
　　　ソレまで休んでいなよ 」

A 「 う、うん…… 」

B 「 この辺は病院が無いんだ
　　　元気になったら
　　　街まで運んでいってあげるよ 」

A 「 ありがとう 」

B 「 い、いやァ……礼なんてイイよ
　　　困ったときはお互い様さ
　　　この辺は人が少ないから
　　　色々みんなで
　　　協力しあって生活しているんだ 」

A 「 そう、ここは何ていう所なの？ 」

B 「 シールズベリーっていう
　　　地図にも載（の）ってない小さな村だよ 」

A 「 あの飾りは……？ 」

B 「 コレ？ コレは 60年前の
　　　この村が作られたときの
　　　記念の品だよ 」

A 「 60年前……？
　　　何か、大事なコトの
　　　ような気が…… 」

B 「 この飾りに
　　　見覚えがあるの？ 」

A 「 うん……
　　　でも、思い出せない…… 」

B 「 コレは当時の王国の紋章を
　　　かたどったモノなんだ
　　　死んだジイちゃんが言っていたよ 」

A 「 王国 !? 」

B 〔 何かを思い出し
　　　胸のペンダントを取り出すアリシア 〕

A 「 見て 」

B 「 ！ 」

A 「 コレ…… 」

B 「 驚いた！ コレは
　　　昔の王家の首飾りだよ
　　　TVで前に観てキレイだなと思って
　　　覚えていたんだよ 」

A 「 じゃ、じゃァ…… 」

B 「 キミはひょっとしたら
　　　王族の血筋を
　　　引いている人なのかも…… 」

A 「 ぇ……？ 」

B 「 どっかで観たようなコトが
　　　あると思っていたんだけど
　　　思いだしたよ、キミの着ている服
　　　確かに昔の王国の人達がよく着ていた
　　　礼服にソックリだよ 」

A 「 むか……しの……？ 」

B 「 うん 」

A 「 今は、何年なの？ 」

B 「 2078年だよ 」

A 「 ぇ !? 」

B 「 どうしたの？？ 」

A 「 そんな、ウソでしょ
　　　今は 2020年…… 」

B 「 何か思い出したの？
　　　でも、今は……2078年だよ 」

A 「 そんな……、ワタシ……つつつ 」

B 「 あ～、もう、無理しちゃダメだよ
　　　とにかく今は休んで
　　　ゆっくり時間をかけて
　　　思い出せばイイよ 」

A 「 う、うん、ありがと…… 」

B 「 チョット待ってて
　　　発電機を見てくるから
　　　この辺、寒いんで
　　　ほっとおくと発電機が
　　　止まっちゃうんだ 」

A 「 う、うん…… 」

（ 外に出て行くルイエル ）

A 【 2078年……
　　　ワタシは確かに 2020年に……
　　　そんな……どうして…… 】

*******************

B 〔 何かを思い出しつつあるアリシア
　　　そして、胸のペンダントに記された
　　　旧王家の紋章

　　　年代の食い違いは何を現しているのか
　　　アリシアはどうして記憶を失ったのか……

　　　深まる謎を残し

　　　物語は続いていく…… 〕


　　　つづく

[ シールズベリー - Sylseberry ]

地図に載（の）っていない極めて小さな村
元は鉱山だったが
今ではその鉱山が閉鎖され人が減り
人口はわずかに20人程になっている

電気も来ておらず、住人は発電機に
頼って生活をしているが
緯度がかなり北に
位置しているため気温が低く
よく寒さで発電機が停止してしまう

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