兆し
そんな中で、成長路線に疑問を持つ人々が増えてきました。…当然の帰着です。有限な地球上で、破局に向かってひた走っている文明の暴走を止めるには、成長路線から脱却するしかない事は明らかです。成長路線とは根本的な公理でも前提でもなく、単なる一つの根拠のない原理です。その狂信的な成長と云う洗脳から解放される事は必須です。
だから、理性で考えれば、無限の成長原理は否定されて然るべきものです。
脱成長を主張する書物もどんどん出版されています。経済成長批判はマスコミではタブー扱いされていても・・・単にマスコミ人が経済成長に洗脳されているだけかもしれませんが・・・ネットでは、その愚かさを論じるサイトも増えてきました。そして脱成長はどんどん賛同も得てきています。
脱成長路線を掲げる団体も沢山現れてきました。政党としても現れています。・・日本でもぽつりぽつりと地方議会の議員に少しずつ増えています。そのうち国会議員にも現れるでしょう。(・・自民党が衰退して、脱成長を掲げる団体が民主党の対抗馬にまでなってくる可能性も大きいとみます。)
このブログにコメントを下さる何人かの人は、経済成長の愚かさを十分に知っていて、脱成長路線を支持しています。
勿論脱成長路線の支持者はまだまだマイノリティです。ほんのわずかでしょう。・・でも、あちこちに現れている感触が出てきました。・・どんどん多くの人が成長路線に反旗を翻すようになってきました。それをやっと最近実感しています。これから暫くは(超)指数関数的に増えていくでしょう。
近い将来(遅れている)マスコミでも、タブー視されていた成長路線の愚かさがしっかり論じられるようになるでしょう。
世の中がサステナビリティ革命に向かって少しずつ動き始めた今日この頃です。これから大きく動いていくでしょう。そしてその為の脱経済成長路線への変更の兆しも見え始めました。
あとはどこまで社会が疲弊してからパラダイムシフトが起こるか・・・人類社会崩壊までに間に合うか・・・の問題でしょう。
兆しは十分に出ているのです。まだまだ可能性が低くとも、人類社会の崩壊の前に、「サステナビリティ革命」が大きくなって成功する期待が持てるようになりました。そして、本物の「サステナビリティ革命」に必要な条件は脱成長路線です。
「脱成長なくしてサステナビリティ革命なし」
これは私の期待的予測ですが、『預言』とも言えるのでしょうか?
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