芝生
私は、基本的に光合成をする緑色植物は好きだし、必要だと思う。木でも雑草でも・・・
カーボンニュートラル〔カーボンオフセット〕とか言って、一年草は、また水と二酸化炭素と無機物に分解されるから、あってもなくても同じだなんてうそぶいている輩が多くなったこの頃だけど、何をおっしゃるウサギさん!!草が水と二酸化炭素まで分解される間には多くの段階があり、小動物、虫や微生物のエネルギー源となる。つまり生態系をしっかり支えるのだ。
カーボンニュートラルだからと言って、焼き払ったり除草剤を撒くことの何と愚かなことだろか!!?
ここんところの地球上の植物と動物の量のバランスから考えても植物は不足に違いない。・・まあ動物が多過ぎると言っても、人間とその食用の食肉用の家畜だけが多過ぎるのだろうけれど・・・それは兎も角、植物はもっと増やさなければバランス的にも大変危険だ!!
だけど芝生だけは大嫌い。芝生だけは駆逐したい。私は、植木屋が刈り込んで全体的に四角く整えたり丸く整える植木は嫌いだが、手入れされた芝生はもっと嫌い。生えっ放しで伸ばしっぱなしの芝生ならまだいいが、何だあの刈り込んだ芝生は!??光合成の能力を何分の一まで弱めるほどに、下の土がかなり見えるくらいに刈り込んでいる。あのエンジンで動く芝刈り機を見ると人間の愚かさが身にしみる!!こんな芝生を素晴らしいと思う人間の感性はいかれちまっている・・。
芝生が嫌いな他の理由は、最も嫌いなスポーツであるゴルフも想起してしまうからだろう。(まあ、ゴルフはスポーツと言えるかどうかも怪しいが・・。)
公園だって、河川敷だって、雑草を生やしておけばいいものを・・・芝生を植えて、お金と手間ひまかけて手入れする愚かさよ!!!
・・などと書いてきたが・・・実は私の家の庭にも芝生が生えている・・・父が植えた芝生である。・・・父は、遊んだり地面に座ったり寝転んだり出来るように芝生を生やしたがった。だから、芝生を植える前は芝生に似ているけどもう少し柔らかくて緑の濃い雑草を生やしていた。・・・私はこっちは嫌いでもなかった。と言うより、幼い頃はこっちを芝生と呼んで親しんでいた。この草の中には青ガエルもイナゴもコオロギも、ミミズも・・様々な生き物が潜んでいた・・・
そして、知り合いが本物の芝生をどこからか持って来てくれて、それを植えたら、父の念願かなって芝生はがんがん生え、増えていった・・・家庭菜園の畑まで領土を伸ばしていった。
いつの間にやら芝生はたんぽぽやスギナよりも勢力を誇った。勿論殺虫剤や除草剤を撒いたりはしなかったし、芝刈りもあまりしなかったので、よその芝生よりはずっと長くて、中の生態系も普通の芝生よりはそこそこあるだろう・・。
父が施設に入ってからは手入れはしていないから、結構伸びっぱなしだ。でも芝生はやはり父の負の遺産だと思う。(・・って父はまだ生きているが・・・)
父のいぬ間に芝生を駆逐してやろうと思う今日この頃・・・・まあ、父が戻って来ても芝生を世話する体力もないし、もう文句を言う気力もないだろう。(その前に戻ってくるかどうか・・・?)
かく言う私も芝生の駆逐はめんどくさい・・
芝生のかわりに現在少数勢力の、たんぽぽやスギナ、クローバーやタンポポなどが生えて勢力を伸ばして欲しいものだ。
芝生をみんな掘り起こして畑にしたいものだ。
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