ただのメモ。

悩みとグチと苦労と不幸と幸せは、気持ちの問題。それぞれに相関はないんだよ。

お坊さまもいろいろだった。

おはよございます、keroyonです。
一冊本を読み終わったので備忘のためのご報告です。今日の本はこちら。

 

尼さんはつらいよ (新潮新書)

尼さんはつらいよ (新潮新書)

 

 

この本は、私が楽しみにしているブログ「慈雲寺新米庵主のおろおろ日記」で紹介されていて知りました。

jiunji.hatenablog.com

勝手に言及失礼します(^-^;。

 

もともと私が「精進」し始めたのは、お坊さまに興味があったからかな。当時の「お坊さま」のイメージは、テレビでみた「瀬戸内寂聴さん」「玄侑宗久さん」。落ち着いた雰囲気でお話も上手で、その秘密が知りたかった。
そのあと、「Aスマナサーラ長老」の本とご縁があり、上座仏教にも触ってみたり。

お坊さまって、いろいろ勉強してるから、オーラがあるのかな、と思ってた。

 

そしたら、こんな事件や、

今日のお坊さんのお話が、上っ面な話ばかりで、だんだん気分が…、

 やっぱり生きることは大変だ。 - keroyonの『精進なんてやーめた』日記

 

こんな出来事

その雰囲気(僧侶とそれ以外の方の仕事の分担)が、お寺さん毎に違っててね。

 毒ガエルひとり旅<その6>総括? - keroyonの『精進なんてやーめた』日記

 

があり、おやおや?と思っていたのですが、この本を読んでスッキリしました。
お坊さまにもいろいろいるってことだ。

 

作者の 勝本華蓮さんはこんな方。

尼僧。1955(昭和30)年大阪府生まれ。デザインの仕事に携わるが、1991年、天台宗青蓮院門跡にて得度。京都大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。専攻はパーリ仏教。東方学院講師。著書に『座標軸としての仏教学』『大乗仏教の実践 シリーズ大乗仏教3』(共著)など。

勝本華蓮 | 著者プロフィール | 新潮社 (181206引用)

 

しがらみでなく、お坊さまになりたくてなった作者らしい、忌憚のない視点での「お坊さん・尼さんのいろいろ」が書かれていて、本当におもしろかったです。
修行の内容から尼さんの置かれた現状、尼さん同士の仁賢関係や尼さんを目指す人へのアドバイスなど、「ちょこっと仏教に興味がある程度」の私にはぴったりの読みものでした。

 

やっぱり修行は大変だし、それを乗り越えた方のオーラは違う。
が、寺格によって住職になる資格がいるとか、男女でお布施額が異なるとか、雑用させられるとか…。このあたりは修行を終えた僧侶の中でもあるのかと、まあ残念な納得というか当然というか。ヒトのサガというか。

 

カエルでよかった!?
keroyon