ウクライナ軍、アウジーウカ西方面で危機的状況に 撤退に失敗すれば総崩れの恐れ

ウクライナ東部ドネツク州アウジーウカ市の西方でウクライナ側の防御線を突破してから6日後、ロシア軍部隊は、前線のウクライナ側地域にナイフを突き刺したような長さ8kmほどの突出部を徐々に広げている。ナイフの先はアウジーウカ市北西のオチェレティネ村に到達している。
この方面に配置されているウクライナ軍部隊にとって、状況は絶望的だ。ロシア側がオチェレティネ方面につくり出した攻勢軸の周辺で、ウクライナ側が複数の村を失うのは避けられそうにない。
だが、本当に危険なのは、ウクライナ軍の「タウリヤ」作戦戦略部隊集団(アウジーウカ市の西方面の部隊を統括する司令部)が「損切り」をする、つまり西へ数km後退し、オチェレティネ村の北から南西に走る新たな防御線を固める以外に手がなくなることだ。
撤退を強いられれば、ウクライナ側は数十~数百平方kmの領土をロシア側に明け渡し、住民数百人が避難するか、ロシア軍による過酷な占領下での生活を送ることを余儀なくされるだろう。
だが、それにとどまらないかもしれない。撤退は、うまく進めなければ、ロシア側に局所的な攻撃を強化し、第2、第3、第4の突破口を開く機会を与えかねない。その結果、この方面のウクライナ軍は連鎖反応的に総崩れになる恐れもある。
撤退は、それが最良の選択肢である場合ですら、きわめて危険だ。規律ある軍隊はだからこそ、後退作戦を、攻撃作戦と同じくらい、あるいはそれ以上に入念に立案する。「どんな指揮官、どんな軍隊にとっても、撤退は最も難しい作戦である」と歴史家のアンドルー・O・G・ヤングは『Armies in Retreat: Chaos, Cohesion and Consequences(仮訳:軍隊が撤退するとき──混沌、結束、結果)』という本に書いている。
ロシア軍が4月第3週の週末、アウジーウカ西方のウクライナ側の防御線をどのように突破したのかについては、ウクライナの政府や軍の首脳部でも、ロシアがウクライナで拡大して2年2カ月あまりたつ戦争のおよそ1000kmに及ぶ戦線の各方面でも、激しい議論を呼んでいる。



「どんな指揮官、どんな軍隊にとっても、撤退は最も難しい作戦である」

三国志のエピローグでもあり、最大の山場五丈原の戦いは戦場で諸葛孔明が死して、蜀軍撤退の転機を著したもの。
死せる孔明、生ける仲達を走らすはあまりにも有名。撤退するにあたって、死の床にあった孔明はその策を遺した。それほどまでに戦いの場から引くことは全軍の総崩れにもつながる困難な策なのだ。
果たして戦意を失ったウクライナ軍が禍の職群と同様にうまく兵士を損なうことなく撤退できるだろうか?
男女の間でも結婚することより、離婚の方が難しいっていうだろwww

ここはゼレが戦場に赴き、兵士を鼓舞しながら次なる戦いに向けて被害を最小限にとどめなければならない!

ガンガレ!www

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