石破に会わず、昭恵夫人に会うトランプの外交メッセージ
来年1月20日に 米国大統領に就任するトランプ氏が、亡き安倍晋三元首相の妻、昭恵さんを招待し、私的な夕食会を開催するという。
安倍昭恵さんがトランプ夫妻と夕食会へ…15日にフロリダ州の自宅で開催 アメリカ・メディア報道(FNN)
安倍晋三元首相の妻・昭恵さんが、アメリカのトランプ次期大統領と夕食を共にするとアメリカメディアが報じました。
CNNテレビの記者は12日、トランプ氏が、昭恵さんとの私的な夕食会をフロリダ州の自宅で15日に開催すると伝えました。
メラニア夫人も同席する予定だとしています。
また、トランプ氏と昭恵さんについては、「安倍元首相が暗殺されて以来、トランプ氏は定期的に電話をかけて様子を伺っている。今回の夕食会は政府ルートではなく、直接会話によって予定されたもの」と説明しています。
各国の首脳がトランプ氏との会談を行い始める中で、昭恵さんとの面会が、日本とトランプ氏との関係を再構築するきっかけになるかも注目を集めそうです。
一部報道では、メラニア夫人が招待したとされているが、FNNはトランプ氏が主導し、メラニア夫人が同席と伝えている。微妙なニュアンスがあるが、誰と会うかということ自体が注目されるトランプ氏が、昭恵さんを私邸“マールアラーゴ”に招待することは世界的なニュースだ。
外交はメッセージであると言われる。石破茂との電話会談を5分で終わらせたトランプ氏だが、日本の外交筋から会談の要請は伝えられているはず。そんな状況下で石破を無視しつつ、昭恵さんを招待することで、石破へのメッセージはより強いものになる。あたかも「日米関係は俺とシンゾウだから上手くいったんだ。わかるだろ?」と言っているかのようである。
トランプと会えないのは、民間人が米政府の外交問題で外国政府と交渉することを禁じた米ローガン法を踏まえたトランプ氏側の判断だとの説明した石破と日本政府だが、トランプ氏が加トルドー、仏マクロン、宇ゼレンスキーと矢継ぎ早に会い、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領までフロリダに招待されたのだから、もうローガン法を真に受ける人はいない。トランプ氏は石破について「Enemy of Abe」と耳打ちされたというが、石破が貫いてきた反アベのつけが、ここにきて表面化してしまったということだろう。
石破首相は10日、オースティン米国防長官の表敬訪問を受けた。オースティン長官は「日米同盟はかつてないほど強固だ」と述べ、自由で開かれたインド太平洋を実現するため、連携を強化していきたいとありったけのリップサービスを披露したが、歓待すべき側の石破は終始仏頂面である。その絵を見て、改めて思った。「この男に外交は無理だ」と。
ただでさえ、他国の首脳と着席のままあいさつを交わす(しかも初対面で、である)という無作法を全世界に披露した石破だが、その次にはキンペーと両手で握手するという愚行を晒した。追い打ちをかけたのが、このオースティン国防長官を前にした仏頂面である。初当選からの38年間、一体何を学んできたのか。外交のプロトコル以前の問題で、交友の基礎すら身に着けていないなら、総裁選前の石破評、すなわち「首相に相応しい」という点ではマイナス評価にならざるを得ない。
いつまで国民に恥をかかせ続けるのか。「お先真っ暗感」は濃くなるばかりだ。
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