自民党よ、LGBT法の誤りを、夫婦別姓制度で繰り返すのか!?
自民党の新藤義孝氏が10日の衆院予算委員会で、埼玉県川口市に集住するトルコの少数民族クルド人による迷惑行為が相次いでいることを取り上げたことが話題だ。「地域では本当に怒りが頂点に達している」と、不法滞在状態の仮放免者などとし、政府の対応を求めた質疑である。川口のクルド人問題が国レベルで議論されることは良いことだ。だが一方、「何故いま?」という疑問もわく。
この問題に関しては、大野埼玉県知事が産経新聞の報道に関し、一般論として見解を述べた発言の一部を切りとり、クルド人に対する見解を示したように誤解を生む内容に書き換えられたとして、産経新聞に抗議している。新藤衆議院議員と大野知事に共通するのは、いままでのプレゼンスの低さだ。産経を弁護する気はないが、クルド人問題に関しては対策はもとより、彼らは発信をしていない。ないから何もしていないと認識されている。予算委での質疑も、産経新聞への抗議も、形を変えた"遅すぎる"発信だが、「発信したなら最後までやり切れ」と求めたい。
LGBT法成立の過程で推進の立場を鮮明にしたことで、新藤議員に対する保守派の信頼は失墜した。言葉は悪いが、彼には前科がある。大野知事も、急進的なジェンダー政策を全国に先駆けて埼玉県で成立させたことで、「やはり旧民主党」という受け止めが広がっている。彼らにはもう期待もしないが、保守派の支持を少しでも取り戻す機会が迫っている。それが選択的夫婦別姓制度に関する議論だ。自民党の松本ひさし氏の投稿には、この件に関して「議論が俎上に上りそう」とある。
いよいよ選択的夫婦別氏の議論が俎上に上りそうです。議論の必要性すら感じませんが、私も論戦に参加しなければなりませんね。LGBT理解増進法を成立させたのは自民党内の保守層がまとまらなかったためでもあります。その失敗を繰り返さぬよう、二期目になった以上、遠慮することなく党内でも動いて参り… https://t.co/vFPk2vwjub
— 松本ひさし/ドクターヘリ(千葉13区) (@hmatsu63) December 9, 2024
石破は9日の代表質問で、夫婦別姓に関して、自民党の氏制度の在り方を検討する作業チームの議論を、頻度を上げて熟度を高めていくように促すと答弁をした。左派政策に前向きな政権を利用しようと、左派政党が前のめりに仕掛けてくる。LGBT法の構図と同じだ。
いみじくもだが、LGBT法の成立過程で、自民党内の保守派は無力であったし、体を張って阻止しようという動きは全く見られなかった。ただ、バイデン政権の言うなりに国策を動かした岸田首相の売国運営を眺めているだけだったのだ。「安倍さんがご存命なら」というため息が四方から漏れ、「中川(昭一)さんだったら体を張って止めてくれていた」という願望も語られた。岸田から石破に続く自民党の系譜は、保守のエッセンスを捨て去った「左翼」政党だ。挽回するつもりなら、自民党内の保守派には暴れるくらいの気概が求められる。
LGBT法推進主犯格の面々
自民党の支持率がこれだけ落ちたのは、保守岩盤層が離反したからに他ならないが、その離反の直接的な原因はLGBT法だ。あの法律で、苦しい時も自民党を支えた層がごっそり抜けたために、「底が抜けた」のだ。そんな分析、一介のブロガーに指摘されなくてもわかっていると思うが、わかっていても左によるのが今の自民党。夫婦別姓議論で保守派の怒りが沸点に達すれば、もう取り返せるものも取り返せなくなる。
さて、自民党よ、どうするのだ?また保守派を裏切るのか?
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