西光寺・保田 城山(220m)
バンビラインを降り、時刻はまだ14時台。
以前から気になっていたこの山へ。
西光寺・保田 城山
福井方面から中部縦貫道を走ると、保田トンネルを抜けた先の右側に、大きく城山(しろやま)と記された看板があり、以前から気になっていた。
戦国時代の山城跡があるらしく、20分ほどで着くようなので寄ってみよう。
発坂(ほっさか)駅から県道31号を進み、中部縦貫道の鹿谷高架橋をくぐって右折すると、保田城跡という小さな案内看板があり、縦貫道側に登っていく。
縦貫道脇の広くなった場所に駐車。
側道が続くが通行できるか不安だったので、ここから歩くことにする(14:13)
縦貫道のガードをくぐって反対側へ。
出口には獣除けのバリケードがあるが、積雪で変形しており開閉するのは大変そう。
さっきの場所に車を置いてきて正解だった。
ゲートを抜けて左に進むと、例の看板が見えてきた(14:20)
数台駐車可能だが、樹木の枝が道にはみ出した箇所もあり、ボディを擦る恐れもあるので、下に停めた方が無難かも。
14:22 保田城山登山口(標高約135m)
すぐ脇の縦貫道を走るドライバーと視線が合う。
別に怪しいモノじゃありませんが(笑)
保田城跡は勝山エコミュージアムにも認定されているようだ。
3年前に鹿谷町まちづくり協議会が設置した看板。
ここから山城跡まで435m。
出だしは少々急こう配でござるが、覚悟を決めて!いざ出発!
一抹の不安を抱きながらもハイク開始。
コース脇にはカタクリが咲いていた。
看板の言葉通り、出だしから急登が登場(汗)
確かに勾配は急だが、プラ階段が設置されているので歩きやすい。
かたじけない(笑)
ようやく急登が終了(14:30)
タムシバ(田虫葉)
モクレン科モクレン属の落葉小高木。
程なく看板が現れる(14:32)
ここまで200m!難所は過ぎ申した!
もうひとがんばりでござるぞ!(山城跡まで残り235m!)
その言葉通り、勾配が緩くなる。
おのおのの方!山城は近こうござるぞ!(山城跡まで残り135m!)
こまめに残り距離が示されているのがありがたい。
堀切跡
ここは東曲輪と中曲輪を隔てる堀切跡。
詳しい説明板も設置されており、まさにエコミュージアム。
畝状竪堀群
戦国期の山城でよく見受けられる防御施設で、竪堀を波トタン板のように畝状に配置してある。
14:39 (保田・西光寺)城山山頂(標高約220m)
タイムは17分。
ここが「保田・西光寺城跡」!全長435mの道のりでござった!
眼下を攻め上るものあらば、いち早く発見!
いざ!出陣!往時の兵の声が聞こえてきそうだ!
西光寺・保田城跡の正確な築城時期や城主などは不明だが、
一乗城山や(波多野)城山などに見受けられる畝状竪堀群があることから戦国期とされ、永正3(1506)年に朝倉氏と一向一揆勢が戦った九頭竜合戦の記録にも登場することから、少なくともこの時点までには築かれていたとされる。
城主は一向宗側の土豪田所氏や嶋田将監という説のほか、朝倉景鏡(朝倉義景のいとこ)という説もあるが、まだ確証はないようだ。
現在は周囲を木々に囲まれ、僅かに九頭竜川方面が見えるだけ。
中曲輪は東西約57m、南北約29mと結構広い。
西曲輪側に行くと、登山道らしき道が続いており、別の看板も。
山頂到着 お疲れさまでした!
南麓の西光寺集落(白山神社)からのルートもあるようだ。
なるほど! (西光寺・保田)城山という長ったらしい山名は、おそらく登山口がある両地区に配慮した結果なのだろう(笑)
コーヒーを淹れてしばし戦国ロマンに浸った後、下山開始(15:01)
15:11 保田城山登山口(標高約135m)
下りは10分。
☆アクセス☆
やっぱり、山っていいね!
(西光寺・保田)城山(220m)
標高差85m
登り 17分、下り 10分 TOTAL 49分
今年1回目
出会った人 なし 出会った動物 なし
2021年:14座目
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