読者投稿：「頭がいい」ってなんだろう　～大脳の機能～

　　　　　　　　　　-―r―-
　 ＿＿_　 ／.: .: .: .: :. :. :. :.｀`ヽ、
　 Ｖi:i:i:i:i:〉′.: .:／.:/:.ヽ:.＼ :. :. :.ヽ ＿＿＿
　 　Ｖi:i:ｉ/.: .: .: .: .: /.: :. :. :. :.ヽ:.ヽ :. '/i:i:i:i:i:ｉ/
　　　 〉i/.: .: :/:/.:.:/.:.:.: : : : :ｉ:.: ｉ.: i : :. '/ｉ:i:ｉ:/
　 　 /i:i′.: .:' :′/.: : : :ｉ.:ｉ:.:ｉ|:.: }.: } :. :. '/:i:/　　　　頭には様々な器官がありますが、一般には
　　 {i:i′.:, .:{.:{: ∧: i: : :|.:|:.:|{:.: }: ﾉ.: .: : }:i:i
　　 Ⅴ.: /}:. |ハ‐-)ﾉ､: :{∧八ノｲ .: .: : ﾉ:i:|　　　　　「大脳の機能がハイパフォーマンスである」
　　　}: /i:i|:. |ｨ笊芋ミⅥ ｨ笊芋ミ.: :.:.:{ヽｉﾉ
　 ﾉ{/i:i:ｉ乂}　叱iリ　　　 叱iリﾉ ﾉ .: {ノ　　　　　　 ということを指す言葉と言えるでしょう。
／i:i:i:i:i:i:ﾉ.: }ヽ　　　　　　　 ／イ.: .: :|i:乂 _
⌒｀ヽ／ .: ﾉ.: :〕is。 ｀＿´　 ＜ﾉ : : : |ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/　　　　 （下垂体や小脳の機能が優れていることを指して
　　　(: .:／/.: 八 「i:i:i:}‐{:i:i:i}／.: .: ﾉ.:八／
　　　 ｀( .: {／,r= {i:i:ノｉ:ｉヽ:〈.: .: ／.:/　　　　　　　　「頭がいい」とは、普通は評しません）
　 　 　ヽﾉ /i}ﾆﾆﾆ/i:i:i:iVﾆ)／ )ノ
　　　　 　 /ﾆ|ﾆﾆl〈i:i:i:i:i:i:〉ﾆ{ﾆﾊ
　　　　　 〈ニi}ﾆﾆlﾆ＼／ﾆﾆ|ﾆﾆ〉
　 　 　 　 V/￣}―{ ◯ }― V/　　　　　　　　　　 では、大脳にはどんな機能があるでしょう？
　　　　　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∧
　　　　　／ﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆニ}ﾆﾆﾆ∧　　　　　　　　　　「頭の良さ」には、どんなものがあるでしょうか？
　　　　　＼ﾆﾆ/}ﾆﾆﾆニ/Vﾆﾆニ〉
　　　 　 　 ｀　 ‐=ﾆﾆﾆ/__.}ﾆ=‐ ′
　　　　　　　　　V//|////
　　　　　　　　　 V/,|///
　　　　　 　 　 　 '/,|//}
　　　　　　　 　 　 Ⅵ'/ｲ
　　　 　 　 　 　 　 ｀}//}
　 　 　 　 　 　 　 　 ￣




　 　 　 　 　 ／´￣￣￣｀＼
　　　　 　 ／:/: :｀ ´￣＼: : :.ヽ、
　　　　　//:.//:ｉ.:. .:.| i: :i: :ヽ ､: : ﾍ　　　　　　　　　なお、PTはOTから「筋肉と会話してる」と
　 　 　 ｉ:.|: :ｉ{ノ|.:. .:.| ﾄ｀ヽ.:.|: :|≦:.|ィ⌒7　　　
　 　 　 |:.|从● ヽ/ｊﾘ ● .从:|､≦|⌒´{　　　　　　揶揄されるような職業です。
　 　 　 |:.l ⊃　､_,､_, 　⊂⊃: |ﾉ.i| |ヽ∨　　　　
　 /⌒ﾍ!.| ﾍ　　 ゝ._）　 　j /⌒i.丿ニ＼　　　　　 脳の知見に過度な期待はしないでください。
　　＼ /　ヾﾄ＞,､ __,　イァ/　 // ∨/⌒ヾ
　 　 /　 /. |: : |≧ｲﾃﾄ/:.{ﾍ__∧　　　　　　　　　　 間違ってたら訂正お願いします。
　　　 ｀ヽ</: : ｲ７介ｊﾄ{ : :〉 彡'

.

　　　　　　　　　　　　. -:=: ﾆ:=-
　　　　　　　　 　 ／:ｨ≠ミ､: ｨ≠ミ＞､
　　　　　　　　 . :.／: : :／´ : ＼: : : :ヽ＼
　 　 　 　 　 /:/ : : ／:/: : : : : : ヽ: : :∧:∨
　 　 　 　 　 .′: : :/: : ′: : : |:': : : ∨:/ﾊ: '.
　　　 　 　 .ｲ:′: /:{ : {: : : : : }: }: : : :V:. :.|: |　　　 まず確認すべきは、前頭前野の機能です。
　　　　　／ﾉ:{ : : {从: :|: : : : : |: |: : :}:.} : : }､}＼
　　　　 《ii:i{V| : : ﾄ､{ヽﾄ､: { : 八ﾊ: 八| : : |ｿi:i:i:》　 ここは外側野/内側野/眼窩野の
　 　 　 　 ヽ/i:!: : :{､ｚzzｘヾ{:ハ/.xzzzｧ: : : !i:i／
　 　 　 　 {:i八:从｀Ｖiﾘ｀ .}′ ´Vリ 八:.从i:{　　　　3つに大別できます。
　 　 　 　 |i:介:＼ヽ｀¨　　 '　 　¨´ムｲ个V
　　　　 　 　 |i|: l :込. 　 ､,.-.､,　　.人: : :.|　　　　　　　
　　　　 　 　 |i|: |: : : 个o ｀¨´ /´}: : : : : :!
　 　 　 　 　 L|: |: : : :.|{l〕iト¨ / /个: : : : :　　　　　外側野は運動面においては連続動作の計画・順序化、
　　　 　 　 　 .!八: { : |｀ヽr_-'./i:i:{: : : : : |
　　　　　　 . 斗: : ヾ:八i:i{/ニ ｀}i:八: : :.八＞､　　　ひいては情報のルール化・カテゴリ化を
　　 　 　 .ﾊﾆ八: : :V=〈i:人j´　八}ﾆ}: /|ニ／}
　　　　　 {ﾆ＼=}ヽ:.{Ｏﾆl{　　./ニOﾉ人{_/ﾆﾆ}　　　機能局在として備えています。
　 　 　 　 'ﾆニ｀|八{ﾆﾆハ__∧ニ／}ﾆﾆﾆﾆﾆ八
　　　　　 ∧ﾆﾆハ{_ヽ./i:{／ニ∨ﾆﾆ/⌒ ＜{　　　　　　
　 　 　 / ∧ﾆl{ニＯ={i:〈ﾆﾆﾆニヽV　　　　 〉
　 　 　 　 / ∧={ニニ人i:iヽﾆﾆﾆニ＼＿＿./　　　主目標から副目標を生成・変換するのもここです。
　　 　 　 　 〉ﾆl|ﾆﾆﾆﾆﾆ丶_＼ﾆﾆﾆニヽ/
　 　 　 　 ∧_八ニOニニﾆニ.＼ニニﾆ〉　　　　　つまり、例えば研究者に求められる能力……
　　　　　 / ∧ニ}ニニニニニニ个ー＜
　　　　　　/ ∧ﾆ}ﾆOニニニニﾆＯニ〈　　　　　　 情報を整理し、課題を抽出し、必要なものを導いたり、
　　 　 　 　 /　Vニニニニニニニﾆﾆﾉ
　　　　　　　　 _}{ {_{ 　　Y⌒Y　¨´ .}_}.V　　　　　　法則性や定理を見出す能力は
　　　　　　　　八ﾆ≧s。」ゝ.ノ　　-=≦人
　 　 　 　 　 /ﾆﾆニ}ＯニニニニOﾆ{ﾆニ.ヽ　 /　　ここの機能が重要であると思われます。
　　　 　 　 /ニニニ|ニニニニニﾆﾆ{ニﾆニ∨
　　　　　 ./ﾆﾆニ＼}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〉´ﾆﾆニ}.､　　　　
　　　　／{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}≧=----=≦ﾆニ}ﾆニ／ニ＼
　 　／ﾆ八ﾆニ＼ﾆl{ニニニニニニニヽ／ﾆﾆﾆﾆﾆヽ
　 《ニニニニﾆﾆ｀/{＼ニニニニﾆﾆ／_}: ＼ﾆﾆﾆﾆﾆ〉
　.∧ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{八ﾆ≧=-ﾆﾆﾆ／ﾆニ!: ／}￣ﾆ／
　./ ∧ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|: : }ﾆﾆﾆﾆﾆ.／ﾆニ／´　 .从／
　 /　 ＼ﾆﾆﾆﾆニ! : |ﾆﾆﾆﾆﾆニ＞ ´ 　 　 .′
　 　 　 　 　 -=ﾆニ{_:_|ﾆニ=- 「　　　　　 　.′
　　　　　　 ∧、￣　　￣　 |　}.､　＿＿ .ノ:′
　 　 　 　 / ∧::≧=---＜::|　|:::::::::::::::::::::::′
　　　 　 　 / ∧:::::::::::::::::::::::|　|::::::::::::::::::::::′
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.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 -=ミ､--､-
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _　-:/´: : : : : : ＼: ＼: ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 /:/: : ′: : : : : : : : :＼: ヽ_ミ:V＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |/: : :{: : {: : : :Y: : : : : :.V:∧＞〉Yi:i:i:i/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |: : : :l|:.从: : : |: :|: |: : : :乂_:V´/}i:i:i/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:|: :{从: : :∨: ﾄ､{‐!-}: : : V:.}/: }i:i:{　　　　 次に眼窩野ですが、ここは情動や
　　　　　　　　　　　　　 　 　 .从: |: :ﾊ斗人.:{ ,ｨzzzx､: :人:|:./八i|
　　　　　　　　　　　　　　 　 .ハ: 八:{.ｨzx　ヽi 　V_ｯ》 /: : :|/ｲ　　　　　　本能行動を司る大脳辺縁系との
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 Ｖ: : :《 vｿ　, 　 ///j/|: : : V人
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　}: }: : ゝ-―――‐‐＜V从:i:i:i:i＼　　　　つながりが強く、認知情報を報酬という
　　　　　　　　　 　 　 _.-＝ﾆ二￣￣/.:::...::::.:::　　　　 　 .:.:￣}:i:i:i:＞
　　　　　　　　　　　 /.::.:.:...　　　x -―　 ﾆ二つ'＿ 　 　..:.:/⌒｀ヽ　　　 観点から整理・階層化しています。
　　　　　　　　　　　 ＼.:.:...::.／　　　　　　　　t-‐-｀⊃.:.:.:::l
　　　　　　　 　 　 　 　ヽ／　　　　　　　　　z､＼ .:.:.:::　.:.,′　　　l
　 　 　 　 　 　 　 　　／　　 　／` ー-､ヾ､＼‐'...:.:..:　.::/　　　　∧　　　非数字的な損得感覚はここで主に
　　　　　　　　　　　./　 　　／　　::.:ﾉ:.:.:.＼)＼）::.:.. 　.:/　　　　/
　　　　　　　　 　　/　　　 /::.:.: :.:.:.　　　　　　　 　 :..∨　　 　 /　　　　　想起されるほか、黒質で行うドーパミン制御や
　　　　　　 　 　 　l　　　 ｲ::.:.:.::. ::.:.:..　　　　 　:.:.　.:./　　　　/
　　　　　　　　 　　`ー ''´{ :.:.:.::.:.:.::.:.:.::..... .　　 .:＼.:/　　　　/{　　　　　　皮質-基底核ループを通じて強化学習……
　　　　　　　　　　　ノ￣｀ヽ、＿＿ 　　　　 ＿＿_/＿ 　　/ j
　　　　　　　　　　　>'ﾞ　　　　　　　￣￣￣　　　 　 　 　 /=〈　　　　　　 いわば神経サーキット組み換えや
　　　　　　　　　　　{　　　　 ＿　　　　　　　　　　　　　 / 　 ∨j
　　　　　　　　　　　,ゝ-‐＜´／ ¨７　―――――-- イ _x.=┘　　　　　スイッチングに影響を及ぼして
　　　　　　　　　　/::.:.:.::.:. ／　.:.::/.:.:　:.:.　　　　.:.＼::.:.:.::.{　 {､_
　　　 　 　 　 　 /::.:.:.::.／　　　:/.:　　　:.:..　　　　.:. ヽ.:.:: ｌ-─‐ﾍ　　　　 いるようです（おぼろげ）。
　　　　　　　　 /::.:.:.::./　　　　　　　　　　:.:..　　　　:.:.:.:.:.::|┬-孑{
　　 　 　 　 　 l::::.:.:.::.:.　　　　　　　　　　　:.:..:.:..　　 :.:.:.:.::|│//NA
　　　　　　　　｀ヽ、::.:..:.:.:.ヽ　　　　　　　　　:.:.:..:.:.:.:.:.:..:.:.:ﾉ////N∧
　　　　　　　　　　　 ＞＝ﾆ＞､　　　　　:.:.:_, -―――'´///=≠/.∧
　　　　　　 　　,_z＜//////777ヽー-≦二ニニニ__/／.//////}} ∧
　　, z≦//77仁////////////／/////¨/¨/¨≧-}￣￣ヽ///〃//
　 ////////{{ﾆ{////////// ,ｲ///////////////≧-　 　＼／/i/
　ゝ､//////.ゝﾆ///////// {////////////////////≧-_}//／
　　　￣￣￣　⌒ー―――´ ＼//////////////////////≧=--―― …‥

.

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　 　 .__ ／⌒ヽイ⌒ヽ ＿
　　　　　　　　　　　　　.／／: : : : : :Ⅵ: : : : ＼:.｀ヽ　　 ＿＿_
　　　　　　　　　　　　./: /.: :/: : : : : : V : : : : : : : : : Y´ﾆﾆﾆニ}
　 　 　 　 　 　 　 　 /. : : : :′: : : : : : }: : : : : : : : : : ト､ﾆﾆﾆﾆi}
　 　 　 　 　 　 　　.′{ : : ｉ: : ｉ: : : ｉ: : : : ｉ: :/: : : : : :ヽ:.ヽ.ﾆニ/
　　　　　　　　　 　 {: : { : : |: : |: : : |: : : : | :′: : : : : : } : }ﾆ／　　 また内側野ですが、ここは外側野・眼窩野・辺縁系など
━┓　　 　 　 　 　 Ｖ {: : ∧: :!: : : !: : : ∧!: : : : ｉ : : ﾉ: ﾉﾆヽ
━┫ ━　　┃　　　 V V芹ミ:{ : : 芹芋ア|: : : : :|/⌒ヽﾆﾆ∧　　 周辺部分のリンケージを主に担っています。
━┛ ━ ┃ ･　　 　 /.: { Vｿ　V/　Vソ　 } :! : : :|　　 ﾉﾆﾆニ〉
　 　 　 ━┛ 　 　 　.′: |⊃　　　 　 ⊂⊃} :! : : :|-イ-＜､⌒´　 ここでは周囲の状況把握やアップデート、あるいは
　 　 　 　 　 　 　　{: : : |＼　ヽ___ノ 　 　 Ⅵ : : :.ﾆﾆﾆﾆﾆ＼
　 　 　 (二￣⌒ヽ ..|: : : |　 ＼　　　　 . イﾆ} : : .' ／⌒ヽ´⌒ヽ　 自己の客観視や他者の視点トレース、直観など
　 　 　 　 {　　 　 ＼ヽ: :|_,＞〈＞ - ＜ニニ|: : /く 　　 / 　 　 }
　 　 　 　 乂＿,､イﾆﾆヽ}ﾆﾆﾆ} 　 }{ 　 Yﾆﾆレ'ﾆﾆ∨ 　乂ｨ 　/　 駆け引きや社会的認知に深く関わる機能があります。
　 　 　 　 　 　 　 ` ー─==彡}{_／}i{＼_}ﾆﾆﾆﾆﾆニi　　 　｀¨´
　　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆﾆOﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニi
　　　　　　　　　　　　　　　　 }ﾆﾆニOﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿ ﾉﾆ}―{ ◯ }―─Vﾆﾆ}　　　　　　　 送りバントさんのような麻雀打ちは、
　　　　　　　 　 　 /::::::{ﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
　　　　 　 　 　 　 {.::::::ﾍ／ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆニ}ﾆﾆﾆ∧　　　　　 眼窩野や内側野が発達していそうですね。
　　　　　　　 　 　 ’;:::::::::＼ﾆﾆﾆﾆ/}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/Vﾆﾆニ〉
　　　　　　　　 　 　 ＼:::::::::｀__‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/__.}ﾆ=‐ ′
　　　　　　　　 　 　 　 ＞/////.)　　　　　 |:::::::::::/
　　　 　 　 　 　 　 　 //////／　　 　 　r┘:::::_/
　　　　　　　 　 　 　 乂//／　　 　 　 　 {/////ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ‘,./////}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼//ノ

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ -─…──- _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_､-''~ ／⌒ : :> : :＿￣ - _
　　　　　　　　　　　　　　　　　_､-''~: : :.／ ／ : : : : : : : ( ノ : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　 ／／/ : : :/ ／ : : ／ : :/ : : : : ヽ ::.'，＼
　　　　　　　　　　　　　　／／ :/ : : :/ : :..:.:.／ : :{:/ : : : : : : :} : : '， ヽ
.　　　　　　　 　 　 　 　 ( ./ : :/ : : : : :..:.:.／ : : : :{' : : : : : : : :} : : : '，: : .
　　　　　　　　　　　　　　/ : :/ : -─-ミ ' : : : : : : : : : : | : : : :} : : : :| : : : .
　　　　　　　 　 　 　 　 / : : :|:/ : :/ ／ : : : : : :/ : : : :./ : :..:.:.} : : : :| : : : |
.　　　　　　 　 　 　 　 〈 : : : : :.:.从 '　 : / : : :./ : ⌒＼ : : : : :} : : : :|┐ :/￣~^''
.　　　　　　　　　　　　　＼ﾊ: :　灯ぅ㍉.' :..:.／ /: : :/ : ＼ : :/ : : :..:.|<.:./::::::::::::::::::>
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ : : 込乂;ﾂ　´￣　´＼.:/ : ／ : :/ : : : : /: :/::::::::::::::::::/　　　　逆に加齢などでこの
　　　　　　　　　　　ｰ=≦ : : /　"""　,　　 　 灯笊㍉　: :./ : : :..:./: :/::::::::::: : ／
　　　　　　　　　　　　　　| :八　　　　　　　　　乂;;ツ　 ／ /: :..:./:／::::::::::: ／　　　　　　前頭前野が衰えてくると、
　　(＼「＼　　　　　　 　 | :.:,沁　　　　　　　　 """ .／: :./ :人:{::::＼:::::::: /
　　 ＼＼. ヽ　　　　　　／ : : :沁　 丶　　　　　　 ^''冖''^ : : : /＼:::|＼_/　　いわゆる老醜……頭が固くて切り替えができない、
　　 　 〉 ⌒＼^＼.乂／ : : :/ :,:i公───=≦／ : : : : : :/ : /::::::::: |
　　 　 |　r ､　＼ .＼　7 : :/／:i:i:i:i:i/　}　　 ／ : : :／: :.:/ : / :::::::::: |　　　　　周りが見えてない、人と合わせられない、
　　　　＼　 ＼ノ　　∨::.://:i:i:i:i:i:i:〈　　 　 / : : : : : : :／.:／ '⌒＼: l
　　　　　 ＼　　　　　}:..:.|/:i:i:/￣￣＼／i/ : :/: : : :_､-''~　　　　　ヽ'　　　　 何をどうしたいのか本人も訳が分かってない、
　　　　　　 rヘ　 　 /⌒:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i/:i / : :/_､-''~:i:i:i:i:i＼
　　　　　 イ＼:i＼_∧　| { /:i:i:i:i:i:i ／乂' : :/_､＜￣￣￣ /,　　　　　　　　　 自制心がなく衝動的に振舞うといった弊害が
　 　 　 /::::'， ゝ─‐ |　| {,:i:i:i:i:i:i／:i:i:i:i_､＜⌒''^~￣￣￣V/,
. 　 　 /:::::::::'，:i:i:i ／|　乂＿＿＿､＜⌒　 ／ 人_／⌒〉:::V/,　　　　　　　　 現れるケースもあります（注：個人差大！）。
. 　 　 |::::::::::::｀¨¨´: /:>＜＞　　 　 　 　 ／ ／ 　 　 ／￣〕V/,
. 　 　 |:::::::::::::::::::_､ ''~　 / ＼ ゝ───' ／　　　　　／￣::: V/,
.　 　 ﾉ::::::::::::::／　　　 /　　 ヽ:::::::::::::: ／ 　 　 _､-''~::/::::::::::| V/,　　　　　　 脳神経は、最も新しく繊細な部分から
.　 　 |::::::::::: /　　　　./　　　　'，:::::::::∧ 　_､ ''~l:::::::::/::::::::::: |　V/,
.　 　 |::::::::::: | 　 　 ／　　　 　 .'，:::::/　ゝ─':i:/|::::::::::::::::::::::::|.＼__|　　　　　　先に壊れていくのが普通です。
.　 　 ＼::::::: | 　 ／　　　　　　　|::::/＼iゝ─‐':i |::::::::::::::::::::::/
.　 　 　 ＼ 人　　　 　 　 　 　 /::/:::::::≧=-=≦＼:::::::::::::::/　　　　　　　　　　生命維持への優先順位が低いので。
. 　 　 　 ／　 ＼＿＿＿＿_／:::::|:::::::::::::::::::::::::::: : ＼ヽ::: ′
　 　 　 /　　　　　　　　　>:::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　 　 　 ＼　　 　 　 　 ／:::::::::::::::::＼ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |

.

　　　　　　　　　　　　　　,　-　''"~~＞ 、- 　,,,_
　　　　　　　　 　 　 , ＜: : : : : -''"'' f- ヽ'' -、: : : : ＞ 、
　　 　 　 　 　 　 ／／: : : : : : : : /: : :i!ヽ: : : : ': : : : -、: : > 、　　　　　 , 、　　 一方で、、いわゆる「学校のお勉強」……
　　 　 　 　 　 , < / : : >': : : :>': i: : : : :ﾊ: : : : : : :-、,: : : "-: :>,　　,　<三.i!
　　　　 　 　 ,<: /: : : /: : : : /:/: : : : : : : i: : : : : : :i!: : : ": :,,: : , ><三三ﾆ.l}　　　言語・数字等に関わる機能は、
　　　　　　 /: :/i! : : i! : : : /:/: :i: : : : : : : i: : : : : :i i!: : : : : : : ': :、三三三i!
　　　　 　 /: /i::{: : :i:{: : : /:i l: :l : : : : : : : :i!: : : : :l: i!-　、: : : : ヽ:三三ﾆl}　　　　頭頂葉（体性感覚）-側頭葉(聴覚)-
.　　　 　 / / {:::l:i: : l:ﾊ: : il:i　l: i!: : : : :,: : : l: : : : : l: : :--、:''- ,: : :三三 /
　　　　　i:/　.i:::::v: :l∧: :l ﾘ~"''-,,,: : : l: :l : l : : : : l: : : __- - ,- ,-,三三/　　　　 後頭葉(視覚)が合流する連合野に
.　 　 　 i/ 　 l:::::::V:i::::)' ,:, ｨｪ、ﾊ: " 、l: l: :j: : : : :ﾊ: : :i: _,,,_ _,,,,,- 三 <
.　 　 　 ,'　　 ﾘ::::::: <i,"　' 　代㍉、: : :乂:j: : : : :i: : >,: V: :,: V: : i三三> 、　　　 多くが宿っています。
　　　 　, ＜三ﾆ ',　　''　 　 う 　／,: : :ヽ/: : : : i-、- ﾄ ∨ﾒ -∨三三三 ＞-,,_
　　, ＜三三三/: i　　　　　 ''"　　　<: : <: : : : iヽl- ''~ ~フl~~ .V三三三ﾆ ／　 これは言語や数字が、音や形質を
. <三三三ﾆ＞: : :ヽ　　　　　　　　 /:/:",-=,,, : i／: : :>'l三.i!　　∨三三／
　 　 ＜ ／: : : : : :/ i　ｆ ヽ　　　　-": : :l: : '/: : l-" ~　 l三ﾆi!　　 ”-”~　　　　　解釈した形而上存在だからです。
　　 　 ∧: : : : : ／:::::ｌ ｀ ´　　　　/: : : /: : i : : l::',　　　l三三i!
　　　/:/ : : : ／: : ::::::''　──- -: : : :/: : :/: : :l::::::｝　　l三三.i!　　　　　　　　　 特に「ことば」は文字に先んじて発生したので、
.　　 {: :l: : : :/ .l: : : :::::::::::::::(　　 i!: ／: : : /: : :i!:::::/' ,　 l三三ﾆi!
.　　 l: : f: : { 　 廴: : : : :::::::ヽ,、ｌ／: : : : :/: : /::::/>", ."-l三三ﾆi!　　　　　　　　上記3中枢の中でも側頭葉に寄っています。
　　 ヽ: : f: : "--:＞-: :/"~-''"/: : : : : : /: :/::/ﾆ-";;;;;;;i!ﾆ>"-,,三ﾆ',
　　　 ＼: : : : : : :>:＞ ニﾆ-"/: : : : : :/: , '::/ニi;;;;;;;;;;;;;;;i!ﾆ ',
.　　　　 ∨--,, -"/　　,,- ''"{: : : : : :/-:::>'ニニi;;;;;;;;;; -"ニ ',　　　　　　　　　　 また学力と関わりの深い暗記力は、
　　　　　　 - 、 /　　　　 ,、/从: : :/ニニニニﾆV "ニニニﾆ.i!
　　　　　　　 ／　　　'-,,,,-": 从',: :{ﾆi~ｌニニニニニニニニニ∧　　　　　　　　 側頭葉深部の海馬が中枢です。
　　　　　　　ｌ　　　　 ／''"~ /＼- ,{ﾆUニ／ニニニニニニニﾆ.∧

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .ｨ≠ミ.ｨ≠ミ.､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／＞: : 「￣: ｀ ＜＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /: /ﾐ､: : : :|: : :／: : ヽ: ∨ /　　　　 ちょっと踏み込んだことを言います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　′′: :＼: :}: /: ／´: ∧:∨
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 { :{＞―‐:v===v――＜}､}、
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 人{i:i:i:i:i:i:i:人i:i:人i:i:i:i:i:i:i八从
　　　　　　　　　　　　　　　　 〃Vﾊi:i:i:i:i:i:i:i:i:Yi:i:i:i:i:i:i:i:i/: :}:ﾊ}　　　　 前頭前野の鍛え方が足りず、側頭葉～
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l{ 人: Vi:i:i:i:i:iｨ个o、:i:i:i:{: :/:{　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　从: :〉-＜i:i:i:i}:i:i:i≧=乂从　　　　　　連合野ばかりに偏った刺激を
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: :／i:i:i:i:i:i:i:i八i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼Y
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /: /／｀ヽ:i:i:i/＿ヽi:〈´{:￣:｀ヾV　　　　未成年の脳が柔らかい時期に与えると、
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {: /: :_:_:ﾉ У三三三ﾊ ヽ: : : : : }
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 》´ニニニニニニニニ=-＜: : :!　　　　いわゆる「勉強のできる馬鹿」が
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ′ニニニニﾆﾆ|ニニニニﾆﾆ｀ヽ
　　_　　 　 　　 　 　 　 　 　 l{,ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|ニニニニニﾆニ}　　　出来上がるリスクがあります。
　　＼｀ヽ　　＿　　　　　　　 l|ﾆl|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ニニニニニニﾆ}
　　　 .＼ ｀く匂｀Y　 　 　 　 .从l{ニﾆニニﾆニ|ニニニニニニﾆ}　　　日本の学校教育は採点評価のできる項目に
　　 　 　 ＼ 　　 У⌒V 　.r〈ﾆ八ニニニニニ!ニニニニﾆﾆ|ﾆ人
　　　　　　　＼ ./ﾆﾆニ∨ }　＼ハﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ニニニニﾆﾆ}ﾆﾆY　　重きを置くあまり、知力の本質から外れた
　　　　　　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆ‘〈　 　｀¨∨ﾆﾆﾆﾆニlニニニニニ八二l|
　　　　　　　　　ヽニニニニ＼　　　}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ′ﾆﾆ}　　教育形態になっていないかというのは、
　　　　 　 　 　 　 .＼ニニニニ￣ﾆﾊﾆﾆﾆﾆニ|ﾆﾆﾆﾆﾆニ′ﾆニ|
　　　　　　　　　　　　＼ﾆﾆﾆﾆﾆニ} 八ﾆﾆﾆニ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆl{ﾆﾆﾆﾆ|　　20世紀から言われ続けているところです。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ﾆﾆﾆﾆ.ﾘ〈ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆ.}
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 个o。_/ ./￣{_{ ￣ }={ ￣/{￣:ヽﾆニ.ノ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 r〈￣ﾆニ￣=!ﾆ￣l{:ﾊ:_:0」-＜
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / /ﾆﾆﾆﾆﾆニ|ﾆﾆﾆ{: :}: : : }∨ /　　　（いや、前頭前野を鍛える教育メソッドも
　　　　　　　　　　　　　　　　　/{/_＼ﾆﾆﾆﾆﾆl|ﾆﾆﾆゝ乂:_:ﾉ=V　/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {/ﾆﾆニ≧=-ﾆﾆﾆﾆ-=≦ニニﾆ∨　　 　評価法も確立していない以上、
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ′ﾆﾆニニニニニニニニニニﾆ.}
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ!　　　 仕方ないことではあるんですが）
　　　　　　　　　　　　　　　　 八ﾆニ{ニニニﾆﾆ{ﾆﾆニニﾆﾆﾆ.八　/
　　　　　　　　　　　　　　 　 .′ﾆニl|ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆ､ﾆﾆﾆニl|ﾆﾆﾆﾆ∨ /
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /ﾆﾆﾆニl|ニニﾆｲニﾆ｀ニﾆニ.ﾄ､ﾆﾆニ∨
　　　　　　　　　　　 　 　 /ﾆﾆﾆニﾉ:|ニニニニニニニﾆﾆ}:::∨ﾆニ.}
　　　　　　 　 　 　 　 　 人-=_「￣　　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ=-　 ￣　丁
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 '.　　　　　　　 |￣ﾊ　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧:､　＿＿　.ノ}　 ∧､　＿＿ .ノ:|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / ∧::::::::::::::::::::::::|　/.∧:::::::::::::::::::::::!
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 / ∧::::::::::::::::::::::|　 /.∧:::::::::::::::::::::|
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　　　　　 . -≠:ﾆ:ﾆ: =-: .　　　　　　 　 　 　 　 　 ///
__　　 .／ :_/: : : /: : } : ヽ: :.＼　　　　 　 　 　 　 ///
i:i:i:ヽ/／´/: : {:/: :}:ﾊ: : : ﾄ､: :Yミ､　　　　 　 　 .///
:i:i:i:i:i〉: _:_′: :|:{.ｨｚ=ﾐ} : ﾘｨ:}: 八 : ＼　　 　 　 ///
i:i:i:i《≪くl}: : : 从Vリ }:/ 〈j 乂}}｀ヽ : :＞=-　 ///　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　閑話休題。
フi:八＼八: : : :个　 　 　 ' }　.　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆY/
i／/人: ー∨: : :乂 　ｰ= '.-=ﾆﾆﾆﾆﾆニﾉﾆニ}′　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それ以外に目を向けますと、
　 {:i:i:{i:≧=-＼: : : : ／´ニニニニニ／ヽニｲ
　 |i:i八:i:i＼　 }≧=/_{ニニニニﾆ.＜_　///　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　例えば頭頂連合野では
　 |i:i:i:∧:i:i:i:〉　V/ﾆ八ニニﾆｨく／⌒丶Y
　八i:i:i:∧i/　 〈/ニﾆﾆ＞-くﾆﾆﾆヽ .///　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__　　　　　　 いわゆる「運動センス」……
　{i:i:i:/{　 　 　 l{ニニニニニニﾆニ＼/　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 . -=:::::::::ヽ
_八i/i人　　　　{ニニニニニニニニニヽ　　　　　　　 /{_＼　　 . -=:::::::::::::::::::::::::'.　　　　身体操作感覚や空間把握、
　　｀ヽi(　　　 人ニニニニニニニニニﾆ∨_　　　　 ./_{ニ=-::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
　　　　　　　　 〈 ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆ=-　 丶 ＜-=ﾆ{ﾆ{／ ｀ヽ:::::::_::_::::::-――:::┴ -､　 対象との相互関係、
　　　　　　　　 ∧　　 -=ﾆﾆﾆﾆ}ﾆ//　　　-=ﾆニO=/´八-― ＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
　　　/　　　　/　 ｀V￣={≧=- }l//　.／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/{ﾆﾆ.∧ 　 　 ｀ヽ:::::/::::::::::::::::::::::::::八 注意と視線制御などが機能します。
　　./′　　　 　 　 .}ﾆニ|　.///.〈{　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.′ﾆﾆﾆ∧　　　　 ∨::/::::::::／::::::/
　 ./-　　　　　　　　|ニ.八///　人 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ0ニニニニﾆ〉 　 　 　 V::::::／:::::::::/　　　特にサッカーなど複数人が
　/=-　　　　　　　　|ﾆﾆニ∨　 　 〈ニニニニニニニニ／{　　　　 　 ﾉ／:::::::::::::/
　'_=-　　　　　　　 人ﾆﾆﾆﾉ　　　 人ニニニニニﾆﾆ／ : : '.　　　　／ニ｀ヽ:::::::/　　　　 途切れなく入り乱れる競技に
_'ﾆ=-　　　　　　　 ./_ -.､　.〉　　　　 ヽﾆﾆﾆﾆﾆニ＜:_ : : : : '._　.イニニニニ》‘_|
.'ニ=-　　　　　　　　/ﾆﾆ} / 　 　 　 　 ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ=-_V ./ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ニl|　　　　 おいては、ここの優劣が
|ﾆニ=-　　　　　　　 〉ニV　　 　 　 　 　 '.＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ} .′ﾆﾆﾆニ/ﾆﾆﾆ|
|ﾆﾆﾆ=-　　　　　 ／ﾆﾆﾆ}　　 　 　 　 　 ∧=＼ニ}＼ﾆﾆﾆﾆ/ ′ﾆﾆﾆﾆ/}ﾆﾆニl|　　　　 パフォーマンスに大きな影響を
|ﾆﾆﾆﾆﾆ=‐‐ｧ 　〈ﾆﾆ=-　　　　　　　　　/ ∧ニﾆ人 : ＼.／　′ﾆﾆニ/ 八ﾆﾆﾆ{
|ﾆﾆﾆﾆﾆニ/　　ノ_/´　　　　　　　　／/　 　 ー―‐ ｀￣　　./ﾆﾆﾆﾆ./ /ニﾆﾆ.八　　　　与えるでしょう。
|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〈 .／ﾆ.〈　　　　 　 　 　 /_/　　　　　　　　　 　 .ｲﾆﾆﾆニ.′′ニニﾆ∧
|ﾆﾆﾆﾆﾆニくﾆﾆﾆﾆ} 　 　 　 　 　 /_/　 　 　 　 　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆﾆニ{ 〈｀ヽニﾆﾆﾆﾆ＼
i!ニニニニﾆ}ﾆﾆ.／{　　　　　　 .-=/　　　　 　 　 　 　 /-=ﾆﾆﾆニ.八　＼_〉__ニﾆﾆニ＼
.|ﾆﾆﾆﾆﾆニ/_／/=乂_ノ_〉　／ニ/　　　　 　 　 　 　 人　｀＼ﾆニニ∧　　　 〉-くﾆﾆﾆﾆﾆY
.i!ﾆﾆﾆﾆニ/_/_./ﾆﾆﾆニ/／二／　　　　　　　　 　 　 　 ＼　 〉-､ニニ.＼　　 ＼ ＼ﾆﾆニ.}
_|ﾆﾆニ＜ニ}Y/ﾆﾆﾆ.／/ﾆﾆ./　　　　　　　　　　　　　　　　｀　∨ ＼ニﾆﾆY　　　 ー　ー
_》ﾆﾆ/ノニ〈　′ﾆニ〉 〈ﾆﾆ/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　＼ﾆﾆ.}
/_／　}ﾆﾆノ {ニニﾆ{　人ﾆl{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー　－
./　 .ノﾆY　.八ﾆﾆニｰﾆﾆニ!
　rくﾆニ{　　　.〉/⌒Yﾆﾆﾆ人
　|ﾆﾆニ/　　　｀　　 }ニニﾆﾆ＞

.

　　　　　　　　　　　　 _,,　 、_,,　--　 、
　　　　　　　　　　, ＜_ -: : : : ＞ 、: :＞ 、 ,
　　　　　　　　 ／: ／: : : : : : : : : : :＼: : :＼:>,
　　　　　　　 <　／: : : j : : : : : : : : : : ＼: : : :i!:,_
.　　　　　　/: : /: : : : :i!: : : : : : : : : : : : : : : : : :i!ﾐ 、ｪ===,
　　 　 　 /: : : : : :i!: : {: : : : :,: : : : : : : : : : : : : : i!,-ヽ三ﾆ
　　　 　 i! : : l: : : i!: : l: : : : : i!: : l: : : : i!: : i!: : : :i!ヽl三ﾆ　　　 あと最近の流行りで言うと、島皮質とかいうのが
　　　　 i!: : : :l: : :ﾊ: : l: : : : : :l: : ﾊ: : : :ﾊ: : i!: : : :l'" l三ﾆ,
.　　　　i!: : : : i!: _,,,,--，: : : : l: :i　,--- ,,_ : l : : : l: : }三ﾆ.}　　 ちょっと注目されてるみたいです(ネット情報聞きかじり)。
.　　　　l: : : : :"~:l　V {',: : : : :∨　　ﾘ', i! i!: l: : : : "~i!⌒ﾆ ，
.　　 　 i!: : : : :i! __,,,,,,,,　乂: : :V 　_,,ｭｮｪ,,,,: l: :V: :', /三ﾆ-”
　　　　 ｝: !: i!: !" 妁笊　ヽ <: '., ´伏i刋 //: :/:＼: ,ﾆ./　　　　
.　　 　 /:｝:∨: ｖ　乂ノ　　 　 "-　 乂-" / /l: : : ,'l ,,"　　　　　前頭前野の内側野が直観なら、こちらは直感……
　　　　" l: l: ∨',"　　　　　､　　　　　　 /"l: {: : :l: ',　　　　　　
　　 　 　 l:l: : : " ,,　 　 　 　 　 　 　 　 / i!: | : : : ∧　　　　　　情動的・感覚的な文脈把握でユーモア・共感・正義感
　　 　 　 v: : : ハ＼　　., t 　 っ　　 , <: :l: : l:',: : : :∧　　　　　
.　　　　　,' : : /: : f: :＞ ﾒ.j　 .//　<ｌﾘ: l: :l: : :v: ',: ﾊ:∧　　　　 などに機能し、人格的魅力とでも言うべきものに
　　　　　i!: : /l: : : f: : :V }.-/ /"／,i=l: ',: l: : :',: : : :',‘, l　　　　
　　　 　 {: :/: l: : : r､: /　V ./／／-~ X-, ',: : :}: : : :l l l　　　　 貢献する働きをしているようです（あやふや理解）。
　　 r"~>; /: /: : : 〉 Y　　　"　＝”~＜.:.:.:l=ヽ: :l: : : Y"l
　 /ニ/:〉〈: : : : /: {　,,,,,　 　　 .r"＜.:.:.:.:.〈ﾆｌﾆ l: :/:/ニi!　　　
　 lﾆ/／: l',: : ノ:｢”⌒　 ~ > ｖ”＞,､:.:.:.:.:.:.}ﾆl/:/://ニニi!
　 lﾆ" ｛ :.し,,_ /l=-＝"ﾆ=、　>:.:.:.i!ﾆ=＜.:}”┐:{ l/ニニi!　　　 皮質・辺縁系の広範な部位を結びつける、
　 ∨ﾆl: : : rニ=ｌ=ﾆﾆﾆﾆ=　　/.:.:.:.:i!ニﾆし~ﾆヽ{ i! ,ニﾆi!
.　 ∨ﾆし: {=＿.lｆニニニニﾆ/.:.:.:.:.:.i!ニニニﾆlﾆ=i!ニニ }　　　理性・本能・身体性のリンクマン。
　　 ∨ニ",ニﾆｌ ｆニニニﾆ./ｌ.:.:.:.:.:.:.:i!ニニ_,,, .ｌニ i!、ニi!>,
　　　∨ニニﾆ.lﾆ.ｆﾆニニﾆi! l.:.:.:.:.:.:.:.:i!ﾆﾆ{;;;;;} lﾆﾆi!''___,,,,,/　　学生時代は存在すら知りませんでしたが、
　　　 ∨ニニ,ｌニ”-’ニニi!ﾆｌ.:.:.:.:.:.:.:.:i!ニニニlﾆﾆi! ////
　　　　∨ﾆ／ニニニニﾆi!ニ＼.:.:.:.:.:./ニニニlﾆﾆi!‐-- "　　　こんな部位もあるんですね。
.　　　　 i!ﾆﾆlニニニニﾆ{ニニ ’、.:/ニニニﾆlﾆ /ニ.〈
.　　　　 i!ﾆﾆi!ニニニﾆﾆ}ニニﾆﾆ"ニニﾆ_,,,ﾆlﾆ/ニニ.}
　　　　　レニニニニニ/;;ニニニニニﾆﾆ{;;;;}ﾆ/ニﾆﾆ〈
　 　 　 　 ＼ニニニﾆ/''"ニニニニニニニﾆﾆ〉ニニ/,ｌ
　　　　　　　 トニﾆ-”ニニニニニニニニニﾆ/ニニ/ﾆl
　　　　　　　rlニﾆlニニニニニニニニニニ／‘,ニニﾆ.i!

.

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 - :―: -
　　　　 　 　 　 　 　 　 : :´: : -=ｧﾐ､: : : : ｀:
　　　　　　　　　 　 ／: : : :/: : /: : : ヽ: : : : : : ヽ　 /
　 　 　 　 　 　 　 /:/ : : :/ : : ′: : : : '.: : : : : : :.∨ /
　　　　　　　　　 /:/: : : : : : : {: : : : : : :}: : : : : : : :.V
　　　　　　　　　l{:.′: : : : : : :|: : : : : : :|: : : : : : : : :'
　　　　　　　 　 ﾊ{: : : : : : : i: |: : : : : : :|: : : | : : }: : :}　　　　　　とりあえずざっと列挙してみましたが、
　　　　 　 　 _ノ{: |: : : {:/: :∧{: : : : : : :|: : : | : : |: : :ﾄ､
　　　　　 rくi:i:i:i:V{: 八{'斗/-ヾ:{ : : : -ﾊ‐ﾄ:ﾊ: : :! : ﾊi:i:＼　　　 参考文献（学生時代のテキスト）が微妙だったり、
　　　　 　 ＼i:i:i:i从: :..ﾞf===ミ..ﾞlﾄ: : :}ｨ 弐孑ｱ :人:.{ﾘi:i:i:i:i:ヽ
　　 　 　 　 人i:/:|∧: :..泛zソ｀ . ∨}'.ﾞゞ=ソ...:/: : :{'i:i:／⌒　　 理解が不正確だったり、もっと注目すべき点を
　　 　 　 　 　 /ｲ|: : }八:::.:.::.　　　,　　.::.:::.:/: : /八´
.　　　　 　 　 / ./|: : |八＼　　　 _　 　 ,..ﾞ/ｲ{: ﾊ:.{　　　　　　　 見落としたりしているかもしれません。
　　 　 　 　 　 /i:i|: : : : :ﾞ＞ .　｀/ } 　 ´..イl|:ﾚ: : :ﾄ､
　　　　　　　 /i:i:i:|: : : : |: :}〕i≧' /--=≦.:|:l|: : : : |i:i＼
　　　　 　 　 ⌒Y:!: : : : l: :_　/ ./ﾞ_ .斗l{ : |:l|: : : : |⌒　　　　　　あなたが大事だと思う「頭の良さ」、あるいは
　 　 　 　 　 　 _|:|: : :.　 / У /--､:i:i:i:l : |八: : : :!
　　　　　/二ニ八{: : :ﾞ∨ /　'　 -- ',ﾞ:i八/: : : : : 八-.､　　　　 脳の機能で思いつくものはありますか？
.　　　　 ′ﾆﾆﾆﾆl|: :{:..ﾞi　　　´　-- } i{ニ{: : : : : {ﾆﾆﾆ}
　　　　 {ﾆﾆﾆﾆﾆ八八 :|　　　　　「ノ..ﾆニ!: : }: : :!ﾆﾆ.八
　　　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヾ..j＿＿_　 ﾉ....ﾆﾆニ!: : !八{ﾆﾆﾆﾆ}
　　　　八ﾆﾆﾆﾆ′..／ニニニﾆ｀ﾞ!ﾆﾆﾆニ}:.八{二}ﾆﾆﾆ′
.　 　 　 ハﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆ○=}八!:i:i:i:i:|ﾆﾆﾆﾆj/ﾆﾆニl|ﾆニl{_

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以上になります。
この分野は専門外で恐縮ですが（本当に専門外、脳はPTよりOTの方が強い）

なお>>5106ですが、これはほぼそのまま自分自身のことです。
ただ、こういう掲示板に来るような層はきっとご同輩の割合も高かろうと思い、
その精神を揺さぶってやろうと思い立ちました。みんなで一緒に傷つこうぜ！（銃乱射）