| ヽ |＿|_,;,.:. -‐'':::|　 　 |/|: : 　　 |/|　 　　山　　　 　 |/|: : 　　 |　‐- ...,,,_|＿|／|
　 　 　 　 |　　|　 |: : : : : : : :|　 　 |/|: : 　　 |/|　　／><＼　　　 |/|: : 　　 |　　　　　|　 |: : |
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　 　 　 　 |　　|　 |: :∧ :∧ :|　 　 |/| ／＼　|_;;l|＿＿＿＿|_;;l|　|/| ／＼.:|　　, 〈〉:..|　 | : :|
　 　 　 　 | ヽ |＿|_,;| ||-| ||::|　 　 |／　　　　|_;;l|＿＿＿＿|_;;l|　|／　 　 ﾞ:|‐ /(_,||ィ:|＿|／|
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￣￣￣￣ ＼ |＿|_,;,:.: -‐'''" ￣￣￣￣ /ｴ７|/'⌒⌒⌒⌒:|:|エ|￣￣￣￣゛'' ‐-: ..;_|＿|／￣￣￣
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 〔三〕ｲ　　´　　´　 :|〔三〕... ... .. .
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　|/|三三三三三|:| 　|:::::::::::::::::::::.::....................
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　〔三〕/　　　　 　 　 ﾞ〔三〕::::::::::: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　/　/, ' , ' , ' , ' , ' , ' , ' , |　 |:
　￣￣￣／￣￣￣￣￣/￣￣￣ /　/' , ' , ' , ' , ' , ' , ' , ' , |　 |:￣￣￣|￣￣￣￣￣￣l￣￣￣
───┬─────┬───f　-f '-, ' , '-, ' -, ' -, ' -, '|－|───┬─────‐:r───

　　　　　　　　　　　　　　,,　-─……─-　、
　　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : :ｨﾍヽ.
　　　　　　　　　　　／:／: ,ィ/´￣￣｀ﾞi:iﾞ`ﾍ: : : :ヽ.
　　　　　　　　　 ／ :./: ／//　u　　 　 i:i　ヾ: : : : :ヽ.
　 　 　 　 　 　 /: :i:./: ﾑ;;// ,〟　　u　,i:i　 ヾ: : : : : :',
　　　　　　　　/: : i/: ﾉ;;j i::i.,,,ゞ､､　　　i i:i　　 i;: : : :: ､:,
　　　　　　　 ,': : :i:i:./;;;;;i l;l;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ､ﾍ.l:l　　　ｿ: : : :', ',
　　　　 　 　 i: : : i:/};;;/　i:i;;;;r'￣￣´ﾞ　､l:l　　彡: : : : |　i
　　　　 　 　 |: : : i l{;〈 ,,i ﾘ 　　u　　 　 ）l:l　 ｲ,ﾘ: : : : l　i　　　　王よ……ご決断を！！
　　　　 　 　 |: : : i i;;;;ヽ｀ ヽ　 ､ 　ｨ´　　 l:l　} ノ: : : : :l
　　　　 　 　 | : : : };;;;;;;;;;=ﾆゝ、 ヽ　　 　 l:l　ン: : : : :,'　　　　　　最早、我らの教義では太刀打ちできぬ事態が、否……
　　　　 　 　 |: : : : i;;;;;;;;>　 　 ゝ 　u　　　i /　l: : : :./
　　　　 　 　 |: : : : i;;;;;;　ﾉ　 u　　　　　__ｿ　/: : : /　　　　　　　　『時代』が来てしまったのです！
　　　　 　 　 |: : : : ゝ‐===-──''´￣´　　/,ｲ: :/
　　　　　　　 |ヽ: : : :ﾄ; : : i}　r'　／／　　 , ｲi: ノ　　　　　　　　　全ては私の指令で進めます！ですので何卒、何卒ッ……！！
　　　　　　　 ヽヽ: : :l ; : : lゝ,'　　 ｿ　　　　rｲ
　　　　　　　　 ヽ; : :l ヾ, -;i 　　 /　　, -‐''´i､
　　　　　　　　　　ゞ -/　i }.　　/_,,-"　　　 ﾘ ＼
　　　　　　　　 ／;;;∧　　ｱ r''"´　　　　 　/;;;;;;;;;;;ヽ.



　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 =ニニニﾆﾆ=
　　　 　 　 　 　 　 　 　 =ニニニニニニ=
　 　 　 　 　 　 　 　 　 =ニニニニニニﾆ=
　　 　 　 　 　 　 　 　 |ニニニニニニニニ}　　　　　……解った。
　　　　　　　 　 　 　 丿ニニニニニニニﾆ|
　　　　　 　 　 　 　 〈ニニニﾆﾆ,ニニニニ{　　　　　『王の勅命』として出す。
　　　　　　　　　　　　ヽニニニ/ニニニニﾍ
　　　　　　　　　　　 　 丶ニﾆ/ニニニニニ|_　　　　この国の未来の為……良きに計らえ。
　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞ ´ニニニニニニニ=
　　　　　　　　 　_‐=ﾆ二二二二二二二二二二二ニ=‐_
　　　　　 　_‐=ニ二二二二二二二二二二二二二二二二=‐_
　　 　 ≦二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二≧
　 　 /二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二∧

　　 　 　 　 {: : : : : : : : : : : : :.|: : : : :/　　　 　 ∨　　 / 　 　 |.: :. .:.|
　　 　 　 　 |: : : : : : : : : : : : :.|: : : :/　　　　　∧∨　〈　　　　∨: : :|
　　 　 　 　 |: : : : : : : : : : : : :.|: :／　　＿ ＞'７/ ∨ /＼_　 　 ∨.:.|
　　 　 　 　 |: : : : : : : : : : : : :.|´ rイ´　┃ ∨∧　 ∨//┰ミ　　}: : |
　　 　 　 　 |.:..:. :.| : : : : : : : : |　ゝ ゝ､＿　ノ　人　 ∨､＿ ノ ﾌ !.:.:.|
　　 　 　 　 |.:..:. :.| : : : : : : : : |　　　　　　　　　 　∨∧　　 ／　|: : |
　　 　 　 　 |.:..:. :.| : : : : : : : : |　　　 　　　 　 　 　 }　 } 　 　 　 |: : |
　　 　 　 　 |..|: : :| : : : : : : : : ﾄ､　　　 　　　　　 　 |　 | 　 　 　 |: : |　　　ははッ……直ちに！！
　　 　 　 　 |人 : | : : : : : : : : |　}　　　u　　　　　　　　　.　　 ／|: : |
　　　　　　　　|: : | : : : : : : : : |　|　　　　　　　　 イ　/}　　／　 .|: : |　　　　……レンゴク殿を呼べ！！
　　　　　　　　|: : | : : : : : : : : |.　　　　 /　　　　　　　　 　 　 　 |: : |
　　　　　　　　|: : |: : |:: : : : : :.|　　　　/　 ／二二二　ヽ　　 　 .|: : |　　　　サムライを全員招集！！
　　　　　　　　|: /ｉ: : |: : : : : 从　　　/ ／´￣￣￣￣｀ヽ　} 　 /.: .:.|
　　　　　　　　|/ .|: /ｉ.: : : :./. 　 　 /（＿　-‐──　　､_〉/　 /.: :. :.|　　　　そして……。
　　　　　 　 　 　 |/ .|.: : :./⌒＼　　　　　　　　 　 　 　 /　ノ: : : : :.}
　 　 　 　 　 　 　 　 |.: :./　　 　 ＼　　　　　　　　 　 　 ／} : : : : /
　 　 　 　 　 　 　 　_|.:.:.{ 　 　 　 　 ＼　　　 　 　 　 ／ /人.:. .:./
　　　　　　　　　　/　}: :.|　　　　　　 　 ＼　　　　 ／八/ 　 }: :./
　　　　 　 　 　 イ　 ＼/　　　　　　　　　 ｀￣￣´}./⌒Y　　|:./



　　　　　　　　　　　　_,,. -.;;;;;;==-:::ﾐ..、
　　　　　　　　　　 ／:／ //　　　　＼::＼
　　　　　　　　 ／:::::/　 //_　,,　　 　 ＼:::＼
　　　　　　　 ./::/::/ ノ　li　 ヽ {　}、　ヽ ＼:::＼
　　　　　　　/:/:::/　_,,.k,li::　ﾉ-<　　>ミ　　ヽ::::::;,
　　　　　　 /:/:::/　/- ﾟ=i / /i l:ヽ::ﾄ-ﾟ、ヽ　 i:::::::;
　　　　　　.:::;:::::j　 :::::::: 人/ l　l:::ﾐz _::::::¨'　　l:::::::l
　　　　 　 l:::l::::/　　　　　{　,,　ｬヽ|　　　　　　l:::::::l
　　　　　 l:::::l:::{　　　　 /　 ゞ::::::::::＼　　　　　l:::::::l　　　『イェニチェリ部隊』もです。
　　　　　 l::::l::::i..ゝ=-　　 r 、 ＿　、　　u　 ｲ j::::::l
　　　　　l::::l:::::l　::,　　　ノ￣ --=- 、　　　::::::::l:::::::l　　　全てアキュラ像前広場に呼び寄せ……王の勅命を伝えるのです。
　　　　　l::l:l:::::li　　　ゝ　　´￣ ヽ　 ＼　　　　 l::::::l
　　　　　l::::::::::{_i　　　　　　　　　　　　　　　　/ｲ::::l
　　　　　l::::::::::::::ﾄ　　　　／::::::::::＼　 　　　 /::::::::::l
　　　 　 l::::::::::::::::lヽ　　/::::::::,;;;;;,::::::＼　　／::::::::::::l
　　　　　l::::::::::::::::l　ゝ=- イ {　　}¨＼::∨　 /:::::::l::l
　　　　　l:l::::l:::ﾄ:::::l　　　　　　　　　　　　　 l:::::::/l:l
　　　　　l:l l::::::l i::::ﾄ _,,. -‐∧　 / =-　、　 l::::::l
　　　　　l:l从:::ﾄヾ／　　 /　 l　i　 ＼ 　＼ l::ノ
　　　　　　　　／　　　 /　　 l ;　　　 ＼　 ＼

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　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 __,,､ｒｆ「　　　　　　　 |　＼　　 |｀:|¨¨|¨¨¨¨|´　　　ﾛ　,|-‐:|淡淡淡淡淡淡淡淡淡淡淡
　　　　　　　　　　　　　　　　__,ｒfＴ「┘ 　 　 ｒ‐ｭ__ｒ‐ｰ┐ |　　 ＼_｜ |　 |　 　 | ﾛ　　_､‐' | 　:|冂冂冂冂冂冂冂冂冂冂冂
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　　　　　　　　__,､ｒｆ「　　 　 　 ,.｡s≦三ﾆ-　¨　 |　口　|'´|_冂＿|__,|　|￣|￣￣|　 .へ ¨＼| 　:|　　　　　　　　　　＿_ｎ
　　　　　　ｒｆ「　　 　 ＿__,､＜三ﾆ-　¨ |　 口　｜　 　 |＿＿＿ 　 |　|　 |　 　 |／　　＼　＼┘_ｒｰＴ「|　　　/￣/:::/|_|
　　　　 ｒf｢　　 ｡s≦三三ﾆ-　'¨　|　┐|　　　　 |　　　_|＿＿ -Ｔ　.|　|　 |　 　 |＼　　　,|~¨¨~ﾞ|　 __　 |　　 /:::::√/___|￣
　　 ,ｒf「 　 　 |¨¨¨¨¨¨~ﾞl _ 　 ,┐ |└　|　　ｉ＾ｉ　|_　- _,､-ﾆ¨　 _|　 |　|　 |　 　 |　 ＼_,j「| |个| |__ | |_ - ¨￣|￣|─|［］|_,ｒＴ「
　ｒｆ´ 　 　 　 .|　［］　［］ l L　└'　|　　 |¨¨¨¨¨ﾞ|¨¨ﾞ|´　　|└ ''´　　＼|＿|＿＿|　 　 |　 | |╋| | |'´　　　　　|＿|＿|ｒＴ「┘
冂┐_　　　　 |　　 　 　 |　　 　　 |　 _└──┴‐┴　''"　　　　　　　　 　 　　 ＼　 |　 | |￣| | |　　　　　　　_ｒＴ｢┘　　　　　　　　　【『アキュラ像広場』】
_ｒ‐√:|　　　　|　［］　[]　|　　　｢］┴¨　　　　　　　　_,､ｒ-ｔ_ｒ‐┐_　　　　　　　　　　＼|＿|_|＿|_|_|　　　 __ｒＴ「｣┘
　　　_|　　　　|　 　 　　 |_　- ¨　　　　　　　　　,､ｒ｢＞-‐─-＜T┐　　　　_,､ｒT匚「Ｔ￢-_,..､┐　_ｒＴ「」┘
¨~¨´:|　　　／￣￣￣＿＿　　　　　　　　　　　|￣Ｌｒ‐ｭ__ｒ‐‐ｭ_,冂　　　｢丁Ｔｰｒ-ｭ二ｒＴ｢　　 |Ｔ「｣┘　　　　　　　　　　　／
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冂Ｔ┐　|＿＿＿__|_ｒ-Ｔ「二|ｎ_ｎ_ｎ_ｎ_ｎ,,n　　　|　　　　　　─_‐_|　　　 |　　,ｎ　ニｰ|-二　　 |　　　　　 　 　 　 ／
　　　冂‐|　　 　 -|二二二-|¨¨¨¨¨¨¨¨㌻|　 　 |　　　　　　　‐_‐,|､ｒ┐_,ｒT冂｜ 二‐|‐二　　 |　　　　　　　　／
. 　 　　 _|　　 　 -|ニj| | |_ｎ_ｎ_ｎ_ｎ_ｎくｎ_ｎ_ｎ_,,|　　　　　 　 ‐_‐_|　‐|┘　 　 .|　二‐|‐二　　 |

　　　 　/　 / ∧　`'弌二ニニﾆ=-､　　　 　 　 　 　 ／ニニニ≦zｾﾁ　　 ,ﾍ　　 ヽ
　　 　 ⌒7　 　::.　　　｀ﾞ＜ニニニ=＼　　　　　　　厶ニニﾆﾆ＞'"　　 　 .:　ヽ　 　`ァ
　　　 　 / 　 ,/∧　　`ト=＝=zzｘ､ ￣ﾍ　　　　　 7⌒　　,xzz===zxｲ　　∧　　　N⌒
.　　　　ムｨ 　 {　:.　　 l 　 γ￣` ㍉ 　 ﾞ､　 　　/　　 ,ｨf'¨￣ ヽ　 ∥　 .:　 V 　}(
　　　 　 _/　,ﾊ{　∧　 ヽ 　{ ( O ) } ﾊ　　 　 　 　 　 /　{ ( O ) }　/　　∧＾} 〉　ﾊ}
　　 /⌒ 　 　 ／　::.　　 ＼ゝ -- '　 ,ﾍ　　　　　 　 /､　ゝ --　'イ　　 .: ﾍﾉ/　 |
　　⌒7 ____／　 　 ∧　　　　￣￣ ¨⌒ 　 　 　 　 ⌒¨ ￣￣ 　 　 　 .: 　V 　 l{∨　　　　　サムライ衆一同、そして……
　 一ﾉ¨　　　　 / /　 :. 　 　 　 　 　 　 　 ,,,,　　　　 　 　 　 　 　 　 / 　　ﾊ　　　＼
　／(　 　 　 　 {　{,＼ﾍ　　　　　　　　　　州|l　　　　　　　　　_＿／　　 /　}l　　 　 ＼　　異国のサムライ、イェニチェリ部隊も揃ったようだな。
　　　{ 　 　 　 　 ﾊ/　,∧　　　　 　 　 　 ､_　　 ,　　　　 　 ／　 　 　 　 ′/　 　 　 　 )
　 ／ｌﾊ　　　 ﾄ､|∨}　　∧　　　　　　　　　 `　´　　 　 　 7／)／|　/ 　　/　　　　　 ﾊ{　　　これより、集会を……。
　 　 　 ＼{＼|////} 　 Уヽ 　 　 　 　 ＿ .......... ＿　　　′　　/| 　 ,ﾊ}/　|　　　 ／
　　 ／　|////////＼ l{　|::::＼　　　　　 ￣二￣　　　　　　／从　/ 丿}| .| 　 ／＼
　／　/ l{,////////,∧{ﾍ ＼:::::へ　　　　　`ｰ ′　　　　,ィ　 ⌒¨¨⌒//,}l　　　　　 }l
　 ,　/ 　Ｎ////////ヽl{ﾆ＼ ＼::::::::＞ 　 　 　 　 　 .:＜　 ,／ ／=////ﾊ　　　|　　 {
　 ／)/／ ＼ﾊ从(¨¨⌒二ニ＼ ＼___::::::::::≧zz≦　 　 __／ ／ニム////,)‐一､! (⌒`
　 　 ノ　　|＼　　　　　＼ニﾆ=-_　　　￣￣¨Τ¨￣￣　 　_-=ﾆﾆニ}Ⅳ／　/ 　 ＼‐- ､



　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞───　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／: : : :／⌒.: :. :.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: :/: : /: : : : : :三ミ:∧
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /: :/: : : : :./￣￣｀＼: :∧
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |.: : : :. :. :./　 　 　 　 ∨:.}
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |.: : :. :. :./　}　{ 　 　 　 }ﾐｉ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |.: :. :. :./　ィ　 ﾄ､＼ 　 .|ﾐ|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／i |.: :. .:./┰:{ 〉 〈 ｉ:┰ｭ　 うﾄ､　　　　　　　　　　……お待ちください、レンゴク殿。
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／i:i:i:i:i|.: :. :.{ ￣´/　ｉヽ￣´　　/i:i:ｉ＼
　　　　　　　　　　　　　　／i:i:ｉ/i:i:i:i|ｉ.: : :.|　　　|　| ﾉ　　 ／ｉi:i:i:i:ｉ:ｉ:∨､　　　　　　　ここは非常に重要な場です。
　　　　　　　　　　　　 ／i:i:i:i:i/i:i:i:i:i|∨ : |　　　'　'　　､　}　.|i:i:i:i:i:i:i:ｉ∨＼
　　　　　　　　|＼＿/i:i:i:i:ｉ:ｉ:/i:i:i:i:i:ｉ:|. ∨ | 　　　　　　　/　 .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨ｉ:ｉ＼＿　　ここは私がお話しましょう。
　　　　　　　　}i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ{i:i:i:i:i:i:ｉ:|　 ∨ﾄ､　ー一イ /　　 |i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:∨i:i:i:i:ｉ:ｉ:＼
　　　　　　　 /＼i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|i:i:i:i:i:i:ｉ:|.＿／ ／r三三 ≧ ､　.|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ∨i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ﾄ､
.　　　　　　 /i:i:i:i:i＼i:i:i:i:i:i:ｉ:|i:i:i:ｉ:ｉ:／　　　 ∨{　-┬-､　　＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:}i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:∨
　　　　　　/i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ＼ｉ:ｉ＞─／　 　 　 　 ∨ト　〉　　 　 　 ＼￣￣＼ｉ:ｉ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:/＼
.　 　 　 ／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:／i:i:i:ｉ厂　　　　 ／´￣＼〉７⌒＞､　　　 ＼＿i:i:ｉヽ /ｉ:ｉ:ｉi:i:ｉ/　 　 ､
　　　／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:／i:i:i:i:i:i:{ ｉ　　＿／ ∧ 　 /i:i:ｉ∧　／ｉ:ｉ＼／／ｉi:i:i:ｉ＼∧i:i:ｉ|i /　／⌒∨
　 ／i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ／i:i:i:i:i:i:i:i:i:| |／}i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ∧ /i:i:i:ｉ:ｉ:／i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ＼　.|i:i:i:i:i:i:ｉ:＼ｉ:ｉ|/　 {　　　∧

　　　　　　　　　　　-=彡'´￣} 〈| {　 　 ＼:::::::::: ∧　　　　　　　　　 　 /:::::::::::::::::::::／　　 .}　　　　＼　＼
　　　　　　　　　　　 /ｲ 　 //ヽ } |　 　 　 ｀丶、:::::＼　　　　　　 　 .／::::::::::_;;＞'"　 　 　 }　{＼＿___＼⌒
　　　　　　　　　　　　//　　{　ｊ .| | 弌冖＝=ｧ=ミx:::::::＼　　　 　 ／::::::＞''z=≦冖''"ア´　|∨　　l }　 ＼
.　　　　　　　　　　　/ｲ　　l } {ﾍ.| | 　 ヽ,　　f　r｡､ヾ＼:::::.　ー　/／´　／f　r｡､ヽ　./　　 .| ‘，､　 }　ト､ ＼
　　　　　　　　　 　 ／イ　.} } l ' |∧　 　 ＼,乂匕シ__,〉｀⌒　　 ´　　 ｲ　 乂匕シ／　　 　 　 V / .}　 ＼｀⌒
　　　　　　　　　　　 ／　./ .| .〉/ .∧　　　　　￣　　　　　　　　　　　　　　￣￣　　 　 　 .′　 　 /{　　　＼
　　　　　 　 　 　 ／ 　 ./ｲ ヽ/　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .′　　∨ .{　＿　　＼　　　　……承知した。
　　　　　　　　　 ⌒ｱ　 　 V/　/　 　　＼　　　　　　　　　　 i|||li　　 　 　 　 　 　 　 　 /　 　 　 ＼　＼　｀⌒｀
　　　　　　　　　　 ﾑｲ　　//　/　　　　 ﾄ､＼　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　}　　 　 　 ヽ　 ＼　　　　　　（ウーゴ殿……
　　　　　　　　　　/ /　　ﾑ{／＼　 {　 ∧ ＼〉　　　　　　　 ヽ　'　　　　　 　 　 　 　 /　 {　 .{ ./＼{＼〉.　　＼
.　　　　　　　　　/ /　 ／ ./ 　 }::＼{＼ ∧‘.　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　／} ./}/::::::: ＼＼　　　 ＼　　　今度ばかりは、サムライとしての判断は許さない、か。）
.　　　　　　　 ／イ .／　 /　 ／:::::::::::::::＼,〉‘，　　　　　 ＿＿＿＿　　　　　　　　/　/}::::}/::::::::::::＜⌒　＼ 　 }⌒
.　 　 　 　 ／　　 ./イ/ /　./:::::::::::::::::::::::: }　} ヽ　　　　'¨¨¨¨こ¨¨¨¨`　　　　　／ﾑイ/:::::::::::::::::::::::::::＼　　 ヽ, }｀`ヽ、
　　　　　　⌒7　　／＞ｧ''"{::::::::/{::::::::::::::::{　}＼ ＼ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　／ /⌒}:::::::::::::::::{ヽ:::}::{　　　}

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　-‐::::.....
　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｨ:´;_ _,ｨ弋ﾐ=へ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 / : ;,ｨ /　　　}}ヽ : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　,': : ;/, /,ヽ、　 }}　ﾞ, ; ;ﾊ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,' : ;/d ii{<_δゝ }}　ミ ; ;i
　　　　　　　　　　　　　　 i : ;i; 〈 'ii ' 　　 ）}} 仞/;,'
　　　　　　　　　　　 　 　 l : ;i; ｧ==ｔ､ヽｲ　 }} 丿; ;　　　　サムライの皆様は知っておいででしょう……先の【ゾウシキの森】、
　　　　　 　 　 　 　 　 　 l : : i へ 　 ｀　 　}ﾉi ; ;ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　l : : 弋＿__..-‐''"ﾘ// /　　　　　そして【キタミの森】において起こった『黒の修道女』によって仕掛け、
　　　　　　　　　　　　　 ∧i : :ﾊ ; i;;;;;'''''　' ﾑ';/
　　　　　　　　　　　　　　　＼i　i/l　 /_ﾆ=イ_　　　　　　　起こされた本とサバトの問題を。
　　　　　　　　　　　　　　 ,.. ‐＜ i　∧ : : : /;;;;＼
　　　　　　　　　　　　 ／ハ　:;i /i i ゝ : : /;;;;;ヘ　＼　　　　コレはわが国において非常に大きな問題です。
　　　　　　　　 _,,.　'"´‐<多ゝ;', >;:/　ヾ/;;;;;/∫ >/　＼
　　　　　　　 < ゝlililili|;i', γァﾍ/;:;i　,ｨﾍ =ヽ、ﾟ/ /　　　`>､
　　　　　　　　iﾍliゞlili|| i ／／ﾊ;:;i／　/;;＼;;＼/　　　／,,;;ﾍ＼
　　 　 　 　 　 i ;;||lilili||　／ ;;;,,／　, /;;;;;;;;;;ﾍ;;;;;;;;;;;,, /,,;;;;;;;" ;,　＼

　　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : :ｨﾍヽ.
　　　　　　　　　　　／:／: ,ィ/´￣￣｀ﾞi:iﾞ`ﾍ: : : :ヽ.
　　　　　　　　　 ／ :./: ／//　　　 　　i:i　ヾ: : : : :ヽ.
　 　 　 　 　 　 /: :i:./: ﾑ // ,〟　　　　,i:i　 ヾ: : : : : :',
　　　　　　　　/: : i/: ﾉ;;j i::i.,,,ゞ､､　　　i i:i　　 i;: : : :: ､:,
　　　　　　　 ,': : :i:i:./ｒ,>i l;l　i'/i' るゝ､ﾍ.l:l　　　ｿ: : : :', ',
　　　　 　 　 i: : : i:/}　/　i:i　r'￣￣´ﾞ　､l:l　　彡: : : : |　i
　　　　 　 　 |: : : i l{ 〈 ,,i ﾘ 　　　　　　 ）l:l　 ｲ,ﾘ: : : : l　i　　　　神によってえらばれた我らが民がサバトによって悪魔に堕す……
　　　　 　 　 |: : : i i zヽ｀ ヽ　 ､ 　ｨ´　　 l:l　} ノ: : : : :l
　　　　 　 　 | : : : } ｨｱ==ﾆゝ、 ヽ　　 　 l:l　ン: : : : :,'　　　　　由々しき事態です。
　　　　 　 　 |: : : : i　ィヽ　 　 ゝ 　 　 　 i /　l: : : :./
　　　　 　 　 |: : : : i i　　ﾉ　 　 　 　 　 __ｿ　/: : : /　　　　　　　　そこで、我ら修道院はある決断を致しました。
　　　　 　 　 |: : : : ゝ‐===-──''´￣´　　/,ｲ: :/
　　　　　　　 |ヽ: : : :ﾄ; : : i}　r'　／／　　 , ｲi: ノ
　　　　　　　 ヽヽ: : :l ; : : lゝ,'　　 ｿ　　　　rｲ
　　　　　　　　 ヽ; : :l ヾ, -;i 　　 /　　, -‐''´i､
　　　　　　　　　　ゞ -/　i }.　　/_,,-"　　　 ﾘ ＼
　　　　　　　　 ／;;;∧　　ｱ r''"´　　　　 　/;;;;;;;;;;;ヽ.



　　　　　　　　　　　　_,,. -.;;;;;;==-:::ﾐ..、
　　　　　　　　　　 ／:／ //　　　　＼::＼
　　　　　　　　 ／:::::/　 //_　,,　　 　 ＼:::＼
　　　　　　　 ./::/::/ ノ　li　 ヽ {　}、　ヽ ＼:::＼
　　　　　　　/:/:::/　_,,.k,li::　ﾉ-<　　>ミ　　ヽ::::::;,
　　　　　　 /:/:::/　/- ﾟ=i / /i l:ヽ::ﾄ-ﾟ、ヽ　 i:::::::;
　　　　　　.:::;:::::j　 :::::::: 人/ l　l:::ﾐz _::::::¨'　　l:::::::l
　　　　 　 l:::l::::/　　　　　{　,,　ｬヽ|　　　　　　l:::::::l　　　　──────サムライ衆の精鋭、
　　　　　 l:::::l:::{　　　　 /　 ゞ::::::::::＼　　　　　l:::::::l
　　　　　 l::::l::::i..ゝ=-　　 r 、 ＿　、　　　　 ｲ j::::::l　　　そしてイェニチェリ一同はナラクの底にある『ケガレビトの里』に向かい、
　　　　　l::::l:::::l　::,　　　ノ￣ --=- 、　　　::::::::l:::::::l
　　　　　l::l:l:::::li　　　ゝ　　´￣ ヽ　 ＼　　　　 l::::::l　　　黒の修道女の捕縛に向かってください。
　　　　　l::::::::::{_i　　　　　　　　　　　　　　　　/ｲ::::l
　　　　　l::::::::::::::ﾄ　　　　／::::::::::＼　 　　　 /::::::::::l　　　コレはアハズヤミカド国王の勅命……いわば、公務なのです。
　　　 　 l::::::::::::::::lヽ　　/::::::::,;;;;;,::::::＼　　／::::::::::::l
　　　　　l::::::::::::::::l　ゝ=- イ {　　}¨＼::∨　 /:::::::l::l
　　　　　l:l::::l:::ﾄ:::::l　　　　　　　　　　　　　 l:::::::/l:l　　　　この任務の状況を幅広い者達に共有するため、Jの酒場にて依頼として出しました。
　　　　　l:l l::::::l i::::ﾄ _,,. -‐∧　 / =-　、　 l::::::l
　　　　　l:l从:::ﾄヾ／　　 /　 l　i　 ＼ 　＼ l::ノ　　　　　　報酬も、相当の額を用意しておりますよ。
　　　　　　　　／　　　 /　　 l ;　　　 ＼　 ＼
　　　　　　　 }　　　　 ///>///＼//// ＼　 ＼
　　_,,. -‐///＼　　　/＼{///////　　／/＼　　＼≧　z

　　　　　　　　　 　 　 　 ／７￣￣＼
　　　　　　 　 　 　 　 ／ ／／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　 /　/／　　／ｘXxX}
　　　 　 　 　 　 　 /　//　　 /xi／￣￣＼
　　　　　　　　　　/　//　　 /xi/　　　　 　 ＼
　　　 　 　 　 ＿/　//　　 /xi/　 ＿_　　　　 |
　　　　　　　 lヽｌ＿,|,|＿＿|xx| ／　O}　　　　|
　　　　　　　 |　| ｜　　　　￣∧＿_/　　　　 |　　　　（ついに決断したか。だが……。）
　　　　　　　 |　|　|　 　 ／￣　 　 :|:　　　 　 |
　　　　　　　 |　|　|＿／／￣〉　＿lヽ　 ／￣￣￣￣＼
.　 　 　 　 　 !ﾍl＿＿／　 ／／　　 :l／　　　　　　　 　 ＼
.　　　　　　　 ､_l＿＿＿／／　 　 ／　　　　　＿＿＿＿__}＿_
　　　　　　　　　＼ r――'　　　／　　　　 _／／　　　　　　　　＼
.　　　 　 　 　 _「 ∧∨ /Ｏ　 ,/　　　　_／／´　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　／lllｌ|:.:..∧∨ /　 /　　　_／／　　　　　　　　　　　　　　　＼
.　　　　　/　 lllｌ|: : :.∧∨　__| 　 ／／　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
.　　　 　 |　　llll|: : : : :}/／　j_／／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
.　　　 　 |　　llll|／￣|＿／ //´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿_
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 |〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣ |　 |￣ |ｘｌ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｌ|x|　　 |　 | 　 |ｘl,∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ||x|　　 |　 | 　 |ｘ|/∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　_||x|　　 |　 | 　 |ｘ| 　 }
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |:＼Ｌ＿_|＿|＿_凵_／|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿∧::.　　 |　|　|　 　 　:冂　　　　　　　　　ナラクの奥に向かうのはサムライの教義に反する事！
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／∠／|_{＿　　|　| ｜　　＿}__|_／￣|
　　　　　　　　　　　　　 　 ／／ll/::::::::} ＼＼ |　|　|　／／ ／　　　{＿＿　　　　お頭！！これは修道院の横暴ではありませんか！？
　　　　　 　 　 　 　 　 　 / ./l l ｌ|::::::::∧　 ＼￣￣￣／ ／ 　 　 ／／／￣＼
　　　　　　　　　　　　　 /　:| l ｌ ｌ|:::::: /∧　O ￣|￣´r／ 　 　 ／／／　　　　 ＼　　　教義を破る事に賛成なのですか！？
　　　　　　　　　　 　 　 | 　:| l ｌ ｌ|: : /: :.:∧　O　|　,／ 　 　 ／／／　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　 　 　 | 　:| l ｌ ｌ|: /: : :.|:::::＼　｜/ 　 　 ／／／　　　　　　　 　 　∧
　　　　　　　　　　 　 　 |　, ∨llｌｌ|/: : : ::|::::::: ::＼ﾚ　　 .／／／　　　　　　　　　　　　∧　　　　　　　　（こういう考えの者も、居る……！！）
　　　　　　　 　 　 　 　 ∨　 ∨lll＼.: : :.＼＿_／|　 ／／／　　　　　　　　　　　　　 　|
　　　　　　　　　　　　 　 ∨　 ∨lllll| 　 　 /　 　 |／／／　　　　　　　　　　　　　 　 　|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨ ,　＼_|＼,／|＼　　|／／　　　　　　　　　　　　　　　__／
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨　　　lヽﾉ　 |　 ＼::|／　　　　　　　　　　　　　 ＿／　＼

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ､＿　＿,　_
　　　　　　　　 　 　 　 　 __ ＞⌒ 　Ｙ 　⌒　ﾍ _,
　　 　 　 　 　 　 　 　 _＞ 7　 　 Ｖ ⌒ヽ ＿,　ﾏ,≧
　　　　　　　　　　 　 ＼//, 　､ｰ 7　 　 　 ノ 　 ∨/ア
　　　　　　　　　　　　≧/7　　,>/ /l　,Ｎ≦ﾍ　　 ∨'
　　　　　　　　　　　　　⌒　　 ノ_//7////}⌒　 乂|
　　　　　　　　　　　　　　l{　　 　 ^乂/乂＾　　 　 }l
　　　　　　　　　　　　 　 l{　　l　　i: .:ｽ:. :i:　　 ､　 }l　　　　　……皆の者、静粛に。
　　　　　　 　 　 　 　 　 j{ 　 l{　. : : : : : :ﾍ.　　} 　}l
　　　　　 　 　 　 　 ､ __ン　 八ﾉ　. : : : :丿从/ 　 ` 一ﾉ
　　　 　 　 　 　 　 　 >　　　　　/　　　　　　　　　　＜
　　　　　　　　 　 　 /／}　　　　　　　　 　 　 　 　 l 　 ア
　　　　　　 　 　 ＞'"　丿ﾊ／l /从　　　　 ∧/{ヘﾉ`'＜
　　 　 　 　 ＞'"　　　 ⌒ ′ }//∧///乂///,ﾊ: ′　　`'＜
.　　　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 厶イ: :У//,ﾉソ乂 : .　　　　　　＼
　　　　 /　　　　　　　　　　　　 . : : : :Ⅵ乂: : : .　 　 　 　 　 　 ∨
.　　　 /　　 　: .　　　　　　　　　　　. : : : : : .　　　　　　　. :　　　∨
　 　 ∥　　 　: : .　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 . : : : : 　 　 ∨
　 　∥　　 　 : : : .　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 . : : : : :　　 　 ∨



　　　　　　 　 　 .乂_／ニニニニニ＞ /: : ヽ`ト}　 i　Ｔ..イ
　　　　　　　　　　／ニニニニ＞ ´ 　/:,ｨf==-x.!　 | 　!
　　　　　　　　 ／ニニニ イf=ミ､ i　/:" ｨ::i:Y ｿ　　, 　|
　　　　　 　 　 ー― .i i´ 　|: V::i:} i/,ｨ〈＿//__〉　 /`:.＜
　 　 　 　 　 　 　 　 ,|ィ　　|〈___//_〉j : : : : : /　 /: : :ア ＞　　　　……私達としては全く問題ないなぁ！
　　　　　　　　　　　ゝ-|　　|ﾍ : : : : : : : : : : /　./¨¨/¨´
　　　　　　　　　　　　| |　　| i ゝ: : :--= ｦ /　/　　/　　　　　　　ようやく狩り飽きたナラクの浅い層から、奥に行ける。
　　　　　　　 　 　 　 j八　 |.ﾊ从≧===≦'　/iﾊ从!
　　　　　　 　 　 　 　 　_＼{ __ ..ィ　　ハ j／}＼_　　　　　　　　　元々私達に教義なんてモノは無いし、通用しないがー……
　　　 　 　 　 　 　 　 ./ﾆ}ｰ-〈//ﾊ ノ: : :',_ノ}//〉≧=-､
　　　　　 　 　 　 ＿.ノﾆﾆiニﾆ＞/ﾊ　元　.//＜ニﾆﾆハ　　　　　それでもソチラの顔をたてて順守してやっていただけのモノ。
　　　　　　 　 　 }ニ≧ミﾆ|ニく////∨: :∨////>ﾆﾆ/ﾆ}
　　　　　　　　 ノニニ＼V!ニﾆ`＜/∧: :///,イニﾆi/ニﾑ
　　　　　　 .イニニﾆニﾆVニニニz≧У/イニ!ニﾆVﾆｲﾆL_　　　　その依頼に則り、ナラクの下に向かわせてもらう！
　　　 _,..イニニニﾆ＞ ´ {ニニﾆ〃ニニニﾆニ!ニニ}ニニ}　 ヽ
　　　iニニニﾆ＞"　　　 .',ﾆニﾆ{{ 0ニニニ0ﾆ|ニニ从ニ/　　 ﾄ､
　　　',ニニ-=｛.　　　　 　 'ﾆニﾆ||ニニニニニ|ニﾆﾊ.ニ/　　 /ニ.',
　　　 ',ニニニﾆ､　　 　 　 }ニニ||ニニニニニ|ﾆﾆ'　{｀/　　 /ニニ',

　　　　　　　＼////{{//////////////////////＞ ´ .|　 　 |　 　 |
　　　　　 　 　 ヽ///}}/////////////＞≦イ/"´: : ＼ |　　　|　 　 |
　　　　　　　　　　ﾄ≧=--　￣￣　--==≦／/: :ｨf≦弐 ア　　 |　　　|　　　　（そして、東京に拠点を構えられさえすればココは用済みよ。
　 　 　 　 　 　 　 iニニニニニニﾆニﾆ／ ／: " 　 込ソｲ　 　 |｀: .＜|
　　　　　　　　　　 iニニニニニニニ／}／ j: -=〈＿_//_〉!　 　 に: :_ｿ!　　　　任務を達成してやる道理もない。
　　　 　 　 　 　 　 i!ニニニニﾆ＞ィ : : : : :`: : : : : : : : :.:/|　 　 |¨¨　./
　　　　　　　　　 　 ヽニニ＞　´　 .ﾄ .: : : : :_,　-ｧ: : : : ｲ: | 　　 !从ﾊ{　　　　　退屈な時間の長いこと長いコト……それもようやく終わるな。
　　　 　 　 　 　 　 　 ｀¨¨　　|　　　|　＞ : :｀¨ ´ : :＜: : : |　 　/ニニ≧､
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',　i 　!　　__≧==≦}: : : : : :|　 .ｲニニニニﾊ　　　あの船の破壊と、アスラ王様の像を運び出す準備をしなければ。）
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ　 |／ニニ=ｰノﾉ:_:,. ィ´.j／,}ニニニニニ}
　　　　　　／⌒ヽ￣￣ ）　　　　.＼!ニ}ﾆﾆ／ﾊ__ハ__..ィ//／ﾆ{ニニニニ{



　　　　　　　　　　　　.　-―― - ､
　　　　　　　　　 ≦　　　　　　　　ヘ
　　　＞≦　　　 　 　 　 /　　　／ヽ `＜
　　　￣ ／ ＞　　.／　/　　／｀ ＜ L三≧､
　　　 ／.ォ ォ　∠ 　 /　／ ､　　　 ヽ≦三!.l
　　　 ´ / ´/ 　{≧ヽ/　.代 tx＼　　　Ⅵ//!.!
　　　　 　 /／ ﾔ ７ ／　　` －　 ｚ≦7///l l
　　　　　 " /　 ｀ォ"　　　　　　　 k////Ⅳl l
　　　　　　/ォ／!/　、　　　＿_　´　/!Ⅳ .Ⅶ　　　　（だが、ウーゴも上手い避け方をした。
　　　　　　´ " /ｋ　　ヽ　　　　 ` ／ Ⅳ　 .ﾔ
　　＿＿＿__./　　｀ .＜＞　 _ ／　　|/　　 ﾔ　　　　サムライ衆の『精鋭』と言った。具体的にサムライの誰かを指していない。
ﾔ　ﾔﾔ　　　 ＞ .　　　　｀　７≧
_ﾔ__ﾔﾔ　　　　ｒミ≧　.　　 /　 }　　　　　　　　　　　　コレは……サムライ側はこの任務に同意した者だけが請け負う物。
　　　　　　　 .l l　 ｀≦≧ー一ヘ
　　　　　　　.ｌ ｌ　○ﾐ　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　基本は、教義に記されていない俺達『外部の者』向けに提示したか。
　　　　　 　 l l　　　　　　　　 ○　　ﾔﾍ、
　　　　　　 l l　　　　　　　　　　　　　LL!ｋ　　　　　　　教義を破らせる人間は賛成する者の最低限……。
　　　　　　l l　○ミ　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　 　 　 .l l　　　　　　　　　○　　　　　　　l}　　　　　消極的ながら、それでもこの国を取り巻く問題の解決には動き出したか。）
　　　　　.l l　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ!
　　　　　l l　　　　　　　　　　　　　　　　　/ |
　　　　 .l l　○ミ　　　　　　　　　　　　　/　.|
　　　　 l l　　　 　 　 　 　 ○　　　　　./　　|

　　　　　　　　　　　　　　　＿　　　　　　　＿＿__
　　　　　　　　／⌒　　,....'---｀＜⌒＼／:::::::::::::::::＞､
　　　　　　　　||　　,　´ /　　　　　 　 ＜::::::::::＿__／:::::}
　　　　　　　　{{ ／ 　^'　　　　　-､　 　 ヽ::::＿＿,:::::::/
　　　　　　　　乂　　　　　　　⌒＼＼ 　 ∧::::::::::::::::::::}
　　　 　 　 　 /^ 　 　 　 　 　 ､ 　 ＼＼　,ﾊ:::::::::::::::::ﾉ-､
　　　　　　　/ / |　 八　　{ ＼ l| ＼ヽ}ヽ＼ }:::￣￣::::::::::〉
　　　　　 　 | ﾊ ||　 | {＼　＼ 斗､-|ﾘ 　 ＼＼::::::::::::::::::/ ､
　　　　　 　 | l |l|{--|-|､ 从　} ィﾁ斧ﾐ　 　 V⌒:::::::::::::::＼ ＼　　　（サムライの教義に反する事……。
　　　　　　　＼|八イ斧ﾐ　 }/　　vzり∨　　 ∨:/:::::::::::::/｢ ⌒＼
　　　　　　　　　| ＼} vり　　　　 　 　 } ∨　 ∨:::::::::／　　　　　　　私は……如何しましょう……。）
　　　　　　　　　| | ∧　　 '　　　　 u ,:| ∧　　|＼／､　　|
　　　　　　　　　| | : 个　　 ´｀　　 ／ j/| 从　j 　 } ∧　 |
　　　　　　　　　|∧　{　　 ｀　r　 ´ ￣ }＞ ´}/ ヽ j/　}　/
　　　　　　　　　|　 ＼}--r‐ ´}　 / ,ノ /　 　 　 　 '.　/ｲ
　　　　 　 　 　 　 ,:'　l　/ ／| ´￣　／　　　　　 　 V
　　　　　　　　　 _{__,.:／イ:::::|　　／ 　 :.　　 　 ＿＿'.＿＿
　　　　　　　　 ｢／　　 ,..:|／j_／　　　　〉、　 /　　　　　　　￣}
　　　　　　　 /^⌒ヽ､/,イ二二ミ､　 ::..:'　 ＼/　　　　　　　　 /_
　 　 　 　 　 {｢::｢ヽ∨/ /::/　　＼＼ 八　　/　 ,　------r‐介::ヽ
　　　　　 　 八::|　} | { ｛:::{　　　　 >く ､　　∨ /　　　　　〈_/:∧ｰ



:::::::::::::::／::::::::::::／:::::::::::::::::::/}:::::/　　　　　 　　|::::::::|:::::::::ﾄ､::::::::::::::::::::＼＼
::::; ...:'".::::::::::::ノ::::::::::,.ｲ::::::::/ j::::/　　 　 　 　 　 |:::::::lヽ::::::| ヽ:::::::::::::|＼::.＼:::.
- r::''':::::::::::::／.::::／7::::::::/__ l::/　　　　　　　 　 |::::::;　 ::::::|　 ヽ:::::::::{　 ヽ:::. ＼
ﾊ ＼::::::::／:::::／　/::::／ ｀ ７7ﾐｈ ..,,＿　　　　　|:::::|　　j::::|-‐ }､::|::::|　　 }ト､
,∧　_L彡'''"　　 /:／__　　//　　｀: :ー=ミzｧ /　}:::/彡'"|::|　/{ }:ハ::|　　 |
　ハ　|:{　　　 ／'ﾞ　　＼¨7' ‐t yｯ--ﾐ､: : :ノ´　 |::/ r ｧ'"7|/ヾ::.、　l:|
　{ :|　l:|　　　　　　　　　 ｀ﾐトｭ- r::::彡: : ヾ｀ 　 j/--‐彡 |/　 ＼:.、ﾘ
､ ヽ:}　}|　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /: : :　 　 ∥　　　 ｀　　　　　…………。
:ﾊ　j　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |: :/　　 ∥
､∧_ ノ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　V :/　 ∧
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: :ｰ､V: :∧　　　　　　　　　　　　　　　　　-,........ノ ／:::::::.. : : :ト､
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　　　　 　 _ -=ﾆﾆl-_-_ ＞=ミ,-|: : : : :|〈廴 ﾟノ:::/ 　|:: 乂ﾟ _丿::∨:/-∧ ∨-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_
　　　＿/ﾆ＞--_-_-_彳_(__)-}-|: : : : :|　　　　/:::|　|ヽ　　　　/|/-_-_∧ ∨-_-_-_-_-_-_-_-_-_|-_-_-　　　　以上で、緊急集会を解散といたします。
／_-_-_|／-_-_-_-_-_-_-_-_/-ⅱ: : : :|:＼　 /::::::|　|　|　 　,.ｲ-|-_-_-_∧ ∨_-_-_-_-_-_-_-_-_|-_-_-
／￣|ニ|-_-_-_- ----=≦_-_-八: : :.:|:::::} 　 ＼/　 ､/　　 {::| ｜-_-_-_∧ ∨-_-_-_-_-_-_-_-;-_-_-_　　　　詳細はJの酒場で。
-_-_-|ニ|_-／ニﾆﾆ/,-/ /_-_-_-_＼:.:|::　　　　　､....,　　 　 / 丿|_-_-_-_∧ ∨-_-_-_-_-_-_-/-_-_-
_-_-__|ニ|/'/ニニニ// /-_-_-_-_/, )人､ ｀ー-=====‐ｧ'ﾉ/　 　 l-_-_-_-_∧ ∨_-_-_-_-_-_/-_-_-_-　　　　……勇気ある者達の、健闘と神のご加護を祈ります。
-_／_ ￣_-_'/ニニニ|　|-_-_-_-_-/,:　 　＼ ＼_＿__ ノ　/　　　 |_-_-_-_-_/,　|_-_-_-_-_-_/-_-_-_-_
-'/-_-_-_-_-'/ ニニ:|　|-_-_-_-_-_/,:　 　 ∧　ー-一　/-､　 　 _-_-_-_-_-_|　|-_-_-_-_-/-_-_-_-_-
-_'/-_-_-_-_-_'/:二=|　|_-_-_-_-_-_/, 　 ／ヽ＼＿__／／ ＼　/-_-_-_-_-_-|　l-_-_-_-_/_-_-_-_-_-_
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.: .: |
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二二二二二二二二二二｣ｌ.: .: .: .: lxく⌒|_-_∧_-_√∨-_√∨_-_√　∨-_√＾∨-_√ ∨-√ ∨-_∧─√|⌒|: .: .: .: l二
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二二二二二二二二二二二二二　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　＼二二二二
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　　　　　　　／ __彡'´::::::::::::: ｀`'守-ｰ- |:::: |:::::::＼＼
　　　 　 　 〔_彡'´:/::| ::::::::::::::::::::::: ＼-ｰ|::::::|＼ ::::::::::::
　　　　　　 //::::::::|::::|::::::|::::::|:::::::::::::::::＼]::::: | ｰ＼:::::::::::
.　　　　　 /: |:::::ｉ:::|::::|::::::|::::::|::|:::::::::::::::::: |::::: |- ｰ-ﾟＹ|::::::
　　　　　/::::ｉ|:::::|:::|::::|::::::|::::::|::|:::|::::::::::＼|:::::::|寸‐- |:|:::::::l
.　 　 　 ;:::::::||:::::|:::|::::|::::::|::::::|::|:::|:::＼:::::::| :::: |::::寸. |:|::::::::l
　　　　 |::|::::||::::ｨ'｢￣| ::::|::::::::ﾉ::｣;;;;___＼:|:::::: |::::: [ﾏ|:|:::::::::l
　　　　 |::|::::|::::::|Λ;;_|::::::::::::::ｯｆ㍍ｆ方＾Ｙ::::::::::|::|:::|:: |:l:::|::::::l
　　　　 |::|::::|:::ｯ㍍芯::::::|八:::|　 ヒソ　ﾉ:/:::::: |:「⌒::|:::::|:::::::l　　　　……ようやくやりましたね、ウーゴ。
　　　　 |::|::::|:人 ビソ＼ﾄ- ＼ 　　 ＼:/:::::::::::|:ド　|:|:::::|::::::::l
　　　　 |Λ::|:::人 ￣　丶　　 　 　 　 /:::::::::::::|:｢　ﾉ:|:::::|:::::::::l　　　　あの外よりのケガレビト共を、この地から追い出す事を。
　　　 　|　 !＼｢| ＼　　　　 　 　 　 /:::／::::::::l:|イ::::|:::::|::::::::::l
.　 　 　 　 l::::::八　　　 く ,,,ッ　　　/／ ::::::::::::l:|:| ::::::::: |::::ｌ::::::l　　　遅くは感じますが……それでも、彼らのような強欲な者達、
　　　　　　|::::::|:::|＼　　　　　　　 /　　 /::::::::::ｌ「| ::::::::: |::::ｌ:::::::ｌ
　　　　 　 |::::::|:::|::::l:＼　　　　　　　　 /::::::::::::l:|:|:::::::ｌ::::|::::ｌ::::::::ｌ　　　報酬に釣られ、あるいはその下への渇望故、この国から自ら出ていくことでしょう。
　 　 　 　 |::::::|:::|::::l:::::个---‐个　　 /::::::::::::::|:|:|:::::::ｌ::::|::::ｌ::::::::|
.　　　　　 |::::::|:::|::::|:::::::|::/: ／::|::::::冫::::::::::::::::|:リ:::::::ｌ::::|::::ｌ::::::::|

.　　 i:::::,' ,-ﾆ二ﾆ- '::::::::::::::::....三二}:::::i::::::,
　　 {::::,':ﾆﾆ／:::::i::::::l::::::::::::::::i::::::...ﾆl::::::l::::::,
　　 l::::{::l／,.イ!i´l:::::l:::::::::::::::::l｀::ヽ!､l::::::}::::::i
　　 l::::i! {:::i::::::l⊥l:::::l:::::i::::::::/l:::::/ll;:l::::::l:::l:::}
　　 l::::i/:::,',イ{示心';::l:::i!::l/て示心l:::::,'::::l:::i
　 　l::::i!::lヾ::l辷;;::ｿ　 ヽl ' ヽ辷;ｿ,/::;::/ :::!:::l
　　,ｲ:::l:::l::::::l　 　 　 　 ,　　　　 /／/:::::;'::: !
　　l,l:::{::::l::::::ﾍ､　 　 　 　 　 　 ' .::::i!:::::/::::::l　　　　　あとはあの身勝手な者達の事。
　/' l::i!::::l::::::::::::....　　｀　 ´ 　 ,.:::::::::i!::/::::::::i!
　　 l:::i!:l:::l:::::::::;:::::::i 　 ._.　＜l:::::::::::ﾚ::::,'::::,'　　　　　　『東京』に赴いては、任務と我らの恩情を袖にし、
　　 l:::',::::::l;;;;;'l,l ll　l　　　　　 l　 ＼l::::;;':::/l
　　 l:::::/:::l　 i!, ／ !　　　　　! ＼/:://::/:::l-､　　　　　去って行くことでしょう。
. 　 ,l:::::l ';::,　ヽ-----､　　, ---::／/:/:::l::l三=､
　 /‘，::l ヾ､　ヽ　　　 ｀ ´　 ／'　/:/l::::l:::l三三}　　　当然、任務もロクにはこなしません。
　i　　ヾ::l　ヽ､　ヽ｀ー---／' 　 /'´ /::/:/三三=
　l 　　 lヾヽ ヽへ二ﾆ ／　　　/ 　 //=/三三三　　　スラオシャにもその責を問えます。
　l　　 /　ヽ　　 ,　￣　　　　 /　 ,ｲ三三三三三
　l　　,'　　　　＼ ＼　　　　 　 ／三三三三三ﾆ,　　　あとは、勇気あるサムライの者達だけで解決すればよいだけのこと。
　i!　 {　　　　　 ＼´ ｀iー--,'´ /三三三三三三ﾆ,
　 i! 　i　　　　　　 ＼　i　 /　/三三三三三三三ﾆ



　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::/::::::::／/::::::/　.|:::|::::::::::|:::::: |::::＼＼::::::/ ∧:::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::/::::::::/ ./:::::::/ 　 !: |::::::::::}:::::: |::::::::::＼／　　∧:::::::::::::::::::::.
　　　　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::/::::::-/-/::::-/―　|:::|::::::::/|:::::::|::::::::::::/　　　　 ∧::::::::::::::::: |
.　　　　　　 　 　 　 /:::::/::::::::::/:::::::::/ ./::::::/ 　 　 !:::!:::::/ .}::::::/::::::::八　　　　　 ∧:::::::::::::斗
.　　　　 　 　 　 　 /::::/::::::::::::′:::::/＝‐ミ､　　　　|:::|::/　 |::::/､ }::::′:＼　 ／＼ ∧／　　　 ヽ
　　　　　　　　　　/:::/::::::::::::: |:::::::/ /／h Yゝ　 　:|:::|/　　|::/　＼:::::::::::::|＼＼　 ヽ}}　　　　　 {
　　　　　　　　　 /:::/|::::::::|::::::|::: /＝‐ｚ_:;lﾉ　 　 　:|::/　=ミ:/､　 |::＼:::::: |　　　＼_ノ::..　　　 ／
　　　　　　　　　 :::/ .|::::::::|::::::|::/　 　　￣　　　 　 ﾚ　　　/ 7 ＼:::::::::::::: |　　　　／　　＼ /
　　　　　　　　　ｆ:/　.|::::::::|::::::|;′　　　　　　　　　 　 　 　 // ヾ ＼:::::::: !　　 ／} |　　　 /
　　　　　　　　　|′　!:::::: |::::::|　　　　　　　′　　　　　 ＼乂ノﾉ Yゞ{::/::ゝ　 / /. ﾄ，　ノ　　　　……だけど全員が全員、そうじゃないみたいね。
.　　　　 　 　 　 !　　,|::::::::|::::::|　　　　　　　　　　　　　　 　⌒ヽ ∥::::/:::::::::::/ /::| .|　~:::::|
　　　　　　　　　　 /::|::::::::|::::::ﾄ　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:::′:::::::/ /::: | 　 |::::: |　　　　どうにも。
　　 　 　 　 　 　 / 斗::´: !:::: |　＼　　　　― 、　　　　　　　　　/:::::::::::::/⌒Y:::: | 　 |::::::{
　　　　　　　　　/´　 ∨:: |:::: |　　 ＼　　　　　ヽ 　 　 　 　 　 /:::::::::::::/　 　|::::::| 　 |::::::|
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.　 　 　 　 　 .:.:.:.|:.:.|／⌒ :.|:.:.:.|:.:|:.:|:.:|:.: |:.|:.|:.:.:|:
　　　　　　　 |:.:.:.|:.:.| ｘｆ禿Y|:.:.:.|:.:|:.禿ﾄｘ:|:.|:.|:.:.:|:
　　　　　　　 |:.:.:.|:.:.{(　(炒人:从:.|ｖ似　)}:.|:.|:.:.:|:|　　　　と、言いますと？
　　　　　　　 |:.:.:.|:.八　　　　　　 　 　 / :.ﾉ:.|:.:.:|:|
　　　　　　　 |:.:.: /|.:.:＼　 　 　 　 　 /:イ:.|:.|:.:.:|:|　　　　マンセマット？
　　　　　　　 |:.:.:.|:.|:.:.:込、　 ´　｀ 　 人:|:.:|:.|:.:.:|:|
　　　　　　　 |:.:.:.|:.|:.:.:|:.:.:.＞　 　 ＜:.:.:.:.|:.:|:.|:.:.:|:|
　　　　　　　 |:.:.:.|:.|:.:.:|:.|:.:.:.}　　 　 {:.:.:.:.:|:.:|:.|:.:.:|:|
　　　　　　　 |:.:.:.|:.|:.:.:|⌒ノ　　　　 乂ﾉ八:|/:.:. リ、
　　　　　　　 |:.:.:.|:.|:.:.:|､__　　　　 　 /:.:{　/ :.:./:i:i;心､
.　 　 　 　 　 /|:.:|:.|:.:.:|＼.,_______,／ {:.:.:∨:.:.:/i:i;ぶ:ｉ:ｉ心､
　　　　　　　 | |:人 :.: |＼＼　／　　乂/:.:.:./:i;ぶ:i:i:i:i;ｨｉ{心
　　　　　 　 ｜'　　＼|　 　　　　 ／　 {:.:.:/i;ぶ:ｉ;:ィi(:ｉ:ｉ:ｉ:ﾉi:i
　　　　　　　 | {　 ＼__　 　 　 ／　　　{:.人:i:ィi(:i:i:i:ｉ:ｉ:ィ(i:i:i:



　　　 |::::::::::::::::::::::| ////さヽ　 V　　ﾚ　!＿ V｀ﾞi::|-ヽ::::::::::::::::::::
　 　　l::::::::::::::::::::::|弋==' ｿ　　　　　　　　,rr｀-.､V 　 l:::::::::::::::::::
　　 　.l:::::::::::::::::::::| ￣｀¨ﾞ 　　　　　　　　 ////,C!ヽ .l:::::::::::::::::::
　　　　l::::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　 　　.! oゞ´/　　,}:::::::::::::::::::
　　　　l::::::::::::::::::::|　　　　　　　 '　　　　　 ｀ﾞﾞ ' 　　/ |::::::::::::::::::　　　　極々一部だけど、サムライ側に着いているケガレビトもいる。
　　　　l:::::::::::::::::::::!､　　　　 ＿ 　　　　　　　　　　ﾑ |:::::::::::::::::/
　　　 /:::::::::::::::::::::::::＼　　　　　｀　　　　　　　　 /‐ '::::::::::::::::/　　　　彼らはガイア教団から離れるように行動していたわ。
　　　/::::::::::::::::::::::::::,...| ｀ヽ､　　　　＿　__　 , イ:::::::::::::::::::::::::/
　　 /:::::::::::::::::::::::::::|ﾞﾞヾ== ､_￣二___|,.＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　　まぁそういう者達もいるかもしれない、というのは可能性として考えていた。
　　/:::::::::::::::::::::::::::::|　　　　 l.l.l￣￣ ´　|:::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　_/:::::::::::::::::::::::::::::::| 　　　　|.|.|　　　　,ノヽ､::::::::::::::::::::::::::/　　　　　　問題はその他よ。

　　　　　　　　　 　 /:::::::|:::::|::::::::|:::::|:::::ﾄ:::::＼:::::::::::::::＼　/| ﾄ:::::::::::::::::|
　　　　　　　　､＿/::::::::::|:::::|::::::::|:::::|:::::| ,＼´:＼＼{ヽ:::::´: | ﾄ ＼::::::::::|
　 　　　　 　 　 ７:::::::::::: |:::::|::::::::|从{::: | 　 _,ィ斥斧ｧ |::::::: ! !::＼＼:::::}
＼　　　　　　　/／/::::::::|:::::|:::/ﾚ　　　　　´~ {h_ｊﾝ　 .|::::::::| |:{　::＼＼|
＼＼.　　 　 　 　 /イ::::::|:::::|/　,zz､　　　　　 ~´　 　 |::::::::| |:|/:::::::::＼＼　　　　想定外に……『ガイア教団から改修して我が国の民になろうとしている者』が、
　 ＼＼　　　　　　　|::::::::::∧,イ.{h_j〉　　　　　　　　　|::::::::| |::::::::::::::::::::＼＼
..､ 　 ＼＼　　　　 　ヽ::: /::∧　｀~　′　　　　　　 　 |::::::::| |:::::::::::::::::::::|　）ﾉ　　　数名いるわ？
　＼　　＼＼　　　　　〉/:::::::∧　　　　 　 _　　 ァ 　 :|::::::::| |:::::::::::::::::::::::/´
　　 ＼　　＼＼　　 　 ′::::::::∧　　 　 ¨ー 　 '　 　 :|::::::::| |::::::::::::::::::::/{　　　　　アスラ王の信仰も、案外底が知れるわね。
　　　　＼　　＼＼　　 /:::::::::::::::::＞..　　　　　　　 ／}::::::: | |:::::::::::::::::〈/:i
　　　　 　＼　　＼＼./::::::::::::::::::::::::|::::::::＞...､　.／　 |:::::::::| |::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　＼　　　/::::::::::::::}:::::::::::|:::::::|＿_:::）　　　/:::::::: | |＿:::::::::::::::::::::＼
　　　　 ｊ: 　　　＼ /:::::::::::::::::}::::::::::::!:::::::ﾏ:i:i:ﾄ､　　 /::::::::::ｊLﾉ:i:i:/:::::::::::::::::::::: ＼
　 　 　 ｊ:　 　 　 ./:::::::::::::::::::ｊ{::::::::::/――ﾏ:i:i:i}　 /:::::::::::/:i:i:i:i:/斗＜:::::　　＿:::＼
＼　 　 ｊ:　　　　/::::::::::::::::/^ｊ:::::::::/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V/:::::::::::/:i:i:i:i:i:i:i:≧=-'￣　　 　 ＼＼



　　　　　　　　　　　　　 ＞=====＜
　　　　　　　　　　 ＞''´/ゞ''"´￣≧s。'＜
　　　　　　　　　 /:.:.:.:./´　　＿　　　　 }is､､
　　　　　　　　 ./:./:.:.:ﾑゞ''´:.:.:.:.:.≧s。　　.ヾ,
　　　　　　　　/:i:.i:.:.:iｲ/:.:.:i:.:.:.:i:.:.:.:.:.i:.:.:ヽ,　 }i
　　　　　　　　i:.:i:.i:.:.:i/:.:.:.ﾉ:.:.:.:i:.:.:.:.:.i:.:.:i:.:.∨/i
　　　　　　　 ﾉ:.ﾉﾉi:.:.i:.／ﾉi､:.:.:i:.:.:.:.ﾉ:.:.:i:.:.:.:iｲ:.,
　　　　　　　/i//´i:.:.i匁笂ﾘ､:.i}:.:.:,ｨｲ从:.:.:.i:.:.:.'
　　　　　　 /i//:.(.i:.:.i￣｀｀　ヾ}イ匁弐:.:.:.ﾉ:.i:.:.',　　　あら……そうなのですか？
　　　　　　/i:.i/:./:|:.:.|　　　　 '　　　ノ:.:／//:.:.:.,
　　　　　 /:.i:.:i://:|:.:.|　　　　　　　''"´ｲ:.///:.i:.:',　　　　　「私は信仰を試す者、そういうのには敏感なのよ。」
　　　　　 i:.:.:i:.:i/:i |:.:.|＼　(:.:.)　 .,。ｲ/:./.:i/:.:ﾉ:.:.'
　　　　　 ∨:.i:.:i:.i:.|:.:.|:::: }is。s≦::::::/:./:.//:./:.:.i:.'
　　 .＞ﾆﾆ∨∨从:.:.:i　　　　 {:::::::/i:.:i:.//:./:.:.:i|:.:i　　　　しかしソレは……何故でしょうね？マンセマット。
　 ,ｲﾆﾆﾆ二∨∨ﾘ:.:.:i.',､,,_　　.}is。┤i//:./:.:.:./i:.:i
. /ﾆﾆ.ﾆﾆﾆﾆ∨∨}.从 .ヽ,_　.丿　ﾉ i:.iﾏ从:.:.:/ .i:.,　　　　理由は解りますか？
. {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.从ﾉﾉ　　＼ ｀() .／　从　 ﾉ:.:/ﾆﾉ:.'
　ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞i/､　　　　i○i　　　 _ノ.i:.//ﾆ//
　 ﾏﾆﾆﾆ二/ﾆ .iﾆﾆ≧s。,,i　.i　＞ﾆﾆﾆ､.ｲﾆ.i/ }

　　　　 .l::::::::::::::::::::ｲ::::::/::/::::::/::::::::::/:i:::::::/:i::::::::::｀ヽ}::::l
　 　 　 .l:::::::::::::::::::i:::::::/:/::::::ノj:::::::;ｲ:/l::::/:/l::::::::::::::::.}:::::l
　 　 　 .l::::::::::::::::;ｲ::::/://／ ./:;／／ .l:/:/ .l::;:::;::::::::::}::::::l
　　　　.,'::::::::::::::/:;i::/:/ｲ亦卞ﾐ　 ´　 ./ ´ ./;;;;/i:::::::::}:::::::l
.　　　 .'::::::::::::::/:/i:::::l　ﾄ-,ｼ′　　　　　,rﾆﾆｼ./:::::::;'::::::::l　　　　　　単純よ。
.　 　 .'::::::::::::::::;ｲ､{:::::ｌ 　 　 　 　 　 　 ﾑ:::ソ ,ｿ::::::/::::::::::'
　　 /::::::::::::::::/:/>l:::::l　　　 　 　 ,　　 .｀¨´,r':::／/::::／　　　　　『ココに居すぎた』。
　 ./::::::::::::::::/:// .l:::::ﾄ、 　 　_　　　　　　/::イ/./:／
　/::::::::::::::::/:/｀＼l:i:::l　＼　　 ￣　_　, イ::::::/i〃ﾞ
./::::::::::::::::/:/　　　ヽ::l‐-=,^ー-≦:;;//＾l:::::/,ﾘ´
'::::::::::::::::/:/ー=､　　ヽ　　ii iiー--<_.´　l:::ﾊﾘ
::::::::::::::/:ｼｰ-　 ｀ヽ、 ｀　 ll llﾞ＼　　ヽ,　Vi
:::::::::::/:/　　　￣｀ヽ＼,　 ヾヾ,　＼　 .l



　　　　　　　　　,::::::/::::::::/:::::::;ィ::::::/|:::::::::::〉､|
　 　 　 　 　 　./:::/::::::／::::／ナ:メ ,!::::ﾊ:/ |:ﾊ
　　　　　　 　 /／:::／::::::;行ﾃﾒ　　/:;/ ,:ト､|::::l
　　　　　　　〃:::／:::::;ｨ' 弋　ｿ　／'" 伝=y;ｲ::!
　　　　　／:::::／:::::;.く　 　　　　　　､　'-v　/::::|
　　　 ／:::::／:::::／::::::ゝ 　 　 r‐　 、　　　ム::::|　　　　　　　　　　　　　　　外のガイア教団は、崩壊前と違い地上の『最大派閥』！
　　／:::::／:::::／::::::::::::::::〉　、　 ｰ　′　ノ:::::::::! ）　　　　　　　　＜
　/::::::／:::::／::::::::::::::::「rﾚｨ二≧- ≦:::::::::::;ｨr'⌒y´￣￣ ＜´　　　　　　　　カルト教団の枠を超えている、と言って良いわ？
. ::::::; ':::::／::::::::::::::::::://'x三三三三{x' ﾌ´ 　　／ 　 　／　 ノ
　;:::/::::/::::::::::{￣￣r‐､￣￣￣ヽ三ｦ'/　　　　　　　　　∠　 ＿　　　　　　　だけどソレが弊害になった……。
　l:/::::/::::／//三ｦ 介, 〉三≧x仁/ /　　　　／　　　. : : :＿_,　 -一
. /:::::/:::/:.://三７ / |　|三三三ヲ /　　　／　　　, ‐一´　　　　　　　　　　『強い集団だから味方する“だけ”の者』が続出したのよ。
/:::::/／!:〈〈三ヲ /:.:.|　|三三≧'／　　／_ , イ ￣
r　'￣　|: ::ヽ‐/ /〈: :|　|―‐':.／　 　 ｨ~:::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　そんな程度の信仰の者が、外とは比べ物にならないくらい平和で、
　 ＿___|:.:.:.:.:/ /: :ﾊ |　|:.:.:／　　　／::::::::::::::::|
　　　 _,.＼:./ /,イ.　'|　|／　　　 /:::::::::::,ｲ:::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　安定した国に居ついたらどうなるか……考えられない？
,;　イ::::::::;'ム/　ﾉ　　L.」　　: : : /:::::::::::/ |::::::::!
:::/ |::::::::l　 　 ,′　　　　　: : : /:::::::::::/　.!::::::;'
:/　|::::::::|　　 l　　　　　　: : : : !::::::::::/　　!::::/

　　　　　　　　　　　　　　　　 |,＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 |// ＼
　　　　 　 　 　....――――=ミ////,∨ヽ
　　　　　　／:::_::::::::／::::ヽ::::::::::＼'//ﾞ|/∧
　　　　 ／／／:::::/:::::::::::::ｉ:::::::::::::::＼ |//∧
.　　　 /::/／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人///ｉ
　　　 '::: i::::::::::::::: i::::::::::::::/: /＿_:i__:|:::Lﾊ＼､
　　　ｉ::i:::|::::::: |:|::::|:::::::::::∧/∨__::|::::|::::::|:: ヽ＼､
　　　|::l:::|:::: 斗f笊 ::::: /　　ｨfだﾊ≫::::::|;;::::i　, ＼､　　　　　　　　　戻りたくなんてなくなるわよね、外や今までのトコロには。
　　　|::|::::::::::/|/x=ミ､/　　　｀¨´　　|::::::| }:::|　|ｉ　 ｉ|
　　　Ⅵ::::∨〃v:炒'　　 '　 　 　 　 |::::::|':::::|　||　 ||　　　　　　　　　だけど残念、彼らが少しの意地を張って向かう先の『東京』も、
　　　　|::::::从 ／ ） 　 　 　 　 ノ 　 |::::::|::::人 ||　 ||
　　　　|:::::::|ヽi/ {　　　-　　　　　　 |::::::|:/::::::＼ ノ'　 _,,　 　 - ―　　ここ程平和でも安定もしてない……アナタの話が正しければね、ミカエル。
＼　　 ::::::八ヽ//≧=-　　 　 　 イ: |::::::|:::::::::::::::＼ 　 　 　 　 　 ／
　 ＼/::::/::::::ト-=ミ///∧―　__{,,|Ⅵ:::: |:::::: ／::::::::＼　 　　　／
＿_,/＼::::::::::|>―=ミ////,「 V∧'|　|::::::|:::彡＿＿＿ ,, 　-＜＿__ 　　　奴等は地下に向かってからが本当の試練なのよ。
￣/::::::::ヽ:::::'　　　　|////∧ |//,＞:::::::|⌒V:::::/::::/:::::::|:＼ |　 　 |
i /::::::::::::::::: |ノ'￣ ∨//// ⌒ﾚ^)　 从ﾉ　　ｉ:::/::::/::::::::∧:: ∧ 　 ∧　　その『信仰』を最も試される、試練。
/＼／＼＿|／￣ /////＿　〈メヽ　 ⌒ヽ　从::/|:::::::/爻:::爻＼/爻
爻爻爻爻vl／￣'////,|ニニ＼¨´ /ニニ_=|爻爻爻爻爻爻爻爻



　　　　　　　　　 　 /:::::::|:::::|::::::::|:::::|:::::ﾄ:::::＼:::::::::::::::＼　/| ﾄ:::::::::::::::::|
　　　　　　　　､＿/::::::::::|:::::|::::::::|:::::|:::::| ,＼´:＼＼{ヽ:::::´: | ﾄ ＼::::::::::|
　 　　　　 　 　 ７:::::::::::: |:::::|::::::::|从{::: | 　 _,ィ斥斧ｧ |::::::: ! !::＼＼:::::}
＼　　　　　　　/／/::::::::|:::::|:::/ﾚ　　　　　´~ {h_ｊﾝ　 .|::::::::| |:{　::＼＼|
＼＼.　　 　 　 　 /イ::::::|:::::|/　,zz､　　　　　 ~´　 　 |::::::::| |:|/:::::::::＼＼
　 ＼＼　　　　　　　|::::::::::∧,イ.{h_j〉　　　　　　　　　|::::::::| |::::::::::::::::::::＼＼　　　　弱い者はその劣悪な空気と環境に耐えられず、
..､ 　 ＼＼　　　　 　ヽ::: /::∧　｀~　′　　　　　　 　 |::::::::| |:::::::::::::::::::::|　）ﾉ
　＼　　＼＼　　　　　〉/:::::::∧　　　　 　 _　　 ァ 　 :|::::::::| |:::::::::::::::::::::::/´　　　　またここを目指すでしょう。
　　 ＼　　＼＼　　 　 ′::::::::∧　　 　 ¨ー 　 '　 　 :|::::::::| |::::::::::::::::::::/{
　　　　＼　　＼＼　　 /:::::::::::::::::＞..　　　　　　　 ／}::::::: | |:::::::::::::::::〈/:i　　　　　その時に、我らに真の信仰を示すか問いただせばいいわ？
　　　　 　＼　　＼＼./::::::::::::::::::::::::|::::::::＞...､　.／　 |:::::::::| |::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　＼　　　/::::::::::::::}:::::::::::|:::::::|＿_:::）　　　/:::::::: | |＿:::::::::::::::::::::＼　　　　そうすれば、私達は結果的に『外から信者と信仰を得ただけ』となる。
　　　　 ｊ: 　　　＼ /:::::::::::::::::}::::::::::::!:::::::ﾏ:i:i:ﾄ､　　 /::::::::::ｊLﾉ:i:i:/:::::::::::::::::::::: ＼
　 　 　 ｊ:　 　 　 ./:::::::::::::::::::ｊ{::::::::::/――ﾏ:i:i:i}　 /:::::::::::/:i:i:i:i:/斗＜:::::　　＿:::＼　　……利益しかないわね？ミカエル？
＼　 　 ｊ:　　　　/::::::::::::::::/^ｊ:::::::::/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V/:::::::::::/:i:i:i:i:i:i:i:≧=-'￣　　 　 ＼＼
　 ＼　∥　　　/::::::::::::::::/＼}::::::ｊ{＞:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iｊ{::::::::::∧:i:i:i:i:i:iゞ=-'　　　　　　　　　

　　　 　 　 　 　 .::.::.|::|'::.::.::.::.::.::.|::.{::.::.::|:.:|::.:_j」L」_::i::.:|ｉ::.:|i::.::.:.
　 　 　 　 　 　 .::.::.::|::|::.::.::.::._jI斗-:｡::.::{::.|::}::.:} }ｉ |::.i::.:|ｉ::.:|i::.::.::.
.　　　　　　 　 .::∥::.V/,::.:／::.:.八.Vﾟ::.::.::.::ﾘﾚｨ笊ミx::.:|ｉ::.:|i::.::.::.i
.　　　　　　　 .::∥::.::.:V/Λ:.ｨぅ笊㍉ヽﾊ:ノ'　 Viツ ,》::|::.: |::.::.::.:|　　　　　あらあら、そうなるのはもう少し先の話となるかと思いましたが……
　 　 　 　 　 .::/{::.::.::.::.V/::.:人.Viツ　　　　　　　.:.:.:.:.:ﾉ::.::.|::.::.::i:|
　　　　　　 /:/'::.::.::.::.::.::V/Λ:.:.:.:.:.　　　' 　 　 　 　彡::.::|:|::.::.::l:|　　　　　存外、『力』のみの信仰とは脆いモノですね。
　　　　　 , .:/' |::.ｉ::.::.::.::.::Ｗ:トx　　　　　　　　　　　/:i::.::.|:|::.::.::|:|
.　　　　 / .:'　 |::.|::.::.::ﾟ｡::.:W:!,.込、　 　 `:::'’　　　ｲ::.|::.:∥::.|::.:|:|　　　　　ガッカリです。
　　　　/　.:ｉ　│:|::.::.::ⅰ:/:: | /.|. ＞''^う　 　 ィ( . |::ｉ|::.∥::.:| : |::.
.　　　/　/l:|　│:ﾟ｡::.::.::|'i{ |::.|'. .j. { .f/＾'+ﾆﾁ 　 V/:: |::∥ヽ:|::. |.::.　　　　　しかしそのケガレをしっかりと落とし、贖い、使い切ってからしか私は認めませんよ？
　　　'　/ .l:|　！::{V::.::.| Ⅵ: |／/j./ ./⌒ヽヽ,-‐ミrv|::.i{. . j|::.::|::|:,
.　　 {　{ ／´. ！ { Ｗ::|. .}i:: |ノ{〈/ ./　/⌒ヽ}＾'+､ 寸::.| . ﾉ|::.√ヾ.　　　　　この国の真の民となる事はね。
　　八 /. . . . r！乂}:::ﾘ. .}i:: |~^ヽ＼ ノ xくし､ﾞ'+､ ｀ {::.:|V. .|:/⌒^ﾆ=- _
　　　/{ . . . . {. {乂. }/. ./}::.:j　 人.{ {｀```´.}ァ｀` _,,..{::.:| W/＿＿_ . . . . ヽ
　　 √'/. . |. i|. . . ./ . j{ .|::.'〕iト{ { {ﾆ=- -ﾆ|｀``´/.小::.| V. . . . . . ｀ヽ. . . .,
. 　 √. '/. .|. .i|. {./. . .j{. .|::{// ﾊ{ | .| |　| | |..,,ﾉ,/=-}Λ:. '}. . . . . . . } }. . . .′



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_....-――-... _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::／ニ-_
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /:::::::::::::／:::::／:::￣:::⌒::､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::／:::::／::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　 　 ／:::::::/::::::::::::::/::::::::/::::::::|:::::::::|::::
　　　　　　　　　　　　　　　/:::/:::::/:::/:::::: /::/::７::⌒::::|:::::::ﾉ::::|
　　　　　　　 　 　 　 　 　/:::/:::::/:::/::::::::Λ:{　　弌ｚ　|ノ:/::|:::|
　　　　　　　　　　　　　　::::/:::::::::::/:::::::::|:::　　　　　 　 ｯノ:ﾉノ　　　　その方法も結局……『東京行き』を指示すれば、
　　　　　　 　 　 　 　 　 {:::{:::::::::|::{:::::::::::い 　 　 r　　冫:|/
　　　　　　　　　　　　　/⌒. . ..ﾉ人:::::::::::)ﾉ＼　 　 ／　|:|　　　　　　ウーゴや私達が本当に排除したい『黒の修道女』の脅威を拭う事の助けとなるでしょう。
　　　 　 　 　 　 　 　 /. . . . . . . . . ＼::::/　(:/ ‐＜|　　ﾉ
　　　　　　　　　　　 /. . . . . . . . . . . . .Y:(＿ﾝ、/::｜　/
　　　　　　　　　　　. . . . . . . .j／. . . . ..}::). . . .) :::::j　/　　　　　　　貴方の言う通りですよ、マンセマット。
　　　　　　　　　　/.. . . .. .. ../.. . . . . ..／. . . . ∨::ﾉ
　　　　　　 　 厂/.. . . .. .. ../.. . . . . . . . . .. .. .. ..'，　　　　　　　　　　私たちは一切、損をしません。
　　　　 　 ／⌒＼ ____ . . /.. . . . . . . . . . . . . . . ..'
.　　　　　{. . . .／／／ ＼::. . . . . . . . . . ノ. . . . . :}
___　　 　 {＼√/しし／⌒＼.. . . .. .. ..:::::::. . . . ..ノ

　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　 ,ｨ':.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　 ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
　　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
　　　　　　　　　./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
　　　　　　　　 .,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧
　　　　　　　　 i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i　　　　　全ては主の御心通り……。
　　　　　　　　 .',､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.从
　　　　　　　　.i{.ヾヾ､､:.:.:.:.:.:.:.,ｨ/ｿ　.}
　　　　　　　 ／＼　.ヽヽ从ｿ　　 ,',ｨﾐi､
　　　　　　　ﾏﾆﾆﾆ≧s。＿,,。≦ﾆﾆﾆム
　　　　　　　 iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　 .ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二.'
　　　　　　 ＞ﾆ､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆゞ´
　　　　　／ﾆﾆ＞｀'＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞'´ﾆﾆ＜
　　　　./ﾆﾆﾆ´ .,': : : : ｀"'''''''"´: : :',ヾﾆﾆﾆﾆ≧s。



.　　　　　　|:::::::| :::: ｌ:::::|:::|::::::::::::::::::: |:::::::|:::::|:: |::::::::::::|::::::::::::::::::l:::::|::::::::::::|:::::::
.　　　　 　 |:::::::|::::::::ｌ::: |:::|::|::::::::::::::::: |:::: |:::::|:: |:|:::::::: |::::::::::::::::: l:::::|::::::::::::|:::::::
.　　　　 　 |:::::::|::::::: ｌ::人:|人 :::::::::::::: | ::: _抖-圦:::＼| ::::/:::::::::::l:::::|::::::::::::| :::::
.　　　　　　|:::::::|::::::::::l::: ァ￢＼:::::::::: |:::::ｱ厂{ (__＼: |:::/::::::::::::::l:::::|::::::::::::| :::::
　　　 　 　 |:::::ⅰ:::::::::ｌ:::{「 乂し＼::::::{:::::|: : : V⌒ン: :/:::::::::::::::::ｌ:::::|::::::::::::| : ::
　　　　　　 |:::::ⅱ::::::::::l:::＼:､_)ｔリ.:＼|＼{: : : : : : : : :/::::::::::::::::::::ｌ:::::|::::::::::::|::::::　　　　私の思い描く通りです。
　　　　　　人:::从:::::::::::l:::::: ＼　r′　　 　 　 　 　 /::: ／ ::::::::l::l:::: |::::::::::::|::::::
　　　　　 　 |:＼{::＼::::::l:::::八　　　　　　　　　　　厶イ:: |::::::::::|::ｌ:::: |::::::::::::|::::::
.　　 　 　 　 |: l::::|::::::＼:ﾄ::::::::::..、　 　 　 　 　 ,　　　 |::::|::::::::::| :ｌ:::: |::::::::::::|::::::
.　　　　　 　 |::ｌ::::|::::::l::::::|::: ＼|个:.　　 丶　　　 　 　 |:: |::::::::::|:::ｌ::::::|::::::::::::|::::::
.　　　　　 　 | l::: |::::::l::::::|::::::ｌ::::::|:::|:::＞...　　　イ 　　 |:: |:::::::: |:: ｌ:::::::::::::::::::::: |::
.　　 　 　 　 |::l::: |::::::l::::::|:::::ｌ:::::::|:::|:::＞'´　　　　　 　 l ::|:::::::: |::::ｌ:::::::::::::::/::l:::|:
　　　　　　　|:::l::::|::::::l::::::|::::ｌ::::::::|>'´　　　　 ／:::|　　八:|::::::::::|:::::::::::::::: /:::::l:::|
　　　　　 　 |::::ｌ:::|::::::l::::::|::::＞''´ 　 　 　 ／:::::::ﾉ　 /::::::::::::::::ﾉ:::::::::/:::/:::::::jノ
　　 　 　 　 |:::::l: |::::::l::::::|'´　　 　/: ./／:::＞`´　 /::::::::::/／/:::::::/:::/::: ／-i
.　　　　　　 |::::::l::|::::::l::::::|. 　 　 /: ://>''´　　 　 /::::::::::/　 /:::::::/:::/:::::/ｉ-i-i
　　　　 　 /|::::Λ|:::::ｌ :::::|　　　 {: : :Λ_　_,,..　　/::::::/:/　 / :::: /:::/:::: / ｉ-ｉ-

　　　　　　 ─- 、
　　　　　/　　　　ヽ
　　　　　|　　　　　 |　　　　　　……さーて、忙しくなりやがる。
　　　　　|　　　　　 |
　　　　　|　　　ｭﾆﾆヽ､　　　　　俺も東京とコッチを右往左往することになるだろうな。
　　　　　 ヽ/ : : : : ＼:＼
　　 　 　　 i : : : : : : : ﾍ :.ヽ
　　　　　　 ', : : : : : : : : ', : :'.,
　　　　　　　', : : : :.＼ : i : : :.'.,
.　　　　　 　 i:', : : : : : ヽﾄ､ : : :',
.　　　　　　　iﾊ : : : : : : |: ', : : :.',
　　　　　　　ﾘ.:i: : : : : : :! : : : : : ﾄ､
　　　　　 　 i : !: : : : : : :|: : : : : : i:.',



　　　　　　　　 　 　　　-――――-
　　　　　　　　　　 /　　 　 　 　 　 　 ｀,
　　　　　　　　　　 ｌ　　 　 　 　 　 　 　 i
　　　　　　　　　 　|　 　 　 　 　 　 　　 |
　　 　 　 _ ―ヘz7i　　　　　 　 　 　 　 |∧､ー ､
　　　, ＜/////∧i　　　　　　　　　　　 i/,j////∧､_＿　　　　　サムライ諸君、イェニチェリ諸君。
　 ／///////,ｲ/∧ﾍ､＿__ノ ﾍ､＿_.ノ∧/ﾍ/////////j丶
／/////////jZ/_∧. ( ● )　( ● ) ∧//Z////////X/∧　　　俺の考え通りに動いてくれるかな？
//////////＞＜/∧､( ＿.人 ＿ )∧＞＜V////zZ///∧i
/////////,∧V///∧ﾍ､＿_＿_,.ｲ/////,∧///∧V/////,|　　　俺も少しは覚悟しなきゃならんだろうなぁ。
//////////∧V///∧ ／V//＼/////∧///,f/////////
///////////∧V///∧　/てゝ,ｊ////,∧///∧////////|
/////////i,//∧V///∧////∧///∧////j/////////|{
////////＼///∧＼//∧//∧//／/////∧/////////>

　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　 　 　 jlト-､_　　ｊ{　　　　　!
　　　 　 　 　 　 　 /　　　 / 　 　 　 　 　 八●入_,j}::::;／　　/
　　　　　　　　　 _ｲ　　 　/　　　　　／⌒　　⌒'::_ノ:::ヾ;;;;;_,／
　　 　 　 　 　 厂`ﾄ､ 　./　　　　　（　　 　 　 　 　 7　i'´
　　 　 　 　 _ノ　 ∧ヾ:八　　　　　　＼　　　　 　 /　ヘ　　　　　……一歩間違えば堕天一直線、
＿＿＿＿ノl!　 　 ∧ {　 ＼　　　　　　`ー―　イ　　　 l
///////,'//|　　　..∧l　 /´＼ 　 　 　 　 ´　_ 人　　 ノ　　　　地獄より深い地の底に叩き落されるだろ。
//////,.///|　　 　 .∧　;　 　 ＼　　 　 　 ／　　 ￣
/////,.////| 　 　 　 ∧{ 　 　 　 ＼_　_,／　　　　　　　　　　　この糸……針の穴を通り、俺の記憶と『業』とやらに届くかな？
////,./////|　　 ／￣｀ヽ　　　／.／ヽ
////∨////|　　 ∨:∧　 　 /|　 l　 ／ 八
/////∨///|　 　 .∨:∧、 　 |　 } /!ﾊ/∧＼
//////∨//|　　 　 ∨:∧ゝ 　 　 ' _|///∧./＼
///ト　_ j// |　 　 　 .∨:∧　_r-＜ .|////∧///ヽ、
//∧//////|　　　　　 〉:'⌒`ｰ〈　　.|/////∧////ヽ
///∧/////| 　 　 　 .{::::::::::::::::::}　　|////// 〉////∧
////∧////|　　　　　ヽ:::::::::::／ 　 .|///// ///////∧
/////∧///|　　　　　　}´￣l　　 　 |/// ／/////////l

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .-─ ｰ- 、 　 　 　 　 　 v　　',
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　 ヽ、　　　　　　_ゝ、　ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　　　　　　　　　　 ＼　　　　 ( ￣｀ ー'- ､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　 　＿,.ノ、　,ヽ､,__|　　　　rへ、____　　 'ヽ
　　　　　　　　　　　　＞┴、 |　　　 （　●）　（ ●).|　　　　{　　｀､ 、ヽ__,. ┴、
　　　　　　　　　　　/　{　　〉 l　 　 　 ｀　 ´　､｀ ､´ |　 　 　 ヽ　　i　〉'　　　　ヽ
　　　　　　　　　　 /　　 ＞{ .|　　　　 ,′　 ﾉ､　 }　|　　　 　 |　　l／　　, -ー '´ ｀､　　　　俺はお前達に賭けているだろ。
　　　　　　　　　　j　　 　 /　 |　　　　｀tﾆ"__, ﾕ′ !　　　　　|　 ﾉ　 　/　 　＿　　}
　　　　　　 　 ノ ´　 　　/　　　へ 　 　 　 -ｰ- 　 ,　　　　 　'､ 人_,.ィ　　/::::... x､ {　　　　　秩序混沌、派閥属国、信仰問わぬ────
　　　　/⌒ン　　　　　ノ　　 /　　|ﾍ､　　　　 　　 ,　　 　 　 　 ﾔ　　 ゝ-ィ／ 　 　 i
─ --/　/　　　　　／　 　 /　　 ;　 }　　　　　　 丿　　　　　　　{　　 　 ,ﾗ 　 　 　 {_
::::::::::ｲ　　.:...　 　 r'´ 　 　 /　　　j　 |ト､￣￣￣ﾉ ､　 　　　　　　＼　　 i　　　　　ﾄミヽ＿
:::::::::::l　..: :: :::..　 　 　 　 /　　　 ; 　ﾘ　　7ｲ´:::::::｀VL　　　　　　　　｀ヽ　　　　　　 j　}:::::. ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「“才能”ある者達よ。」
　　　　　　　　　 V//{　..ィ≦ニニニニニニ＞ i==ミ､////ﾉ
　　　　　　 　 　 .乂_／ニニニニニ＞ /: : ヽ`ト}　 i　Ｔ..イ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 , ⌒′　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼ヽ
　　　　　　　　　　／ニニニニ＞ ´ 　/:,ｨf==-x.!　 | 　!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /____.ｉ　　　　　／　　　　 |　　　:i　 　 　 ヽ　　 i
　　　　　　　　 ／ニニニ イf=ミ､ i　/:" ｨ::i:Y ｿ　　,　 :＜￣:::::::ー-..､　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／.:::::::::|､　　 　, 　 　 ,　 　 |　　　:|　　　 　 :ｉ　 ｉ |
　　　　　 　 　 ー― .i i´ 　|: V::i:} i/,ｨ〈＿//__〉　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　 　 　 　 　 　 ＼/V{//////////////メ、:::ｉ､＼　:/　 　 /　 　 :|　　　:| 　 ｉ　 　 |　 | |
　 　 　 　 　 　 　 　 ,|ィ　　|〈___//_〉j : : : : : / ／:::::::::::::::::::::::::::/::＼:::::::::ヽ　　　　　　　　 ／//////＜＿＿＿＞'ア///ヽ 　＼V　　　/　　　 .:|　　　:| 　 |　 　 |　 ｌ |
　　　　　　　　　　　ゝ-|　　|ﾍ : : : : : : : : : : / /:::::::::::::::::::::::＞　´ ￣ ヽ::::::::ﾍ　　　　　　 ,ｲ////ﾍ/＼////////,.イ/////,∧＼.′　｀≫ｘ､ 　 从　 i .::| 　 | , 　 :|　 jﾉ
　　　　　　　　　　　　| |　　| i ゝ: : :--= ｦ /  ォ:::::::::::::::::Y　　　　　　/＞､:::::ﾍ　　　　 '/////^{////≧=-=≦ﾊ/////＼/,ﾊ  _ｉ 　 　 iレ／≫=‐-ｲ :/|示爪　i .:|
　　　　　　　 　 　 　 j八　 |.ﾊ从≧===≦'　/ l:::::::::::::::::::l_　　　　　ｋｔｼ.λﾍ:::::ﾍ　　　 jイ///;　 V////{ヽ/////,V//,|///Vﾊ´|　 x≦圻示ミ､／　V,ｨ圻示 .ハﾘ
　　　　　　 　 　 　 　 　_＼{ __ ..ィ　　ハ j／} ｌ::::::::ｵ:::::::代ｔｯ＜　　`ー"　!;;ﾍ:ﾄ､ﾍ　　7////,'　　 ＼//,{　｀'＜/////,'!////V|  |　 ｀ 代ｕ:ソ　　　 　 ﾋﾅ　jｲ: i
　　　 　 　 　 　 　 　 ./ﾆ}ｰ-〈//ﾊ ノ: : :',_ノ} ::::::;ｨ∧::::::!`ー "　　､_　　　l､;;;l|　　  ／イ//∧≧x、 ｀＞≦芋ミ,}////}ヽ////|、 　　 | :::::::　　　　　 　 ::::〃　|
　　　　　 　 　 　 ＿.ノﾆﾆiニﾆ＞/ﾊ　元　./  :::/!::ゝ1:::::l　　　 　 ´ 　_　.ｨ､ヾ|　 _　-ぇ ////ﾊ { りﾊ　⌒{´~り） |////'ｒ }////∧　　 |　　　　　　 　 ′
　　　　　　 　 　 }ニ≧ミﾆ|ニく////∨: :∨/ :/ 1:::::ﾊ:::::ト 　 　 ,ぇ´ 　./　 ゝイ　　/ //ィ//,'} ー 丿　　ー ´　:!///' ／///}ヾﾊ　　 |＼ 　 　 -‐ 　 イ　　　′
　　　　　　　　 ノニニ＼V!ニﾆ`＜/∧: :///,イ  |::::::ォⅥｵ≧ 　 ＿　ｲ　 /　/ 　 / /^~　!/,叭　 ヽｰ,　　　　　 |///////|ヽｊ　 ヾ!　 | 　 　 r―＜　j/　　 /
　　　　　　 .イニニﾆニﾆVニニニz≧У/イニ! l才 Ⅳヾ ∨｀ヤ´　　　 ｨ　 ヤ ´　　ﾊ　  |／　ヽ　　ｒ _、　 　 ,ﾉ//{/,ﾊ//|｀　、　 .　 | ＼＿|ﾍ,　　 V　′/
　　　 _,..イニニニﾆ＞ ´ {ニニﾆ〃ニニニﾆニ!ニニ}ニニ/ヾ__ﾍ＿ ィ´　　　　　　　{　 ,.ィi〔´　Ｖ＼　 　 ,. イ /ｱ　{Ｖ　Ｖ’　　 ,　 ヽ |　　　　　ヽ、 }/}／ ,＿_
　　　iニニニﾆ＞"　　　 .',ﾆニﾆ{{ 0ニニニ0ﾆ|ニニ从 イﾊ　ｚ≦　　　 ○　　　　　 ／／　　　 '! 　 Ｔ　　　　´ '　 V　　　　　　V  '从　　 /:＼f7ﾌ'ー 、/― ､＼
　　　',ニニ-=｛.　　　　 　 'ﾆニﾆ||ニニニニニ|ニﾆ  ｲ　/r ´　　　　　　　 　 　 　 　 !　ヽ　　　　　　八　　　　/　　,　 　 　 　 　 V　 ヽ　 /::::::::)'　　 　 ＼ー―‐ ヽ

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｀'＜三三三三三三三三三三三三三三三三三三＞''~¨¨¨¨¨¨¨ |¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ﾞ∧|::::|,'|....|¨￣: : : : : : : : : : : : : : :
　　　￣＞─＜　 ／丁丁 ＼|::::::|／丁＼|::::: |＞''~　 　 　 　 　 ∧::∧　　　　　　　Ｌ｣|::::|└┘ ＿　　　　: : : : : : : : : :
　　　　//￣~‘，V__|__|__|__|_,∧::/__|__|__|,∧ : |　　　　　　 叩　　Ｌ｣::L｣　　　 叩　　　｜::|: : : ::/ヽ､`ー─- ミ: : : : : : :
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__　-　￣￣￣∠⊆⊇二弋二ｱ二二二二⊥⊥-　￣ ‐ _　　 　 　:|:::|　　　: : : : : : : : ::|::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ア　　　　　|:::|__　 　 　 　 ｎ. : :|::::| |::|二|::|¨¨ | |¨¨¨弌ア¨¨¨¨
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　　　　　　　　ｉ:j{:::::::::::::::::::ji::::::／|八|ｲ| __jﾊ{__　　　　 　 　 |i::::::|i::::|
　　　　　　　　|八:::i|::::i:::i//⌒ヽ..|　 |　　 ___―｀丶.,__,j　 　 }i::::::|i::::′
　 　 　 　 　 　 　 リi::i|::,...{　 ﾊ |/　　　　弋赱 ￢ノ　　入__ji::::/}:/
　　　　　　　　　　　 |:i|/....、 い　　　　　　　　￣ 　 　 {赱ｧ'::://ﾘ
　　　　　　　　　　　 {八.......＼__　　　　　　　　　　　　　:、/ﾊ′　　　　　俺は……ナラクの奥には向かわない。
　　　　　　　　　　　　　 }....../　 {　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ′
　　　　　　　　　　　　　 }- ′ 　 、　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　教義を最低限、守る。
　　　　　　　　　　　　__/＿＿___　＼　　　　 　 ´ ￣
　　　　　　　　 r===ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==--　　__　　　／
　　　　　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}　__/
　　　　　　 __/三三二ニ=-　-=ﾆ二三三三二ﾆ=---　､



　　　　　＿＿＿＿__、__　　,　 -=…　ー 　、　））
　　　　　|＼＿＿＿__≧＞　　　　　　　　　　ヽｿ
　　　　　}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／　／　／　　　　　　　　｀ 、
　　　　　 }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .／　／　　　　／　　　 i　　ヽ
　　　　　 .{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ./　　{　　　　／／　　　ﾊ　',
　　　　　 r=__;,;=- ":./　　 レ´,,　’V"メ ノ/ .ﾉ |　;　　|
　　　　 =」／:.:.:.:.:.:.:ﾉ　　　 ／仆乍ﾐ(／ ﾉ.ノ--l ノ　| .!
　　／⌒:.:.:.:.:.:.:.:.／　　　 /　 乂うｫ　　 "　f=ﾐ,ﾚ,'　ﾉﾉ ，　　　　　えッ……ホープ？
.／　 /.:.:.:.:.:.:.／／　　　人　　´｀　　　　　{うjj /／〈 j　ヽ
| .／/　',:.:.:.:/／　　／.八ﾍ　　u　　　　　 ,¨｀l ~　ﾄJ　　 ',
|´　.| ／}:.:.:´　　.／　|ﾉ:.:.:.t ..、　　 －－　 .ノ　　.|U　　　 。　　　　　　　　「お頭から直々に頼まれた。」
　　 ﾚ　 |/ {　.／　　ﾉ }:.:.:.}_　　 .　 　　　 　 }　　 ﾘ＼　　　¨^ゝ
　　　　　　 V　　　　／＝ｲ　ー--=z:'　 　 ﾉ|　 .ﾉ　　 }　　／ ﾞ ,　　　お頭から？
　　　　　　　　　　_ ｀´-<　　　　　　',---= ノ ノ 、　　 ，<
　　　　　　　　, '　　　　　 ’　、ー　liヽ　　|"　　　｀ 、　　 ヽ　　　丶
　　　　　　　/　　　　　　　　　＼　/!!!iii:ﾄ |　　、　　　|＼　　 。　　　 、
.　　　　　　 {　　　　　　　　　　 . V ヾミi」 ﾞ　 ,　x,　　 |　 ⌒《;ﾍ　　　　 ，

　　　　＼////／ _z一／　　 　 　 　 　 ￣／　　　　　　 　 マ　　 　　 ＼
　 　 ｰ＜///7　 /　　￣＾^¨7ｰ/_　　 ¨￣⌒ヽ　　 ―一　　　ヽ 　 　 ヽ⌒
.　　　　⌒≦7　/　　　　　　　　　 ヽ　　 ､　　　＼　 　 ､　 　 　 ＼　　 `ア
　　　　 　 　 ) /　　,ｨﾆア´　　 　 　 ｢　　 二ﾆ=-　｀＞　￣　　 ﾍ⌒ 　 乂
　 　 　 　 ⌒^,　 ／///二ﾆ＝‐ 　 ﾍ　 　 ＼　　 ＼ ＼　　　　　＞　 ,/≧　　　　「お前はいずれ国防の要となる、
　　　 　 　 　 {ｨ升‐'"~＿　　　　　　 }! 　＼{^　　 　 ヽ　　　　　}(///'7⌒
.　 　 　 　 　 ﾊ　,,ｚz=＝=ャ'′ 　 　 .}〉　　 ＼ '⌒ヽ⌒　　　　　 ＼//＞　　　　　この国からお前を出すわけにはいかない……とな。」
　　 　 　 　 　 :..^＾ {r|　／ 　 　 　 　 |ﾍ　　 　 ヽ,ﾍ .}　　 　 　 　 ⌒¨
　　　　　 　 　 / 　 ゞ"　　 　 　 　 　 | /　　 }＼}:/ /＼ 　 　 　 　 ＼
　　　　　 　 ／　　　　 　 　 　 　 　 ／　ﾉ 　}!ｰ'" /　　　　 　 ＼ 　　ヘ　＿_,
　　　　　　　 ヽ -　　　　　　　　　 /／,} 　 ,く＿／|　　＼ 　 　 　 　 　 ＿_／
　　　　　　　　 }　　　　 　 　 　 　 }(//ｊ／/}　 }l　 i| 　 ￢ヽ　　　 　 　 ＼
.　　　　 　 　 　 `>ﾆ=-　　　　　　／/////| 　ﾍ　 　 　 {　　　　　|　　 　 ヽ
.　　　　　 　 　 　 ﾑ　　　　　　　////////{＿__∨　　　{　　　 ＼|　　＼ }l＾
　　　　　　　　　　 ∧　　　　　　{//{/|//ル' ＿＿V　 |⌒　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　 　 　 　 ゝ　zz=ﾆﾆ_ヽ,{ﾊ{从{￣ニﾆ=-∨　　　　　　　　　　 7⌒



　　　　　　　　　　i::::::::::::: /≧y≦ﾐ､ 　 　 　 . 　 :.　　　　 　 |
　　　　　　　　　　:::::::::::::: !　　　　　 ｉ:::ヽ 、:. ::. :. ::.　 :.　　　 |
　　　　　　　　　　!ｲ:::::::::::　　　　 　 |::!｜ﾊ:::i:ﾄ!ヽ:::　.:::.　:. ﾄﾉ
　　　　　　 　 　 　 !ﾊ:::::::{＿　　 　 ﾉﾘ ﾉ′ﾚﾘ 　ﾚVゝv::::::ﾘ
　　　 　 　 　 　 　 　 Wハ　二≧〈 辷=≦二￣　ﾐ{/ﾞﾊ:ﾊﾉ　　　　　失礼無礼を働き続けたが……
　　　　　　　　　　　　　　　 `｀ﾞ＾"}　　"--`ﾞイ　　j〈'/ / ′
　　　　　　　　　　　　　　 ハ　　 」　　　　　　　　r＜〔＿__　　　　　　お頭にだけは俺は逆らいたくないし、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　 人　 ト､: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　丶　ｬ－，　　 ／　 ／{:丿: : .乂＿　　　期待にも応えたい。
　　　　　　　　　　　　　　　　 _/:i:i>､　　 ィ " 　 ／ ／: : : :　　 ｀　｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／/:i:i「ﾍ厂ゝ～ヘ／ ／: : : :　　　　　　　廴＿　　　　　あの人こそ、修道院のヤツらやどのラグジュアリーズよりも、
　　　　　　　　　　　　　　/:i:i:i:i:i/| / / ,'　　/ｸ／: : : :　　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　　　 　 {:i:i:i:i:i:i:i:/ /　 　 /／:i:i:i: : :　　　　　　　　　　　　　 i　　　　民の事を想ってるからな……。
　　　　　　　　　　　　 　 {:i:i:i:i:i:ｉ/_＿,斗≦: : : : : :　　　　　　 　 . . -――- ､|
　　　　　　　　　　　　　　}:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: : : 　　　　　　　 ‘，
　　　　　　　　　 　 　 　 j:i:i:i/´）:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i : : :　　　　　　　　　　 　‘，　　俺はお頭の願いに応える。
　　　　　　　　　　　　　 ;i:i:i:i{-へ:i:i:i:i:i:i: : :　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 】
　　　　　　　　　　　　　ﾉ:i:i:i:i}: : : :ヽ:i:i:i:i:i: : :　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｛　　　教義は、破らない。

　　　 　 　 ／:::::::::､丶"~￣￣
　　　　 　 (::::::::／､丶"~￣￣~"''～､
　　　　　　_..＞::〈γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　 /乂::::::::＼:::::::::::::＼::::::::::::::::::::::＼
.　　　 　/:::::::≧=‐-::::::::::::＿___:::::::::::::::::::::::::＼
　　　　.:::::::::::/ ＼::＼:::＼`ヽ:::|:::::::::::::}::::＼::::::
　　　　:::::::/::{x　　＼(＼::::＞ ::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　|:::/::::Ｙr＼ ''"~z=＝ミx|::::::::::∥＼:::::::::
　　　　|/ |/::::乂ﾘ　 　 {　ﾋﾘ|7|::::::::/⌒:::::＼:::　　　　……。
　　　　|　/:::::r　 　 　 　 　 　 ::::::://〉 ﾉ:::::＼
.　　　　 /／|::〉　　　　　　 　 |:::://-‐:::＼::::::|　　　　「だが最低限、だ。」
　　　　　 　 |::∧ヽ　　　　　　|::/∧＼:::∨＼j
　　　　　 　 |∧心､,,,,　　-=ﾆ|/　.::∨ ＼〈｛
　　　　　　　＿∨　 -=}　　 ∥ `: :.:.:.:.:.:.:.:.:{
　　┌ . .¨ : : : : : .:.:.:／} 　／ : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{‐-
　 　 ＼,: : : : : : : .:.:∨ﾉ／: : ::_ ､ -‐…‐-ヽ.:.:.:
　　 　 ∧: : : : : : .:.:.:／_､丶`.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:



　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　|:::::| |::| |::| ∨::::::| 　|::i::|........∨:::::ﾊﾄ ::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　|:::::| |::| |::|,,..斗-:|―|::i::|＼.....∨/...|い、::::::i:::::|:::|
　　　　　　　 |::|:::::::::|:::::::::::::::ｉ:|　　　　　　　　|:::厶孑'!ﾉ―‐Ⅵト､ﾊj/　　＼.|ｉ../ ﾘ :,ハ:::ﾊ::::|:::|
　　　　　　　 |::|:::::::::|:::::::::::::::|:|i 　 　 　 　 　 |/:i:i:i{/ {:i:i:i:ｉ斗リ‐ｧ'/　　　　 |l/ /　│..|::| |:::レ
　　　　　　　 |人::::::ﾊ::::::::::::::|八.斗匕⌒ヽ　/ ::i:i:i:i:i:i∠云　ィ彡　 　 　 　 ||　{:: 　|../!ﾉ |/ニヽ
　　　　　　　 |　 }::/=|::|::::i:::::|　 i:γﾆニヽi:i:. 　 ＼i::´￣￣　　　　　　　　　ﾘ /::　 ′ﾆﾆﾆニ二　　　ナラクの『先』には向かわねぇ。
　　　　　 ,，=ﾆﾆl/ニ|人人八 :i:i:∠云¨¨彡:.　　　　　　　　　　　　　　 　 　 {:::　/=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
.　　　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二∧　￣￣　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　′=ﾆﾆﾆﾆﾆ二　　　だがナラクの『奥底』までは行く。
　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ　　　 　 　 j_　　　　　　　　　　　　 　　 　 rr彳ﾆﾆﾆﾆニ二二
　　　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ　　　　 　 ＼:::丶　　　　　　　　　　　　 　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ　　　そこには俺達が普段相手してる悪魔よりも、
　　　ｉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / lﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二二
　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ､ 　　　　　　 　 -―‐-　 　 　 　 　 /　ヽﾆﾆニ二二二二　　　数段上の奴らが犇めいてるらしいじゃねぇか……。
.　 ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ＼ 　 　 ´￣__,,..　　　　　 　 　 　 　 l: : :∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二/:＼　　　　　 　 　 　 　 　 ／　 　 ｌ: : : :∨ﾆﾆﾆﾆ二二　　　　そいつ等を狩る、狩り尽くす。
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/: : : ‘，､ 　　　　　　　　 ／　　　　 : : : : : ∨二二二二
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|: : : : : i　＼　 　 　 　 ／　　　　 　 ｉ: : : : : :.ｉ=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　そして俺は強くなる。
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|: : : : : |　　 丶　__　　　　　　 /　　│: : : : : |=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|: : : : : |　　　　　　　　　　　 / 　 　 |: : : : : :.|=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ

　　　　　/ 〃　 ,;;;;;;;;;/,;;;　,;;;;/,;;;;/　　 　 　 　 　 　 　 　 |;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　‘，
　　　 　 ﾚ/,′,;;;;;;;;;;/;;;;/,;;;;;/,;;;;/　　　　　　　 　 　 　 　 |;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　 　 |
　　 　 　 ′ ,;;;;;;;;;;;/1;/|;;;;;/,;;;;/　　　　　　　　　　　　 　 |;;;;;;;;j;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;; ;;; ;;　　 i|
.　　　　　!ﾊ;;;i;;;;;;;;/ミﾚﾐ|;;;;i|;;;ト! . 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |;;;;;:ｲ;;;;;;;;;};;;;;;;;;;;;;;; ;;; ;　　　；
　　　 　 　 Ⅵ;;;;;/⌒ミﾐl;;;;||;;;| !―≧x、　　　　　 　 　 　 l;;;/ |;;;;;; /;;;;; ;;;;;;; ;;;;　 　　 ，
　　　　　　　 !ﾊ/ ∧ ミ Ⅴ|;;f¨￢＝≧_＼､＿_ ,ｨ　　　　 ﾚ′|;;;;;∧;;;;;;};;;;; ;;;;　　/　 ′
　 　 　 　 　 　 {　 ハﾐ　　Ⅴ＼、 (.:)　气:::::::く"　 ゝ=＝―‐弋/￣|:::/,;;;;;;;;　　// ,′
　　　　　　　　八　〔〈 ﾞ　　　　　｀＝＝彡"　 ＾　 /:::::ィ⇒ｧk=＝ﾐ､ﾉｲ;;;;;;;/;'　 //ﾚ′　　　　１００体でも２００体でもいい……
　　　　　　　　　__､ ヾ}　　｜　　　　　　　　　　　′::::.≧ ゞ'__ィ彡ﾐ〃´};;;/　/ｲ
　　　　.．＜￣.......∧__、　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　｀ ん} !/ｲ/　　　　　　　１０００でも２０００でも用意しやがれ。
　＿／ .:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ : : ⅰ　　　　　　 　 　 　 /! ⅰ　 　 　 　 　 　 /ノ /
´　/ .:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/: : : : ‘,　 　 　 　 　 　 　 〈丿！　　　　　　　　/　ィi:.＼　　　　　　　　　俺は全部狩る。
.: /.:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/: : : : : i∧　　　　　　　　　 ｀:::彡　　　　　　 　 /ｲ : |i:i:ｉ:ｉ:.＼
i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/: : : : : : | i|ヽ　　　　　∠ﾆー--_　、　　　　 　 ,: : : : :.|i:i:i:i:i:i.　＼　　　　　　そんでもって、お前らより強くなるからな。
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:| : : : : : : ﾄ､＼＼　　　（廴:::::::::::::..｀ﾊ　　　　　.ｲ : : : : :|i:i:i:i:i:i:i:i:i:.　ヽ
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:| : : : : : : ﾄ､ヽ ＼＼　　 ¨　二 ニ´ノ　 　 ／/ ｉ|: : : : : |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.　 ト ．. _
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:| : : : : : : ヽ.＼ / ＼ヽ 　 ｀＝‐　　 　 ィ　／　/|: : : : : |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.　!:i:i:i:i:.. ｀ヽ



　.　 　 /: : : : : : : : : : : : : : : : l: : : : : : : / : : : ;ｲ: :/　　ヾ:ヽ: ヽ: ヽ: : :l
　..　　/: : : : : : : : : : : : : : : : ∧: : : : : :/: : ／l: : :/　　　 ヾ:ヽ: ヽlヽ : |
　　　,': : : : : : : : : : : : : : : : : : ∧: : : :/: ／: : l: : l　,　－ - ､ヾ: : l　ヾ|
　　 ,: : : : : : : : : : : : : : , /: : /: ∧: :/／: : : :∧: l/'´""""" '　l : l
　.　,: : : : : : :／/ : : ／:/: ／, -‐､＼: : l: ､: : : ヽ|　 ｨ＝＝　　|ヽ|
　　, : : : : ／: / : ／: :/ ': : //⌒ヽ ､ヽ l: : ､ : : : l　　　乂j　　乂
　　,: : : :/: : :/:／: : : : : : : :l ｌ . /⌒） ､ : : :､: : : : |　｀ｰ‐‐　　　　　ﾉ
　　,: : :/: : : : : : : : : : : : : : ヽ￣{ヽ　ヽ　 ､: : ヽ: : |　　　　　　　　ｲ　　　　ホープさ……前から聞きたかったんだけど、
　. ,: : /: : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ｰ‐'－　　 ､: :､ : |　　　　　　　　l
　 ,: :/: :／/: : : ;ｨ: : : ﾄ､: : : : : : : :>‐'⌒ヽ　 ヽ: ､: |　　　　　 ,　-　　　　　依頼も受けずにナラクに入る事結構あるよね。
　 ,:/／　/: : ／ l: : ノ＝＝＝＝＝≧=z､ ヽ 　ヽ: | 　　　　　　,'
　,/''　　 , :, '　　ﾉｲ ヽ　　 　 　 　 　 　 ｀ Vz､≧ヾ|　　　　　　ｌ　　　　　　悪魔を倒すことに相当入れ込んでる。
　　　　　, '　　　　　　 ヽ　　　　　　　　　　 ヾ///l ≧＝－―'
　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　　　　｀　､　　 ヽ　　　　　　　　なんで？

　　　　　　　　　　 　"⌒
　　　　　　　　　　((　 　 ..　-‐…　…‐-､
　　　　　　　　　　　ｧ ´　　　　　　　　　　＼⌒ヽ
.　　　　　　　 　 ／　／　　　　　　　 　　＼ 丶、 ＼
　　　　　　 　 /　,　　 ／ｉ{　　　 ＼　丶　　|　 〉::::＼)
.　　　　 　 　 .　/　　// 八　 　 　 } ｉ　|　　|_彡}::::::::::＼
　　　　 　 　 ｉ /　　// {{ 　 ＼＼　} ｉ　|　　|　 / i:::::::::::::/
　　　　 　 　 |八　 i:ｉ{＼_,　　､_／}/＾Ⅵ　　|／ /}::::::::::/}
　　 　 　 　 .｛　 ヽ从 ｆ笊　　　f芹i｢}iﾊ|　　|＾Vノ:::::::::/、}
　　　　　　　　　　 |圦 ﾋﾘ 　 　 Vリノ　|　　|　}}＼__:/:::::＼　　　　　BB、それは……。
　　　　　　　　　　 |ｉ :　　　 、　 　 　　 |　　ﾚく::::::::::::::::::／
　　　　　　　　　　 |i :八　　 　 　 　 u |　　|　∧::::::::／ |
　　　　　　　　　　 |i/: :i{＼　 ＾　　　／| l　厂／＼")__ノ
　　　　　　　　　　 |ハ.:i{ 　 　 ｰ=彡ﾊ, | |/／　　　＼
　　　　　　　　　　 {　 ヾ　　r 　　./ ￣|/　　 　 ／,　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　 /　　　}　／＼　　.／ /　　　　，
.　　　　　　　　　　　　.r-,　　　 /∨}iiiiii''ﾍ／　 .{　　　　　|



　　　　　　　　　　i::::::::::::: /≧y≦ﾐ､ 　 　 　 . 　 :.　　　　 　 |
　　　　　　　　　　:::::::::::::: !　　　　　 ｉ:::ヽ 、:. ::. :. ::.　 :.　　　 |
　　　　　　　　　　!ｲ:::::::::::　　　　 　 |::!｜ﾊ:::i:ﾄ!ヽ:::　.:::.　:. ﾄﾉ
　　　　　　 　 　 　 !ﾊ:::::::{＿　　 　 ﾉﾘ ﾉ′ﾚﾘ 　ﾚVゝv::::::ﾘ　　　　　……いいさ。
　　　 　 　 　 　 　 　 Wハ　二≧〈 辷=≦二￣　ﾐ{/ﾞﾊ:ﾊﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 `｀ﾞ＾"}　　"--`ﾞイ　　j〈'/ / ′　　　　　コイツらにだったら、話してもいい。
　　　　　　　　　　　　　　 ハ　　 」　　　　　　　　r＜〔＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　 人　 ト､: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　丶　ｬ－，　　 ／　 ／{:丿: : .乂＿　　　　……俺は入りたての時にな、先輩達と一緒に『結界の悪魔』に逢ったんだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　 _/:i:i>､　　 ィ " 　 ／ ／: : : :　　 ｀　｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／/:i:i「ﾍ厂ゝ～ヘ／ ／: : : :　　　　　　　廴＿
　　　　　　　　　　　　　　/:i:i:i:i:i/| / / ,'　　/ｸ／: : : :　　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　　　 　 {:i:i:i:i:i:i:i:/ /　 　 /／:i:i:i: : :　　　　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　 　 {:i:i:i:i:i:ｉ/_＿,斗≦: : : : : :　　　　　　 　 . . -――- ､|

　　　　　　　　　　　　.　-―― - ､
　　　　　　　　　 ≦　　　　　　　　ヘ
　　　＞≦　　　 　 　 　 /　　　／ヽ `＜
　　　￣ ／ ＞　　.／　/　　／｀ ＜ L三≧､
　　　 ／.ォ ォ　∠ 　 /　／ ､　　　 ヽ≦三!.l
　　　 ´ / ´/ 　{≧ヽ/　.代 tx＼　　　Ⅵ//!.!
　　　　 　 /／ ﾔ ７ ／　　` －　 ｚ≦7///l l
　　　　　 " /　 ｀ォ"　　　　　　　 k////Ⅳl l　　　『結界の悪魔』？
　　　　　　/ォ／!/　、　　　＿_　´　/!Ⅳ .Ⅶ
　　　　　　´ " /ｋ　　ヽ　　　　 ` ／ Ⅳ　 .ﾔ　　　　　　　　　　　　「ああ、周囲の空間を捻じ曲げて、
　　＿＿＿__./　　｀ .＜＞　 _ ／　　|/　　 ﾔ
ﾔ　ﾔﾔ　　　 ＞ .　　　　｀　７≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　迷宮すら作り上げて俺達獲物を捕らえる。
_ﾔ__ﾔﾔ　　　　ｒミ≧　.　　 /　 }
　　　　　　　 .l l　 ｀≦≧ー一ヘ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そういう事ができる強さを持つ悪魔だ。」
　　　　　　　.ｌ ｌ　○ﾐ　　　　　　　ヽ
　　　　　 　 l l　　　　　　　　 ○　　ﾔﾍ、　　　　　……なるほど、俺達でいうトコロの『戦闘結界』を張る悪魔だな。
　　　　　　 l l　　　　　　　　　　　　　LL!ｋ
　　　　　　l l　○ミ　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　ソレの上位互換、か。
　　 　 　 .l l　　　　　　　　　○　　　　　　　l}



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.．-'.::::::::::::..,,.
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /.:::::::::::::;ｨ;､、::..ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.:::/ﾚ､::ｲﾉ､　ﾞ}:!:::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !ｲ::〔λﾐ　 弋fｲ:ﾘ:!　　　　　俺も先輩も必死だった。
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾍﾐ入　　　　‘､^′
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿,ィY＿≧．　ｱ´　　　　　　俺みたいな生意気な新人にも慣れてるような人たちだった……
　　　　　　　　　　　　　　　　　γ´:i:i:i:i:i:i:i＼ﾊ},〔、
　　　　　　　　　　　　　　　　　〃´:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＞´:i:L　　　　　　　サムライにしちゃ歴戦の人達だったよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{:i:():i:i:i:iL
　　　　　　　　　　　　　　　　,′:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{:i:i:i:i:i:i:i:iﾑ　　　　　　お頭とも並んで戦ってたって人達だった。偶然にもな。
　　　　　　　　　　　　　　　 ,′:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾊ:i:i:i:i:i:i:i:iﾑ
　　　　　　　　　　　　　　　,′:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾊ:i:i:i:i:i:i:i:ｉﾑ　　　　　　そんな人たちと、今の俺が知る限りでもケタ違いの強さを持つ悪魔に、
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾊ:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾑ
　　　　　　 　 　 　 　 　 / :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}　　　　　俺達は捕まっちまったんだ。
　　　　　　　　　　　　　/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{
　　　　　　 　 　 　 　 /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾑ

ー .._,;ゝ..,,、　｀'-､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ｌ- i､、ﾞゝ､,､ヽ、　　 .i〉;;;;;;;;;;;;;;;;;;/゛　　'" 　.,..-/!彡'".りシ',ﾞ_　　　　　　_..-
　　　 ﾞ'''-､｀'-､　 ｀'-_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ｀'ﾐ〟　｀'''.ｌｼ､　 .ｌ.;;;;;,i∴;;.″　,-　, ;;ｿ｣彡"　 .,ﾉ".｀--│　　_..-'";;;;;;;
　　　　　　 ｀'''''≒　 .｀'-､;;;;;;;i..､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ　ﾞ〈ヽ、　　.ﾞ'､"x. l;;;;;|. ..!./ 　/ .,rｼ",il'"　　　　亠　　　 ._iir㍉;;;;;;;;;;;;;;;
...,,、　　　　　　　　　　　 ｀''-_ヽ｀'-､;;;;;;;;;.;_;;;;;ヽ,　 ﾞ'ﾍ　　　. ｌ;;;丶;;;;｝ ｀　　.,;;ｿ゛　　　　 　 　 　 　 　 ´　 /ﾞ;;;;;;;; ／
ー 二ﾞﾞヽ ,,、　　　　　　　　　｀'!‐　｀'-,;;;{. ｀'-､;ﾞ!、　　　 .l-'､.ｌ.;;;;;;;;;.!　　.,il″　　　　 　 　 　 　 　 _,,　-'";;;;;;;;;;;｀￢
..,,..........ﾌ;;;;;;;;｀''‐ ,,、　　　　 　 　 　 　 ,ﾞli/､　 ｀'､.ｌ,　　　 .｀'/'./ ;;;;;lﾞﾞ　./　　 　 　 　 　 　 　 , r二-''''"￣￣´ﾞ''y;;;;;
^ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ'''''".'''''.'''ヽ-..;,ﾞﾆ＿　　　　　　　　｀ﾞﾞ''''＞x, ﾞ ll、　　　 .!､/.ｌ;;;,!　i'　　　　 　 　 　 　 　 ''"　 　 　 　 　 ｀-￢'''
　　　　　　　　　　　　 ｀'''｀-ヽ,,　　　　　　　|､｀''ﾆi几　　　　 ″|;;'!
..,......xi，　　　　　　　　　　　 ｀'''ﾐ;;ｘ、　　　　´　　 .｀ l､　　　　　l､;.ｌz'ｱ　　　.,i;;|lrl!!!!¨'″　　 ,,,
　￣　 ..,,u．.-..、　　　　　　　　　 ｀''ｽｯ、　 y ..、　　 !li　　　　 `l/ l/　　 ..il′　　　　　　 ,,iｌ'"´
:ﾆﾆ;;;;ｭiｘ..,,,,,_.　.｀'s､　　　　　　　　　　 ﾞ''く、 |;,_｝　　　.ゝ　　　 .″,l′.,，　　　　　　　　 .,.″ .＝　　.r!″　'.ｌy
　　　　　 . ｀''-ﾞ二;;;;｀ﾞ''''､　　 　 　 　 　 　 ﾞ" ″　　　　　　　　　 iﾘ.,〃　 　 　 　 　 , .｀ j,i′　　　　　　　　 l!　　　　　「一人づつ、食われていった。
＿__,＿_＿_＿_＿_i;;;;;;;;;;;;"―　..,_　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 l;;ﾘ"　 i､　　　　.,ij"　_,/.ｌ_、　,,irｰ　　　　 .∧　._.
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.xｯ----｀-=- ..　　　　　　 　 　 　 　 i|'" -｀--ﾐヽ､..,,ノ;フ'"ﾞ'-ぃ〈￣.ｺ;;-､___,.. -";;;;;~ﾞｨ　　　全ての悪魔と魔法を使って相手した。
.,ﾝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,..一'''''''ｰ､,;;;;;;;;｀'ｰ- ..,,、　　　　　　　　 　 　 　 　 ゛　　　　　 ｀'.ｌﾐ,ﾞ゛　　　　　　＼;;ヽ ＼ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ 　　　　　　｀くv-￢'''"ﾞﾞ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!.i''~ｌｭi,,、　　　　 ヽ,,,,ﾞ' ＼ ;;;;;;;;;;;;;;;;　　　だがそれでも食われ続けた。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i‐′　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 !;ヽ　　 ｀'Ｌ　　　　 ﾞ".! !　`ぃix,;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　　　　　 : _,i〟　　　　　　 　　　　　　　　 _..〟　 　 　 　 　 　 　 |;;;;;;;ﾞ''-､、.ﾘi　　　　!＞　　　ﾞ'ｉ ｌヽ.;;　　　それでも俺は先輩の言葉だけを聞いて、
;;;;;;;;;;;;./　　　　　 ,..r/「″ 　 　 　 　 ,,rj″　　　　 Y''フ'´　　.▽　　　　　　　,i";;;;;;;;;;;;;;.ｌ'!ﾐiv ､　　　,.ｌ|x,　　　 ﾍ.ｌ.ヽ
;;;;;.／　　　　 .,r彡'" 　 　 　 　 　 '!レ'"　　　　　 .//　　 .,r､　　 　 　 　 　 f'"｀''./ ;;;;;;;;＼.ﾞ'-､''-..,,,｝;;;;;ヽ　　　 ｌ"l,.　　　恐怖もなにもかも押し退けて戦った。
／　　　　　　 ´　　　　　　　　　　　 、　　　　　,ノ;/　　　 ¨゛　　　　　.,,〟　　　　.ヽ;;;;;;;;.ｌﾞ'!)i、｀＼;;;/'''''-＼,　　∨
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,,、　　　,,〃　　　.,..;;ﾆi /　　　 　 　 　 　 　 ´　　　　　　 ヽ;;;;;;;ﾞ;;､ `　　 ﾞ'ﾐ､　　 ﾞﾞ'ﾆ;;､　　　　俺は勝った。だが───────」
　　　　　　　　　　　　　,i彡　　　/│　　　 ″.,〃　　 .,i;;　　　 .,-、　　　.i;;;;;i　　　　　.ｌ.;;;;;|..ﾞ'|l、　　　ﾞ'li、　　　 ﾞ'ﾐ
　　　　 　 　 　 　 　 ,iｸ゛　　　　l";!I　., ―--ｸﾞ　　.n /゛ 　　　l/　　　　 .ﾞ‐'"　　　　　.ｌ;;;;;.ｌ　.ﾞ'ｆ、　　　ﾞ.ｌx　　　　ﾞ'
　　　　　.,l　　　　.,ﾝｸﾞ　 ,．　　/ ;;;;ﾞ‐',,､;;;;.;i′　　 :!┤　.lL　 .`　　　　　　　　 　　　 　 ｌ;;;;;.ｌ　　ﾞ|''､　　 . ｌヽ
　　　　 .,l|　　　../ ;/　 〃　 ./ ;;;;;;;;ｒ'" !" .lﾞl　　　 : |;;|　　｀　　　　 　 　 　 　 　 ﾞlｭ　　　!;;;;;.!　　ﾞ'ｉ;ヽ　 i､ ゛
　,　　　 !｝　　,i";;;;lﾞ　,iﾘ　,／;;_ﾝ-/　　　　|;l　　　 l´;;;.ｌ　　　　　　　　　　　　　　　ｌ;ヽ 〟l;;;;;;.ｌ　　 .`┤ .ﾞ┘

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::::; ...:'".::::::::::::ノ::::::::::,.ｲ::::::::/ j::::/　　 　 　 　 　 |:::::::lヽ::::::| ヽ:::::::::::::|＼::.＼:::.
- r::''':::::::::::::／.::::／7::::::::/__ l::/　　　　　　　 　 |::::::;　 ::::::|　 ヽ:::::::::{　 ヽ:::. ＼
ﾊ ＼::::::::／:::::／　/::::／ ｀ ７7ﾐｈ ..,,＿　　　　　|:::::|　　j::::|-‐ }､::|::::|　　 }ト､
,∧　_L彡'''"　　 /:／__　　//　　｀: :ー=ミzｧ /　}:::/彡'"|::|　/{ }:ハ::|　　 |
　ハ　|:{　　　 ／'ﾞ　　＼¨7' ‐t yｯ--ﾐ､: : :ノ´　 |::/ r ｧ'"7|/ヾ::.、　l:|
　{ :|　l:|　　　　　　　　　 ｀ﾐトｭ- r::::彡: : ヾ｀ 　 j/--‐彡 |/　 ＼:.、ﾘ　　　　　……俺以外、全員死んだ。
､ ヽ:}　}|　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /: : :　 　 ∥　　　 ｀
:ﾊ　j　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |: :/　　 ∥　　　　　　　　　　俺を庇って死んだ人もいる。
､∧_ ノ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　V :/　 ∧
::.＼: :.∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　V　,.ｲ: : ＼　　　　　　　　　即席でも作戦を練って、死ぬことを前提にした囮になった人もいた。
: :ｰ､V: :∧　　　　　　　　　　　　　　　　　-,........ノ ／:::::::.. : : :ト､
: : : : :｀ミtミi､＿　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 , 　／-L_::::::::::... :}: :｀: ::.、　　　　俺は……そんな戦法まで取って戦った悪魔に、
:::::.... : : : : ｀''＜i:i:i:i:i:h:-..,,_　　　-t‐二ﾆ ブﾞ ／i:i:i:i:i:i:i:i:〉:::::::/:::... : : : }＿
:::::::::::::::::::...... : : :＼＼i:irii7}　　　　　￣ 　／iiiii:i:i:i:i:i/ii7:::::::::::::::::::::::.. :|: : : ＼　　最後の一太刀を入れただけの、新人だ。



　　　　　　　　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::/::::::::::::::::::::::::＼
.　　　　　　　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::厶ミト::::::::::'. :::::::::::.
　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::/ j:::::::′ 　 ｀ ｰ=ミ'. :::::::::::.
　　　　　　　　::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::jl::|i:::′1::/　　　　　　 　 |i::::::|i::::i
　　　　　　　　ｉ:j{:::::::::::::::::::ji::::::／|八|ｲ| __jﾊ{__　　　　 　 　 |i::::::|i::::|
　　　　　　　　|八:::i|::::i:::i//⌒ヽ..|　 |　　 ___―｀丶.,__,j　 　 }i::::::|i::::′
　 　 　 　 　 　 　 リi::i|::,...{　 ﾊ |/　　　　弋赱 ￢ノ　　入__ji::::/}:/
　　　　　　　　　　　 |:i|/....、 い　　　　　　　　￣ 　 　 {赱ｧ'::://ﾘ　　　　　たったソレだけしかしなかった俺が生き残って、
　　　　　　　　　　　 {八.......＼__　　　　　　　　　　　　　:、/ﾊ′
　　　　　　　　　　　　　 }....../　 {　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ′　　　　　　　　ソイツを倒した分だけの位階を上げちまった。
　　　　　　　　　　　　　 }- ′ 　 、　　　　　　　　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　__/＿＿___　＼　　　　 　 ´ ￣　　　　　　　　　　　　新人のクセして、先輩達の３、４段は強くなっちまったよ……。
　　　　　　　　 r===ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==--　　__　　　／
　　　　　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}　__/　　　　　　　　　　　　　『力』だけがな。
　　　　　　 __/三三二ニ=-　-=ﾆ二三三三二ﾆ=---　､
　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二＼
　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二二二＼　　　　　　　だが……それでも『力』が着いたのは事実だ。
　　＿_jニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二∧
　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二∧　　　　　俺はこの力を、生かしてくれた先輩達と、生き残ってる奴らの為だけに使う。

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 .イ/⌒` 、
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _＞::´:／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞､:/‐:::―::-::＜
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 イ:::::::メ、::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /::::::／:::、::＜:_:_:_:_:::::;:ｲ::V
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::;ｲ:::::〈:r`＜_::_:::::::::彡':、::v
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /:::/:::::::,ィぃﾍ:::::＼::下､::::::ﾊ::::V
　　　　　　　　　　　　　　　　 /ィ7:::::::/!´　　 ＼:::从:::::::ﾏ::::ｌ::::::
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::::::/ｿ≧zx､　 }′ｨ≦寸:::Ⅳ::l　　　　　　「ソレが俺の責任だ。
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:;::イ〈t八 {ﾘ 〉　　〈 {ﾘ ﾉλ:ハ::i!
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ´　 ﾊ::::从　￣ 　 i〉　￣　从ﾊl.}/　　　　　　俺はソレだけをやるべきだ。
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ﾏ::{ﾊ!、 　 _`´_　　.ｲ:ﾊソ '、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾏ､　ﾏ!.ﾉ::}is｡　　　 イ:ﾊ:l '　　 ＼　　　　　民の為にと判断された事に対し、
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 Vヽ ヽ,.ｨi|　　二　 iト､ｿ　　　　　>
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_r∨i! f　　　　　　　　 i! 　 　 .／　　　　　俺という暴力は正しく振るわれるべきだ。」
　　　　　　　　　　　 　 　 　 イ: : : :Ⅵ {＿＿　　 /　＿i! 　 ,.ｲi!＼
　　　　　　　 　 　 　 　 ／: : : : : : : :〉: !　　　 ヾ r　 　 i!　∧:::ｊ: : :丶



　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　|:::::| |::| |::| ∨::::::| 　|::i::|........∨:::::ﾊﾄ ::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　|:::::| |::| |::|,,..斗-:|―|::i::|＼.....∨/...|い、::::::i:::::|:::|
　　　　　　　 |::|:::::::::|:::::::::::::::ｉ:|　　　　　　　　|:::厶孑'!ﾉ―‐Ⅵト､ﾊj/　　＼.|ｉ../ ﾘ :,ハ:::ﾊ::::|:::|
　　　　　　　 |::|:::::::::|:::::::::::::::|:|i 　 　 　 　 　 |/:i:i:i{/ {:i:i:i:ｉ斗リ‐ｧ'/　　　　 |l/ /　│..|::| |:::レ
　　　　　　　 |人::::::ﾊ::::::::::::::|八.斗匕⌒ヽ　/ ::i:i:i:i:i:i∠云　ィ彡　 　 　 　 ||　{:: 　|../!ﾉ |/ニヽ　　　　 修道院や限られたクソみてぇなラグジュアリーズの為じゃねぇ……。
　　　　　　　 |　 }::/=|::|::::i:::::|　 i:γﾆニヽi:i:. 　 ＼i::´￣￣　　　　　　　　　ﾘ /::　 ′ﾆﾆﾆニ二
　　　　　 ,，=ﾆﾆl/ニ|人人八 :i:i:∠云¨¨彡:.　　　　　　　　　　　　　　 　 　 {:::　/=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　 全員だ。
.　　　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二∧　￣￣　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　′=ﾆﾆﾆﾆﾆ二
　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ　　　 　 　 j_　　　　　　　　　　　　 　　 　 rr彳ﾆﾆﾆﾆニ二二　　　　 全員にとって最良の使い方をする。
　　　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ　　　　 　 ＼:::丶　　　　　　　　　　　　 　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ
　　　ｉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / lﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二二　　　　 たとえそれで、俺が俺じゃなくなって、ただの『力』になってもな。
　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ､ 　　　　　　 　 -―‐-　 　 　 　 　 /　ヽﾆﾆニ二二二二
.　 ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ＼ 　 　 ´￣__,,..　　　　　 　 　 　 　 l: : :∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　 その使い方として……一番だと考えたのは、
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二/:＼　　　　　 　 　 　 　 　 ／　 　 ｌ: : : :∨ﾆﾆﾆﾆ二二
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/: : : ‘，､ 　　　　　　　　 ／　　　　 : : : : : ∨二二二二　　　　　悪魔をとにかくぶっ殺すことだった、ってだけだ。……つまらねぇだろ？
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|: : : : : i　＼　 　 　 　 ／　　　　 　 ｉ: : : : : :.ｉ=ﾆﾆﾆﾆﾆ

　　　　　　　　　　　　.　-―― - ､
　　　　　　　　　 ≦　　　　　　　　ヘ
　　　＞≦　　　 　 　 　 /　　　／ヽ `＜
　　　￣ ／ ＞　　.／　/　　／｀ ＜ L三≧､
　　　 ／.ォ ォ　∠ 　 /　／ ､　　　 ヽ≦三!.l
　　　 ´ / ´/ 　{≧ヽ/　.代 tx＼　　　Ⅵ//!.!
　　　　 　 /／ ﾔ ７ ／　　` －　 ｚ≦7///l l
　　　　　 " /　 ｀ォ"　　　　　　　 k////Ⅳl l　　　　……。
　　　　　　/ォ／!/　、　　　＿_　´　/!Ⅳ .Ⅶ
　　　　　　´ " /ｋ　　ヽ　　　　 ` ／ Ⅳ　 .ﾔ
　　＿＿＿__./　　｀ .＜＞　 _ ／　　|/　　 ﾔ
ﾔ　ﾔﾔ　　　 ＞ .　　　　｀　７≧
_ﾔ__ﾔﾔ　　　　ｒミ≧　.　　 /　 }
　　　　　　　 .l l　 ｀≦≧ー一ヘ
　　　　　　　.ｌ ｌ　○ﾐ　　　　　　　ヽ
　　　　　 　 l l　　　　　　　　 ○　　ﾔﾍ



　　　　　 ｨ : : : : :, : ':/: : : : : : ; '　　　ヾ : : : : : ､: : : : : :､ : : l: : : : : ､: : : : : : ､
　　　　ｰ――‐彳: :/: :／: ／　　　　　　ヾ: : : : : ヽ: : : : :､ : l: : : : : : : : : : : : :､
　　　　　　　　　': :/: ｲ : : /　　　　　　　　　ヾ: : : ', ヾ: : : : : l: : : : : :l: : : : : : : ､
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　　　　　　　 　 ': : : : : :/ｌ:ｌ　 ＿＿＿ヾ 　　　/ィ__ヽｌ二二ヽl: : : : : :l: :l ､: : : : : :､
　　　　 　 　 　 ' : : : : /'〈''l ｲ　乂l乂 l｀ ｌ　　　ｲ 乂l乂　》 　ｌ: : : : : l: :l　 ｀　 ､: :､　　　　アンタが他より強えぇ理由が分かったよ……
　　　　　　　　 ': : : ／:ヽヽ ',　ｰ―一'　 l　　　　 ー‐一 '　　ｌ: : : : /: : l　　　　 ヾ
.　　　　 　 　 /: :／　ヽ :ヾｰ,　　　　　　 l　　　　　　　　　 /_l: : : :∧: : l　　　　　　　　　アンタ、マジで命が惜しくないんだな。
　　　　　　　/／　　 , zl: ∧: ,　　　　　　ヾ　　　 　 　 　 / ; l: : :/､ ∨ l
　　　　 　 　 　 　／/　l/　 ヾ:､　　　　　　　 　 　 　 　 /: / l: :/　 ヽヾ|　　　　　　　　　　わかるよ、ソレ。
　　　　　　　　　/　 {　　　　　Vlヽ　　　 , - －　　　 ／l: /　l:/　　　　＼
　　　　 　 　 　 l　　ヽ 　 　 　 ',l l/lヽ　　 　 　 　 ／ / l/　 ｌ/　　　　　　＼　　　　　　　俺も外じゃそうだったから。
　　　　 　 　 　 l､　　 ＼.　　　　　 l:::::｀ 　 __　 イ : : {ヽ　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　 　 　 　 ヽヽ　 　 ヽ　 　 　 l::::::::, へ::_::::::::::_::::::ヽl　　　　 　 　 　 　 　

　　　　　　　　　　i::::::::::::: /≧y≦ﾐ､ 　 　 　 . 　 :.　　　　 　 |
　　　　　　　　　　:::::::::::::: !　　　　　 ｉ:::ヽ 、:. ::. :. ::.　 :.　　　 |
　　　　　　　　　　!ｲ:::::::::::　　　　 　 |::!｜ﾊ:::i:ﾄ!ヽ:::　.:::.　:. ﾄﾉ
　　　　　　 　 　 　 !ﾊ:::::::{＿　　 　 ﾉﾘ ﾉ′ﾚﾘ 　ﾚVゝv::::::ﾘ
　　　 　 　 　 　 　 　 Wハ　二≧〈 辷=≦二￣　ﾐ{/ﾞﾊ:ﾊﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 `｀ﾞ＾"}　　"--`ﾞイ　　j〈'/ / ′　　　　　……。
　　　　　　　　　　　　　　 ハ　　 」　　　　　　　　r＜〔＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　 人　 ト､: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　丶　ｬ－，　　 ／　 ／{:丿: : .乂＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 _/:i:i>､　　 ィ " 　 ／ ／: : : :　　 ｀　｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／/:i:i「ﾍ厂ゝ～ヘ／ ／: : : :　　　　　　　廴＿
　　　　　　　　　　　　　　/:i:i:i:i:i/| / / ,'　　/ｸ／: : : :　　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　　　 　 {:i:i:i:i:i:i:i:/ /　 　 /／:i:i:i: : :　　　　　　　　　　　　　 i



　　　　　　　 　 　 　 ⌒丶､::::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　 　 _.　-‐…::::::::::::::＜._
　　　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::＼:::::::＼　)ヽ
　　　 　 　 　 ／::::: /::::/::::::ﾉ:::ﾄ､::::::｀丶､二::ノ
.　　　　　　 /:::::::/:/::::/:::／⌒＾ヾ:::＼:::＼::::ヽ
　　　　　　/:::::::/::::::::/::'/‐- .._　　＼:{＼:::ヽ:::::.
　　 　 　 /:::::::::|:::::::::::::/　＞rミヽ}　 ＞=ヽ:::〉:::::,
.　 　 　 / ::: ／| :::::: |/　,{　 じj ｀　/ィ'TカV:}:::::::.　　　　俺も、育ててくれた人達の為ならなんでもできた。
　　　　/:::ィ:::/::| :::::: ﾄ､ ､.｀ ―' 　 :､ l、じj/ｲ:::j:::::.
　　　 /'　 |:∧::|＼::::| ﾄ､　　　　　.:/　｀¨ '/i|::/＼:,　　　　それこそ俺は死にづらい。
　　　　 　 |′ヽ＼ヽj/_匚]　　 ＿´　 　 / //
　　　　　　　　 }::::/T:´::!ヽ　 　 　 ｀　 ∠ｨ::/　　　　　　　ケガだろうと体が欠けようと治っちまう。
　　　　　　 　 / '′j:∧| :　丶､　　ｨ'´}/ ﾉ'′
　　　　　　　　　　　 　 | i.　　　　　|　　　　　　　　　　　だからソレ全部使った。
　　　　　 　 　 　__.， '/ :,　　　　　ヽ､_
　 _　-―‐-=二_　　 　 ハ　　 / i　 　_二ﾆア¨￣ ｀丶､　　そうしてやっといろんなモンも手に入れて……一回失って、ここまで来た。
／　　　　　　 }　 ￣¨　‐ ､:,　/ -‐ ''´　 　 ′　　　　　 ＼

.　 　 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ミヽ:::::::::::::::::::.
　　　i:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/＾~｀゛Υ:::::::::::::::i
　　　|::j::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::/.::::/.:::::::::/.:::::::::::::/　　　　{:::::::::::::::::|
　　　ﾚ1:::::::::::::::::: /.:/ .:／.:/ｲ::/.:l::l::::/.:::l:::::|:/|!　　　　 {::::::::::::::j::!
　　　　|:::|::ｉ::::::::::/l::/／.::::/.:::ﾚ:::::ﾚl::/l:::::|::/|:! ! 　 　 　 {:::::i::|::/ﾚ
　　　　Ⅴｲ::i::!:ﾚ:::ﾚ:::::::::/⌒V:::::／ﾚ' |::/ﾚ￢!――=-zy}::ｲ/ﾚ
　 　 　 　 Ⅵﾊ!:::::::::::::::/ /^ ヽ:/　 　 ﾚ　　 弋==ｫt､:: /ﾚﾉ　　　　　　　「アンタも俺も一回失った。
　　　　　　　　|:::::::::::::〈　 /ﾐ｝ :! 　 　 　 　 　 ﾞ｀ゞ′　∨
´￣￣￣￣￣|::::::::::／ﾍ ヽ.）　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨　　　　　　　いや、俺はまだ離れただけだ、失いきってない。
:i:i:i:i:i:i:i/￣￣/＼:::/　　ヽ＿　　　　　　　　　　　　　　　 y
:i:i:i:ｉ:ｉ:/: : : （/　　｀　　　　　｀i!　　　　　　　　　　　 `r　´　　　　　　　でもアンタは失ったんだ。だけどソレすら支えにしてる。」
:i:i:i:i:/: : : : : ＼　　　　　 ﾄ、 八　　　　　　　　 ,..＿ノ
:i:i:iﾚ: : : : : : : : :＼　　 　 ! ヽ 　 ＼　　　　　　　-人_
:i:i:i∨: : : : : : : : : : `ﾆ=-　.　　　　＼≧e．　　　/:i:i　〉
:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : : : : : : : ｀t～ﾍノ⌒￣ヽ≧rく:i:i:i:i/⌒ヽ
:i:i:i:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : : : : :/ｉ:|｀'.　‘,　　∨ﾊ:/: /:i:i:/:i:i:i:i:i:i|
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : /.::|:|　|!　 }　　 !　|: :/:i:i:/:i:i:i:i:i:i:ｉﾄ､



.　　　　　 /: : : :. :.rへ: : : : :. :.＼ : : : : : : : : : ヽ: : : : :.ヽ: : : :.ヽ
　　　　　/: : : : : : |　　＼: : : : : : ｌヽ: : : : ヽ:. :. :. ､: : : : : : : : : : :､
　 　 　 /: :. :. :. :. :|　　　 ＼: : : : | 　＞ ､: : : ､:. :. ､.: : : :|:. :. :. :.: :､
. 　 　 /: : : : ／: :ｲ, ‐ ､　　 ＼: :／　, イ_＼:. :|: : : 、 :. :|: : :. :. :. :.､
　 　 / : : :／: : :.,ｲ ⌒ヾｚ､　　 /　イ　l´/ | |ヽ|: :. :.､: : :.|: :. :.､ : : :.:､
. 　 /: : イ: : : : :. :.ｌイ´l//lヽ　　　　､　乂ソ |　 l : : ､:.:.:./‐､: : :.､:. :. :.､　　　　　強ぇよ、アンタ。
　 / '　　ｌ: : :. :. :.ﾉl 乂 ｰ'　ﾉ　　　　 　 ―　''　 l: : ､ : :/‐　l: : : : ､:. :. :.､
　　　 　 j : : : : /: l　　　　､　　　　　　　　　　　|: :､ : / / /: :. :. :. :.､: : : :､　　　　『力』だけじゃない。
.　 　 　 ,': : : ／|:.∧　　　　ヽ 　 　 　 　 　 　 ｜､:.:/´／ : : :. :.|､: : ＼: : ヽ
　　 　 /: :／　 l: : : : ､　　　 　 　 　 　 　 　 　 |､: / ´ : : r､: : :.| ヽ: :|. ＼: :､　　いろんなモンが強い。
.　 　 /／　　　l: : : : / ､　　　 丶　ア　　　　　  |: /:ヽ:.:. : l　＼:.|　 ヽ|　　 ヽ､
　　 　 　 　 　 l: : ／ ,　‐､　　　　　　　　　　　 |/l: :/ V: :l　　 ',|＼　　　　　　　　何がどうとか、俺は頭悪いから言えないけど……
.　　　　　　 　 l: :/／　　 l >､　　　　　 　'　　ノ'　l/　/ V,l 　 　 　 ＼
.　　　　　　 　 l//'　　 　 l/　　‐　≦＿　　彡　　l　/'　ヾ| 　 　 　 　 ヽ　　　　　とにかく、強いんじゃないかな。『外』の連中と比べたってさ。
.　　　　　　　 / l　　　　　　　　 l　　　　　　　　 ,　/ 　 　 　 　 　 　 　 |

　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::/ j:::::::′ 　 ｀ ｰ=ミ'. :::::::::::.
　　　　　　　　::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::jl::|i:::′1::/　　　　　　 　 |i::::::|i::::i
　　　　　　　　ｉ:j{:::::::::::::::::::ji::::::／|八|ｲ| __jﾊ{__　　　　 　 　 |i::::::|i::::|
　　　　　　　　|八:::i|::::i:::i//⌒ヽ..|　 |　　 ___―｀丶.,__,j　 　 }i::::::|i::::′
　 　 　 　 　 　 　 リi::i|::,...{　 ﾊ |/　　　　弋赱 ￢ノ　　入__ji::::/}:/
　　　　　　　　　　　 |:i|/....、 い　　　　　　　　￣ 　 　 {赱ｧ'::://ﾘ
　　　　　　　　　　　 {八.......＼__　　　　　　　　　　　　　:、/ﾊ′　　　　……テメェ程奇妙でも便利でもねぇ、不器用な『力』しかないがな。
　　　　　　　　　　　　　 }....../　 {　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ′
　　　　　　　　　　　　　 }- ′ 　 、　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　だが、『外』とやらも見てきたテメェに言われるんだ……
　　　　　　　　　　　　__/＿＿___　＼　　　　 　 ´ ￣
　　　　　　　　 r===ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==--　　__　　　／　　　　　　　　　一応、自信を持っておく。
　　　　　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}　__/
　　　　　　 __/三三二ニ=-　-=ﾆ二三三三二ﾆ=---　､
　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二＼



　＼､　〃＼｀　　ミ　 ｀ ヽ.　`　｀　ﾐ 、
　＿ヽ i|　　 ＼ミ　､　｀ヽ　＼　　　 ｀.　、　　　　　　　＞
/　　＼|!　ﾑ.　､ヽ｀　　、 、＼＼　 　 ＼＼ ､、　`　、　＼
　 〃/≧yへ＼＼＼＼＼＼　ヽ　、　ﾞ　＼＼＼､_＼≧
　 i　| Γ　　 ＼＼＼＼＼＼＼　　＼　＼ ＼＼＼ｰ=ミ
　 l　|. | 　 　 　 ＼ヽ ＼＼＼＼ヾ. ､　＼　＼､＼ヽ≧=-
　!|　|: |　　　　　　 ＼、 ＼ヾ／､ヽ＼ 　ⅰ　 ∨ヽr‐､
　ｉ|　|i |　　　　　　　　＼　／､／ヾ.ﾄ､＼｜＼　V/＾ヽ寸z　　　　……世話になった。
　!|　|ﾄ!　　　　　　　＿_／彡毛ﾗ￣仆!ハ!　　|、ﾏヽ 　 〉
　 ヽｰ=====ミ、　 `￣ フ´＿¨／　 ハ!|ハ　｜ﾄ､〈 / / /　　　　『先』に続く道までは送ってやる。
Ⅵ　ヽ斗夭芍ヾ }!　　　　 ｀゛　 　 　 　 | ｲﾊ.｜ 〉!ﾘ／ /
　V､　＼`ー "　　　　　　　　　 　 　 　 !/ 　| !（_／　 /　　　　　俺達が逃した獲物だ……その先は頼んだぞ、オイ。
　ﾚヘ.i|、ﾄ､　　　　　　　　　　　　　　　 /　　|′ｲ 　 /
　　Υ＼ヽ　　　　 __　,.　　　　　　　　　　　/!　 斗 /
.　　 !　　ヽ＼　　　 ｀　　　　　　　　　　 　　　　　ｌ!{
　　　 　 　 　 ＼　　 '´　￣￣￣’　　　 ｲ/　　　 ㍉
　　　　　　　　　 丶　　　｀￣　　　　／=/　　　　　|!
　 　 　 　 　 　 　 　 　 .　　　　　／ﾆ=‐　　　　 　 |!
　　　　　　 　 　 　 　 　 ]ft . _／三ﾆ=　　 　 　 　 |!

　　　　　　　　.::::::::::::::::::::::::}::::::::::::＼::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.　　　　 　 　 .:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､
.　　　　　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::､丶⌒`ヽ、::::::::::::::＼` ‐-　..,,＿:::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　 /:::::::::::::::::／:::::::::／　　　　　　 ｀`～､ ＿_＼／⌒＞ :::::::::::::::::::::::::::::
.　　　　　 /::::::::::::::／::::::::::::/　　.ｘへ､、　　　　　　＿／ ／＿__,,|::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　/:::::::::::イ::::::::::::::::::{ 　 <r…‐-ミ====ｨi{「///ヾr'" ｔｯ丁 |〉:::::::::::::::::::::::::
　 　 _,,ノ ィｉ〔　　:::::::::::::::::::八　 .ゝ-‐=＝ｔｯヾ'`｀｀　〈　､廴,､　<　|∧:::::::::::::::::::::::
.　　　　　　 　 /:::::::::::::::／ヽ∧　 >,,、　　 _,,ﾉ〃 　 　 　 　 　 　 l.ノ|::::::::::::::∧::::　　　　逃げたり防いだりしかできなかった分、今度はコッチが好き勝手やるさ。
.　　　　 　 　 /:::::::::::／{ 乂 { ∧　　　￣　　　 　 　 、　　 　 　 ﾉ|　|::::::::|:::/: :∨
　　　　　　　/::::::／ :|::::`　‐-::::∧　　　　　　　　　　/　　　　　.:.::|　|::::::::Ⅳ : : : :　　　　　何やろうがアイツの身柄を持ってくる。
　　　 　 　 / ／:|　 人:::::::::::／!:::::＼　 　 　 　 　 　 　 __　　.:.:.:.::|　|:::::::/ : : : : : :
　　 　 　 ／　-‐|　 　 ＼／: : |::::::::::〕ｈ､　　　 　 -‐　　　／.:.:/.:.|　ｌ::::/ : : : : : : :　　　　その先は、アンタらに任すよ。
　　　　 ／ : : : 八　　＼ : : : :人::::::::／.:.:.:.:.ｰ-　　　　..／.:.:.:./.:.:.l　j::/ : : : : : : : :
. 　 　 /: : : : : : : : ＼　　＼ : : : :＼(.:.:.:.:.:.:`､.:.:.:.:.:}　 {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l　j/ : : : : : : : : :　　　　　ここはアンタらの国だから。
　 　 /: : : : : : : : : : : :＼ 　 ＼: : : :|.:.:.:.:.:.:.:.:.`､.:.:.:.}　 {.:.:.:.:.:.:.:.:.:. l : : : : : : : : : : : :

　　　　　　　　, :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:｀ ＜i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:，
. 　 　 　 　 ／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:i:r-x、:i:i:i:i:i,，:i:，
　　　　　／:i／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:l//∧:i:i:i:/∧:i:i:，
　　　 ／: イ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ/:i:i:i:i:i:i:j///∧_///∧i:i:，
　　／'´　/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:厂　　　　 ｀Vﾊ:i:i:，
　 　 　 ./:i:i:i:i:i:i:／:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:Ⅳ　　　　　　 _V∧:i:,
　　 　 /:i:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:|:i:i:i:Ⅳ二≧=- 　 r示/小:i:
　 　 ./:i:i:i:／:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:i:Ｉ:ｉ:|i:i:iⅣt苡厂 　 　 ﾏ¨|Ⅶ|｀i|
　　 /:i:i／|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/|:i:i:i:/|:i:i:i:厂￣　　　　　 Ｖ| Ⅶ　|
　 ./:／　 j:i:i:i:/:i:i:i://|:i:ｉ//|::i:i:′　　　　　　＿_〉　〈　　　　　向かうのは決定か……勝手に決めてくれる。
　 j'"　　./:i:i:/:i:i:i:///|:i:|//Ⅵi|　　　　　　　　 j
　　　　./:i:i;ｲ:i:i: ｲ///|:i:|i// Ⅵ　　　　_ 　-‐ /
　　 　 |／ /／ ﾉ.///|://///}is｡.,　　　　 　 ′
　　　　　　　　ｒ　i///|'⌒∨///// =-　 ___/＿　-===-　　__
　　　　　　　　|　 ¨ -=ﾆﾆ=＼///////／⌒i`弌￣＼　　i|ﾆ_　 ＼
　　　　　　　　|　　　　　 ￣¨¨¨¨¨¨¨¨i|　　 i|　　＼　 ＼　ﾏﾆ-_　‘，
　 　 　 　 _,／|　　　 ┌―――┐　　l|　　 l|. 　 　 ＼　 ＼寸ニ-_ｊ＼
.　　　_,／　 　 ＼　　｜　 　 　 ｜　　l|　　/　　　　　 ＼　　`寸ﾆﾆ-_ `､



　　　　　　　 　 　 　 ⌒丶､::::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　 　 _.　-‐…::::::::::::::＜._
　　　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::＼:::::::＼　)ヽ
　　　 　 　 　 ／::::: /::::/::::::ﾉ:::ﾄ､::::::｀丶､二::ノ
.　　　　　　 /:::::::/:/::::/:::／⌒＾ヾ:::＼:::＼::::ヽ
　　　　　　/:::::::/::::::::/::'/‐- .._　　＼:{＼:::ヽ:::::.　　　　　　　行かないの？
　　 　 　 /:::::::::|:::::::::::::/　＞rミヽ}　 ＞=ヽ:::〉:::::,
.　 　 　 / ::: ／| :::::: |/　,{　 じj ｀　/ィ'TカV:}:::::::.　　　　　　　　　　　　　　「行くさ。もとより東京と、そこにある知識を求めてここまで来た。
　　　　/:::ィ:::/::| :::::: ﾄ､ ､.｀ ―' 　 :､ l、じj/ｲ:::j:::::.
　　　 /'　 |:∧::|＼::::| ﾄ､　　　　　.:/　｀¨ '/i|::/＼:,　　　　　　　　　　　　　　ここで踏みとどまる理由はない。」
　　　　 　 |′ヽ＼ヽj/_匚]　　 ＿´　 　 / //
　　　　　　　　 }::::/T:´::!ヽ　 　 　 ｀　 ∠ｨ::/
　　　　　　 　 / '′j:∧| :　丶､　　ｨ'´}/ ﾉ'′　　　　　でもここなら、アンタの知識を披露できるんじゃないの？
　　　　　　　　　　　 　 | i.　　　　　|
　　　　　 　 　 　__.， '/ :,　　　　　ヽ､_　　　　　　　　　現に役にも立った、頼られるんじゃない？
　 _　-―‐-=二_　　 　 ハ　　 / i　 　_二ﾆア¨￣ ｀丶､
／　　　　　　 }　 ￣¨　‐ ､:,　/ -‐ ''´　 　 ′　　　　　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　_　　　-‐―――-
　　　　　　　　　　　　￣ 　 ‐-　　_　　　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　　　　　　_　-‐　´　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　 ＿-‐__´＿＿__　　　　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　　　　　 zｲl//／　　　　　　　　　　.ィﾏl　　　＞
　　　　　　　　　　　　 ／ｘ-‐／　 　 ＞z　　　　　／｀マ.ｨ≦７Ⅵ
　　　　　　　　　　　　´ 　.／　_＞ ´1//.　 　 , × 　 　 　 ﾑ/iⅣ
　　　　　　　　　　　 　 ／ ィ７∧（ 〉|/　　 弌　ｔｯ､＼　　 .ﾑ/Ⅳ
　　　　　　　　　　　　　´　 /x1l八_./ 　.／　 ` ー’`´ ィﾆ!///
　　　　　　　　　　　　　 　 ´　ﾚ'l/l/　／　　　　　　　 l ｵ1l//
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /kll/／ ､ 　 、　　　 _ ィ′l//　　　　……今程度の知識量では、その先底をみられる。
　　　　　　　　　　　　 　 　 _/　´＼ 　 ＼　`ｰrｰく´＼　ll/
　　　　　　　　　　　　 ＞ ´ ヽ　　　 ＞　_ ,-く　＼ ＼ ＼　　　　　より知識を付けて見せびらかすさ。
　　　　　　　　　　＞´　　　 　 ＼　　/ ＜.{ 　＼　ヽ　 　}
　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　｀ ＜ ＿ヽﾊ　 　 　 　 l　　　　　　コッチでもアッチでも、どこででもな。
　　　　　　　∠￣ ‐- _　　　　　＿＿___｀ ー' 'i　　　　　 l
　　　　　 ／　 ￣ ‐- _ ＞　　 「ｒ－‐――一'ﾞゝ.　 　 　 l
　　　　 /　　￣　｀丶　　　　　 l l　○.　　　　　 ﾍ　　　 八
.　　　 /　　　　　　　 丶　　　　l l　　　　 　 　 　 ∧─''"　}



.　　　　　 /: : : :. :.rへ: : : : :. :.＼ : : : : : : : : : ヽ: : : : :.ヽ: : : :.ヽ
　　　　　/: : : : : : |　　＼: : : : : : ｌヽ: : : : ヽ:. :. :. ､: : : : : : : : : : :､
　 　 　 /: :. :. :. :. :|　　　 ＼: : : : | 　＞ ､: : : ､:. :. ､.: : : :|:. :. :. :.: :､
. 　 　 /: : : : ／: :ｲ, ‐ ､　　 ＼: :／　, イ_＼:. :|: : : 、 :. :|: : :. :. :. :.､
　 　 / : : :／: : :.,ｲ ⌒ヾｚ､　　 /　イ　l´/ | |ヽ|: :. :.､: : :.|: :. :.､ : : :.:､　　　　そ。
. 　 /: : イ: : : : :. :.ｌイ´l//lヽ　　　　､　乂ソ |　 l : : ､:.:.:./‐､: : :.､:. :. :.､
　 / '　　ｌ: : :. :. :.ﾉl 乂 ｰ'　ﾉ　　　　 　 ―　''　 l: : ､ : :/‐　l: : : : ､:. :. :.､　　じゃぁ俺らはまた一緒で良さそうだね。
　　　 　 j : : : : /: l　　　　､　　　　　　　　　　　|: :､ : / / /: :. :. :. :.､: : : :､
.　 　 　 ,': : : ／|:.∧　　　　ヽ 　 　 　 　 　 　 ｜､:.:/´／ : : :. :.|､: : ＼: : ヽ　　　　　「ああ、縛られずに行きたいからな。」
　　 　 /: :／　 l: : : : ､　　　 　 　 　 　 　 　 　 |､: / ´ : : r､: : :.| ヽ: :|. ＼: :､
.　 　 /／　　　l: : : : / ､　　　 丶　ア　　　　　  |: /:ヽ:.:. : l　＼:.|　 ヽ|　　 ヽ､
　　 　 　 　 　 l: : ／ ,　‐､　　　　　　　　　　　 |/l: :/ V: :l　　 ',|＼
.　　　　　　 　 l: :/／　　 l >､　　　　　 　'　　ノ'　l/　/ V,l 　 　 　 ＼　　　　　　だね。
.　　　　　　 　 l//'　　 　 l/　　‐　≦＿　　彡　　l　/'　ヾ| 　 　 　 　 ヽ
.　　　　　　　 / l　　　　　　　　 l　　　　　　　　 ,　/ 　 　 　 　 　 　 　 |

.　 　 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ミヽ:::::::::::::::::::.
　　　i:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/＾~｀゛Υ:::::::::::::::i
　　　|::j::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::/.::::/.:::::::::/.:::::::::::::/　　　　{:::::::::::::::::|
　　　ﾚ1:::::::::::::::::: /.:/ .:／.:/ｲ::/.:l::l::::/.:::l:::::|:/|!　　　　 {::::::::::::::j::!
　　　　|:::|::ｉ::::::::::/l::/／.::::/.:::ﾚ:::::ﾚl::/l:::::|::/|:! ! 　 　 　 {:::::i::|::/ﾚ
　　　　Ⅴｲ::i::!:ﾚ:::ﾚ:::::::::/⌒V:::::／ﾚ' |::/ﾚ￢!――=-zy}::ｲ/ﾚ
　 　 　 　 Ⅵﾊ!:::::::::::::::/ /^ ヽ:/　 　 ﾚ　　 弋==ｫt､:: /ﾚﾉ
　　　　　　　　|:::::::::::::〈　 /ﾐ｝ :! 　 　 　 　 　 ﾞ｀ゞ′　∨
´￣￣￣￣￣|::::::::::／ﾍ ヽ.）　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨
:i:i:i:i:i:i:i/￣￣/＼:::/　　ヽ＿　　　　　　　　　　　　　　　 y　　　　……お前はどうすんだ、ダグ。
:i:i:i:ｉ:ｉ:/: : : （/　　｀　　　　　｀i!　　　　　　　　　　　 `r　´
:i:i:i:i:/: : : : : ＼　　　　　 ﾄ、 八　　　　　　　　 ,..＿ノ　　　　　　　別にお前はコイツらみたいな『精鋭』にならなくたっていいんだぜ？
:i:i:iﾚ: : : : : : : : :＼　　 　 ! ヽ 　 ＼　　　　　　　-人_
:i:i:i∨: : : : : : : : : : `ﾆ=-　.　　　　＼≧e．　　　/:i:i　〉
:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : : : : : : : ｀t～ﾍノ⌒￣ヽ≧rく:i:i:i:i/⌒ヽ
:i:i:i:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : : : : :/ｉ:|｀'.　‘,　　∨ﾊ:/: /:i:i:/:i:i:i:i:i:i|
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : /.::|:|　|!　 }　　 !　|: :/:i:i:/:i:i:i:i:i:i:ｉﾄ､



　　　　　　　　　　 　 　 　 /　 　 　 |　　　、　 　 　 | 　 　 |　　 ｉ::ヽ:::::::::::::::::::／
　　　　　　　 　 　 　 　 　 i　　　 　 |　', 　 ＼　　　 | 　 　 |　 ノ|:::::::＼:::::::／
　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　i　｜　', 　ヽ ヽ. 　 | ノ 　 |　　 |、::::::::::::く ＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | ! !l i l　 l ＼ ＼　＼ ｀≧⊥ 　 ﾄ.イﾉ|::＼::::::::::::＼ ＼
　　　　　　　　　　　　　　 乂八`j≧ﾄ､　＼ ＞ｒ'"｢しﾊ 　 | | } ! ﾉ::::::::＼::::::::::::ヽ. ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　|　 圦 iﾉハ　　　　　ゞ=''|　i | |ﾉ爪::::::＼:::::＼::::::ノ ＼ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　ﾍ ゞ-ﾟ'　　　　 　 　 |　|ﾉイ.::j::}:!:::::::::ヽ::::::厂　　　＼ ヽ　　　　　教義も当然大事です、が……。
　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　人　　'　　　 　 u ｜ |:::::::::::::ｊハ:::::::::厂＼ヽ 　 　 ハ ｝
　　　　　　　　　　　　　　　　',ハ　 i ｀ 　. 　｀　 　 ..イi　厂｢￣　　´￣　　　 ',　 　　｜ﾉ′
　　　　　　　　　　　　　　　　 Ⅵ　八　,--≧==≦彡l　/　 !　　　　　　　　　 |　 　　 |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 Ⅵ　_/　 　 　 . : : :トﾚ' /　｀￢ｧ―- 、　　　 |　 　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ ｣＿＿＿___,;ｨ{ii/ /　　 ／　　　　', 　　 ﾉ 　 ／
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ ／ﾌ 广¨¨¨¨¨ ヽ Ｋ　　 / 　 　 　 　 ',　　厶イ
　　　　 　 　 　 　 　 ｢￣￣｀ヽ／／∠.　　　　 . : :∨/ ／　　　　　　　 ',＿＿__
　　　　 　 　 　 　 　 |　　　 ／'´￣￣｀丶、　　. : : :Vく　　　　　､ . :´　　　　　　|
　　　　　　　　 ｒ―｢:}|　　 /　　╋ 　 　 　 ＼　. : : : : : ヽ.　/ ／　 　 　 　 　 　 ﾚﾍ

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ⌒ /::＼/⌒＼＿＿
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　　　　　　　　　　　 　 　 {ｲ　:　|{/-|　V } |､-､　|　| ＼_ 　 ＼ ＜
　　　　　　　　　　　　　　 ∧ |､ィ 斧＼|､|ｲ斧ﾐV＼|ﾘ､::::}＜⌒＼|
　　　　　　　　　　　 　 　 ,　V({ﾘVツ　, 　 vツ　　　　＼　〈＼　 }
　　　　　　　　　　　 　 　 { V 圦　　 　_　　 　 八 ､　　｢､〉 ＼
　　　　　　　　　　　　 　 人 (　个 　 　 ｀　　.ｲ　}⌒＼j ＼＿_＼　　　　……。
　　　　　　　　　　　　　,　￣ー｢ ∧､｀ ｰ　7ヽ　　| ∧|_}＿　　　￣
　　　　　　　　　　　　 .:　 　 　 V /＼＿_/__ |＼ |'　/ /-､ Y
　　　　　　　　　　　　 {　　　 ,:/ノ､　　　　　V 　 ヽ {rく-､}_ﾉ
　　　　　　　　　　　　r------､ 　 ＼＿＿__},.:　 八乂_)'_/
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　　　　　　　　　　　　[介]--- 〈／￣￣￣＼ }イ､_/o



　　　　...:＜￣:::::::ー-..､
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ォ:::::::::::::::::Y　　　　　　/＞､:::::ﾍ　　　　　　　　　　　 ＞､:::::k::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜
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ｌ::::::::ｵ:::::::代ｔｯ＜　　`ー"　!;;ﾍ:ﾄ､ﾍ　　　　　　　/::::::::::::,、:::::::＼:::::::::彡' :::::::::::::::::::::: :∨
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:::/!::ゝ1:::::l　　　 　 ´ 　_　.ｨ､ヾ|　 _　-ぇ ７　 /::::::/:::/`　　丶:::::::ﾄ :::::＼:::::::::::::::::l::::::::::::∨
:/ 1:::::ﾊ:::::ト 　 　 ,ぇ´ 　./　 ゝイ　　/　/　　ﾉイ:/::ｨ:l　　　　　＼{　＼::ハ::::::::::::::|::::::::::::::∨　　　　　　「…………。」
.　 |::::::ォⅥｵ≧ 　 ＿　ｲ　 /　/ 　 /　/　　　　lﾉｲ::ハ≧=z、 　 ,ｨ≦三ニﾏ::::::::λ:::::::::::::::∨
.　 l才 Ⅳヾ ∨｀ヤ´　　　 ｨ　 ヤ ´　　ﾊ　　 　|:::::/ｌ::ﾑ ´ ﾋﾘ㍉　　´l　ﾋリ.ﾊ::::::::} )ヽ:::::::::::::!
　　　　　　　/ヾ__ﾍ＿ ィ´　　　　　　　{　　　　j:::/ l!:::λー ' ﾉ 　 　 ー‐ '　 ﾏ::,'_ﾑ:::::lヽ::::::|
　　　　　 イﾊ　ｚ≦　　　 ○　　　　　　　　 　ノ´　 l:::::ハ　　 ヽ　　　　　　 r-}/､:::::ト:lハ::::!
　　 　 ｲ　/r ´　　　　　　　　　　　　 ト､　　　　　ノイ　人　　 - 一　　　 ｲ/ 'ﾊ!＼:!､'　.}:/
　 ｒ ´ i ィ　|　○　　　　　　　　　　　　　 ヾ　　　　　／　 .＞．　　　　 .ｲ　ﾄ　　　　　∨ '
　 {ヾ 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　f〈　　 　 /　 ＞　イ　　 .L!　　　　.八
.　 Ⅵ　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　 .7ヽ　ﾊ: :､　　＞≠　　　　/　　i!　 　 　 　 〉―＜

　　　　　　　/ / |　 八　　{ ＼ l| ＼ヽ}ヽ＼ }:::￣￣::::::::::〉
　　　　　 　 | ﾊ ||　 | {＼　＼ 斗､-|ﾘ 　 ＼＼::::::::::::::::::/ ､
　　　　　 　 | l |l|{--|-|､ 从　} ィﾁ斧ﾐ　 　 V⌒:::::::::::::::＼ ＼
　　　　　　　＼|八イ斧ﾐ　 }/　　vzり∨　　 ∨:/:::::::::::::/｢ ⌒＼
　　　　　　　　　| ＼} vり　　　　 　 　 } ∨　 ∨:::::::::／　　　　　　　　私たちの国の問題に、
　　　　　　　　　| | ∧　　 '　　　　 　 ,:| ∧　　|＼／､　　|
　　　　　　　　　| | : 个　　 ´｀　　 ／ j/| 从　j 　 } ∧　 |　　　　　　　『外』からの人たちだけを行かせるのは……間違ってると思います。
　　　　　　　　　|∧　{　　 ｀　r　 ´ ￣ }＞ ´}/ ヽ j/　}　/
　　　　　　　　　|　 ＼}--r‐ ´}　 / ,ノ /　 　 　 　 '.　/ｲ
　　　　 　 　 　 　 ,:'　l　/ ／| ´￣　／　　　　　 　 V　　　　　　　　　　それこそ。
　　　　　　　　　 _{__,.:／イ:::::|　　／ 　 :.　　 　 ＿＿'.＿＿
　　　　　　　　 ｢／　　 ,..:|／j_／　　　　〉、　 /　　　　　　　￣}
　　　　　　　 /^⌒ヽ､/,イ二二ミ､　 ::..:'　 ＼/　　　　　　　　 /_
　 　 　 　 　 {｢::｢ヽ∨/ /::/　　＼＼ 八　　/　 ,　------r‐介::ヽ
　　　　　 　 八::|　} | { ｛:::{　　　　 >く ､　　∨ /　　　　　〈_/:∧ｰ'
　　　　　　　 ∧ｰ 乂j＞:::|＿__,.イ /∧∧　∧{ 　 　 　 　 〈:/　､ｰ



　　　　　＿＿＿＿__、__　　,　 -=…　ー 　、　））
　　　　　|＼＿＿＿__≧＞　　　　　　　　　　ヽｿ
　　　　　}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／　／　／　　　　　　　　｀ 、
　　　　　 }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .／　／　　　　／　　　 i　　ヽ
　　　　　 .{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ./　　{　　　　／／　　　ﾊ　',
　　　　　 r=__;,;=- ":./　　 レ´,,　’V"メ ノ/ .ﾉ |　;　　|
　　　　 =」／:.:.:.:.:.:.:ﾉ　　　 ／仆乍ﾐ(／ ﾉ.ノ--l ノ　| .!　　　　　名ばかりでも『精鋭』として先陣を張り……
　　／⌒:.:.:.:.:.:.:.:.／　　　 /　 乂うｫ　　 "　f=ﾐ,ﾚ,'　ﾉﾉ ，
.／　 /.:.:.:.:.:.:.／／　　　人　　´｀　　　　　{うjj /／〈 j　ヽ　　　　この国の問題を解決しに向かうべきだと思います。
| .／/　',:.:.:.:/／　　／.八ﾍ　　　　　　　　 ,¨｀l ~　ﾄJ　　 ',
|´　.| ／}:.:.:´　　.／　|ﾉ:.:.:.t ..、　　 －－　 .ノ　　.|U　　　 。
　　 ﾚ　 |/ {　.／　　ﾉ }:.:.:.}_　　 .　 　　　 　 }　　 ﾘ＼　　　¨^ゝ　　　だから私も……その一陣に加わろうと思います。
　　　　　　 V　　　　／＝ｲ　ー--=z:'　 　 ﾉ|　 .ﾉ　　 }　　／ ﾞ ,
　　　　　　　　　　_ ｀´-<　　　　　　',---= ノ ノ 、　　 ，<
　　　　　　　　, '　　　　　 ’　、ー　liヽ　　|"　　　｀ 、　　 ヽ　　　丶
　　　　　　　/　　　　　　　　　＼　/!!!iii:ﾄ |　　、　　　|＼　　 。　　　 、
.　　　　　　 {　　　　　　　　　　 . V ヾミi」 ﾞ　 ,　x,　　 |　 ⌒《;ﾍ　　　　 ，

　　　　　　　 ./:i:i:／,i{:i:i:i:i:i:,｡s≦ ､:i:i:i:i:i:ｉ∨∧:i:i:∨:i:i:i:iヽ:i:i:i:＼
　　　　　　　/:i:ｉ/:ｉ/:iИ／"´￣￣ ＼:i:i:i:ｉ:∨:i|:i:i:ｉ:∨:i:i:i:i:i∨ﾊ　ヽ
　　　　　 　 |:ｉ:/:i/:i:ｉ:{　　　　　　　　 }∨:ｉ:ｉ:|:i∧:i:i:ｉ:|:i:i:i:i:i:i:ｉ|:i:ｉ|
　　　　　 　 ∨ｉ:ｉ|:i:i:∧　　　　　　　　　∨:i:ﾚ ､:}:i:ｉ:ｉ|:i:i:i:i:i:i:ｉ|:i:ｉ| 　 }!
　　　　 　 　 {:i:i:i|:i:i:|　＼　 　 　 _ 　-= |／ 　 ＼:iﾉ:i:i:i:i:i:i:ﾉ:i:ｉ|　ノ′
　　　　 　 　 ∨∧i:i|　　: : : :ｒ≦ｒ ´¨苡 ,ﾉ　　　 ニ7'⌒∨_{／
　　　　　 　 　 ＼:iＮ-=ﾆヾ: : : ⌒ー‐=彡　　 　 =7 / ﾊ ∨　　　　　　　不安だな。
　　　　　　　　　　 　 }(._少} ､　　　　　　　　　　　　{＾　ﾉ }
　　　　　　　　　　　　 ￣ ﾉ　_　　　　　　　　　　　 _)／／　　　　　　　お前は俺と比べて動きがトロい。
　　　　　　　　　　　 ‘,　　｀　　　　　　　　　　　　 {_ ィ
　　　　　　　　　　　　　、　 ｰｒ　_二ヨ　　 　 　 ／{/　　　　　　　　　　　が。
　　　　　　　　　　　　　 ＼　 ´　　　 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　.ィ　　　「￣￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ー―＜_　 -―､ |　　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 「 ／￣/　　/　 /./∧　　　　 ／￣＼＿
　　　　　　　　　　　　　　 ｒ ／　　./　　/　　{｜| ∧＿_,／､＿__／ ／
　　　　　　　　　　　　　／|∧､　　l　　 　 　 ∨〈　　_　　　　　 (_,∠



.　 　 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ミヽ:::::::::::::::::::.
　　　i:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/＾~｀゛Υ:::::::::::::::i
　　　|::j::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::/.::::/.:::::::::/.:::::::::::::/　　　　{:::::::::::::::::|
　　　ﾚ1:::::::::::::::::: /.:/ .:／.:/ｲ::/.:l::l::::/.:::l:::::|:/|!　　　　 {::::::::::::::j::!
　　　　|:::|::ｉ::::::::::/l::/／.::::/.:::ﾚ:::::ﾚl::/l:::::|::/|:! ! 　 　 　 {:::::i::|::/ﾚ
　　　　Ⅴｲ::i::!:ﾚ:::ﾚ:::::::::/⌒V:::::／ﾚ' |::/ﾚ￢!――=-zy}::ｲ/ﾚ
　 　 　 　 Ⅵﾊ!:::::::::::::::/ /^ ヽ:/　 　 ﾚ　　 弋==ｫt､:: /ﾚﾉ
　　　　　　　　|:::::::::::::〈　 /ﾐ｝ :! 　 　 　 　 　 ﾞ｀ゞ′　∨
´￣￣￣￣￣|::::::::::／ﾍ ヽ.）　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨　　　　……その辺の先輩と比べりゃぁ、十分『精鋭』さ。
:i:i:i:i:i:i:i/￣￣/＼:::/　　ヽ＿　　　　　　　　　　　　　　　 y
:i:i:i:ｉ:ｉ:/: : : （/　　｀　　　　　｀i!　　　　　　　　　　　 `r　´　　　　　実力に名前が伴うだけだろうよ。
:i:i:i:i:/: : : : : ＼　　　　　 ﾄ、 八　　　　　　　　 ,..＿ノ
:i:i:iﾚ: : : : : : : : :＼　　 　 ! ヽ 　 ＼　　　　　　　-人_　　　　　　　お前だったらなぁ。
:i:i:i∨: : : : : : : : : : `ﾆ=-　.　　　　＼≧e．　　　/:i:i　〉
:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : : : : : : : ｀t～ﾍノ⌒￣ヽ≧rく:i:i:i:i/⌒ヽ
:i:i:i:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : : : : :/ｉ:|｀'.　‘,　　∨ﾊ:/: /:i:i:/:i:i:i:i:i:i|
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : /.::|:|　|!　 }　　 !　|: :/:i:i:/:i:i:i:i:i:i:ｉﾄ､

　 　 　 /: :. :. :. :. :|　　　 ＼: : : : | 　＞ ､: : : ､:. :. ､.: : : :|:. :. :. :.: :､
. 　 　 /: : : : ／: :ｲ, ‐ ､　　 ＼: :／　, イ_＼:. :|: : : 、 :. :|: : :. :. :. :.､
　 　 / : : :／: : :.,ｲ ⌒ヾｚ､　　 /　イ　l´/ | |ヽ|: :. :.､: : :.|: :. :.､ : : :.:､
. 　 /: : イ: : : : :. :.ｌイ´l//lヽ　　　　､　乂ソ |　 l : : ､:.:.:./‐､: : :.､:. :. :.､　　　　だってさ。
　 / '　　ｌ: : :. :. :.ﾉl 乂 ｰ'　ﾉ　　　　 　 ―　''　 l: : ､ : :/‐　l: : : : ､:. :. :.､
　　　 　 j : : : : /: l　　　　､　　　　　　　　　　　|: :､ : / / /: :. :. :. :.､: : : :､
.　 　 　 ,': : : ／|:.∧　　　　ヽ 　 　 　 　 　 　 ｜､:.:/´／ : : :. :.|､: : ＼: : ヽ
　　 　 /: :／　 l: : : : ､　　　 　 　 　 　 　 　 　 |､: / ´ : : r､: : :.| ヽ: :|. ＼: :､
.　 　 /／　　　l: : : : / ､　　　 丶　ア　　　　　  |: /:ヽ:.:. : l　＼:.|　 ヽ|　　 ヽ､
　　 　 　 　 　 l: : ／ ,　‐､　　　　　　　　　　　 |/l: :/ V: :l　　 ',|＼
.　　　　　　 　 l: :/／　　 l >､　　　　　 　'　　ノ'　l/　/ V,l 　 　 　 ＼
.　　　　　　 　 l//'　　 　 l/　　‐　≦＿　　彡　　l　/'　ヾ| 　 　 　 　 ヽ
.　　　　　　　 / l　　　　　　　　 l　　　　　　　　 ,　/ 　 　 　 　 　 　 　 |



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,..､､..,,_八/:.:.:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　＞ アﾆﾆニニニ}__)ィi〔-‐…‐-
　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　 __　　 / ／ニニ二二二|‐┘ ィi〔`､ ＜_
　　　　　　　 　 ィi〔　　　 ＞宀イ二ﾆ=‐宀￢￢＜=ﾆニ二|　/　　　　/,　 }
　　　　　　　　/　,､丶`^⌒⌒ V厂　　　　　　　　＼寸=‐ 〈^ (} /　　　 }　/
　　　　　　　　乂≧=‐　　 　 / {　　　 　 　 　 ＼　 ＼vニ/＼)　　　　 _,/
　　 　 　 　 　 　 ￣　　　　,　　:.　　　 ＼ ＼　　〕iト,__＞く　 ,　　　　　}
　　　　　　　　　　　　　　 /{　 八　　｜　／_＼　 }　γﾏ=ア　　　 　 / ､
　　　　　　　　 　 　 　 　 {｜ {　 ヽ　｜ /　,ｨう笊}|　/,　}/　　　　　 ,　　 〕iト.,
　　　　　　 　 　 　 　 　 入|　'， -‐`､i＼{　{乂少/ 　 ∨,　　 　 　 /　　 　 　 〕iト.,
　　　　　　　　 　 　 　 　 　＼ ＼f笊ぅ　　　　　　|　 　 }　　 　 　 ,(__　　　　　　　 /,　　　　　知りませんよー！？
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }/〕iト.,_ゞ ' 　 ,　　u　}　　 八　　 　 /=ノ　　 　 　 　 　 /,
　　　　　　　　　 　 　 　 　 / { / | 分　　　 、　／　 ／　　　　 ∧^ ヽ　　　　　　　　 /,　　　私がナラクの底に行って、貴方よりも強くなってたら！！
　　　　　　　　　　 __rく＿__／ )　{　　 ≧‐　 ィ　　 / /　　 　 ,/　/,　 /,　　　　　 　 　 }
　　　　　　 　 /⌒　 ＼_＼ィi〔　八　　|　/＿)　 { /　:　　　／,　　 /, 　 /,　 　 　 　 　 |　　　その言い方、お頭に言って直させますからね！！
　　　　　 　厂　∨,〕iト,_ﾉ＿_ノ / /＼｜rく__}／〉,′ {　　 ,　/　　　 }　 }　/, 　 　 　 　 }
. 　 　 　 ／　　　∨,＿_＞‐く / /ノニ＼〈_/_／　:. 　 :　 /　′　 　 |　/　　i　 　 　 　 从
　　　 ／　　___r＜V〉　/_..斗r≦ ィ＞ ゝ={=‐V　〈_　, 　:　　　 　 　 |,ｲ　　　　　　 　 /
　　 /　　　　　 　 },､丶`　 __／=／ 　 ／ ‐==Ⅳ_　/,} /　　,　　 　 /　　　 /　 　　　,
.　 八　　　　 　 ノ　　　//⌒〕iト　/, //　 ゝ=':::. 　 V ＼　 /　　　　 　 　 ,　　 　 ／
.　　　`､　　 ィi〔)　　　 {::{　　　 　 }　 　 　 　 }:::}　 /＼　ゞ　　　　　 　 ／　　 ィi〔
.　　　√￣　　 　 ､丶`ゝ/,　 　 ／¨¨/, ＿_ノ::/　,　 / /,_/　　 　 　 ／ ,､丶`
　　 　ゝ￢￢＜´/ /　/ ゝ‐=＜/　　　 ＼ｲ:::/　/　/　ノ　　 　 ￣￣￣
　　　　　　　　　/ /　/ /　}:::} , {　　 　 　 ::::/　/ ／ ´
　　　　　 　 　 / /　/ /　/:::　　　　 　 　 {:::{＼ ,'／

　　　　　　　　　 　 　 　 　 ////////////////////////, へ///////////// ∧
　　　　　　　　　　　　　　 /////////////////////// /^ ミ;;∨/// -､///////∧
　　　　　 　 　 　 　 　 　 l////////////////////// /　 　 ｀ ｰ z__;;;;;;|////////ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　|///////////////////// /　　　　　　　　　 |/////////ﾞ,
　　　　　　　　　　　　　　|/{////////////!/|//|// /　 　 　 　 　 　 　 |///////// |
　　　　　　　　　　　　　　|　V////,／　 Y:::l/:|/. |/}/ー-　　　　　　　　　}/}////////|
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 V///{ /r::}j/::.....|.....{　l 弋ｯ _` -　_　 　 　 / //////// ﾘ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 Ⅵ{::ﾍ {::::、::............　　　` ‐- ` ::::::`　　 _/ //////////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',::∧｀ }..:...........　　　　 　 　 　 　 ,.:tｯ､/ }////} ///　　　　言ってろ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',:::::ﾄ-､...........　　　　　　　　　　 { ｀ - ^<////厶ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }'^... . |.........　　　　　　 　 　 　 |　　 /厶ｲ／　　　　　　　その頃には俺がまかり間違って『お頭』になってるかもしれんぞ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'.........八.........　　　　　　　　　／ 　 ,:'
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,. ---/ ..........l...:＼...... 　 　 ｰ-　 _　　　 , '　　　　　　　　　　　　そうなりゃお前はずっと俺の下だ。
　　　　　　　　　　　　　　 ,':::::::::::≧=-　_l......:::＼...　　　 　-　｀　／
　　　　　　　　　　　　　　,'::::::::::::::::::::::::::::::〕iト...::: ＼..　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　敬語をつかえ、敬語を。
　　　　　　　　　　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〕ﾄ､::＞　__ ／
.　　　　　　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼＾Yiト .,_
　　　　　　　　　　　__「￣::::::＞ ．::::::::::::::::::::::::::::::::::/::}.l |　}:/:



　　　　　　 　 　 　 　／´　　　　　 .∨ ￣ ヽ≧、　　/
　 　 　 　 　 　 　 ／　 ,　　 　 　 　 　 　 　 }ミ≧、/
　　　　　 　 　 　´ /／ ,. ／　　　　　　　　　ヽ三三≧、
　　　　　｀ー====ｲ　／/ /　/　　　　　　　　　i三三三}
　　　　　　　　／, | / / ,≠X| 　/　　　　　!　 l∧三三}
　　　　 　　／　/ ﾚ //l圷Y .i　/ｊ≦|,/〆 /　/,三ヽ三ｊ　　　まだそうじゃありませんし、
　 　 　 　 ´　 ./／, イ l匕ｿ .|/ノ尓Kｱ｀ /　//三≧、
　 　 　 　 　 ./ｲ／{ﾐiヽ＼　,　　 匕ｊナ´　, イ三ミ≧〉　　　　そもそも貴方が一番敬語を使えてないじゃないですかぁーッ！！！
　　　　　 　 / /　 /ハ i　i.ヽ- 、　uｲ/ .／　　｀ 三ｿ
　　　　　 　´ ´　 ﾑi ヽ,　 ∨三＜´/／　　F/un ヽ 、　　　　貴方がお頭になるには、その口癖の悪さから直さないと無理です！！
　　　　　　　　 　 ｀≧/ 　　≧≦ノ ´　　ヘ　　 　 ｊﾙi´ ヽ
　　　　　　　　　 　　 ﾄ=- 、 , -===- 、´　/＼＜´ ハ　　＼　　　修道院の人にも気を使えなければ無理なんですからね！！
　　　　　　　　　　 　 i｀,ー Y　　　　 il}　　ｊ　　ゝ ´=ノヽ　イiﾍ
　　　　　　　　　　 　 M　| .||　｀ー‐ｲ川ヽ　　　　＞´ /∧ヽ　ｊ
　　　　　　　　　　　l´｀l　| .||　　 |　 .川ヾ}、__ ノi　　　 ／｀-´

　 　 　 　 　 　 　 /.:::::::: .　　　　　　　　　゛　ヽヘ ｀ﾞ　　　　ⅰ
　　　　　　　　　　i::::::::::::: /≧y≦ﾐ､ 　 　 　 . 　 :.　　　　 　 |
　　　　　　　　　　:::::::::::::: !　　　　　 ｉ:::ヽ 、:. ::. :. ::.　 :.　　　 |
　　　　　　　　　　!ｲ:::::::::::　　　　 　 |::!｜ﾊ:::i:ﾄ!ヽ:::　.:::.　:. ﾄﾉ
　　　　　　 　 　 　 !ﾊ:::::::{＿　　 　 ﾉﾘ ﾉ′ﾚﾘ 　ﾚVゝv::::::ﾘ
　　　 　 　 　 　 　 　 Wハ　二≧〈 辷=≦二￣　ﾐ{/ﾞﾊ:ﾊﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 `｀ﾞ＾"}　　"--`ﾞイ　　j〈'/ / ′　　　　　俺がお頭になったら、修道院に今みてぇなデカいツラさせねぇさ。
　　　　　　　　　　　　　　 ハ　　 」　　　　　　　　r＜〔＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　 人　 ト､: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　丶　ｬ－，　　 ／　 ／{:丿: : .乂＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 _/:i:i>､　　 ィ " 　 ／ ／: : : :　　 ｀　｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／/:i:i「ﾍ厂ゝ～ヘ／ ／: : : :　　　　　　　廴＿
　　　　　　　　　　　　　　/:i:i:i:i:i/| / / ,'　　/ｸ／: : : :　　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　　　 　 {:i:i:i:i:i:i:i:/ /　 　 /／:i:i:i: : :　　　　　　　　　　　　　 i



:::::::::::::::／::::::::::::／:::::::::::::::::::/}:::::/　　　　　 　　|::::::::|:::::::::ﾄ､::::::::::::::::::::＼＼
::::; ...:'".::::::::::::ノ::::::::::,.ｲ::::::::/ j::::/　　 　 　 　 　 |:::::::lヽ::::::| ヽ:::::::::::::|＼::.＼:::.
- r::''':::::::::::::／.::::／7::::::::/__ l::/　　　　　　　 　 |::::::;　 ::::::|　 ヽ:::::::::{　 ヽ:::. ＼
ﾊ ＼::::::::／:::::／　/::::／ ｀ ７7ﾐｈ ..,,＿　　　　　|:::::|　　j::::|-‐ }､::|::::|　　 }ト､
,∧　_L彡'''"　　 /:／__　　//　　｀: :ー=ミzｧ /　}:::/彡'"|::|　/{ }:ハ::|　　 |
　ハ　|:{　　　 ／'ﾞ　　＼¨7' ‐t yｯ--ﾐ､: : :ノ´　 |::/ r ｧ'"7|/ヾ::.、　l:|
　{ :|　l:|　　　　　　　　　 ｀ﾐトｭ- r::::彡: : ヾ｀ 　 j/--‐彡 |/　 ＼:.、ﾘ
､ ヽ:}　}|　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /: : :　 　 ∥　　　 ｀　　　　……初代国王、『アキュラ』の作ったサムライ衆を取り戻す。
:ﾊ　j　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |: :/　　 ∥
､∧_ ノ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　V :/　 ∧　　　　　　　　　ただ民の為に悪魔を祓う、護国の騎士にさせる。
::.＼: :.∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　V　,.ｲ: : ＼
: :ｰ､V: :∧　　　　　　　　　　　　　　　　　-,........ノ ／:::::::.. : : :ト､　　　　　　修道院の小間使いも……今の内だけだ。
: : : : :｀ミtミi､＿　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 , 　／-L_::::::::::... :}: :｀: ::.、
:::::.... : : : : ｀''＜i:i:i:i:i:h:-..,,_　　　-t‐二ﾆ ブﾞ ／i:i:i:i:i:i:i:i:〉:::::::/:::... : : : }＿　　　耐えとけよ。
:::::::::::::::::::...... : : :＼＼i:irii7}　　　　　￣ 　／iiiii:i:i:i:i:i/ii7:::::::::::::::::::::::.. :|: : : ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　 ／⌒
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 { (　　　　＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ ,　 ´ 　 　 　 　 ＜⌒＞------､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,　´　　　 　 　 ￣＼　｀く＿＿__ノ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 /　　 ､　ヽ　､⌒＼　ヽ::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　:'　 |　l!　{　　{　,|､- ＼　∧　|::::::::::::::}_
　　　　　　　　　　　　　　 /ｲ　| 八　＼　Vﾘ≦_ヽ}　　∨}::＿__ノ::ヽ＿＿__ノ
　　　　　　　　　　　　　　　 |l! {,{ -l＼ ﾊ　}´{r刈ハ 　　＼::::::::::＜ﾉ ＜￣
　　　　　　　　　　　　　　 , 从 ＼ｨ斧｀　V　 ー'　|!＼　　 ＼::::::::::＼　＼　　　　……期待せず、行って待ってますよ。
　　　　　　　　　　　　　／ し }＼}　vﾘ,　　　　　　|　_ﾊ　　　 ＼:::::::::}＿　＼
　　　　　　　　　　　　 ,:　　|ゝ|　圦　　　 　 ,　 　 |ｲ/:::}/＼　　 }:::::/ ＼｀⌒＼
　　　　　　　　　　　／　 　l　从　个　　｀　　 　 ｨﾘ{::〈/　　 ヽ　|＼|⌒＼
　　　　　　　　 　 , 　 　 　 ﾘ-く }l从　　｀ ｭ-　´　　|､::＼＿　 }/
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　＼/ｲ--fz､__,ﾉ　 　 　 乂-＜￣ /
　　　　　　 　 /　　　 , 　 　 ／　　//-､　　r--‐ //　　 　 ｀ヽ
　　　　　　 .　　　　 /　, 　 ´　 ､_ノﾉ　　　 　 　 //　　 　 　 　 .
　　　　　 /　 　 　 /　´　　　 ／ く_)　　,.: rv'^V/ 　 　 　 　 　 }



　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿　 ｚ≦￣ミー--　ィ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀　＜　　　　　　 /　　　 ／ﾊﾄ､ _
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　/　　 ／¨ﾞ ＜_.ハ
　　　　　　　　　　　　　　 ∠　　 ィ　　　 / 　 ∠_　　　　 }　!
　　　　　　　　　　 　 　 _ ｚ≦＿/　　ィ / 　× tｯ､≧ _＿}　!
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∠ィく__／ ／ 　 ￣　　{tｭＹ .｜
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∠　ィ　　　　　　　」 /,}　 l　　　……それでは、依頼を確認しておこう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　＼　　 ＿＿　　//|　/
　　　　　　　　 ./￣￣￣ヾ ﾍ __/￣≧　＼　　　　｀ｨ / .},/　　　　あくまで現状、『ナラクの底』にたどり着いてない状態で発行されてるモノだがな。
　　　　　　　　/　　　 　 　 ﾍ ∨- ミ　　　 ≧､__／ }/　./
　　　　　　　 f　　　　 　 ＼ ￣　　 ＿ ≧　_ /K
　　　　　　　 {　　　　　　　 ＼　　 {　　｀　- /｀ム,- ､
　　　　　　　 !　　　　　　　　　ヽ　ｌ 　 〇 /￣}／ 　 }‐- ミ
　　　　　　　.{　　　　　　　　　 }　 !　　　/　／　　 　 ヽ　 ﾊ
　　　　 　 　 !　　　　　　　　 f 　 } 　_　 {　　　 　　　　}　!　{
　　　　　　　 !　　　　　　　　 }　 / /__ゝく￣≧ ､ 　 　 〉 |　 ヽ_
　　　　　　　 l　　　　　　　　 Ｌ./ /／　　 ￣｀Ｙ ヽ　 /　 !　　　}

　　　　...:＜￣:::::::ー-..､
.　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
. ／:::::::::::::::::::::::::::/::＼:::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::＞　´ ￣ ヽ::::::::ﾍ
ォ:::::::::::::::::Y　　　　　　/＞､:::::ﾍ
.l:::::::::::::::::::l_　　　　　ｋｔｼ.λﾍ:::::ﾍ
ｌ::::::::ｵ:::::::代ｔｯ＜　　`ー"　!;;ﾍ:ﾄ､ﾍ　　　　　　　　　　まずは何といっても“『黒の修道女』の捕縛”だ。
::::::;ｨ∧::::::!`ー "　　､_　　　l､;;;l|　　　　　　_
:::/!::ゝ1:::::l　　　 　 ´ 　_　.ｨ､ヾ|　 _　-ぇ ７　ヽ　　　　これの前提として、俺達はナラクを抜ける。
:/ 1:::::ﾊ:::::ト 　 　 ,ぇ´ 　./　 ゝイ　　/　/　　　ヽ
.　 |::::::ォⅥｵ≧ 　 ＿　ｲ　 /　/ 　 /　/　　　　 ﾍ　　だが……この任務の備考欄、気になる事が書いてある。
.　 l才 Ⅳヾ ∨｀ヤ´　　　 ｨ　 ヤ ´　　ﾊ　　 　 　 ﾍ
　　　　　　　/ヾ__ﾍ＿ ィ´　　　　　　　{　　　　　　　ﾍ
　　　　　 イﾊ　ｚ≦　　　 ○　　　　　　　　 　　　　　 ﾍ　　　ナラクの底……『東京』についての記述が妙に細かい。
　　 　 ｲ　/r ´　　　　　　　　　　　　 ト､　　　　　　　　 ヽ､
　 ｒ ´ i ィ　|　○　　　　　　　　　　　　　 ヾ　　　　　　　　 ﾍ　　　ここに居るのに、東京についての何等かの情報を修道院は既に持っているものと考える。
　 {ヾ 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　　　　　　ﾍ
.　 Ⅵ　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　 .7ヽ　 　 　 　 　 ﾍ　　そこに……お前達の言う、『魔法の遺物』の存在だ。



　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　. :≦ ,r―- ミ=≠:ヽ　＿_
　　　　　　　　　　　. :≦: : : :./: : : : : : ぇヽ ／: : : |
　　　　　　 　 . :≦: : : : : : :.:/: : : : :,∠圭∨ﾍ.: : :｜
　　　　　z≦: : : : : : : : : : :./: : : :／　　　　　 Ｖ: :小
　　　　　　　　￣　≠: : :.:/: : : / ＼　 　 　　　Ｖ: :|∧
　　　　　　　　　／: : : :.:/: : : /¨ぅ ､≧　/z≦__}，:|: ∧
　　　　 　 　 ／: : : :/ :/: : : /｀ ｰ一　　ﾊで_. ィ∧ﾄ : ∧
　　　　　　　 ￣￣'/ :/: : : /　　　　　　{　　　∧:.小　￣　　　　どうにもソレに、多額の『追加報酬』が記載されている。
　　　　　　　　 　 /斗: : ／ ﾍ　　　　　/　　 /:/ヽ : :，
　　　　　　　　　　　 l:／/＼　ヽ -―　　 ／|:/　　＼:，　　　　　修道院からの追加の依頼が入る可能性も示唆されている。
　　　　　　　 　 　 _,. ＜{　　≧-＞ - ＜ 　 l′ 　 　 ＼
　　　　＿＿_　 ＜　 ヽ　｀ ＜　　　{ ∧　｀ｔ .,　　　　　　　　　　　……コレがどういう事か、だ。
　　　 {　　　　 ＼　　　 ヽ　 　 ￣￣　 {　 |:　 ｀ト .,_
　　　 |　　 ＼. 　 ＼_＞彡 ＝=ー---┘　｀ ＜｣　_　≧､
　　　 |　　　　＼　r一´　,/ﾊ　　　　　　　　　 　/ 　　　 ヽ
.　　 八　　 　 　 ヽ}　 ｒ彳::厶＿rﾍ　　　　　　　{/　　　　′
　 　 　 }､　　 　 :州　∧:::::L:ﾊｰ:!::::ト:f:ヽﾍ○ 　‘，　 　 ′
　 　 　 ヽ　　　　　i／　L:::}:::::{:: |:::::}:::〉::}:::ﾍ　 　 :}　 　 {

: : : : : : : :. :.|: : :./: : :. :.／　 /_: : イ　　　 /／/ :.:.:.:.∧
: : : : : : : :. :.|: :./: : : ／,,...．-‐　'''""ﾉ/　 ｌ/ ィ: : :. :. :.∧
: : : : : : : :. :.l: ,: : ,　'　_,,..．-‐､'''"´　　　/ｨ/ll ､: : : : : :.∧
: : : : : : : :. :.|/／ ' ´　　　　　ノ　　　　, l lｌUｌ　＼: :. :. : ∧
: : : : : : : :. :.|　 　 　 _,, ｨ≦"lヽ　　　　､弋_ﾉｌ　　 ｀ ＜: :.∧
: : : : : : : :. :.l 　 ,r''"　{{llＵ}　l　　 　 　 　 、"ｌ',　 　 　 ｀ ＜',　　　　……修道院は、東京のモンが欲しい？
∨: : : : : : : : 　 　 　 弋__ｿ ﾉ　　　　 　 　 > ｌ:.',
‐∨:. :. :. :. :.|　 　 ､ ＿　　'　　　　　 　 ／　ﾉ､ヾ
ｰ ∨: : : : : :|　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,　　＼
＼ ∨ : : : : |　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 , '　　　　＼
: : :ﾞ ∨: : : :.|　 　 　 　 　 　 　 　 ／　/　　 　 　 　 ヽ
:.: :.: :.∨: : : |｀　､　　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　ヽ
: : : : : :＼:.:.:|￣　'' ‐- 　 _ 　 　 ＿_/



　　　　...:＜￣:::::::ー-..､
.　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
. ／:::::::::::::::::::::::::::/::＼:::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::＞　´ ￣ ヽ::::::::ﾍ
ォ:::::::::::::::::Y　　　　　　/＞､:::::ﾍ　　　　　　　　　　　　そういう事だ。
.l:::::::::::::::::::l_　　　　　ｋｔｼ.λﾍ:::::ﾍ
ｌ::::::::ｵ:::::::代ｔｯ＜　　`ー"　!;;ﾍ:ﾄ､ﾍ　　　　　　　　　　そして報酬を出すのは変わらず修道院……。
::::::;ｨ∧::::::!`ー "　　､_　　　l､;;;l|　　　　　　_
:::/!::ゝ1:::::l　　　 　 ´ 　_　.ｨ､ヾ|　 _　-ぇ ７　ヽ　　　　どうやら魔法の遺物、修道院が解析してるらしいな。
:/ 1:::::ﾊ:::::ト 　 　 ,ぇ´ 　./　 ゝイ　　/　/　　　ヽ
.　 |::::::ォⅥｵ≧ 　 ＿　ｲ　 /　/ 　 /　/　　　　 ﾍ　　　　俺達『外』と同等の技術を欲しがっているようだ。
.　 l才 Ⅳヾ ∨｀ヤ´　　　 ｨ　 ヤ ´　　ﾊ　　 　 　 ﾍ
　　　　　　　/ヾ__ﾍ＿ ィ´　　　　　　　{　　　　　　　ﾍ
　　　　　 イﾊ　ｚ≦　　　 ○　　　　　　　　 　　　　　 ﾍ
　　 　 ｲ　/r ´　　　　　　　　　　　　 ト､　　　　　　　　 ヽ､
　 ｒ ´ i ィ　|　○　　　　　　　　　　　　　 ヾ　　　　　　　　 ﾍ
　 {ヾ 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　　　　　　ﾍ

　　　　　 |.　　 ＼　.∧＼　ｚ-―　　　＿＿__｀　　＜　　　＼≧ｋ＼
　　　　　 |.　　　　×　∨≧､- ﾃ 　 　 ∨　　　＼￣￣　　　 ＼≦ｚ＼
　　　　　∧　　 .Ⅳ　＼∧ｚｔｿメ 　　　　∨　　　　＼　　 ＼　　 ＼
　　　　 ∧.Ⅷ　　ﾑ　　 ＼￣　　.｀＜　　 ∨　　　　 .＼　　 ＼　　 ＼
　　 　 ∧1 Ⅷ 　 ﾏ　　 　 ＼　　　　 ｀ ＜ ∨　　　　　 ＼＜　＼ー―　　　　『教義』を敷き、守らせるような修道院の動きとは違う……。
.　　　/´. | . Ⅷ .Ⅳ　　　　　 .＼　　　 　 ∧≧　　　 　 　 .＼ ≧ ＼
　　 /　　.| .7Ⅷ K＿ r　　　　　.＼　 　 ∧.∨ ＼＜.　　　 　 ＼　￣　　　　　　加えて、先ほどの緊急集会……ウーゴが主導していた。
　　　　　 Ⅳ .Ⅷ　 ∧　 z―- ､　　　　./　　 l　　 ＼≧＜　　　 ＼
　　　　　 |/　 Ⅷ　　 ヽ　　　　　 　 　 ィ　　 .l 　 .／ ＼ ∧≧＜　.＼　　　　　となればこの動きは修道院、それもウーゴの采配だと考えられる。
　　　　　 |　　 Ⅷ、　　 ＼　　　 . .＜　.l　　　ｌ ／　　 　 ＼Ⅵ＿.　￣
　　　　　 |　　 .Ⅷヽ　　∧.`ｰ≦―zx　 l　　／　　　　　　ｚ≧‐-≧zx.
　　　　　　　 　 Ⅷ　＼　∧Ⅵ ＼　∧､ {／　　　　　　／ｚ＝＝=　≧ﾍ
　　　　　　　　　ｷ　　　＼∧＼　 ＼∧<　　　　　　／／ ｚ-―　---≦ﾄ､



　　　　　　　　　　　　ォ　　￣　ヽ
　　　　　　　　　 r ´ ﾑl∧　　 i 　 ﾏ､
　　　　　　　　 /　　ﾑ≧ﾑ　　 !　　 ﾏ ､
　　　　　　 　 /ｵ　 l＿　 ﾑ　　}　 !　 ﾏゝ
　　　　　　　　 ﾑﾏ k‐uﾐ　ﾑ　∧　ﾚ＞`　　　　　　俺達はともかく……サムライとしてはコレをどう思う？
　　　　　　　　 | ∧.ﾄ￣ }_.　}/　∨‐-　_
　　　　　　　　 ﾚ　.Ⅵ ､　_ __　／ﾚ 　 / ７‐-　 _　　ダグラス。
　　　　　　　　　r　´{　| ヽ_ イ_／　 ./__/　　　ｒﾊ
　　　　　　　　　K　 レ　{ 〇　　〇　　　　 ／　 ヽ
　　　　　　　　　 ﾄ　　　 1　　　　　　　　 /　　　　 ＼
.　　　　　　　　　 Ⅷ　　　i　　　　　　　　k　　￣￣￣ ヽ
　　　　　　　　　　Ⅷﾔ　　}　　　 　 　 　 `＼　　　　 　 ﾍ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_
　　　　　　　　　　　　　,.::´:::￣￣::::::ｚ≦＿
　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::Y::::::::::::_＞´
.　　　　　　　　　　Y::≧≦1::|:::::|::::::::::｀:...
　　　　　　　　　　 l:::L　　」:::|:::::|r ﾐ::::::::::_≧ｚ､
　　　　　　 　 　 　 ｌ:弑 ´ｨ去:::::|1　}:::::::::ヽ､　　　　　マッカに困ったりしない限りは、
　　　　　　　　　　　lﾑ '_ 　 ⅥⅣイ:::弋´ ￣
　　　　　 　 　 　 　 ｌ::ゝ-‐　ｌ|Ⅳ .ハー-　　　　　　　無理にコレは進めなくてもよさそうだからな。
　　　　　　　 __　　　ﾚ　}ゝ＜ﾚ ´　 ｨ/｀ >､
　　　　　ｒ く｀ヽヽ　ィ「 |　 {＿　イ　〈__/　 ＞ ､　　　お前が守る教義に反するというのなら……配慮するかもしれん。
.　　　　kxヽ」`Y" 「! 〒――一"　 　 r　´　　 }
　　 　 λ　　イ　 | !　| o　　　 o　　./　　　　 1　　　できない可能性も先に提示しておくがな。
　　　 (__l＞" ﾔ　 V　.!　　　　　　 ./　　　 　 /
　　 　 ヽ　　_ｨ ＼ }　 | o　　　 o ./



　　　　　　　　　　　　　　　＿　　　　　　　＿＿__
　　　　　　　　／⌒　　,....'---｀＜⌒＼／:::::::::::::::::＞､
　　　　　　　　||　　,　´ /　　　　　 　 ＜::::::::::＿__／:::::}
　　　　　　　　{{ ／ 　^'　　　　　-､　 　 ヽ::::＿＿,:::::::/
　　　　　　　　乂　　　　　　　⌒＼＼ 　 ∧::::::::::::::::::::}
　　　 　 　 　 /^ 　 　 　 　 　 ､ 　 ＼＼　,ﾊ:::::::::::::::::ﾉ-､
　　　　　　　/ / |　 八　　{ ＼ l| ＼ヽ}ヽ＼ }:::￣￣::::::::::〉
　　　　　 　 | ﾊ ||　 | {＼　＼ 斗､-|ﾘ 　 ＼＼::::::::::::::::::/ ､　　　　コレは……特にハン、貴方を見てて思ったことですが。
　　　　　 　 | l |l|{--|-|､ 从　} ィﾁ斧ﾐ　 　 V⌒:::::::::::::::＼ ＼
　　　　　　　＼|八イ斧ﾐ　 }/　　vzり∨　　 ∨:/:::::::::::::/｢ ⌒＼
　　　　　　　　　| ＼} vり　　　　 　 　 } ∨　 ∨:::::::::／　　　　　　　この国の発展には……『魔法の遺物』が必要です。
　　　　　　　　　| | ∧　　 '　　　　 　 ,:| ∧　　|＼／､　　|
　　　　　　　　　| | : 个　　 ´｀　　 ／ j/| 从　j 　 } ∧　 |　　　　　ソレを正しく扱える知識も。
　　　　　　　　　|∧　{　　 ｀　r　 ´ ￣ }＞ ´}/ ヽ j/　}　/
　　　　　　　　　|　 ＼}--r‐ ´}　 / ,ノ /　 　 　 　 '.　/ｲ　　　　　　ならば……。
　　　　 　 　 　 　 ,:'　l　/ ／| ´￣　／　　　　　 　 V
　　　　　　　　　 _{__,.:／イ:::::|　　／ 　 :.　　 　 ＿＿'.＿＿
　　　　　　　　 ｢／　　 ,..:|／j_／　　　　〉、　 /　　　　　　　￣}
　　　　　　　 /^⌒ヽ､/,イ二二ミ､　 ::..:'　 ＼/　　　　　　　　 /

.　　　　　　　　　　, ⌒′　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼ヽ
　　　　　　　　　/____.ｉ　　　　　／　　　　 |　　　:i　 　 　 ヽ　　 i
　　　　　　　 ／.:::::::::|､　　 　, 　 　 ,　 　 |　　　:|　　　 　 :ｉ　 ｉ |
.　　　　　 ／／:::::::::::ｉ､＼　:/　 　 /　 　 :|　　　:| 　 ｉ　 　 |　 | |
　 　 　 　 く::::::::::::::::八 ＼V　　　/　　　 .:|　　　:| 　 |　 　 |　 ｌ |
　　　　　 {　＼:::::::::::::i ＼.′　｀≫ｘ､ 　 从　 i .::| 　 | , 　 :|　 jﾉ
　　　　　 {　／:＼:::::: ＼_ｉ 　 　 iレ／≫=‐-ｲ :/|示爪　i .:|
　 　 　 　{/::::::::::::::｀=-/´|　 x≦圻示ミ､／　V,ｨ圻示 .ハﾘ
　　　　　 ',＼:::::::::::::::::.:{､ |　 ｀ 代ｕ:ソ　　　 　 ﾋﾅ　jｲ: i　　　　　私は積極的に集めてもいいと思います。
　　　　　　ヽ ヾ_:::::::::::个 |i　　 | :::::::　　　　　 　 ::::〃　|
.　　　　　　　',　ヾ彡" j　|i　　 |　　　　　　 　 ′　　　　　　　　　路銀も……ナラクの底でも必ず必要です。
.　　　　　　　 ;　,.　　　.}　|:　　 |＼ 　 　 -‐ 　 イ　　　′
　　　　　　　 ﾉ.ﾉ j 　.乂 从 　 | 　 　 r―＜　j/　　 /　　　　　　　悪魔に対しての交渉に必要なんですから。
　　　　　　　´　 .斗＝≪⌒.　 | ＼＿|ﾍ,　　 V　′/
　　　　　　 　 :'´　　　 　 ＼ヽ |　　　　　ヽ、 }/}／ ,＿_　　　　　　我々の為、集められるだけは集めましょう。
　　 　 　 　　′ 　 　 　 丶　'从　　 /:＼f7ﾌ'ー 、/― ､＼
.　　　　　　　ｉ　　　　　　　|.　　ヽ　 /::::::::)'　　 　 ＼ー―‐ ヽ
　　　　　 　 _|　　　　　　　|　　　｀ /＼:::{{､.ヘ　　　 ヽﾆﾆﾆﾆ}

　　　　　　　　　　　 _
　　　　　　　＿__ィ1|　 ￣　 ≧zx　　＿
　　　　　　///////　　　　_｀＜ﾑ-‐　´
　　　　　 //////Kｘ　　 x　マ///＞x
　　　　　////＞´　 /＞､ マ7ｚ _ﾑ―-｀ _
　　　　 /////l＿　<ｨ´’ノ＼ ﾏ///＼　　　　　　　分かった。
　　　　lﾏ |//lｋ‘ﾌ1　　　　 1＼ ﾔ｀　‐-
　　　　|'　|/λﾍ　 `　__ 　 / ﾔ ＼　　　　　　　　　それと俺達が一つ知っている問題は……。
.　　　　　 Ⅳ Ⅵ'＼ ´　_ ィ　￣ﾔ＿ォ―ｫ_
　　　　 　 |'　 ∨　「￣ﾔ　_　-‐　　////　/｀＼
　　　　　　　　　＞'￣￣　|　　　　　￣　./　　　＼
　　　　　ｨZ7￣_ 　 -‐　￣○　　　　　　l 　　　　 l
　　　　zｲ／　 ｌ ○　　　　　　　　　　　 l　 　 　 　l
　　　 ∧ 　 　 l　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　 ﾔ



　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:≧: . .,_
　　　　　　　　 ,.:≦:.７:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧: . .,_
　　　　　　　 ./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:＿＿￣:.:.:―-:.:.:.:.:.,_＿＿≧: .,_　　ｺｿッ……
　　　　　　　/:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞ .,　 ―-:.:.:.:.≧: .,_
　　　　　 ／:.:.:.:‘ｆ≧ｚ.,_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞ .,:.:.:.:.:.:.:.:.≧:.:.:＞ .,_　　　　　　　　　東京にもエルフィ達の宗教、『ガイア教団』がある。
　　　 .／:.:.:.: へ‘州"　　　７, ＜:.:.:.:.:.:.:.:.:＞ .,} ﾘ:.:.:.＼￣￣
　　／:.＞ /:′{≧ 　　 　 ,:式ﾂ ﾘ｀ ＜:.:.:.:.:.:.:.:丶￣￣　　　　　　　　　　　　　お前達の信仰する天使達とは恐らく敵対的だ。
.／　´　 ./:.{:.:.:.|　 　 　 _,/!{_.　 ´　　　 ｀ ＜:.:.:.:.:.ヽ　　　　　__/⌒≧　.,_
　　　　　i:.: |:.:.:.|　　　 ￣　　　　　　　　　　　〕 ＜:.:ゝ　／７ /　　　　　　≧　.,　　　となればもしかすると、俺達東のミカド国から来る者とも……
　　　　　|:.: |:. ∧ 三≧:､　　　　　　　　　　 /:. ／＾ヽｒｆ {　|:/　　 　 　 　 　 　 ，
.　 　 　 .′:∨:.∧三三ﾊ　　 　 　 　__　　./／　　　/{　!　!|　　　　　　　　　　　　　　無条件で敵対的立場になるかもしれん。
　　　　.′:./ ∨:.∧/寸小_＿ニ∠´　　 ./　　　　 /!:|　|　|j　　　　　　 　 　 　 |
　　　 .′:/ 　 ∨:.∧　`ー-=≡三〔　 .／　　　　,　 l |　|　||　　　　　　　　＿＿!_
　 　 .′/　　 :|:∨:.∧　　　　　　｀ヾ:く　　 　 　 ′ ‘_ゞ' ´ {　|　　　　　　　　　　 ７
　　　／ 　 　 :|:/∨:.∧　　　　　　ヾヾ:ヽ 　 ／　　　　　　　　| |　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　/　 丶:.∧　　　　　　 } }　}／　　 　 　 　 　 　 | |:　 /　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　/ﾑ　／　　　　　　　　 ヾ　 |　/　 /　　　　　　　 　 ＼

　 　 　 　 /　 　 ∧.ｲ /　/　 / /　　 /　　|　　| ﾄ､.:::|　ﾘ　 i　 i ::::::ﾉ ＼ ＼
　　　　　/　　　/ ,.! .〃 /　 / /:l 　 /　　　| 　 | |. |::::|:..}　 .!　.ﾄ／::ヽ　ヽ. ＼
　　　　 ,'　 　 〃/ V/' /　下lﾒ､l　./　　　　 |　,|, ィ'|::.Ⅳ i. ﾄi　|:::::::ヽヽ　　＼ ＼
　　　　 {　　　//　/ﾊ./　 厶==ミ_ﾒ､　　　　 イ,.|==ｔド/ ,ﾊ | ﾄ､|::::::::::::::::ヽ　　＼ ヽ
.　　　　 　 　 l/　〈/ .i:::liく　ら!::::j:i`　　　　　　う!:::j::!/ ,ﾊ　ハ .|::::::::::::::::::::ヽ　 ハ ｝
.　　　　　 　 /::::　j!　i:::ﾊ.　ヽ辷ゾ　　　 　 　 .ヾ二ｿ' /./　|. ｉ...|::::ヽ::::::::::::::::ヽ｜ﾉ′
.　　　　　　/::::::: 〃　i::|∧ 　 　 　 　 　 :.　　　　　/ / ﾊ! ,ﾊ. i..|::::::ヽ:::::::::::::::ノ|　　　　えッ……エルフィさん達の宗教、
　　　 　 　 ヽ:::::::::|　 i::|〈`ﾄ､　　　　　　 :i　　　u / / //　|i | V|::::::人:::::::厂
　　　　　　　　￣ |　 i::| |:::::|＼　　　　 ,.. ..、　　/ /,.1/　 ハﾄ. |￣　　／　　　　　　　天使様達とは敵対関係にあったのですか？
　　 　 　 　 　 　 |　 !::| |:::::|　　ヽ　　 　 '　 　 / /'　,}!　/イ|| |.||　 ／
　　　　　 　 　 　 ||　i:;ﾊ.|:::::|　　_,|::＞　 __.　イ,.ｲ､. 〃 /}　 ||. || |
　　　　　　　　 　 ||　!'　|ﾊ:::ヽ .|.`_`ー―v-一''´_'ﾌ/ /_ﾉ　 || ハ.|
　　　　 　 　 　 　 | .|／||::ヽ__〉|　　　　　|　 　 　 ././　　　　 　 ||
.　　　　 　 　 　 __,| .|.=ﾉ--―':ﾄ､　 　 　 |　 　 __,,ﾉ /ー--==,,,,__
　　　 　 　 ' ￣ 　 V　　　　　/　￣￣￣￣￣￣　l,　　　　　 , '　￣｀



　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／/////≧s｡.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , //////////// ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , /////////////////＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　, /////i} ∧ ///////////∧
　　　　　　　　　　 　 　　 　 　 //////i:i:i:i:i:i∨///////////∧
　　　　　　　　　　　　　　　　 / '////　　　　 ∨///////,!///∧
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　{///{i:ｉヽ　､＿_∨//////,|////∧
　　　_　 _ 　 　 　 　 　 　 　 　 {///{:i:ｉ:/　 ー‐苡ァ ////|////|＾＼　　　　　ここでは上手く隠してたがな。
　 　 }:iV:i:)_　　　　　　　　　　　{＾V,:{:ｉ〈　　　 ｀冖Ｖ/////|////|　　 ＼
　 　 |:/:i/ /__　 　＿　　　　　　＿Ⅵ'i|　　　　　 　 ＼'//,:|Ｖ// |　　　　　　　だがここまでこればバラしても問題ないだろう。
　 　 i':i/ // ﾉ 　 {:i :|　　　 .／:i:i:i:i:i}|:i:，‐ -　　 ／/　i＼,:| ∨/:|
　　　V:i:i}'_,/　　 :}:i :!　 　 :{´７ / /:i:i:/〕ー=≦　 /　 .}_}):}|　 V｜　　　　　　　といっても、無暗やたらには話せんがな。
　　　 ∨ i:i:＼　 /:i :{　　　:}　｀'ｰ'ｖﾍi} /￣￣￣￣￣　　 {　　 ＼
　　　　{　 >:i:i:i〕i:i/　}　 　 :}　 　 ＼,:i} l┌――┐　　　　ﾊ.　/　　　　　　　　とりあえずは、俺達の秘密にしておいてくれ。
　　　　′　　＼:i{　 l　 　 /,i　　　　 ∨└――┘　_, ｋくi^∨ /

　　　　　　　 　 {::::::::::::::::::::::::/　　　/　 ／　　　　　 　 　 ＼＼:::＼
　　　　　　　　　':.::::::::::::::::,..::ﾊ　　 /　 /　　　　　 　 　 　 　 ヽ V:/
　　　　　　　　 　 ヽ::::_／:::::{ 　　/　 /,　/　 　 |　　 |!　 　 　 ∨:〉
　　　　　　　　　　 {::::::::::::::::ﾊ 　/　 // /　　 !{ |　　 |!　 | |　 　V
　　　　　　　　　r-乂:::＿／'::}V　　j/〃　/ ,从　　 / 　 | | 　 ,: |
　　　　　　　　 /:::::::::::::::／: ／/　 //l-|-/}/､　|　 /}--/､,　 / /
　　　　　　　　乂:::::::::::::::::: / ,: 　　/l ｨﾁ斧ﾐ　　|／,ｲ斧ﾐ/　/ /|
　　　　　　／　 ∧:::::::::::／ /　　/从{ vツ　　　　　 vﾂ ﾑイイ　　　　　は、はい……。
　　　　　 (ー‐ ´　＼:／ ／,.:/ /.:/:∧｀ ¨　　　 ,　　¨´∧:| | l　|
　　　　　　｀≧=-　 　 イ　// /.:/:／込、u　v:: ｧ　　ｲ::／ j/　　　　　　でも信じられない……あれだけ統率も取れていて、
　　　　　　 {　/￣ ／ /　／ ｲ イ 　 r┴ ＞　 _　＜ ￣　 /　　,
　　　　　　 ∨　/⌒ ,: ／／￣_,.　＜乂　｀≧=-=≦}＞､,: 　　/　　　　　私たちとも、ある程度は上手く共生出来ていたのに……。
　　　　　 　 　 　 　 {　,イ／´　￣＼ 　 ＼| 　 　 　 |r／　　,　ヽ
　　　　　　　　 　 　_|/ ,　　　　 　 　 ヽ　/＞====r /　　イ　　 }
　　　　　　　　　　｢( ／　　　　　　　　 ∨　　　　 || ｛／＼　 　 ,-､
　　　　　 　 ＿／ ∧　　　　　　　 　 ／　　　　／⌒＼ 　 '.　　{ /}_
　　　　　　｢　_{::V　∧　 　 -,､　 　 /　　　　／　　　　 ヽ　 }　／/:::｝



　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_
　　　　　　　　　 　 , .-＜: : 、: : : : : ｀ヽ
　　　　　　　　　／／: : ∧: : ヽ:.: : : : : : :＼
　　　　　　　　./ /:./"´⌒ﾞ∨: :∨ : : : : : : : ＼
　　　　　　　 / / : {　　　 _,.∨: :∨: : : : : : : : :_＼　　　　　　ヤツ
　　　　　　 　 /小ﾊヽ　ｰｔi__ﾗ， ∧､ｒ ⌒i: : : :＼｀　　　　『エルフィ』はソレが上手いんだ。
　　　　　　　 　 :|: : V　　　 　 ∨:∧　　ﾘ 小: 「
　　　　　　　 　 :|ﾊ: ヽ　　 　 　 ∨:ﾊ　ｲ: :ハ　　　　　　　その上強い。
　　　　　　　　　　:|′',　＿_　 　 ∨:|　i斗､
　　 　 　 　 　 　 　 　 ',　　 　 ／-‐ ¨　　 |　　　　　　　　だから……お前達で言う所の司教、『指揮官』クラスに登りつめたんだ。
　　　　　　　　　　　　　 ーｒ≦　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　 　 　 　 | |[ o ]　　　　.斗 ､　　　　　　　わかるだろ？
　　　　　　　　　　　　　,. 斗,!＿　 -‐　　　 　 ／＞ ､
　　　　　　　　　 √√　　/　　　　　　　　 .／／　／⌒　 .,
.　　　 　 　 ,.　 ´Ｌ 」　-‐′　　　　 　 　 <.／　／　　　　　 ＞､

　　　　　　　 　 　 　 /　 　 　 |　　　、　 　 　 | 　 　 |　　 ｉ::ヽ:::::::::::::::::::／
　　　　 　 　 　 　 　 i　　　 　 |　', 　 ＼　　　 | 　 　 |　 ノ|:::::::＼:::::::／
　　　　 　 　 　 　 　 !　　　i　｜　', 　ヽ ヽ. 　 | ノ 　 |　　 |、::::::::::::く ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 | ! !l i l　 l ＼ ＼　＼ ｀≧⊥ 　 ﾄ.イﾉ|::＼::::::::::::＼ ＼
　　　　　　　　　　　 乂八`j≧ﾄ､　＼ ＞ｒ'"｢しﾊ 　 | | } ! ﾉ::::::::＼::::::::::::ヽ. ＼
　　　　　　　　　　　　　|　 圦 iﾉハ　　　　　ゞ=''|　i | |ﾉ爪::::::＼:::::＼::::::ノ ＼ ＼
　　　　　　　　　　　　　|　　ﾍ ゞ-ﾟ'　　　　 　 　 |　|ﾉイ.::j::}:!:::::::::ヽ::::::厂　　　＼ ヽ　　　……なんとなく。
　　　　　　　　　　　　　|　 　人　　'　　　 　 u ｜ |:::::::::::::ｊハ:::::::::厂＼ヽ 　 　 ハ ｝
　　　　　　　　　　　　　',ハ　 i ｀ 　. 　｀　 　 ..イi　厂｢￣　　´￣　　　 ',　 　　｜ﾉ′
　　　　　　　　　　　　　 Ⅵ　八　,--≧==≦彡l　/　 !　　　　　　　　　 |　 　　 |
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 Ⅵ　_/　 　 　 . : : :トﾚ' /　｀￢ｧ―- 、　　　 |　 　　ﾉ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ ｣＿＿＿___,;ｨ{ii/ /　　 ／　　　　', 　　 ﾉ 　 ／
　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ ／ﾌ 广¨¨¨¨¨ ヽ Ｋ　　 / 　 　 　 　 ',　　厶イ



　　　　　 　 |ニニ|:i:i＼_.|:i:i:i:i:>､ニニニニ∨ニニニニニ.＼
　　　　　 　 |ニニ|:i:i:i:i:i＞"´　　＼ニニニ ∨ニニ ∧ ｀ ＜.＼
　　　　　 　 Ⅷニ:|　　　　　　　　　.)ｋニニﾆ∨^ヽニ∧　　　｀ヾ
　 　 　 　 　 Ⅷニ!＿＿､　 ､_ ィｆ¨　じ >､ニﾆ∨　}≧s｡.,　　　　　　　　　……それと。
.　　　 　 　 　Ⅷﾆ圦¨¨ｔトヽ　＿　一 ´　 ＼.ニ∨ﾆ)ｋ∧ ＼
　　　　　　　　Ⅷニﾄ､ー‐　 i　 　 　 　 　 　 ＼. ∨∧ ＼､　　　　　　　　ここまで偉そうに喋っておいてなんだが……
　　　　　　　　 Ⅷ.八_ヽ　　 Ｌ　　　　　　　　 /^＼Ｖ∧　 ヾ
　　　　 　 　 　 Ⅷニ｢　 、　 　 　 ＿_　　　, ′　 .)k ∧　　　　　　　　　俺達も、東京の事に関してはこれ以上の知識を持ち合わせていない。
　　　 　 　 　 　 Ⅷﾆ|　　 }is｡.,　´　　 　.／　　 ／　 }ヾ}
　　 　 　 　 　 　 Ⅷ |　　 Ⅷ∨〕is｡,　イ　.｡s≦　　　{＿　　　　　　　　　　ほぼ無知だ、今東京がどうなっているのかも知らない。
.　　　　　　　　 　 Ⅷ|　　　ヾ「≧s｡.,_ r≦　　　 　 　 ∨ 斧=-　＿　　 ＿
.　　　　 　 　 　 　 Ⅷ　　　　:{　　　　i{　　　 　 　 　 ,/　 ﾉ　　　　 ￣/　　￣〕＿　 /　　ガイア教団の話も、あくまで東京が無事で、外のようだったらいるであろう、
　　　　　　　　　 　 ‘|　　　 ,∧　　　 l{　　　　　　 ／　　　　　　 　 ./　　　 /　　 ∨ /
　　　　　　　　＿＿ 　 -=≦{　＼＿.｣{＿＿__.　ィ(　　　　　　　 　 /　　　 /　　 　 ∨　　という話だ。
　　　　　 ｒ /　　　/　　　　　　　　　　　}|　　　　　　　　　 　 　 　 {＿＿,/

　　　　　　 く　　　　　　　　　　　　 ､ ｀ ≧ 　　 ＜　　　　　＼
　　　　　 |≧ｋ　　　ｬ、　　　　　　 　｀　＜￣￣￣　　　　　 　＼
　　　　　 |.　　 ＼　.∧＼　ｚ-―　　　＿＿__｀　　＜　　　＼≧ｋ＼
　　　　　 |.　　　　×　∨≧､- ﾃ 　 　 ∨　　　＼￣￣　　　 ＼≦ｚ＼
　　　　　∧　　 .Ⅳ　＼∧ｚｔｿメ 　　　　∨　　　　＼　　 ＼　　 ＼
　　　　 ∧.Ⅷ　　ﾑ　　 ＼￣　　.｀＜　　 ∨　　　　 .＼　　 ＼　　 ＼
　　 　 ∧1 Ⅷ 　 ﾏ　　 　 ＼　　　　 ｀ ＜ ∨　　　　　 ＼＜　＼ー―　　　　これからの道のり、俺達は特別な人間ではなくなる。
.　　　/´. | . Ⅷ .Ⅳ　　　　　 .＼　　　 　 ∧≧　　　 　 　 .＼ ≧ ＼
　　 /　　.| .7Ⅷ K＿ r　　　　　.＼　 　 ∧.∨ ＼＜.　　　 　 ＼　￣　　　　　　……あまり期待してくれるなよ？
　　　　　 Ⅳ .Ⅷ　 ∧　 z―- ､　　　　./　　 l　　 ＼≧＜　　　 ＼
　　　　　 |/　 Ⅷ　　 ヽ　　　　　 　 　 ィ　　 .l 　 .／ ＼ ∧≧＜　.＼
　　　　　 |　　 Ⅷ、　　 ＼　　　 . .＜　.l　　　ｌ ／　　 　 ＼Ⅵ＿.　￣
　　　　　 |　　 .Ⅷヽ　　∧.`ｰ≦―zx　 l　　／　　　　　　ｚ≧‐-≧zx.
　　　　　　　 　 Ⅷ　＼　∧Ⅵ ＼　∧､ {／　　　　　　／ｚ＝＝=　≧ﾍ
　　　　　　　　　ｷ　　　＼∧＼　 ＼∧<　　　　　　／／ ｚ-―　---≦ﾄ､



　　　 　 　 　 /^ 　 　 　 　 　 ､ 　 ＼＼　,ﾊ:::::::::::::::::ﾉ-､
　　　　　　　/ / |　 八　　{ ＼ l| ＼ヽ}ヽ＼ }:::￣￣::::::::::〉
　　　　　 　 | ﾊ ||　 | {＼　＼ 斗､-|ﾘ 　 ＼＼::::::::::::::::::/ ､
　　　　　 　 | l |l|{--|-|､ 从　}　}/} ﾊ 　　　V⌒:::::::::::::::＼ ＼　　　　それでも貴方達が私にとって、非常に頼りになることは変わりありませんよ。
　　　　　　　＼|八　l从　　}/　,ｨ≠ﾐ ∨　　 ∨:/:::::::::::::/｢ ⌒＼
　　　　　　　　　| ＼lｨ=ﾐ 　 　 　 　 　 } ∨　 ∨:::::::::／　　　　　　　よろしくお願いします。
　　　　　　　　　| | ∧　　 '　 　,　　　, | ∧　　|＼／､　　||
　　　　　　　　　| | : 个　.　｀ 　 　 ／ j/| 从　j 　 } ∧　 ||
　　　　　　　　　|∧　{　　 ｀　r　 ´ ￣ }＞ ´}/ ヽ j/　}　/
　　　　　　　　　|　 ＼}--r‐ ´}　 / ,ノ /　 　 　 　 '.　/ｲ
　　　　 　 　 　 　 ,:'　l　/ ／| ´￣　／　　　　　 　 V
　　　　　　　　　 _{__,.:／イ:::::|　　／ 　 :.　　 　 ＿＿'.＿＿
　　　　　　　　 ｢／　　 ,..:|／j_／　　　　〉、　 /　　　　　　　￣}
　　　　　　　 /^⌒ヽ､/,イ二二ミ､　 ::..:'　 ＼/　　　　　　　　 /_
　 　 　 　 　 {｢::｢ヽ∨/ /::/　　＼＼ 八　　/　 ,　------r‐介::ヽ
　　　　　 　 八::|　} | { ｛:::{　　　　 >く ､　　∨ /　　　　　〈_/:∧ｰ'
　　　　　　　 ∧ｰ 乂j＞:::|＿__,.イ /∧∧　∧{ 　 　 　 　 〈:/　､ｰ＼

　　　　　　　 　 　 　 ⌒丶､::::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　 　 _.　-‐…::::::::::::::＜._
　　　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::＼:::::::＼　)ヽ
　　　 　 　 　 ／::::: /::::/::::::ﾉ:::ﾄ､::::::｀丶､二::ノ
.　　　　　　 /:::::::/:/::::/:::／⌒＾ヾ:::＼:::＼::::ヽ
　　　　　　/:::::::/::::::::/::'/‐- .._　　＼:{＼:::ヽ:::::.
　　 　 　 /:::::::::|:::::::::::::/　＞rミヽ}　 ＞=ヽ:::〉:::::,
.　 　 　 / ::: ／| :::::: |/　,{　 じj ｀　/ィ'TカV:}:::::::.　　　　頼むよ、ハン。
　　　　/:::ィ:::/::| :::::: ﾄ､ ､.｀ ―' 　 :､ l、じj/ｲ:::j:::::.
　　　 /'　 |:∧::|＼::::| ﾄ､　　　　　.:/　｀¨ '/i|::/＼:,　　　　俺、難しいモノ読んだりするの苦手なんだ。
　　　　 　 |′ヽ＼ヽj/_匚]　　 ＿´　 　 / //
　　　　　　　　 }::::/T:´::!ヽ　 　 　 ｀　 ∠ｨ::/
　　　　　　 　 / '′j:∧| :　丶､　　ｨ'´}/ ﾉ'′
　　　　　　　　　　　 　 | i.　　　　　|
　　　　　 　 　 　__.， '/ :,　　　　　ヽ､_
　 _　-―‐-=二_　　 　 ハ　　 / i　 　_二ﾆア¨￣ ｀丶､
／　　　　　　 }　 ￣¨　‐ ､:,　/ -‐ ''´　 　 ′　　　　　 ＼



　　　　　　　　　　　　　　　　　　. .-‐ｙ――- .
　　　　　　　　　　　　　　 ,._:≦: : : /￣｀: ＜: : : ＞､
　　　　　　　　　　　　 . :／: : :∨ /: : : : : : : :｀ヽ: : :∧
　　　　　　　　　　　 / /: : : ∧:∨://∧: : : : : : :V: : ∧
　　　　　　　 　 　 ./ /: : : :/"⌒ ⌒"" ∨: : : : : ∨: :.∧
　　　　　　　　 　 / /: : : :/　　　　　 　 _∨: : : : : ∨: :.∧
　　　 　 　 　 　 ,／ｉ: : : / ≧ｘ、　 ｘ≦二∨: : : : 小: : :.∧
　　　　　　　　　　　|: : / ﾊヽ_fi 〉　 ′fi_.ノ∨: : : :.| }: : : :∧　　　　　いや、お前は読め。
　　　　　　　　　　　|: /　}/!　　′　　　　 　 V: : : :!′: : i､∧
　　　　　　　　　　　|: {　:|小　ヽ　　　　 　 　 ∨: : |: : :i: :| ＼､　　　なるべく積極的に読め。
　　　　　　　　　　　|: |　:|/ }ヽ　 r‐ ､　　　　　|: : / : : |: :!
　　　　　　　　　　　ヽl　 　 |:小、 ￣　　　 ／ !: /:.∧/∨　　　　　　そして知識を蓄えろ。
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |/|/ ヽ＿　 ＜_,..ィ|/ |/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_{｀Ｙ´￣　 　 　 :〉ｰ-　_　　　　　　　　　　　　　　　　　「えぇ……。」
　　　　　　　　 　 　 _斗七-=≦　!:｜　　　　＞ ´　　　　 ≧ ､
　 　 　 　 　 　 ／　/＿/ ＿＿＿≧ｰ一　´　　　　　　　 　 /　　　　　当たり前だろうが。
　　　　　　 　 　 　 ./　　i「￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　/＿
. 　 　 　 　 /　　　/　　 :||　○　　　　　　　○

　　, ＜ ⌒　ヽ　,　 -ー=　¨￣￣ ﾞ ヽ、___
　 ﾉ´　　　　 ,　＼　　　　ヽ　　　　　ヽ　ヽt--,
　　　　　　／ /　　 ,　　　i　ヽ　 ヽ　　　ｿ　ヽ〈丶
　　　　　，　/　　　i　　　 }　　}　　;　　 ∨丿ヽ｀ｊ
　　　　./　 .{　　　 {　　　 |　　 }　　;　　　,　ﾉ ヽ〈
　　　 ./,　　{　　,　 {　　　.}.〉　 .i　　,　　　,　; ;　} )
　　　 i ,　　{　　 ,　 li　:　 } A　　|　ﾉ.　　　', ;、; }冫　　　　あ……読むと言えば……！！
　　　.{ ,　　， x　 ,　li　:　y　_卜ﾉ从　:　　 i　ヽv:.＼
　　　 乂　　v仆__|ヽ} ヽ ﾉ彡てぅミゝリ　　 |ｹ )ﾞ、:.:.:＼　　　ナラクの底、とう、トウキョウ？
　　　′ヽ ヽヾ弋tぅ｀　ｿ　　 乂vﾉ | ﾉ　　　ﾚ:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　 ﾘヽ).ヽゝｿ　　　　　´´　　ﾚ　　　 .| |:.:.:.:.ヽ:.:.／　　　トウキョウには本がたくさんあるんですよね！？
　　　　　　　: }ヽ:.　　、　　　　　　　|　　　 .|:..{:.:.:.:.:.:.:.:冫
　　　　　　　 .|　　、　　、-―ｧ　　　|　　　.i:.:〉´￣￣ヽ　　　　ソレも探して回るのは……どうでしょう！？
　　　　　　　　|　　　 、 丶 ノ　　／:|　　　リ:.:.}　}:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　　　　　{　　　乂 :.....　 .:::ﾍ彡i　i　 ﾉ":.:.:.:}　}.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　 ',　i　ﾉ:.:.:.:i-= ..＿:》ノ .i ノi´:.:.:.:.:.:.}　}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉
　　　　　　　　　 ,;ノ:.:.:.:.:.:ゝ　　　　 }／　i|:.:.:.:.:.:.:.:}　}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　 〈:.:.:.:.:.:.、》0、S　 ′ ／l、:.:.:.:.:.:.:}　}:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　ヽ:.:.:.:.:./　　｀ir　"　　　 ＼:.:.:.:.:.:}　}:.:.:.:.:.:..



　　　　　　　　　　　 / /: : : ∧:∨://∧: : : : : : :V: : ∧
　　　　　　　 　 　 ./ /: : : :/"⌒ ⌒"" ∨: : : : : ∨: :.∧
　　　　　　　　 　 / /: : : :/　　　　　 　 _∨: : : : : ∨: :.∧
　　　 　 　 　 　 ,／ｉ: : : / ≧ｘ、　 ｘ≦二∨: : : : 小: : :.∧
　　　　　　　　　　　|: : / ﾊヽ_fi 〉　 ′fi_.ノ∨: : : :.| }: : : :∧　　　　　賛成だ。
　　　　　　　　　　　|: /　}/!　　′　　　　 　 V: : : :!′: : i､∧
　　　　　　　　　　　|: {　:|小　ヽ　　　　 　 　 ∨: : |: : :i: :| ＼､　　　本は知識だ、積極的に集める。
　　　　　　　　　　　|: |　:|/ }ヽ　 r‐ ､　　　　　|: : / : : |: :!
　　　　　　　　　　　ヽl　 　 |:小、 ￣　　　 ／ !: /:.∧/∨
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |/|/ ヽ＿　 ＜_,..ィ|/ |/　　　　　　　　　　　　　「その本どっから出したんだよ、ハン。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_{｀Ｙ´￣　 　 　 :〉ｰ-　_
ｽッ……　　　　　　 _斗七-=≦　!:｜　　　　＞ ´　　　　 ≧ ､　　　ついさっきまで読んでいた。
　　　　∠　　 ≧く　/＿/ ＿＿＿≧ｰ一　´　　　　　　　 　 /
　　　　∨　　　 ｀∧/　　i「￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　/＿　　　この国の伝記だ、ダグラスに貸してもらった。
.　 　 　 ∨ {＿_]　∧　　||　○　　　　　　　○
　　 　 　 ∨　　 　 .∧　:||　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天使の事は相当高尚に描かれてたが……中々興味深かったぞ、どの国にもこういうモノはあるのだな。
　　　　　 ∧_　 　 　 ∧ |{

　　　　　　　　　　i::::::::::::: /≧y≦ﾐ､ 　 　 　 . 　 :.　　　　 　 |
　　　　　　　　　　:::::::::::::: !　　　　　 ｉ:::ヽ 、:. ::. :. ::.　 :.　　　 |
　　　　　　　　　　!ｲ:::::::::::　　　　 　 |::!｜ﾊ:::i:ﾄ!ヽ:::　.:::.　:. ﾄﾉ
　　　　　　 　 　 　 !ﾊ:::::::{＿　　 　 ﾉﾘ ﾉ′ﾚﾘ 　ﾚVゝv::::::ﾘ
　　　 　 　 　 　 　 　 Wハ　二≧〈 辷=≦二￣　ﾐ{/ﾞﾊ:ﾊﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 `｀ﾞ＾"}　　"--`ﾞイ　　j〈'/ / ′　　　　　　……話はこの辺でいいのか？
　　　　　　　　　　　　　　 ハ　　 」　　　　　　　　r＜〔＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　 人　 ト､: : ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　「ああ、そうだな。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　丶　ｬ－，　　 ／　 ／{:丿: : .乂＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 _/:i:i>､　　 ィ " 　 ／ ／: : : :　　 ｀　｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／/:i:i「ﾍ厂ゝ～ヘ／ ／: : : :　　　　　　　廴＿　　　　なら準備をして行くぞ。
　　　　　　　　　　　　　　/:i:i:i:i:i/| / / ,'　　/ｸ／: : : :　　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　　　 　 {:i:i:i:i:i:i:i:/ /　 　 /／:i:i:i: : :　　　　　　　　　　　　　 i　　　一番乗りがいいってんなら、急いだほうがいい。
　　　　　　　　　　　　 　 {:i:i:i:i:i:ｉ/_＿,斗≦: : : : : :　　　　　　 　 . . -――- ､|
　　　　　　　　　　　　　　}:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: : : 　　　　　　　 ‘，

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　　　　　　　　ｉ:j{:::::::::::::::::::ji::::::／|八|ｲ| __jﾊ{__　　　　 　 　 |i::::::|i::::|
　　　　　　　　|八:::i|::::i:::i//⌒ヽ..|　 |　　 ___―｀丶.,__,j　 　 }i::::::|i::::′
　 　 　 　 　 　 　 リi::i|::,...{　 ﾊ |/　　　　弋赱 ￢ノ　　入__ji::::/}:/
　　　　　　　　　　　 |:i|/....、 い　　　　　　　　￣ 　 　 {赱ｧ'::://ﾘ
　　　　　　　　　　　 {八.......＼__　　　　　　　　　　　　　:、/ﾊ′　　　　　お前ら程の実力者で固まった集団はいないだろうが……
　　　　　　　　　　　　　 }....../　 {　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ′
　　　　　　　　　　　　　 }- ′ 　 、　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　　むしろソレは、死にやすい奴が先走る可能性に繋がる。
　　　　　　　　　　　　__/＿＿___　＼　　　　 　 ´ ￣
　　　　　　　　 r===ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==--　　__　　　／　　　　　　　　　　　俺らが行って少しでも露払いしてやれば……無事に着く奴らも増えるだろうよ。
　　　　　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}　__/
　　　　　　 __/三三二ニ=-　-=ﾆ二三三三二ﾆ=---　､
　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二＼
　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二二二＼
　　＿_jニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二∧
　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二∧

　　　　　　　　.::::::::::::::::::::::::}::::::::::::＼::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.　　　　 　 　 .:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､
.　　　　　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::､丶⌒`ヽ、::::::::::::::＼` ‐-　..,,＿:::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　 /:::::::::::::::::／:::::::::／　　　　　　 ｀`～､ ＿_＼／⌒＞ :::::::::::::::::::::::::::::
.　　　　　 /::::::::::::::／::::::::::::/　　.ｘへ､、　　　　　　＿／ ／＿__,,|::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　/:::::::::::イ::::::::::::::::::{ 　 <r…‐-ミ====ｨi{「///ヾr'" ｔｯ丁 |〉:::::::::::::::::::::::::
　 　 _,,ノ ィｉ〔　　:::::::::::::::::::八　 .ゝ-‐=＝ｔｯヾ'`｀｀　〈　､廴,､　<　|∧:::::::::::::::::::::::
.　　　　　　 　 /:::::::::::::::／ヽ∧　 >,,、　　 _,,ﾉ〃 　 　 　 　 　 　 l.ノ|::::::::::::::∧::::　　　　……解ってるだけでも【ミノタウロス】って奴か。
.　　　　 　 　 /:::::::::::／{ 乂 { ∧　　　￣　　　 　 　 、　　 　 　 ﾉ|　|::::::::|:::/: :∨
　　　　　　　/::::::／ :|::::`　‐-::::∧　　　　　　　　　　/　　　　　.:.::|　|::::::::Ⅳ : : : :　　　　それこそココを、ナラクの悪魔をあの程度のレベルの奴らに絞ってるとしたら……
　　　 　 　 / ／:|　 人:::::::::::／!:::::＼　 　 　 　 　 　 　 __　　.:.:.:.::|　|:::::::/ : : : : : :
　　 　 　 ／　-‐|　 　 ＼／: : |::::::::::〕ｈ､　　　 　 -‐　　　／.:.:/.:.|　ｌ::::/ : : : : : : :　　　　相当強いのかもね。
　　　　 ／ : : : 八　　＼ : : : :人::::::::／.:.:.:.:.ｰ-　　　　..／.:.:.:./.:.:.l　j::/ : : : : : : : :
. 　 　 /: : : : : : : : ＼　　＼ : : : :＼(.:.:.:.:.:.:`､.:.:.:.:.:}　 {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l　j/ : : : : : : : : :
　 　 /: : : : : : : : : : : :＼ 　 ＼: : : :|.:.:.:.:.:.:.:.:.`､.:.:.:.}　 {.:.:.:.:.:.:.:.:.:. l : : : : : : : : : : : :

　　　　　　　_. ィ(ニニニｉ､.ニニニニニニニニニニ＼¨ -=ﾆ=- _
　　　　　 　 {ニニi ､ニﾆ|:ｉ＼ニニニニニニニニニニ ＼　　￣¨¨
　　　　　 　 |ニニ|:i:i＼_.|:i:i:i:i:>､ニニニニ∨ニニニニニ.＼
　　　　　 　 |ニニ|:i:i:i:i:i＞"´　　＼ニニニ ∨ニニ ∧ ｀ ＜.＼
　　　　　 　 Ⅷニ:|　　　　　　　　　.)ｋニニﾆ∨^ヽニ∧　　　｀ヾ
　 　 　 　 　 Ⅷニ!＿＿､　 ､_ ィｆ¨　じ >､ニﾆ∨　}≧s｡.,　　　　　　　　使えるモノは何でも使う気で行くぞ。
.　　　 　 　 　Ⅷﾆ圦¨¨ｔトヽ　＿　一 ´　 ＼.ニ∨ﾆ)ｋ∧ ＼
　　　　　　　　Ⅷニﾄ､ー‐　 i　 　 　 　 　 　 ＼. ∨∧ ＼､
　　　　　　　　 Ⅷ.八_ヽ　　 Ｌ　　　　　　　　 /^＼Ｖ∧　 ヾ
　　　　 　 　 　 Ⅷニ｢　 、　 　 　 ＿_　　　, ′　 .)k ∧
　　　 　 　 　 　 Ⅷﾆ|　　 }is｡.,　´　　 　.／　　 ／　 }ヾ}
　　 　 　 　 　 　 Ⅷ |　　 Ⅷ∨〕is｡,　イ　.｡s≦　　　{＿
.　　　　　　　　 　 Ⅷ|　　　ヾ「≧s｡.,_ r≦　　　 　 　 ∨ 斧=-　＿　　 ＿
.　　　　 　 　 　 　 Ⅷ　　　　:{　　　　i{　　　 　 　 　 ,/　 ﾉ　　　　 ￣/　　￣〕＿　 /
　　　　　　　　　 　 ‘|　　　 ,∧　　　 l{　　　　　　 ／　　　　　　 　 ./　　　 /　　 ∨

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-----　　　　⌒＼､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´　　　　　　 　 　 ｀　　 ､} }
　　　　　　　　　　　　 ／⌒ > ´　　　　　＿ 　 　 　 　 　 　 　 /く
　　　　　　　　＿＿／＿_／　　　　　／　　 　 　 　 　 　 　 　 ⌒＼
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　　　　　　　 {:::::::::::::::::::/　　　　　 /　　　　　/　　/ 　 　 　 |、 　 　 　 '.
　　　　　 　 ∧::::::::::::::::'　　　　　 /　 　 /　 / 　 ∧　,:　　 | | ＼　　　　 '.
　　　　　　 '　 {:::::::::::::::|　　　　　 |　　 / 　 '　　 |　∨　 　 | |　　V 　 　 :ﾊ
　　　　　 /　　 Y::::::-={　 ､　　　 |　l　|l　　|　 } l|　　V |　/ l|　＿∨ 　　| |
　　　　　.'　　　|l:::::::::::::.　　＼　　|　l　|l　　l, -|-|--　}ｲ /l/ﾘ　　 ｀|　| !　,:|
　　　　 /　|　　|{:::::::::::::.＼　　 ―|　l　|l　　|V | ﾘ　　　|/　　 ｨ≠ミ|　' | / |
　　　　. 　 |　　| ､::::::::::::::､　　　　|　　从　 | ,.ｨ=≠ミ　　 　 ´ :.:.:.:. |/ //|リ　　　　ハンも、あの【杖】がありますもんね！
　　　　, 　 |　　|　＼:::::／ﾊ 　 　 |∧l 　l＼|　:.:.:.:.:.:　　　　　,　 　 /ﾑ'}　|
　　 　 | 　 |　　|　 　Y　/:::::＼　 /　|l＼＼ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　|　|　　　　　魔法を凄く沢山使えるんですもん！
　　 　 | 　 |　　|　 　:／::::::::::::::＞　八 　⌒、　　　 　, 　　 -v　　 ｲ　,:　|
　　 　 | 　 |　　|　　｢::::::::::/:::::/ |:::::::::∧　　 ＼　　　｛　　　 ﾉ　／ | /::　|　　　　　大丈夫ですよ！
　　 　 |∧ |　　|　　|::::::::::::::::/　l}:::::/:{ ∧　　　 ヽ::....._　ー'　イ　　j!'　 从
　　 　 |　 ＼　 :　　|::::::::::::::,:　 八:::::｢〈__ ＼ ､　　 ＼/ ￣´　　　 /　 ｲ/
　　　　 　 　 ＼|､l从:::::::::::∧　{　／ ＼　￣ヽ}､　　　ヽ 　 　 　 / ／/'
　　　　 　 　 　 }/ 　 ＼:::/　}/／　　　 ｀　　 　 ＼　}､ }　　　　／
　　 　 　 　 　 /'　　　　V　 ,:〈　　　　　＿_　　　　∨ リ＿_

.　 　 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ミヽ:::::::::::::::::::.
　　　i:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/＾~｀゛Υ:::::::::::::::i
　　　|::j::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::/.::::/.:::::::::/.:::::::::::::/　　　　{:::::::::::::::::|
　　　ﾚ1:::::::::::::::::: /.:/ .:／.:/ｲ::/.:l::l::::/.:::l:::::|:/|!　　　　 {::::::::::::::j::!
　　　　|:::|::ｉ::::::::::/l::/／.::::/.:::ﾚ:::::ﾚl::/l:::::|::/|:! ! 　 　 　 {:::::i::|::/ﾚ
　　　　Ⅴｲ::i::!:ﾚ:::ﾚ:::::::::/⌒V:::::／ﾚ' |::/ﾚ￢!――=-zy}::ｲ/ﾚ
　 　 　 　 Ⅵﾊ!:::::::::::::::/ /^ ヽ:/　 　 ﾚ　　 弋==ｫt､:: /ﾚﾉ
　　　　　　　　|:::::::::::::〈　 /ﾐ｝ :! 　 　 　 　 　 ﾞ｀ゞ′　∨
´￣￣￣￣￣|::::::::::／ﾍ ヽ.）　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨
:i:i:i:i:i:i:i/￣￣/＼:::/　　ヽ＿　　　　　　　　　　　　　　　 y　　　　ＢＢのあの【人形】もある。
:i:i:i:ｉ:ｉ:/: : : （/　　｀　　　　　｀i!　　　　　　　　　　　 `r　´
:i:i:i:i:/: : : : : ＼　　　　　 ﾄ、 八　　　　　　　　 ,..＿ノ　　　　　　　アレは相当に強い。
:i:i:iﾚ: : : : : : : : :＼　　 　 ! ヽ 　 ＼　　　　　　　-人_
:i:i:i∨: : : : : : : : : : `ﾆ=-　.　　　　＼≧e．　　　/:i:i　〉　　　　　　間違いなく頼れるはずだ。
:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : : : : : : : ｀t～ﾍノ⌒￣ヽ≧rく:i:i:i:i/⌒ヽ
:i:i:i:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : : : : :/ｉ:|｀'.　‘,　　∨ﾊ:/: /:i:i:/:i:i:i:i:i:i|
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼: : : : : : : : : /.::|:|　|!　 }　　 !　|: :/:i:i:/:i:i:i:i:i:i:ｉﾄ､

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 .イ/⌒` 、
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _＞::´:／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ォ　　￣　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞､:/‐:::―::-::＜　　　　　　　　　　　 r ´ ﾑl∧　　 i 　 ﾏ､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 イ:::::::メ、::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　/　　ﾑ≧ﾑ　　 !　　 ﾏ ､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::;ｲ:::::〈:r`＜_::_:::::::::彡':、::v　　　　　　　 ﾑﾏ k‐uﾐ　ﾑ　∧　ﾚ＞`
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /:::/:::::::,ィぃﾍ:::::＼::下､::::::ﾊ::::V　　　　　　 | ∧.ﾄ￣ }_.　}/　∨‐-　_　　　　　　　　　　　「「…………。」」
　　　　　　　　　　　　　　　　 /ィ7:::::::/!´　　 ＼:::从:::::::ﾏ::::ｌ::::::　　　　　　　ﾚ　.Ⅵ ､　_ __　／ﾚ 　 / ７‐-　 _
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::::::/ｿ≧zx､　 }′ｨ≦寸:::Ⅳ::l　　　　　　　r　´{　| ヽ_ イ_／　 ./__/　　　ｒﾊ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:;::イ〈t八 {ﾘ 〉　　〈 {ﾘ ﾉλ:ハ::i!　　　　　　　K　 レ　{ 〇　　〇　　　　 ／　 ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ´　 ﾊ::::从　￣ 　 i〉　￣　从ﾊl.}/　　　　　　　 ﾄ　　　 1　　　　　　　　 /　　　　 ＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ﾏ::{ﾊ!、 　 _`´_　　.ｲ:ﾊソ.　　　　　　　　　 Ⅷ　　　i　　　　　　　　k　　￣￣￣ ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾏ､　ﾏ!.ﾉ::}is｡　　　 イ:ﾊ:l '　　 ＼　　　　　　　Ⅷﾔ　　}　　　 　 　 　 `＼　　　　 　 ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 Vヽ ヽ,.ｨi|　　二　 iト､ｿ　　.　　　　　　　　　　Ⅷﾍ　　ﾔ〇　　〇 　　　　＼　ｰ-　_　 ﾍ
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　　　　　　　　　　　 　 　 　 イ: : : :Ⅵ {＿＿　　 /　＿i! 　 ,.ｲi!＼　　　　　　　 Ⅷ/ﾑ　 ﾔ　　　　　　　　　　　{＼- _　　　 ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 ／: : : : : : : :〉: !　　　 ヾ r　 　 i!　∧:::ｊ: : :丶　　　　　　 Ⅷ/ム　　　　　　　　　　　　　!　ヽ　｀ ‐- _ ﾍ
　　　　　　 　 　 　 　 ∧: : : : : : : : :i!::ij 　 　 　 i! 　 　 ｉ!∧:.｀´: : : : :〉.、　　　　〈　　 ∧　　〇　　〇 　　　　　1　 {　　　　　 1
　 　 　 　 　 　 　 　 /: :.ﾏ: : : : : : :.:ｉ0ij　　　　　i!　　　 i「]!: .　　　　　　　　　　　 }　 　 ∧　　　　　　　　　　　　L　 Ｙ　　　　　i
　　　　　　 　 　 　 ｲ: : : :.ﾏ: : : : : : i:.:i!　　　 　 ﾊ　　　 }! i!: : : : : : i': : : :.V　　　 /　　　　〉　　　　　　　　　　　　 }　 1　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　＜三三ミ ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　,　＜二二二二ミ ､ ミ 、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.::´:::￣￣::::::ｚ≦＿
　　　　　　　　　　　　　 ￣, ｒ≦二二二二二≦ ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::Y::::::::::::_＞´
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　　　　　　　　　　／二二二二二／イ//: :ヽ∧三三ヾﾐﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ:弑 ´ｨ去:::::|1　}:::::::::ヽ､
　　　　　 　 　 ／二二 ／'ニﾆ／≦///　,ｒ≦＼三三 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　lﾑ '_ 　 ⅥⅣイ:::弋´ ￣　　　　「「…………。」」
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　 　 　 　 　 　 ／／ニﾆ／彡'!ﾆl/|/:||　　　､_ﾘ: :乂|ヽ|ｰ.ｒｒ- 　．,, _　　　　　　　　　　　　　　　　　　__　　　ﾚ　}ゝ＜ﾚ ´　 ｨ/｀ >､
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　　　　　　　／_ノﾆ／ﾆニl|― |ニﾆ |ﾉ, 、　　 : : : : :/.－.:||―＜－　､ー　　､ ｀ 　 、　 .　　　　kxヽ」`Y" 「! 〒――一"　 　 r　´　　 }
　　　 　 　 　 　 ／/ニニﾆ＼∧ ﾆﾆ! {|＿>　 : : : '^! 　 |_||　　　 ｀ヽ: : : : :､　ヽ　　　ヽ　　　　λ　　イ　 | !　| o　　　 o　　./　　　　 1
　　　　　　　　　　/／ｌﾉ,ニ ニ ∧.ニ!''＞　＿ : : : : |　　　　　　　　　 ＞、: : : : : : : 　 ﾉ　　　 (__l＞" ﾔ　 V　.!　　　　　　 ./　　　 　 /
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　　 　 　 　 　 　 ､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人
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　　 　 　 　 　 　 ）　　  「「お前そんなコト出来たの！？！？どうして黙ってたんだ！？！？」」　　　 （
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≦才::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 才::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
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　　　　　　　　／ 　　　 ヽ,　ﾔ ｬ 、７::::::::::::::::::::::ﾑﾍヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　/　　　 　 ヽ　Ⅵ1 1 ./:ィ::::::::::::::::::/｀　＜ﾍ::::ィﾍ:::::::::::::::::::::ｌヽ
　　　　　　 {　　　　　　　ヽ Ⅵ　/;ｲ !::::::::::::::::/　　　　 ｀　＜l:::::::::::::::::::::l
　　　　　　 l　/　　　　　　 ＼} ｲ　! !::::::::::::::/､　,　　 　 　 　 l::::::::::::::::::::l
　　　　　　 ∨　　　　　　　　ヽ/ /./!::Ⅵ::::/`"ｙゞ　　/. 　 　 l::::::::::::::::::::!
　　　　　　 /　　　　　　　　　 ∨｀　Ⅳ |::/ ￣ `　 r {≦ tｯ≦!:::::::::::::Ⅳ!
　　　 　 　 !　　　　　　　　　　 ∨　.Ⅵ.ﾚ ｒ ､　 　./　!｀ ー　".l::::::::::ﾊ|
　 　 　 　 /　　　 ィ　　　ﾍ　　　}≧ ､iハ ﾄ､ ヽ､ｰ′　　　　ィ1::::::/_
　　　　　∧　/ .ｒ´　　　　　ﾍ　 ﾘO　 ヽ　ヽ､ ｰ _ﾌ 　 u.＜　/.ｌ:::/ ／｀ォ
　　　　イ　∨　{　　　　　　　ヽ､}ヽ　＼ `ー≧三＜ 　 く　/ /!/ "　／ ﾍ
　 　 / 1　 /　７　　　　　　　　　ヽ ヾ　＼　 　 ｀　O　　 ｀　イ　 .／　　 .ゝ
　　/　 !　 ヾ､/　　　　　　　　　　 ﾍ　ヽ　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　ﾍ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 . :≦: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ≧: .
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 { : : : :/＞: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :≧: . ￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _V: :/ヾヾヾ＞ ､: : : : : : : : : :＿: : : : : : : : : : :≧: .
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _/　ﾊｒ‐ﾐ ＞ミヾヾ ＼: : : : : : : :＼_ヽ: : : :＼――――
　　　　　　　　　　　　　　　　　／/　/ /　.ﾊ　　 　 　 　 ＼: : : ＼≧ｚ　}: : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 ｒ"　　　 /　 ﾊ {≧､　､_　-=≦＼ : : ≧ｚ　ﾊ : ＼＿:.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　}　　　　{　　fⅥ弋ｔｯ､　　ｘテラ　＼: :＼ノ、 : : : :＼￣　　　　　待て待て待て！！
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　｀　 ﾄ､: :∧　　　 　 　 　 　 ＼￣:ﾄ＼＿: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　',　 　 　 　.ﾘ　＼i ヽL_ _　　　u　　　/ ＼{_＼＼ ￣￣　　　　　少なくとも俺は説明した！！
　　　　　　　　　　　　　　　　 ', 　 　 　 /　　 }×}:＼-=＝-　　／　 ／: } 　￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　V　　　ノ、＿_　 /才ｨ>､　_　ィ_ 　≦: : : :ﾄ､　　　　　　　　　　　『杖』の事は話しただろうが！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　 V　≦￣ ヽ.　￣￣{ 〉: 〉≦: : : : : : : : : :ﾉ ∧_
　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_／　　　　　 Ｖ　　 ∧ /: :{＿＿}: : : : ィ　./　　>‐===- 、
　　　　≦￣￣　＜　　　　　　 {　　　　＿. 　Ｖ　　　ゞ―――　≦　　　 ／　　　＿＿　＼



　　　　　　　　　　　　　　　　　_､::::::::::::::/: : :_∨i:　笊　}i｀: : 》: : :／-─-∨:::|::::::|::::::::::/:::::::
　　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::／| |: : ::{i:　{しｉ　:ﾉ　　ﾆ: :/ : _ｱ冖=弌:/::::::j::::::::/::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　／:::: :: :::::／|　| |: : _乂　ゞ彡く_　　　 .: : : / ,ｨ:ﾊ　 〉:::::ﾝ:::::::/::::::::::::
　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::::: ／|／|　| |: : 　　　　　　　　　{: : : :{ .乂ｼ　/::／::::／〈::::::::::::
　　　　　　　　　　　 /:::::::::::: ／::::: |／|_..| |　　　　　　　　　／ﾉ　⌒ ｀`　､/::::::::／/　∧:::::::::　　　　そんな沢山使えるなんて聞いてねェよ！！！？
　　　　　　　　　　　 |:::::::::／/::::: :: |／|ア≧s｡._　　　　　　∨　　　　　 ／::::／〉 /　/|　∨::::
　　　　　　　　　　　 |:::／　/:::::: ／|　 ||＿￣丁〕　u　　　　　,　　　 ／⌒´ : / /　/:::| 　 〈::::　　　　え、今までどうして格闘戦ばっかやってたんだよ！！
　　　　　　　　　　　 ﾚ　　 .:::::::/　 ﾉ＼／ﾍ￣ii! 　 　　‐─‐- ヾ　　　　　_:_:,/へ ,/:::::;　　 .|:::
　　　　　　　　　　　　　　 |:::::/　 /::::::/|:::::| ＼　　　　　　　　　　　　　厂＿＿>'/:::::::;　　　|:::
　　　　　　　　　　　　　　 |::/　 / : ／｜/|: : :}iｋ　　　　　　　　　　　　＞┬'′/:::::::/　　　j/　　　　　「別にいいだろうが！それよりお前だ！！
　　　　　　　　　　　　　　 |/　 /／　　∨ |: : :{　　>く　　　　　　　　イ::::::::＞‐'ﾍ::::::/　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　｜ { '　　'＾＼___,　　　″: ∧::::::::{　 　 }::/　　　　　　　　　　　【人形】って……あの『厄災』のアレじゃないのか！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ∧ 　　′: : : ,　　′.: /::::}＼:::{　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　∨　　　　 　′　/ {::::/　　＼　　　　　　　　　　　　　　　お前は完全に黙ってただろ！！！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　｀　　　,　　　　 ,　　　　/: :〈＼
　　　　　　　＿　　　　　　　_　　 ｀　　　　　 j　　　　　ノ　　..: : : : : : ｀`～､、　　　　　　　　　　　　　だってお前が言ったんじゃん！！『俺の事も信用すんな』つって！！！
　　 γ ´￣　　 ｀``````'＜: : . .　　　　　 ,ノi　　　　/　　/: :/: : : : :　　　　　`ヽ､

　　　　　　　　　　　　　　　　　_ -ニ-　＿　-ニ=-　_
　　　　　　　　　　　　　　 _ -ニニニニニニニニニニ=-　_
　　　　　　　　　　　　 _-ニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ=‐ _
　　　　　　 　 　 　 _-ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ- _
　　　　 　 　 　 _-ニﾆ／ニﾆﾆ／ニニニニニニニニニニﾆ弌¨　‐=ニ- _
　　　　　　　_ - ¨⌒ｱニﾆﾆ／ニニニニニニニﾆﾆﾏニニニニ-_　　　　￣
　　　　　 _-¨　 　 _-ニﾆ／ニニﾆﾆﾍ、ﾆニﾆ、ニﾆﾆﾏニ-=ニﾆﾆ-_
　　　　-¨　　　 _-ﾆﾆアニニニニ厶=- _ニﾆﾆ寸ニニﾏニ-_　¨‐ﾆﾆ-_　　　　　＿＿
　　　　　 　 　 _-ﾆ^ｱﾆﾆ|ニニニ厂⌒`ー寸⌒｀寸ニﾆﾏﾆﾆ-_-ｧ 7⌒¨¨￣￣
　　　　 　 　 _-¨　,ニニ小ニニ7　 　 　 　 　し　　寸ニ ﾏ^寸-_ ,′
　　　　　 _∠斗￢ニﾆ7｜ニﾆ7＿　　　　　　 　 ＿_ ﾏニ.∨⌒寸_
　　　　　 　 ／　 ニﾆ7　|ニﾆ7ニニ=-iL__jL-=ニニﾆ ﾏニi| i|　i| `
　　　　 　 /　　 .ニﾆ∧ .|ニ 7-ニニニ=-r-=ニニニﾆ∧ﾆi|￣￣　　j|　　　　　　_/　　　　　言えるタイミングはあっただろ……！！
　　　　　 ' 　 　i|ニ/　∧|ニ∧ `ー='"⌒ﾉ　　｀¨¨¨´ /　Ⅵ|　　　　 /　_　 -―　¨|
　 　 　.厶-―　j-/　 　 i|-/　 ＼　　　　｀　　　　u／　　 V!　　 　 厂　　　　　　 |　　　　　　今まで下手に苦労していた場面がいくらあったことか！！
　　　 / 　　　　 /　　　　l-′　　 ＼　ｔ―＿⌒!／　　　　　',　　　/　　　　　　 　 |
　　／　　　　　　 　 ∨　|{∧〇　 　 ＞　＿ ／　　　 〇　　　　 /　　　　　 　 　 .′
.／　 　 　 　 　／　 /　 j|/∧　　　　　＿＿＿　　　 ＿　　　　/＿＿＿＿



　　　　　　　　　　＼/V{//////////////メ、
　　　　 　 　 　 ／//////＜＿＿＿＞'ア///ヽ
　　　　　　　 ,ｲ////ﾍ/＼////////,.イ/////,∧
　　　　　　　'/////^{////≧=-=≦ﾊ/////＼/,ﾊ
　　　　　　 jイ///;　 V////{ヽ/////,V//,|///Vﾊ
　　　　　　7////,'　　 ＼//,{　｀'＜/////,'!////V|
　　　　　／イ//∧≧x、 ｀＞≦芋ミ,}////}ヽ////|、　　　　俺のは悪魔や魔法ほど便利じゃねぇんだよ！！
　　　　 　　 ////ﾊ { りﾊ　⌒{´~り） |////'ｒ }////∧
　　　 　 　 //ィ//,'} ー 丿　　ー ´　:!///' ／///}ヾﾊ　　　　……ホントは道に迷う事は少なかったかもしれないけど！！
　　　　　 /^~　!/,叭　 ヽｰ,　　　u　 |///////|ヽｊ　 ヾ!
　　　　　　　　 |／　ヽ　　ｒ _、　 　 ,ﾉ//{/,ﾊ//|｀　、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「そんなに便利なモノなのか！？あの人形は！！」
　　　　　　　 ,.ィi〔´　Ｖ＼　 　 ,. イ /ｱ　{Ｖ　Ｖ’　　 ,
　　　　 　 ／／　　　 '! 　 Ｔ　　　　´ '　 V　　　　　　V　　　　　　ちょっと歩かせたり、見えるトコが増えるだけだって！
　　　　　　!　ヽ　　　　　　八　　　　/　　,　 　 　 　 　 V
　　 　 　 八ヽ　 ヽ　 /　／ :}　　／　　ノ　　 　 　 　 　 〉:.、　　　　　　　　　　　　　　　「視界が増える事がどれほど重要か解らんか！！！？」
　　　　　　 ∧O!　! ,ィｱｰ 、　／ 　 ／　　　　　 ,.斗ｒ≦　　ヽ
　　　　　　'　 ヽ|　|/::「　　　 ' ￣／ _ ,.斗r七 「　　　　　　　　 、　　　分かんねぇよ！！昔からやれたんだから！！！
　　　　　 {　　　|:、!::::|　　,: 　 ／⌒7　　|////|　　　　　　　　　 V

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　　　　　　 /:::::::::::::::::／:::::::::／　　　　　　 ｀`～､ ＿_＼／⌒＞ :::::::::::::::::::::::::::::
.　　　　　 /::::::::::::::／::::::::::::/　　.ｘへ､、　　　　　　＿／ ／＿__,,|::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　/:::::::::::イ::::::::::::::::::{ 　 <r…‐-ミ====ｨi{「///ヾr'" ｔｯ丁 |〉:::::::::::::::::::::::::
　 　 _,,ノ ィｉ〔　　:::::::::::::::::::八　 .ゝ-‐=＝ｔｯヾ'`｀｀　〈　､廴,､　<　|∧:::::::::::::::::::::::
.　　　　　　 　 /:::::::::::::::／ヽ∧　 >,,、　　 _,,ﾉ〃 　 　 　 　 　 　 l.ノ|::::::::::::::∧::::　　　　つーか魔法一発で終わらせられることの方が多かったでしょッ！？
.　　　　 　 　 /:::::::::::／{ 乂 { ∧　　　￣　　　 　 　 、　　 　 　 ﾉ|　|::::::::|:::/: :∨
　　　　　　　/::::::／ :|::::`　‐-::::∧　　　　　　　　　　/　　　u　.:.::|　|::::::::Ⅳ : : : :　　　　ドカンと撃てよ！！ドカンと！！
　　　 　 　 / ／:|　 人:::::::::::／!:::::＼　 　 　 　 　 　 　 __　　.:.:.:.::|　|:::::::/ : : : : : :
　　 　 　 ／　-‐|　 　 ＼／: : |::::::::::〕ｈ､　　　 　 -‐　　　／.:.:/.:.|　ｌ::::/ : : : : : : :
　　　　 ／ : : : 八　　＼ : : : :人::::::::／.:.:.:.:.ｰ-　　　　..／.:.:.:./.:.:.l　j::/ : : : : : : : :
. 　 　 /: : : : : : : : ＼　　＼ : : : :＼(.:.:.:.:.:.:`､.:.:.:.:.:}　 {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l　j/ : : : : : : : : :



　　　　　　　　　　　　　　　　　　-―-=ニ=- _
　　　　　　　　　　　　　　. ィ(ニニニニニニニ=- _
　　　　　　　　　　　　.ィ(ニニニニニニニニニニﾆ=- _
　　　　　　　　　　ィ(ニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ=- _
　　　　　　　_. ィ(ニニニｉ､.ニニニニニニニニニニ＼¨ -=ﾆ=- _
　　　　　 　 {ニニi ､ニﾆ|:ｉ＼ニニニニニニニニニニ ＼　　￣¨¨
　　　　　 　 |ニニ|:i:i＼_.|:i:i:i:i:>､ニニニニ∨ニニニニニ.＼
　　　　　 　 |ニニ|:i:i:i:i:i＞"´　　＼ニニニ ∨ニニ ∧ ｀ ＜.＼
　　　　　 　 Ⅷニ:|　　　　　　　　　.)ｋニニﾆ∨^ヽニ∧　　　｀ヾ
　 　 　 　 　 Ⅷニ!＿＿､　 ､_ ィｆ¨　じ >､ニﾆ∨　}≧s｡.,　　　　　　　まだ習得の途中も途中なのだ……！！
.　　　 　 　 　Ⅷﾆ圦¨¨ｔトヽ　＿　一 ´　 ＼.ニ∨ﾆ)ｋ∧ ＼
　　　　　　　　Ⅷニﾄ､ー‐　 i　 　 　 　 　 　 ＼. ∨∧ ＼､　　　　　　　理解せず使おうとすれば直ぐに疲弊する！！
　　　　　　　　 Ⅷ.八_ヽ　　 Ｌ　　　　　　u　 /^＼Ｖ∧　 ヾ
　　　　 　 　 　 Ⅷニ｢　 、　 　 　 ＿_　　　, ′　 .)k ∧　　　　　　　　下手をすれば帰れなくなるんだぞ！？
　　　 　 　 　 　 Ⅷﾆ|　　 }is｡.,　´　　 　.／　　 ／　 }ヾ}
　　 　 　 　 　 　 Ⅷ |　　 Ⅷ∨〕is｡,　イ　.｡s≦　　　{＿　　　　　　　　　　　　　　　　　「なんだよソレ！！使えねェ！！！」
.　　　　　　　　 　 Ⅷ|　　　ヾ「≧s｡.,_ r≦　　　 　 　 ∨ 斧=-　＿　　 ＿
.　　　　 　 　 　 　 Ⅷ　　　　:{　　　　i{　　　 　 　 　 ,/　 ﾉ　　　　 ￣/　　￣〕＿　 /　　使い方によるという話だろうがッッッ！！！
　　　　　　　　　 　 ‘|　　　 ,∧　　　 l{　　　　　　 ／　　　　　　 　 ./　　　 /　　 ∨

　　　　　　　　　　 　 　　 　 　 //////i:i:i:i:i:i∨///////////∧
　　　　　　　　　　　　　　　　 / '////　　　　 ∨///////,!///∧
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　{///{i:ｉヽ　､＿_∨//////,|////∧
　　　_　 _ 　 　 　 　 　 　 　 　 {///{:i:ｉ:/　 ー‐苡ァ ////|////|＾＼
　 　 }:iV:i:)_　　　　　　　　　　　{＾V,:{:ｉ〈　　　 ｀冖Ｖ/////|////|　　 ＼
　 　 |:/:i/ /__　 　＿　　　　　　＿Ⅵ'i|　　　　　 　 ＼'//,:|Ｖ// |
　 　 i':i/ // ﾉ 　 {:i :|　　　 .／:i:i:i:i:i}|:i:，‐ -　u ／/　i＼,:| ∨/:|　　　　　　で……使えるんだろうな？
　　　V:i:i}'_,/　　 :}:i :!　 　 :{´７ / /:i:i:/〕ー=≦　 /　 .}_}):}|　 V｜
　　　 ∨ i:i:＼　 /:i :{　　　:}　｀'ｰ'ｖﾍi} /￣￣￣￣￣　　 {　　 ＼　　　　　その人形……。
　　　　{　 >:i:i:i〕i:i/　}　 　 :}　 　 ＼,:i} l┌――┐　　　　ﾊ.　/
　　　　′　　＼:i{　 l　 　 /,i　　　　 ∨└――┘　_, ｋくi^∨ /　　　　　　　　　　　　　「……『魔兵』って呼んでる。」
　　 　 　 ′　　 }!　ﾉ,　　,:i:i　 ＿＿/^　 ー――＜　 　 }!　∨
　　　　　　 ﾄ､_　　/ ﾊ　,ｉ:ｉ:'　/　　　　　　　　　　　　_,.｡s≦^}＼　　　　　魔兵は。
　　　　　 　 }　≧==ｆ´ :, i:i ./　　　　　　　　　　ｒ≦　　　 　 :}　 {
　　　　　 ／^＼___r }　 ﾔl./ Ｏ　　　　　　　　　∨　 ＞''"´〔＾＼} ./
　　　　　 Ⅵ:i:i:ir{:i:|　}　 :}{　　 　 　 　 　 　 　 　 ¨ ´



　　　　　　　　　　＼/V{//////////////メ、
　　　　 　 　 　 ／//////＜＿＿＿＞'ア///ヽ
　　　　　　　 ,ｲ////ﾍ/＼////////,.イ/////,∧
　　　　　　　'/////^{////≧=-=≦ﾊ/////＼/,ﾊ
　　　　　　 jイ///;　 V////{ヽ/////,V//,|///Vﾊ
　　　　　　7////,'　　 ＼//,{　｀'＜/////,'!////V|
　　　　　／イ//∧≧x、 ｀＞≦芋ミ,}////}ヽ////|、
　　　　 　　 ////ﾊ { りﾊ　⌒{´~り） |////'ｒ }////∧　　　　ココでも使えたよ。
　　　 　 　 //ィ//,'} ー 丿　　ー ´　:!///' ／///}ヾﾊ
　　　　　 /^~　!/,叭　 ヽｰ,　　　u　 |///////|ヽｊ　 ヾ!　　　　ソッチは？
　　　　　　　　 |／　ヽ　　ｒ _、　 　 ,ﾉ//{/,ﾊ//|｀　、
　　　　　　　 ,.ィi〔´　Ｖ＼　 　 ,. イ /ｱ　{Ｖ　Ｖ’　　 ,　　　　　　　　　　　　　「中級魔法はあらかた覚えた。」
　　　　 　 ／／　　　 '! 　 Ｔ　　　　´ '　 V　　　　　　V
　　　　　　!　ヽ　　　　　　八　　　　/　　,　 　 　 　 　 V　　　結構覚えてんじゃねぇか……！！
　　 　 　 八ヽ　 ヽ　 /　／ :}　　／　　ノ　　 　 　 　 　 〉:.、
　　　　　　 ∧O!　! ,ィｱｰ 、　／ 　 ／　　　　　 ,.斗ｒ≦　　ヽ
　　　　　　'　 ヽ|　|/::「　　　 ' ￣／ _ ,.斗r七 「　　　　　　　　 、
　　　　　 {　　　|:、!::::|　　,: 　 ／⌒7　　|////|　　　　　　　　　 V

　　　　　　　　　　　　 / 　 : :　　 : : : :　 : :　:/::::::/::::::::＼::::::::::::::::::::::＼
　　　　 　 　 　 　 　 / 　 : : 　　: : : :　 : :　:/::::::/三ミ彡:丶::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　 ′　: : : : : : : : : : : :|: /::::::/　　　i:i:i:i:i:i:iヾ:::::ｉ::::|:::i :::i
　　　　　　　　　　　i　: : : : : : : :.ィ| ｲ: : :| :::::::/　　 　 i:i:i:i:i:i:i:i:|:i::|::::|:::|:::ｉ|
　　　　　　　　　　　| : :..|: : : : /::::ﾉ/| : /|::::j::'________　i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|:i::|::::|:::|:::ｉ|
　　 　 　 　 　 　 　 ; : : |: : : γ ヽ. .|::/ 1:/l|＞:i:i:i:i:i:｀i:ﾄ :i:i:i:斗i小/ ::|:::ｉ|　　　　　　「ジャンプして見ろよお前、もっと持ってるだろ？」ＢＢ
　　 　 　 　 　 　 　 ′: l∨i|::ｉ'⌒ヽ |::l　l::l ||:ir…ゥ‐i:i:i:　　r‐ｩ-::/::::/:/ﾘ
　　　　　　　　　　　　い、: :|::|　 ::::} リ　リ ﾘミ¨¨i:i:i:i:i　　　{i:i:i:i: ;::イj/
　　　　　　　　　　　　 　 ＼|＾ヽ　::{　|　　　　　　　　　　 　 :,　　{　　　　　　　　　　　　　　「飛び跳ねるだけで魔法が使えるわけがないだろうが。」ハン
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ.....、　 :　　　　　　　　　 　 　_}
　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘，..厂ヽ　　　　　　　　　　-　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　 }./ 　 　、　 　 　 ,.　-―‐-　 /　　　　　　　　　　　「やってみなきゃわからねぇだろ！？」ＢＢ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　 ＼ 　　　　　―
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「試した事が無いと思ったか！？」ハン
　　　　　　　　　　　r==｢￣￣￣￣￣￣￣ハ　　　ｰ―彳____
　　　　　　　　 ＿__jﾆﾆﾆﾆﾆ=- : : : : : : : :/i:i:i|⌒ヽ_{_:_:_: : :ハ|___　　　　　　　　　　「やったのお前！？馬鹿じゃねぇの！？」ＢＢ
　　　　　　　　|二ﾆﾆ=- ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- : :{:i:i:i:ﾄ |　 :,　　 ∨{::::|ﾆﾆ}___
　　　　　　 ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- ﾆﾆﾆﾆ=-.j:i:i:ﾄ | 　 }　　} ∨斗-=ﾆニ}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「モノは試しだろうが！！」ハン
　　　 　 ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- =ヽ い　斗匕二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ＼

: :|: : : : : : : : : |: : :　l: : :　!: : /: :　 : : : : : : : : |: : :| : : : : : : , : : :.‘.
: :|: : : : : : : : : |: :. u.l.: :.　l : / ! .!　: : : :　: : : ﾊ ::│: : : : : : ' : : : :.i
ミ|: : : : : u. : : |:.:　,ｲ : 　 ! / │il　: : : :　!: j: | | :: j :　:.: :.:!.: :' :.:. i |
｀.| : : : : :　__　|　 l | | 　 |/ : │jl　: : .:　:' /! ! |　,ﾊ　: : :.:|　 :! :: ﾊ!
-:l　: : : :　　 ｀ト,＿l_|_|.斗匕 .|' |│/ / /,' 几_| 斗l'ﾞ!u.　.|　 ﾊ　ｉ│
　|　: :.:　　　　､_,イ芋芯≧ｭ､.!｀ヽl　 / / /x斥==ﾐﾘ|　 ./!. /│.′
　l　 : :.　　 　 |ヾ 　|::::ｌ{}::::|:::: |::::Vi /::/ /ｲl:::ｌ{} :| / |　/ |!/　jノ
　l　 :.: 　　 　 l≧ . ト::''’::ﾉ ...:::::: }ノ::::::::::... i::::’:ﾂ〃jノ　:|
ヽ!　 :: 　 　　│ヾミ三ニ＜.:.:.:.＞:::::::::::::::. ゞ三x''　.′ : |　　　　　私の軽率な言葉がこんなことを……あわわ……。
　| 　.:　　　　│　　　　　　　　　　　　 .::':,　　　　 ,: : :　│
ゞ| 　 :　 u. 　 |　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　/ :.:　　|
　| 　 :　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　 u. 　 ′:.:　　|
　l　　 :　 　 　|　　　 　 　 r‐ー～-っ　　 　 ／: : : : 　　|
　|　 　.:　　　│､　　　　　　￣　＝　　　　.ｲ: : !: : :|　　│
　’　　 :　　　 |　 丶　　　　 　 　 　 　 ／|: !: : ｉ:.:　|　　 l
　 ,　　 :　　　 | 　　　 ｀　　..　　　 　／　│ｉ: : :i:.:　|　　i.!
　 ′　.:　　　 ト--　　..,,＿__｀ т、´ 　　 !:.!:.: ,′/! j /ﾘ



　　　　　　　　　　　　 / 　 : :　　 : : : :　 : :　:/::::::/::::::::＼::::::::::::::::::::::＼
　　　　 　 　 　 　 　 / 　 : : 　　: : : :　 : :　:/::::::/三ミ彡:丶::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　 ′　: : : : : : : : : : : :|: /::::::/　　　i:i:i:i:i:i:iヾ:::::ｉ::::|:::i :::i
　　　　　　　　　　　i　: : : : : : : :.ィ| ｲ: : :| :::::::/　　 　 i:i:i:i:i:i:i:i:|:i::|::::|:::|:::ｉ|
　　　　　　　　　　　| : :..|: : : : /::::ﾉ/| : /|::::j::'________　i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|:i::|::::|:::|:::ｉ|
　　 　 　 　 　 　 　 ; : : |: : : γ ヽ. .|::/ 1:/l|＞:i:i:i:i:i:｀i:ﾄ :i:i:i:斗i小/ ::|:::ｉ|
　　 　 　 　 　 　 　 ′: l∨i|::ｉ'⌒ヽ |::l　l::l ||:ir…ゥ‐i:i:i:　　r‐ｩ-::/::::/:/ﾘ
　　　　　　　　　　　　い、: :|::|　 ::::} リ　リ ﾘミ¨¨i:i:i:i:i　　　{i:i:i:i: ;::イj/
　　　　　　　　　　　　 　 ＼|＾ヽ　::{　|　　　　　　　　　　 　 :,　　{　　　　　　俺も少しばかり軽率だったな。
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ.....、　 :　　　　　　　　　 　 　_}
　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘，..厂ヽ　　　　　　　　　　-　　 /　　　　　　　まぁ、いずれ解る事だったろう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 }./ 　 　、　 　 　 ,.　-―‐-　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　 ＼ 　　　　　―　　　　　　　　　　　　いいタイミングだったのかもな。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　r==｢￣￣￣￣￣￣￣ハ　　　ｰ―彳____
　　　　　　　　 ＿__jﾆﾆﾆﾆﾆ=- : : : : : : : :/i:i:i|⌒ヽ_{_:_:_: : :ハ|___
　　　　　　　　|二ﾆﾆ=- ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- : :{:i:i:i:ﾄ |　 :,　　 ∨{::::|ﾆﾆ}___

　　　　　　　　　　　　　　. .-―‐-､_
　　　　 　 　 　 　 　 ／ : : : : : : : : : ヽ
　　　 　 　 　 　 　 /:／ : : : : : : : : : : ∧　　ｾﾞｪｾﾞｪ……
　　　　　 　 　 　 ,／: :／: : : : : : : : : : :∧
　 　 　 　 　 　 　 /:／: : : : : : : : : : : : : ∧
　　　　　　 　 　 ,／: : : : : : : : : : : : : : : :i＼　　　　……まぁいい。
　　　　　　　　 　 ∠ : : : : : : : : : : : : :小|
　　　　　 　 　 　 　 }小: :∧: :|､: : : /|/　　　　　　使える札の把握は必要だ……
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨_ V:! ヽ / L _
　　 　 　 　 　 　 z＜￣ヽ　　 　 　 　 　 }｀ヽ　　　ここからはソレ無しで行ける程楽だとは思っていない……。
　　　　　　　　,/⌒ヽ ∨ :}　　　　　　　　Ｌ 」 }ヽ
.　　　　　　 ／　　　　 ￣　　　　　　　　　　　|　’
.　　 　 　／　　　　　}　　　　　　　　 　 　 　 :| 　 ，
. 　 　 ／　　　　　 ヽ|　　　　　　　　 　 　 　 :|:　 ∧
.　　 /　　　　 　 　 V　　　　　　　　　　 　 　 l　　 ∧
　　/　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　 　 |　　　∧




　　　　　　　　　　　　　　　　＜⌒ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ..::"::::::::::::::`ヽノ)
　　　　　　　　　　　　　　/::::::::::::::::::::::::　〈
　　　　　　　　　　　　　..:::::::::::::::::::::::::::::::::::､　　　　ﾊｧﾊｧ……
　　　　　　　　　　 　 ノイ::::::::::::::::::::::::::::::::〈＼
　　　　　　　　　　　　　 |/|:::从∧∧:::::＼(`
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |/'"~￣￣∨`{
　　　　　　 　 　 　 　 　 〈: : : : :　　　　　〉　　　　　　　そうだな……
　　　　　　　　　　　　_,,.. -‐…･････…‐- ...._
　　　　 　 　 　 　 ／.: : : . 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　まぁ俺のはちょっと説明しづらいモンだし、
　　　　　　　　　. : : : : : : : .
.　　　　　　 　 /.: : :/: : : : : :　　　　　　 　 　 　 　 〉　　見せたほうが早かったかもな……。
　　　　　　　 /.: : :/.: : : : : : :　　　　 　 　 　 ｌ 〉　/∧
.　　　 　 　 ∧: :Υ/: : : : : : :　 　 　 　 　 　 l　∨
　　　　　　/: : : : |/..: : : : : : :　　　　 　 　 　 　 :|　　　〉
　　　 　 ノ.: : :∨」 : : : : : : : :　　　　 　 　 　 　 :|　　　∧

　　　　　　　　　　　　　　　　　　. .-‐ｙ――- .
　　　　　　　　　　　　　　 ,._:≦: : : /￣｀: ＜: : : ＞､
　　　　　　　　　　　　 . :／: : :∨ /: : : : : : : :｀ヽ: : :∧
　　　　　　　　　　　 / /: : : ∧:∨://∧: : : : : : :V: : ∧
　　　　　　　 　 　 ./ /: : : :/"⌒ ⌒"" ∨: : : : : ∨: :.∧
　　　　　　　　 　 / /: : : :/　　　　　 　 _∨: : : : : ∨: :.∧
　　　 　 　 　 　 ,／ｉ: : : / ≧ｘ、　 ｘ≦二∨: : : : 小: : :.∧　　　　　探索に向いているというのなら、ＢＢ。
　　　　　　　　　　　|: : / ﾊヽ_fi 〉　 ′fi_.ノ∨: : : :.| }: : : :∧
　　　　　　　　　　　|: /　}/!　　′　　　　 　 V: : : :!′: : i､∧　　　お前の力は最初から使う事になるぞ。
　　　　　　　　　　　|: {　:|小　ヽ　　　　 　 　 ∨: : |: : :i: :| ＼､
　　　　　　　　　　　|: |　:|/ }ヽ　 r‐ ､　　　　　|: : / : : |: :!　　　　　　道に迷ってる暇はないのでな。
　　　　　　　　　　　ヽl　 　 |:小、 ￣　　　 ／ !: /:.∧/∨
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |/|/ ヽ＿　 ＜_,..ィ|/ |/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_{｀Ｙ´￣　 　 　 :〉ｰ-　_
　　　　　　　　 　 　 _斗七-=≦　!:｜　　　　＞ ´　　　　 ≧ ､
　 　 　 　 　 　 ／　/＿/ ＿＿＿≧ｰ一　´　　　　　　　 　 /
　　　　　　 　 　 　 ./　　i「￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　/＿
. 　 　 　 　 /　　　/　　 :||　○　　　　　　　○



　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 .イ/⌒` 、
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _＞::´:／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞､:/‐:::―::-::＜
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 イ:::::::メ、::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /::::::／:::、::＜:_:_:_:_:::::;:ｲ::V
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::;ｲ:::::〈:r`＜_::_:::::::::彡':、::v
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /:::/:::::::,ィぃﾍ:::::＼::下､::::::ﾊ::::V
　　　　　　　　　　　　　　　　 /ィ7:::::::/!´　　 ＼:::从:::::::ﾏ::::ｌ::::::
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::::::/ｿ≧zx､　 }′ｨ≦寸:::Ⅳ::l
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:;::イ〈t八 {ﾘ 〉　　〈 {ﾘ ﾉλ:ハ::i!　　　　　まぁ、その方が早いね。
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ´　 ﾊ::::从　￣ 　 i〉　￣　从ﾊl.}/
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ﾏ::{ﾊ!、 　 _`´_　　.ｲ:ﾊソ '、　　　　　俺の方はそんなに疲れないし。
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾏ､　ﾏ!.ﾉ::}is｡　　　 イ:ﾊ:l '　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 Vヽ ヽ,.ｨi|　　二　 iト､ｿ　　　　　>　　　　いいよ、４体しか同時に出せないけど、いくらでも出す。
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_r∨i! f　　　　　　　　 i! 　 　 .／
　　　　　　　　　　　 　 　 　 イ: : : :Ⅵ {＿＿　　 /　＿i! 　 ,.ｲi!＼
　　　　　　　 　 　 　 　 ／: : : : : : : :〉: !　　　 ヾ r　 　 i!　∧:::ｊ: : :丶
　　　　　　 　 　 　 　 ∧: : : : : : : : :i!::ij 　 　 　 i! 　 　 ｉ!∧:.｀´: : : : :〉.、
　 　 　 　 　 　 　 　 /: :.ﾏ: : : : : : :.:ｉ0ij　　　　　i!　　　 i「]!: : : : : : :/: : ∨

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞::::´::::::＞’⌒
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::/::／::￣:::￣::::＜
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　　　　　　　 　 　 　 　 　 /::::::::::::,、:::::::＼:::::::::彡' :::::::::::::::::::::: :∨
　　　　　　　　　　　　　　/::::::/:::/､z、::::::::::￣ヽ::::::::::::::::::::::、::::::::∨
　　　　　　　 　 　 　 　 /::::::/:::/`　　丶:::::::ﾄ :::::＼:::::::::::::::::l::::::::::::
　　　　　 　 　 　 　 　 ﾉイ:/::ｨ:l　　　　　＼{　＼::ハ::::::::::::::|::::::::::::::∨　　　　今までは寄り道が長かったけど……ここからは、最短で行こう。
　　　　　　　　　　　　　　lﾉｲ::ハ≧=z、 　 ,ｨ≦三ニﾏ::::::::λ:::::::::::::::∨　　　　　　 　 　 　 　 .r ､　 r 、
　　　　　　　　　　　　　　|:::::/ｌ::ﾑ ´ ﾋﾘ㍉　　´l　ﾋリ.ﾊ::::::::} )ヽ:::::::::::::!　　　　 　 　 　 　 　 　 Vﾑ　|_ !
　　　　　　　　　　　　 　 j:::/ l!:::λー ' ﾉ 　 　 ー‐ '　 ﾏ::,'_ﾑ:::::lヽ::::::|　　　　　　　　　　　　 　 Vﾑ i〈.ﾑ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ノ´　 l:::::ハ　　 ヽ　　　　　　 r-}/､:::::ト:lハ::::!　　　　　 　 　 　 　 r 、　 Vﾑ! ﾏﾑ
　　　　　　　　　　　　　　　 ノイ　人　　 - 一　　　 ｲ/ 'ﾊ!＼:!､'　.}:/　　　　　　　 　 　 　 Vﾑ　 .}-_　_ﾏ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　 .＞．　　　　 .ｲ　ﾄ　　　　　∨ '　　　　　　　　　　　　　 ヽ ゝ ' -ゝ` ｰ┴ 、　　　　【続く】
　　　　　　　　　　　　　　　 f〈　　 　 /　 ＞　イ　　 .L!　　　　.八　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l 　 　 ヽ ＞､-　}
　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾊ: :､　　＞≠　　　　/　　i!　 　 　 　 〉―＜　　　　　　　　 　 　 丶　　　i　　 ゝ ′
　　　　　　　　　　　　　　＞'ム: ヽ _j::!＿ _　　 /ー - !/　　　 ／: : : : : : : :＜　　　　　　　　 　 ヽ ＿l　　　 /
　　　　　　　　　　　　／: : : : :ム: : ＼!　　 ヽ 〃　　 /　 　 イ: : : : : : : : : : : : :>、　　　　　　　 　 }　 !ゝ　 /
　　　　　　　　　　 ／: : : : : :/ : ﾑ: : :.ﾑ　　　i　　　 / rイ::::::::! i : : : : : : : : :.／:::::＞､_,ｨ≦:.ヽ　　 ,'　　　　/
　　　　　　　　　 ｲ : : : : : : /: : : ハ: : :.ﾑ.　　l　　 ./ｲ: : |:::::::ﾉ: !: : : : : : : ／::::／: :＜: : : : : :.ﾑr y　　　　.'
　　 　 　 　 　 ｲ: : : : : : : :: : : : : : :ﾊ: : : :iﾄ､　　　/´:l: : : ￣!: : i: : : : : : : :＞': <´: : : : : : : ７　 r'　　　　.〈
　 　 　 　 　 /: : : : : :i : : : : : : : : : : !: : : :i!::::ー::/ : :j: : : : : |: : :!: : : : : : :/／: : : : : :＞ ': 7 　 .!　 　 　 {　ﾏ
　　　　　　 人: : : : : :l!: : : : : : : : : : i!: : : :i!::::::/::!: : :i: : : : : :!: : i!: : : : : :r': : : : ＞: : : : : : {　　 K　　　　j⌒ ヽ

　　　　　　　　 .／￣￣￣　＼
　　　　　　　／　　　　　　 （・ .＼
　　　　　 ／　＿＿＿＿＿＿_＿i
　　　　　l　,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
　　　　　l ,'::::::::::::::::::::::::::: /|:::ｌ:::::::::::ｉ
　　　　　,':::::::::::::::::,'　 ／ . ヽｌー ｌ::::ｌ　　全ての者が覚悟を決めた。
　　　　　ｌ:::::::::::/ （ ﾋ_］　　　ﾋ_〉) |^
　　　　　ヽ〃　ｌ　　　 .,＿＿,　　 ｉ　　　　いざ、東京へ。まずはナラクだ。
　　　　　　l::し .!　　 　.丶_ﾝ′　:
　　　　　　　　　　≧=‐---‐''.´　　　　「ボスは大御所、【ミノタウロス】！」

　　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : :ｨﾍヽ.
　　　　　　　　　　　／:／: ,ィ/´￣￣｀ﾞi:iﾞ`ﾍ: : : :ヽ.
　　　　　　　　　 ／ :./: ／//　　　 　　i:i　ヾ: : : : :ヽ.
　 　 　 　 　 　 /: :i:./: ﾑ // ,〟　　　　,i:i　 ヾ: : : : : :',
　　　　　　　　/: : i/: ﾉ;;j i::i.,,,ゞ､､　　　i i:i　　 i;: : : :: ､:,
　　　　　　　 ,': : :i:i:./ｒ,>i l;l　i'/i' るゝ､ﾍ.l:l　　　ｿ: : : :', ',　　　「ウーゴは人知れず、決断したようです。」
　　　　 　 　 i: : : i:/}　/　i:i　r'￣￣´ﾞ　､l:l　　彡: : : : |　i
　　　　 　 　 |: : : i l{ 〈 ,,i ﾘ 　　　　　　 ）l:l　 ｲ,ﾘ: : : : l　i　　　【魔法の遺物狙いと笑われてもいい、
　　　　 　 　 |: : : i i zヽ｀ ヽ　 ､ 　ｨ´　　 l:l　} ノ: : : : :l
　　　　 　 　 | : : : } ｨｱ==ﾆゝ、 ヽ　　 　 l:l　ン: : : : :,'　　　　　とにかく彼が知る『天使』達が目をこぼすめいっぱいまで……
　　　　 　 　 |: : : : i　ィヽ　 　 ゝ 　 　 　 i /　l: : : :./
　　　　 　 　 |: : : : i i　　ﾉ　 　 　 　 　 __ｿ　/: : : /　　　　　　　国を、技術的に発展させると。】
　　　　 　 　 |: : : : ゝ‐===-──''´￣´　　/,ｲ: :/
　　　　　　　 |ヽ: : : :ﾄ; : : i}　r'　／／　　 , ｲi: ノ
　　　　　　　 ヽヽ: : :l ; : : lゝ,'　　 ｿ　　　　rｲ
　　　　　　　　 ヽ; : :l ヾ, -;i 　　 /　　, -‐''´i､
　　　　　　　　　　ゞ -/　i }.　　/_,,-"　　　 ﾘ

　 　 /:::::/ ,-ﾆ二三三三三三二=､::::',:::::,
.　　 i:::::,' ,-ﾆ二ﾆ- '::::::::::::::::....三二}:::::i::::::,
　　 {::::,':ﾆﾆ／:::::i::::::l::::::::::::::::i::::::...ﾆl::::::l::::::,
　　 l::::{::l／,.イ!i´l:::::l:::::::::::::::::l｀::ヽ!､l::::::}::::::i
　　 l::::i! {:::i::::::l⊥l:::::l:::::i::::::::/l:::::/ll;:l::::::l:::l:::}
　　 l::::i/:::,',イ{示心';::l:::i!::l/て示心l:::::,'::::l:::i　　　　「ミカエルはようやく自分の考えてる通りに行きそうで、笑顔です。」
　 　l::::i!::lヾ::l辷;;::ｿ　 ヽl ' ヽ辷;ｿ,/::;::/ :::!:::l
　　,ｲ:::l:::l::::::l　 　 　 　 ,　　　　 /／/:::::;'::: !　　　　【むしろこの間にガイア教団の人間はミカド国にとって利益になる事（サムライの一部は腑抜けましたが）
　　l,l:::{::::l::::::ﾍ､　 　 　 　 　 　 ' .::::i!:::::/::::::l
　/' l::i!::::l::::::::::::....　　｀　 ´ 　 ,.:::::::::i!::/::::::::i!　　　　しかしてないので、非常に調子は良さそうです。】
　　 l:::i!:l:::l:::::::::;:::::::i 　 ._.　＜l:::::::::::ﾚ::::,'::::,'
　　 l:::',::::::l;;;;;'l,l ll　l　　　　　 l　 ＼l::::;;':::/l
　　 l:::::/:::l　 i!, ／ !　　　　　! ＼/:://::/:::l-､
. 　 ,l:::::l ';::,　ヽ-----､　　, ---::／/:/:::l::l三=､
　 /‘，::l ヾ､　ヽ　　　 ｀ ´　 ／'　/:/l::::l:::l三三}
　i　　ヾ::l　ヽ､　ヽ｀ー---／' 　 /'´ /::/:/三三=
　l 　　 lヾヽ ヽへ二ﾆ ／　　　/ 　 //=/三三三

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　　　　　 |::|:::::::::||' 　ﾚ'　 ヽ:|　　　ﾘ'　　|::::::::::::|:::::|　　　　「なお、どうやらガイア教団の一部も絆されつつあるようです。（マンセマット調べ）」
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　　　　　 |::|:::::::::| r=＝ﾐ 　 　 　 ｨ=＝ﾐ !::::::::::::!:::,　　　　ここはええとこやぞ。
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　　　　　　,:!:::::::::|::ﾄ ､ 　　 `　 '　　 .イ::|:::::::::::::|::::::.　　　　　　私の作ってるトコもな。
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　　　　　　|:ﾊ::::::::,:::::::r─‐r ､r-､―､:::::ｲ::::::,::/l:::::::.
　　　　　　|:::::､::::::,::::l　 　 　Y 　 　　ﾄ､_,::::::::/,::::::::::.　　　　【まぁしゃーない。とにかく今のトコロは彼女らにメリットの多い動きのようです。】
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　 　 　 　 　 　 　 リi::i|::,...{　 ﾊ |/　　　　弋赱 ￢ノ　　入__ji::::/}:/
　　　　　　　　　　　 |:i|/....、 い　　　　　　　　￣ 　 　 {赱ｧ'::://ﾘ　　　　「ホープ、護国に尽力する事を決意。」
　　　　　　　　　　　 {八.......＼__　　　　　　　　　　　　　:、/ﾊ′
　　　　　　　　　　　　　 }....../　 {　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ′
　　　　　　　　　　　　　 }- ′ 　 、　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　【なお、ナラクの底までは潜りまくって悪魔を狩る模様。】
　　　　　　　　　　　　__/＿＿___　＼　　　　 　 ´ ￣
　　　　　　　　 r===ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==--　　__　　　／
　　　　　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}　__/
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　｀ー-ﾗ＞-､≦__ﾚ　: :{ ｨ 从.ﾉﾘ i:./ i:./斗ﾑﾊﾉﾚヽ:::ヽ　　　　　「ダグラス、東京行きの便に乗る。（最高戦力クラス）」
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　 　/ : :{::::::／イ: 　:.i: :ﾊ｀弋_ﾂ　　 　弋ｿ.ﾑ: : : 　ヽ::　　　　　　【いざ鎌倉！（違う）】
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　　　　　　　　　　　　　　 /　 　 ヾ， ７:.:.／{　ｿ:.:/:.:./i′　 ‘､　 人:.|　 ゝ
　　　　　　　　　　　　　 ./,ハ　　　}:，}／ .从　}:/!: / u　 ｒ―;′州 };
　　　　　　　　　　　,. ＜　ヾ i}　　 }:’　ﾘ　 寸､i:' |/:＞ .,└竺,/ヾ:’　　　　　　　どうして黙ってたんだお前！！
　　　　　　　　 ,. ＜　　 　 　 {　　 }’_,/　　　　 ` ＜/f　`:┬ ﾘ　{
　　　　 　_,. ＜　　　　　　　　!　　　　,r　.,_　ー＝彡,.} }　 一'　 .}　　　　　　　　　　　　　　　　お前だってどうして使わなかったんだよ！！＞
　　 ,r一 ′　　　　　　　　　/　　　 ./ /　　ー―‐一 ´　　／　丿
　 ./　　　　_　Y　　　　＞〔　ヾ　　./ / ○　　　　 ○　 .／　／　　　　　　　　【一部の機密が互いに漏れた模様。】
　/　　　　　 ヾ} ＞　´　　}　　 }　/ /　　　　　　　　　 /　／
　i　　　　　　 ヾ　　　 　 /　　　./ / ○　　　　○　　/.／
　.}　　　,.　 -―ヽ　　　/　　　,/ /　　　　　　　　　 /__　　　　　　　＿__
　 i　／　 　 　 　 ＼ ./　　　 { ,{ ○　　 　　○ 　 /／￣￣＞―./r　´￣￣〉
　.‘/　 ,:＜￣￣ ）=-ヾ　　／／　　 `ー―　　=彡　　　　/　　　}ｒ ￣￣　　〉
　　}　 ﾉ　 ＿_,／⌒ヾヽ‐､_ / ○ ､＿＿　○　 ∧　　　　{　　　 {:Y￣￣　　{

ではちょっとゆっくりするべ。