蒐書録#017:大森貴秀+原田隆史+坂上貴之『ゲームの面白さとは何だろうか』

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★亀井俊介編『現代の比較文学』(講談社学術文庫1114、講談社、1994/02)

『現代比較文学の展望』(研究社、1972)として刊行された論集の文庫版。目次は以下の通り。

・はしがき(原本)

・学術文庫版はしがき

・亀井俊介「比較文学の視野――ホイットマン的文学の系譜」

・青柳晃一「影響と選択――サンタヤーナとエリオットのゲーテ観」

・瀧田夏樹「芸術運動の一と形態――ドイツ表現主義の場合」

・小堀桂一郎「材源研究の意味――芥川龍之介・里見弴・その他」

・平川祐弘「知的刺戟の一様相――鷗外の『金毘羅』とゾラの『ルルド』」

・芳賀徹「非西欧世界の「西欧化」運動――夷狄の国への冒険者たち」

・酒本雅之「文学を「比較」することの意味――構造への志向こそ窮極だということについて」

・オールドリッジ+亀井俊介「対談 比較文学の問題と展望」

・柳富子「参考文献――日本における最近三十年の成果を中心に」

・索引

 

★沙村広明『波よ聞いてくれ』第4巻(講談社、2017/09)

★よしながふみ『きのう何食べた?』第13巻(講談社、2017/09)

マンガはほとんど電子版で読むようになったため、本で手にするものがぐっと減ってきた。いずれも好きな漫画家の作品最新巻。

 

★大森貴秀+原田隆史+坂上貴之『ゲームの面白さとは何だろうか』(慶應義塾大学出版会、2017/09)

書名に掲げられた問いをめぐって、著者たちが試行錯誤する過程も含めて見せてくれる点がとても勉強になる本。後でもう少し詳しく述べてみたいと思います。

 

★『日本語学』第36巻第10号2017年09月号「特集=電子機器が変えつつある日本語」(明治書院、2017/09)

メディアによって言語の使い方が変わるとしたら、それはどのようにか。てなことを期待して読む読む。

 

★『scripta』第45号2017年秋号(紀伊國屋書店、2017/09)

吉川浩満くん(id: clnmn)の連載「哲学の門前」第5回「ディス/コミュニケーション(1)」。個人的体験と考察を交互に書き綴るエッセイで、今回は個人的体験パート。

 

★『風の薔薇』(全5冊、書誌風の薔薇、1982-1991)

古本で揃いが出ていたのを見かけて入手。各特集は以下の通り。

・第1号 言語、さえも(1982年夏)

・第2号 相互テクスト性の問題(1983年夏)

・第3号 シュポール/シュルファス(1984年夏)

・第4号 ジャン=フランソワ・リオタール(1986年夏)

・第5号 ウリポの言語遊戯(1991年秋)

 

★加藤典洋『もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために』(幻戯書房、2017/09)

雑誌などに発表した文章と講演を集めた論集。まずは自分の目下の関心に従って「矛盾と明るさ――文学、おのわけのわからないもの」から拝読します。

 

★『ロラン・バルト著作集 第8巻 断章としての身体 1971-1974』(石川美子監修/吉村和明訳、みすず書房、2017/09)

これにて全10巻完結。いつか、これまで刊行された翻訳書(多くはみすず書房から出ている)も含めた『ロラン・バルト全集』として仕立て直してもらえたらと夢想しております。

 

★『WIRED』第29号「特集=ワイアード、アフリカにいく」(コンデナスト・ジャパン、2017/09)

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