マージナル・アーカイブス - 子供使い、先生になる - 感想
- 2023/08/07
- 18:00
>元ニートで傭兵隊長、民間軍事の世界で『子供使い』と恐れられたアラタ。
>ミャンマーでの戦争を切り抜けた先、彼の次の戦場は―――キヴォトス!?
>限りなく透き通る世界で新たなるオペレーションが始まる
>ブルーアーカイブ×マージナル・オペレーションのクロスオーバー作品です。
ブルアカで軍事や電子戦、政治方面を掘り下げた作品は新鮮。読んでると作者に相当な知識が必要とされるのが伝わってくるから作品数が少ないのも納得だけど。
原作再構成の二次創作って原作では後々からの登場のキャラが序盤から絡んでくると「おお」となるが本作の場合は対策委員会編の時点でヴェリタスやヴァルキューレ警察学校といった他の二次ではあまり見ない面子の出番が多くて楽しい。特にヴァルキューレ組が好きな人は一読の価値あり。
マコトやミカ、カヤといったリーダー層が有能に描かれてるのも良いね。
シロコとの初遭遇時にエナドリを直飲みしないし背負わせたりしないし汗がいい匂いだと言わないだけでも安心感。いやまあ、これは原作からしてちょっとキモいのであんまり他の二次創作を批難するのもあれなんだけど。
アルちゃんが闇銀行で対策委員会やべーってなってるシーン「PSG-1を片手で扱う人が何か言っておる」となった。
初見プレイ時、対策委員会と便利屋68がキヴォトスでも屈指の戦闘集団だと気付けた先生0人説。
敢えてトリニティの制服で銀行を襲撃する事で撹乱を狙うファウストは流石は有数のアウトローだ。
>「昔から言うのよ。悪いことをしたら清渓川に叩き落されて、そこに住む人喰いズワイガニに食い殺されるって、キヴォトスの子どもはそう言ってしつけられるの」
>「ははは……私のところはピラニアでしたね」
>「えっ、黒豹じゃないの!?」
今日も清渓川はどこまでも透き通っている。
강한 마음을 다지기 위해 청계천에 나왔습니다 pic.twitter.com/qGNeOWbC13
— Yongha Kim (@ysoya) October 1, 2022
ここはズルすぎるでしょ。
ネットミームに詳しくない読者の中には「こういう異世界独自の習慣とか風俗は面白い!」となっている人がいる可能性も……?
柴関爆破について何故狙われたのか真剣に考察してるシーンも好き。
アラタが立派な大人すぎてちょっと心が夢生徒になる。
ベアおばやアリウスの面々と邂逅したらどうなってしまうのか。
以前ネットで「対策委員会の黒見セリカと救護騎士団の鷲見セリナ、名前が紛らわしいけど同時に登場する事はないだろうからセーフ」という書き込みを見た記憶があるけど、同じ場所に揃ってしまったな。