とりんさまふたなり好きすぎ問題
- 2022/05/30
- 12:00
私「とりんさまに質問があるんです」
とりんさま「なあに?」
私「私は普通の百合小説を書きたいのになんでとりんさまはすぐにふたなりにするんですか?」
とりんさま「だって……ふたなりの方が萌えるじゃない? ほら、男の娘とかふたなりって需要が高いし」
私「需要の問題じゃありません! 需要はあるかもしれませんが、それは世間的な話であって、私は普通の百合が見たかったんです!」
とりんさま「えー。でも普通に書いても読者さんはついてこないよ?」
私「そんなこと……ないもん」
とりんさま「そうかなぁ。君だってチンポが生えた美少女が好きでしょ?」
私「そ、それは……」
とりんさま「やっぱり好きなんだね。だったら仕方がないじゃないか。君はそういう性癖なんだから」
私「うぅ……。とりんさまのばかぁ」
とりんさま「まあまあ。そう怒らないで。これからはちゃんと普通の百合を書くからさ」
私「本当ですか!?」
とりんさま「うん。約束するよ。早速書いて見ようか」
放課後の教室で二人の少女が向かい合っていた。
一人の少女は机の上に腰掛け、そしてもう一人の少女はその前に立っていた。二人とも制服姿だ。
二人はしばらく無言のままお互いを見つめていたが、先に口を開いたのは前に立つ少女の方であった。
「先輩。好きです」
そう言ってから彼女は目を伏せた。長いまつ毛が震えている。頬は赤く染まり、唇をきゅっと噛んでいた。
「……ごめんなさい」
彼女からの告白を受けたもう一人――後夜祭実行委員長である橘柚子は申し訳なさそうな顔を浮かべて頭を下げた。
その言葉を聞いた瞬間、目の前の少女の顔がくしゃりと歪む。
「……っ」
声にならない悲鳴を上げて、彼女はその場を走り去った。
一人残された柚子は大きくため息をつく。
(またやっちゃった)
心の中で呟いて額に手を当てた。どうしていつもこうなるのか。柚子の脳裏には自責の言葉ばかりが浮かんでは消えていく。
(あの子を泣かせるつもりはなかったんだけどな)
柚子と親密な関係になった相手は必ず涙を流して去っていくのだ。まるで呪いのように。
しかしそれも当然かもしれない。何故なら自分は都合の悪い真実を隠したままでいるのだから。
**
***
後夜祭が終わった次の日。柚子は一人で下校していた。
時刻はまだ夕方だというのに空は既に薄暗い色に染まっている。この季節特有の夕暮れ時というわけでもない、雲一つない晴天にもかかわらず辺りはすでに夜の帳が落ちようとしていた。
街灯に照らされた歩道には帰宅途中のサラリーマンやOLの姿がちらほらと見える。柚子は彼らの姿をぼんやりと見ながら歩いていた。
すると進行方向に人影がある事に気付く。よく見るとそれは昨日の女の子だった。彼女がこちらに向かって走ってくる姿が目に入る。
「橘せんぱーい!」
名前を呼ばれて思わず立ち止まった。彼女の表情を見て何となく嫌な予感がしたからだ。
「どうしたの?」
「好きです! 付き合ってください!」
「……」
案の定の展開に柚子は苦笑いを浮かべる。予想通りすぎて驚きもしない。
「気持ちは嬉しいけど、昨日も言ったようにあなたとは付き合えないわ」
「どうしてですか? 他に好きな人が居るんですか?」
「……」
答えられない。もし理由を言えば確実に幻滅されるからだ。
「それとも私の事嫌いなんですか?」
「違う」
柚子が首を横に振ると彼女は嬉しそうに微笑んだ。
「良かったです。じゃあ問題無いですね」
「ちょっと待って」
「待ちません」
「えっ」
「大丈夫ですよ。私、強引なんで」
そう言うと彼女は突然抱きついてきた。そして耳元で囁く。
「ねえ、私の家に行きましょう。今日は両親いないんで」
「!?」
「ほら、早く」
そう言って彼女は強引に手を引く。その力は強くとても振りほどけなかった。
「ちょっと!?」
抵抗するが無意味だった。そのままずるずると引きずられていく。
(来てしまった)
押しに弱い柚子は彼女──花宮彩香の家に上がってしまった。リビングまで通されると彩香はキッチンへと向かう。やがて紅茶の入ったカップを二つ持って戻ってきた。
「どうぞ」
「ありがとう」
礼を言って柚子はカップを受け取った。熱い液体を口に含むと茶葉の香りが広がる。その温かさも相まって身体の中から疲労感が抜けていった。
「それでさっきの話だけど」
柚子は話を切り出す。
「本当に私なんかと付き合いたいと思ってるの?」
「はい」
即答だった。
「私達、今までほとんど接点が無かったじゃない」
「これから作ればいいだけですから」
「でも私はあなたの事を何も知らないし」
「いいんですよそんな事は。私が勝手に先輩の事が好きになっただけなんですから」
「……そう」
柚子は諦めたような笑みを浮かべた。ここまで言われれば逃げ道はない。
「分かったわ。付き合いましょう」
柚子の言葉を聞いて彩香の顔がパッと明るくなった。
「本当ですか?」
「嘘ついてどうするのよ。まぁよろしくね」
「はい! よろしくお願いします!」
満面の笑顔で彩香は頭を下げる。その様子を見て柚子は彼女を傷つけずに済んだ事に少しほっとした。
**
***
それから二人は恋人として交際を始めた。最初はぎこちなかったものの、時間が経つにつれてお互いの距離が縮まっていき、今ではすっかり仲良しになっている。
しかし柚子の心の中には大きな不安があった。柚子はある秘密を持っているのだ。
*
* * *
***
「先輩……」
彩香が甘えた声で囁く。
(どうしてこんな事に……)
彩香宅でおうちデートをしていた柚子は、彼女に抱きしめられていた。その腕の中はとても心地良く、柚子はこのまま身を委ねてしまいたかった。
だがそれは許されない。まだ高校生なのだ。節度ある付き合いを──
「先輩、私達そろそろ大人の関係になりませんか?」
柚子のスカートの中に手を突っ込みながら彼女が言うと、柚子の口から声にならない声が出る。
「もう我慢できないんです」
彩香の手が太股に触れる。指先が下着に触れて柚子はびくりと震えた。
「駄目よ、彩香。まだそういうのは早いと思うの」
「大丈夫です。優しくしますから」
「それでもやっぱり無理。だって私達は学生なんだもの」
「関係ありません。それに今時高校生同士でヤってるカップルなんて普通ですよ」
「でも」
「でもじゃなくて。とにかく一度試してみましょうよ」
(どうしよう)
柚子は混乱していた。この先に待ち受けている展開を想像すると顔に血が集まってくる。心臓が激しく鼓動していた。
しかし彩香は止まらない。柚子の唇を奪いながら彼女の服を脱がせていく。ブラウスのボタンを外し、ブラジャーも取り去ると柚子の胸が露になった。それを彩香は鷲掴む。
「んっ……」
彼女の愛撫によって乳首は既に固くなっていた。彩香はそれを口に含んで舌先で転がす。
「やめなさいっ」
柚子が叫ぶが彩香は無視した。それどころか更に激しく責め立てる。馬乗りになると柚子の両手を片手で押さえつけ、もう片方の手で柚子のスカートを下ろしていく。そしてショーツも脱がせた。
一糸纏わぬ姿となった柚子は顔を真っ赤に染めていた。羞恥に耐えきれず脚を閉じる。
「綺麗です……」
彩香の呟きに柚子が身を震わせた。
「そんなに見ないで……」
「どうしてですか? とても美しいですよ」
「恥ずかしいから」
「じゃあ私も見せますね」
そう言うと彩香は自分のスカートに手をかけ、そして一気に脱いだ。現れたのは黒のレースパンツだ。彼女はそれを見せつけるように揺らす。
「私の身体、見てください」
柚子は目を逸らした。だが彩香は無理やり視線を合わせようとする。
「ちゃんと見ないと駄目じゃないですか」
「……」
「ほら、早く」
言われるままに目を向けるとそこには魅惑的な光景が広がっていた。女性らしい曲線を描く肢体。膨らんだ乳房。くびれた腰。そこから下は秘所を隠すように陰毛に覆われており、その淫靡な様に柚子は息を飲んだ。
初めて見る同年代の肢体に興奮している自分がいた。
「どうですか?」
「凄く……綺麗だと思うわ」
「嬉しい」
彩香は微笑むと柚子に抱きつく。柔らかさと温かさが全身に広がった。彩香の髪から漂うシャンプーの香りは甘く、柚子を落ち着かない気持ちにさせる。
「先輩、キスしましょう」
「うん」
二人は唇を重ねて舌を差し入れ、絡め合う。互いの唾液を交換し合い、飲み込む。二人の身体の間で肉棒同士が擦れ合っていた。その度に柚子の先端からは透明な液が滲み出て、彩香のそれと混ざり合っていく。
私「ん?」
とりんさま「どうしたの?」
私「あの、ふたなりじゃない普通の百合小説を書くって言いましたよね?」
とりんさま「えぇ言ったわ」
私「でも書いてるのは普通にふたなりなんですけど」
とりんさま「…………」
私「…………」
とりんさま「まぁいいんじゃないかしら」
私「よくないですよ!」
とりんさま「いいじゃない別に。ちなみにこの後は柚子が彩香を押し倒して、そのまま朝までお楽しみだったようよ」
私「聞いてないですよ!」
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