博多に行ってひたすら飯を食って暴飲暴食してきたのでその記録です。博多は5、6年前に出張で一泊して以来、2回目なので基本的に定番どころのみです。所詮、俺は福岡市博多区といえばNumber Girlしか知らない人間なので...。B級グルメに終止してしまったのが反省ポイントではある。
かわ屋
昼まで普通に仕事して、それから飛行機に乗って福岡に到着後、まず行ったのが「かわ屋」。博多にいくつか店舗がある焼き鳥店。
ここで有名なのが「とり皮」。カリカリに焼かれた皮で味が濃いかと思いきやそんなでもなく、どちらかというと脂で食べさせるタイプな感じだった。その脂を一気にビールやハイボールで流し込む。
個人的にはとり皮よりもハツ、サガリのほうが好みだったな〜。間に玉ねぎが入っていてアクセントになったりする。また、鶏ミンチもなかなか美味かった。全体的に濃い味付けかと思いきや、全然そんなことはなくて、むしろあっさりしているように感じた。
餃子のラスベガス
かわ屋からホテルへの移動中に餃子屋があり、店構えがなんとなく気になったので入った。店内の写真は撮っていないんだけれど、なんだかおしゃれな感じだった。身もふたもないことを言うと『Popye』っぽい。
博多の餃子というと一口餃子、というイメージがあるけれどこちらの餃子は割と大ぶりの餃子。皮は分厚くてもちもちした感じだし、具も多め。そして、肉汁がたっぷりはいった小籠包みたいな餃子だった。餃子以外にも色々メニューがあった。また、色んな種類のサワーが瓶で用意されていて、客が焼酎と自分で割る感じ。このサワーの瓶もなんとなくマガジンハウス感があるな...。
博多一双
博多というとラーメンは外せない。ここはもう店の外から豚骨の臭さが漂っている、ハードコアなとんこつラーメン。スープも泡立ちまくっててカプチーノみたいだ。とにかく濃厚かつクリーミー。ウマい。東京の田中商店とか、俺はめちゃくちゃ好きなので、ここのとんこつラーメンはどストライク。なので、臭いラーメンが苦手な人はあんまりかもしれない。普段は結構な行列ができているみたいだけれど、俺が行ったときはタイミングが良かったのか、すぐに入ることが出来た。
葉隠うどん
福岡のうどんといえばふにゃふにゃで全く腰のないうどんだけれど、ここのうどんはまさに「それ」だった。どんだけ茹でたらこんなにふにゃふにゃになるの、というくらい腰が無い。とはいえ、関西の元来のうどんもふにゃふにゃな店が多かったから食べていてそれほど違和感はなかった。汁も甘めな感じで、柔らかいうどんとマッチしている。近所にこういううどん屋があったらいいなー、という感じ。ごぼう天ぷらうどんを注文したんだけれど、このごぼう天も良かったなー。
ShinShin
博多ラーメン、その2。一双は臭くて、濃厚、クリーミー、というハードコアタイプの博多ラーメンだったけれど、こちらは臭みもなく、あっさりしたマイルドなタイプのとんこつラーメン。物足りないかな、と思っていたんだけれど、これがめちゃくちゃうまい。個人的には一双よりも好きだった。あっさりしているんだけれど、味が奥行きがある感じ、といえばいいんだろうか。旨味が非常にあるように感じた。あと、ここは麺がものすごく細くて、それがスープとよく絡んでいた。
楽天地
鍋物で一番好きなのがもつ鍋なので行ってきた。もつ鍋は醤油ベースと味噌ベースのものを出す店舗に分かれるらしいんだけれど、こちらは醤油ベース。もつの脂がスープにコクと旨味を与えており、それを野菜がしっかり吸い取っている。むしろキャベツが主役なのでは、と思うくらい。また、東京で食べるもつ鍋って基本的に小腸だけが入っていることが多いんだけれど、こちらはガツとかハチノス、レバーなんかも入っていて、まさに「モツ」といった感じだった。
博多祇園鉄なべ
餃子、その2。鉄なべでしっかり焼き揚げた餃子。皮はもちもちさの欠片もないバリバリした感じで、これがビールとよく合う。ひとつあたりが小さいので特に食べ歩きを考えていないのであれば、一人で3~4人前くらいは余裕で食べられるんじゃないだろうか。店に訪れた芸能人の写真が店内の壁そこらじゅうに飾ってあったりするのが「うーん」って思ったりしたけれど、メシ自体は美味かったです。
白金茶房
おしゃれな感じのカフェ。パフェもパンケーキも普通に美味い。いわゆる行列のできるパンケーキにありがちな、スフレ状のものではなく、スタンダードなパンケーキ。ただ雰囲気はめちゃくちゃ良いので、ゆっくりと本を読んだりして過ごすのには良いんじゃないんでしょうか。基本的に予約しないと入れないっぽい。
元祖博多めんたい重
明太子を一本使った重と明太子のスープを使ったつけ麺を食べた。見た目だけで満足感があるけれど、食べたらお腹が一杯になってしまった。両方とも美味しくはあるんだけれど、値段がな〜、という感じ。かなり高い。これだけで3000円くらいするのはどうなんだろうね...。基本的に博多で食べた飯はすべてリーズナブルでだいぶお得感があったんだけれど、ここはちょっと高すぎるように感じた。東京でもそんなにしないだろう。
一幸舎
博多ラーメン、その3。すでにお腹がいっぱいな状態だったんだけれど、東京に帰る前に意地で食べた。ここは一双と同様に濃厚系なとんこつラーメン。また、「元祖泡系」なるものを名乗っている通り、かなりクリーミーな感じのラーメンだった。
余談
体重を計ったら2kg増えていた。徒歩のみで移動して、1日あたり2~3万歩近く歩いたのだがこの有様だったので、もし普通に電車やバスに乗っていたら恐ろしいことになっていただろう。