競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【チャンピオンズカップ 2024 レース回顧・結果】ツワモノたちの競演



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――……だったのか本当に? と続いてしまう感は否めないのですが、とりあえず2年連続1・2・3着ならそういうことにしておきます。

チャンピオンズC 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 レモンポップ 1:50.1 36.9
2 ウィルソンテソーロ 1:50.1 36.2
3 ドゥラエレーデ 1:50.4 36.4
4 ハギノアレグリアス 1:50.5 36.7
5 ペプチドナイル 1:50.5 37.1

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 チャンピオンズC 2024

 

12/1 チャンピオンズC ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

①(散水などの影響もあってだったのか、)当日午後にかけて若干時計良化をはたし、通年平均比-0.5秒未満/1000mの、イン優勢状態で行われた

 

②1分00秒8の平均的なペースから、上り36秒9(12.4 - 12.2 - 12.0 - 12.7の平坦戦)を刻んでの1分50秒1決着

 

③時計的には平凡とみられ、どちらかというとG2に近い1~2着の額面

 

④加えて、馬場差を考えると瞬発戦になった前年のほうが若干上で、低調チャンピオンズCと評せざるを得ない

 

 

 

チャンピオンズカップ 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

サンライズジパング

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡6着

☆セラフィックコール(12着)、ガイアフォース(15着)らの止まり方を見ればわかる通り、上位勢(特に3着ドゥラエレーデ)とは対照的な外々追走が敗因だろう。

このあたりは、「負けるとしたらこの形」という見立てそのままなので、馬も鞍上も責めることはできず、納得するより他ない。

枠番の通り、(直線だけ外に持ち出したウィルソンテソーロは別として)自身より内の組に先着を許しただけで、上りでも大きく見劣っていないだけよくやった、としていいのではないだろうか。

今日は、そういう馬場、そういうレースになったということ。

 

 

ウィルソンテソーロ

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡2着

ここは、馬としてはタイトルを獲っておきたかったところ。

時計的には馬場なりに当然レベルの前年比-0.7秒だろうし、この鞍上強化があっても、思ったほどパフォーマンスを伸ばすことができなかった、というか下げてしまったくらいの印象。

ただ、直線立ち上げの部分で、外にセラフィックコールいて閉められたため、少しスムーズでなかった点だけは情状酌量の余地があると思うが。

いずれにせよ、路線上位の馬だし、この中京に関しては適性間違いなしだし、おそらく来年のチャンピオンズCも好走してくるのだろうが、G1では抜けているわけでは無い上に今や完全に他力本願末脚一手型になってしまっているところが苦しい。

 

 

レモンポップ / ドゥラエレーデ 他

レモンポップは、前年とは違い4コーナーで緩めることなく12.4 - 12.2(昨年は同区間で12.4 - 12.6)と刻んでの押し切りでその点では立派な内容。

これが現役ラスト走だが、やっぱり距離は少し長い1800mG1を連覇したことは、産駒に対しての期待感という点でも意味のあるものだったのではないだろうか。

ただ、レース全体の評価にもある通り、実質この馬も前年から下げてしまっていたことは事実だと思うが。

 

3着ドゥラエレーデは、「またこの馬、“掴みどころないポイント”増やしてきたんか」という内容での、2年連続3着。

「前々からじゃないと……ではなかったんですか? エレーデ先輩」が今日のすべてであり、たしかに完全にG3~G2といった低水準3着であり、ムーア騎手に駆られてのものでありというところはあるのだが、それを上回るラストの伸びだった。

G1・2戦だけの中京経験でいずれも3着ということでコース適性が高いこともあるのだろうが、それにしても「この馬が上り36秒台前半て!?」の意外性のほうが上回った一戦だった。

 

 

やはり舞台巧拙が非常に問われる一戦になったという印象が強いなかで、唯一舞台適性で補うなど無く頑張っていたと思うのがペイシャエス。

ラチ沿い追走の形でもなかったので、その点でもその他上位勢に比べ極端な恩恵も受けていない中で、(おそらく)G3近辺水準にまとめてきたあたりは評価に値するのではないだろうか。

裏を返せば、隠れ巧者だったということが後々発覚するというパターンもあるかもだが、それはそれで来年以降に楽しみが広がるというもので。

いずれにしても、まだまだ力をつけている印象に好感の一戦となった。

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