競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【フェブラリーステークス 2024 レース回顧・結果】To be with you?

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――MR.ビッグなところ(528キロ)しかり、某ネット競馬サイトの記事タイしかり……なペプチドナイルのVは、本当は『Hペース×鬼不在V』というのが実態なんでしょうが、どうしてもいじりたくなってしまうところで。

フェブラリーS 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ペプチドナイル 1:35.7 37.5
2 ガイアフォース 1:35.9 37.2
3 セキフウ 1:35.9 36.4
4 タガノビューティー 1:35.9 37.0
5 キングズソード 1:36.0 37.0

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 フェブラリーS 2024

 

2/18 フェブラリーS ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

①馬場は、通年平均比+0.3秒/1000m程度のフラットバイアス状態

 

②前半3F33.9秒、同5F57.9秒の超ハイペースとなって、12.3 - 12.5 - 12.4 - 12.9の上りを極めて要す展開で決まる

 

③この展開の3角4番手からねじ伏せた格好の勝ち馬は立派だが、1分35秒9の2着ラインというのはG1フェブラリーSよりもG3武蔵野Sに近づいてしまったとの印象

 

④総論として、マイラーが決壊を起こしたところ、中距離スタミナ型や待機温存組が浮上してくることができた凡戦と見ておく必要のある一戦

 

 

 

フェブラリーS 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

キングズソード

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡5着

終いは勝ち馬の内に切り替えるようにして伸びてきたが、5着まで。

待機策でのこの流れといい恩恵サイドにいて、ほぼ想定通りにきて抜けた上りを使えなかったのだから仕方ない。

ただ、そのラストで内に進路を取る形になった理由でもある、直線前半でのスムーズさを欠いた場面(2着ガイアフォースの後ろに入っての壁)もあり、もう少し末脚の破壊力は増していても良かったとは思う。1人気オメガギネスをマークしたが故のものと思われ、結果的に運もなかった。

長距離輸送を経ての+10キロだったので、少し重め残りもあったかもしれない。

この結果を受けて、今一度馬場状態適性面(重・タフ馬場論)は別にして、短直線条件で真価を問いたいところ。

 

 

◯スピーディキック / ▲セキフウ / ☆タガノビューティー / ペプチドナイル / ウィルソンテソーロ 他

◯スピーディキック(13着)は、去年とは違い中団後ろについていく形で運び不発に。

流れも速く、直線では早々にお釣りがなくなってしまった。

▲セキフウ(3着)、☆タガノビューティー(4着)に関しては、想定の差し展開なら「3,4着指定席」とみての3~4番手候補だったのでほぼ見立て通り。

☆タガノビューティーは、最後に4枠両頭にかわされての圏外(通過順こそガイアフォースが前の形だが、実質同馬にも後ろからかわされている)で、今日こそ“いつもの”タガノビューティーを発動させなければならないとことだったが……。とにかく、鞍上ともども何もかもが噛み合わないところが顕著だった。

そして、その真逆をいくのが武豊J(セキフウ)といったところ。

もっとも、TBに関しては、前走があんな悲劇ともいうべき流れの根岸Sだったので、鞍上ともどもハマるべくしてハマっただけであり同情する部分も。

ただ、勝負の世界で、そうした点もひっくるめて「もってないなぁ」と思う次第。

 

勝ったペプチドナイルに関しては、4コーナーからの手応えが非常によく、距離こそ違うが左回りで圧勝していた頃のように早めに並びかける形から完勝を決めてみせた。

今日だけを見れば横綱競馬で勝ったという内容。そして、それ以上に重視することが出来なかった最大の要因でもある、この持久力勝負展開を克服してきたことに光るものがあった。

2走前にも感じていたところだが、少し瞬発戦ラップに良績が集中していたここまでだったので、正直この展開で1馬身以上の差をキープしたままラスト1Fを駆け抜けてこれるとは……というところ。

もちろん、この消耗度の高いラップの中でスタミナ面の優位性が発揮されたこと、決壊した2着ライン、そして何より「鬼の居ぬ間に」戦であったことなどがその主因でもあるのだろうが、半信半疑の中でも例えば武蔵野Sに使ってきた時にも「迷うな」と思えるくらいにはあった。

 

発汗が酷かったウィルソンテソーロ(8着)についてはおそらく完全に度外視戦で良く、波瀾にひと役買ったことは言うまでもない。

 

そうした中で、ガイアフォースも良いが、圧倒的にドンフランキーをここでは注目馬として挙げておきたい。

距離がどうかという不安を抱える馬が多数いた中、この馬もその内の一頭だった今回だが、件の競馬をしてのこの着差なら非常によくやっていたと思われる。良化途上の一戦でもあったとみられる。

また、戦績からは分かりにくいが、実は右回りベターも結構ハッキリしたところのある馬で、その点でも下げていたはずであり、適鞍でG1を獲る日が近づいてきたように思う(ただし、過去にも好走させていた今回鞍上はこの馬を左回りでも走らせることができるので、その点で鞍上手腕は加点材料だったとは思うが)。 ☆次走注目馬☆

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