競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ステイヤーズステークス 2024 レース回顧・結果】後半1000m58秒台はレアだが

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――やっぱり、牝馬で、3勝クラスの身のゴールデンスナップが、勝ち切り筆頭格の評価になっていたことに表れての通り、レベルが上がるわけもなく……。

ステイヤーズS 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 シュヴァリエローズ 3:46.7 35.1
2 シルブロン 3:46.7 34.8
3 ダンディズム 3:47.0 35.3
4 ゴールデンスナップ 3:47.0 35.4
5 メイショウブレゲ 3:47.0 34.7

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 ステイヤーズS 2024

 

11/30 ステイヤーズS ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

①馬場は、野芝期除く通年平均比-0.7秒~-1.0秒/1000m といったところで、内は有利だが中ほどまでなら極端な差はなく意外と差しも届く状態

 

②1000m通過1分04秒3は前年ほどではないが遅く、中盤も水準下、後半1000mが58秒9と速くなっての3分46秒7(上り35秒3)決着

 

③11.7 - 11.8 - 11.5 - 12.0(平坦戦)でロングスパート戦は事実だが、この日の馬場ではその後半がやっと平均的なレベルのラップということを思うと、やはりレベルの上り切らない昨今のこのレースなりの(OP~リステッド)水準で決まった印象

 

 

 

ステイヤーズS 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ダンディズム

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡3着

まず不用意に位置を下げなかったことが正解だった。

この枠で、前にたくさん入られたりがなければ、開幕デーの馬場をロスなく立ち回り、あとは見立て通り「3600mでも良いところを見せられる」脚力でもって走ってくるだけで、とりあえず好走には十分だった。

レベル自体はそう高いものではないこの馬の3着だが、そこは中2週での関東圏への再輸送ローテで臨んでのものでもあり、致し方ない部分もあっただろう。

鞍上に関しても、自身の履歴的にもそうだし、この日のジョッキーメンツからくる横比較においても、見立てた通りやはり強化歴然といった感じ。

引き続き、この馬の適切な位置で直線に入ってくることができる鞍上なら、9歳シーズン(があるなら)も期待できるだろう。

さすがにこの厳冬期についてはもう上り目は乏しく、厳しくなっていくだろうが。

 

 

◯ミクソロジー / シュヴァリエローズ / シルブロン / ゴールデンスナップ / サンライズソレイユ

◯ミクソロジー(13着)は、番手から特にスムーズさを欠いたりはせずに大敗したが、気性面が悪さをしてやめてしまう感じが続いているか。

持久力勝負の長距離戦ではG2級くらいのパフォーマンスは示したことがある馬だが、ちょっと本調子にはまだ遠かった模様。

 

勝ったシュヴァリエローズは、やはり前走で不気味に感じた「平坦戦ラップの中位差しV」が、ここでも通用につながった印象。

今回も、G3でも大したことがない位の水準で決まった一戦ではあるが、それはほぼ想定通りのラインで、それでもこの馬は足りないとみて狙わなかったわけで、そうした中では立派なリステッドレベル駆けだったのではないかというところ。

別定58キロだったことを思うと、そうしたこの2戦のラップ的に「崩れてもいいんじゃない?」戦を勝ち切っているというのは、間違いなく地力強化とせざるを得ないだろう。7歳シーズンもG2でも主力か。

 

他では、2着シルブロン、4着ゴールデンスナップ、6着サンライズソレイユといったあたりは、いずれも枠の面で外を回される距離が長く、その中で健闘していたので評価できる。

 

特に、3歳馬サンライズソレイユは、2周目の2コーナー付近で、押し上げていきながら掛かっていた様子も見受けられた中で、3~4角も大外を回してのものだけに厳しかった印象。

距離適性を見込んでの格上挑戦で、キャリア10戦という点からも、次走から早速長距離砲として注目したいと感じた。 ☆次走注目馬☆

 

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