品川区が子1人あたり米2キロ提供へ…「夏休み中は給食なく支援必要」と区民アンケをAI分析

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 東京都品川区は19日、小中学生がいる子育て世帯に今夏、子ども1人あたり2キロの米を無料で提供すると発表した。生成AI(人工知能)による区民アンケートの分析結果を参考に、職員が検討したところ、夏休み中に給食がないことで栄養不足になる子どもがいることに着目した。

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 区は、昨年8~9月に行った区民アンケートで、自由意見欄に記された約650万文字を対話型AIサービス「チャットGPT」で分析した。その結果、心と体の健康や防災に対する需要が高く、「直接的な食の支援」などが求められていることがわかった。区が検討したところ、給食がない夏休みに栄養が不足している子どもがいることから、米の配布を決めた。

 対象は区内の小中学生約3万人で、区が米10トンを購入する。希望者が区に申請すれば、8月上旬以降に区内25か所の児童センターで受け取れる。区は必要経費約830万円を計上した総額約7億4000万円の補正予算案を、27日開会の区議会定例会に提出する。

 森沢恭子区長は記者会見で「食の支援のみならず、子どもたちを児童センターへつなぐことで課題の早期発見につなげたい」と話した。

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