温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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蔦温泉旅館宿泊記 紅葉の名所「蔦沼」至近!足元湧出の一軒宿に一人泊

蔦沼まで徒歩5分、奥入瀬渓流にも近い名湯の宿に2度目の宿泊

蔦温泉旅館は、紅葉の名所として名高い「蔦沼」のすぐ側にあり、大正時代に建築された趣ある「本館」の建物や、足元湧出のすばらしい温泉が楽しめることでも有名な温泉宿です。

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ブナの原生林に囲まれた山奥の温泉地ではありますが、八甲田や奥入瀬を巡る路線バスの「みずうみ号・おいらせ号」の停留所となっているため、公共交通機関利用でも比較的便が良いのが特徴です。

私は、3年前に初めて日帰り入浴でおとずれたのですが、お湯がとにかく新鮮ですばらしいことに感動し、2018年の6月に初めての宿泊。泊まっても期待を裏切らないすばらしい宿でしたので、約1年後の2019年10月初旬に2度目の宿泊を果たしましたので、レポートしてみたいと思います。

 2019年10月上旬、紅葉シーズンに入る直前の静かな蔦温泉に泊まる

実は、蔦温泉旅館のすぐ側にある蔦沼の紅葉が楽しめるのは10月中旬以降11月上旬ぐらいまでで、その時期の蔦温泉は、休前日はもちろん、平日も1人泊は受け付けていません。

ですが、超繁忙期であるその時期以外は、休前日でも1人泊のプランが出ている宿ですので、少しだけ時期をずらした10月上旬の土曜日に予約を取り、宿泊前後いずれかに八甲田山に立ち寄って、紅葉ハイキングを楽しめれば、と考えていました。八甲田山は蔦沼よりも標高が高いので、紅葉のピークも少し早いタイミングになります。

ちなみにですが……テレビや各メディアで蔦沼の紅葉、特に「朝焼けに紅葉が染まる、早朝の蔦沼」が美しいことがクローズアップされたこともあり、近年蔦温泉周辺の道路での違法駐車や、深夜に蔦温泉旅館の敷地内の駐車場に車を停めて、早朝の蔦沼に赴く人があまりにも多いため、2019年は蔦温泉旅館の駐車場は夜間閉鎖となりました。

つまり、朝焼けに染まる蔦沼の紅葉を眺めるためには、今後は蔦温泉に泊まるしかない、ということになります。来年以降はいっそう、紅葉シーズンの予約が激戦になりそうですね……。

新青森駅からバスで蔦温泉へ

さて、今回の旅は行きは新幹線で新青森駅まで向かいました。

実は、もともとは青森駅に土曜日の早朝に到着する夜行バスを予約していまして、土曜日のうちに八甲田山で紅葉を楽しみ、その後に蔦温泉に向かうつもりでいました。

ですが、旅の数日前、土曜日の予報があまり良くなかったので夜行バスをキャンセルして新幹線で向かうプランに変更しました。もちろん夜行バスのほうが安いのですけど、正直仕事も終わっていなくて、金曜日の夜はかなり残業していましたので、もう仕方ありません。せっかくなら仕事をきちんと終えて、晴れ晴れとした気分で旅を楽しみたいですからね。。。

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新青森駅についたら東口広場にあるバス乗り場に向かいます。

 

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あれ……天気が良くない予報だったけれど、晴れているじゃないですか……。

うーん、やはり夜行バスで来て今日のうちに登っておくべきだったか?でも、平地は晴れていても八甲田山の周辺が雨ということもあるし……。

そう思いつつバスに乗り、八甲田山の登山口のある「酸ヶ湯温泉」の少し手前にある停留所「萱野茶屋」でトイレ休憩のために外に出ると、やはり、雨が降っていました。

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やった!やったってこともないけど!やっぱり降ってたじゃん!

と少しホッとしつつ、萱野茶屋名物の「長生きの茶」という麦茶そっくりのお茶をいただき、バスに戻ります。酸ヶ湯温泉通過時にはさっきより雨も強くなり「やっぱり今日登らなくて良かったんだなー」と思ったり。

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そして13時40分ごろ、バスは蔦温泉に到着しました。

チェックイン可能時間よりも早いバスで着いてしまったが…

実は、蔦温泉旅館のチェックイン可能時刻は15時から。
昨年泊まった際も13時30分過ぎに着くバスで来てしまったのですが、さすがにチェックインさせてもらうには早いかと思い、昼食営業をしているレストランでランチをいただいて時間をつぶしてから宿泊の受付に向かったのです。

そうしたら「先ほどレストランにいらっしゃってましたか?もっと早く来ていただいても大丈夫でしたのに、お声がけできずすみませんでした」みたいなことを言われ、あら、そうだったの。。。と思ったので、今回は早々にチェックインさせていただくことに。

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とは言え、15時チェックインなのに14時前には部屋に入れないかな……まあ、中にラウンジみたいなところがあったから、そこで待たせてもらうだけでも十分十分。

13時半過ぎてからランチをいただくのは、正直夕食までにお腹が空かなくてつらかったし。

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中に入り「宿泊の予約をしているんですが」と伝えるとすぐ「月山様でいらっしゃいますか?」と声をかけていただく。

後で食事のときに気がついたのですが、この日は女性の1人客は私しかいなかったようで。それですぐにわかったのですね。それにしても、一瞬で名前が出てくるのはすばらしいな。

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黒い革張りのソファーが並ぶ、雰囲気あるロビーでチェックイン手続きを。まだ火は点いていなかったけれど、懐かしい形の石油ストーブがいいな。

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林檎ジュースをいただきつつ、館内の説明をしていただく。

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本日宿泊するお部屋は西館の3階です。ジュースを飲み終わったところでお部屋に案内していただきます。

【部屋】★★★★★ ライティングデスク&備え付けのコーヒーがあり、仕事が捗る快適さ

客室棟は廊下の両側に部屋のドアが並び、間接照明なので昼でも薄暗い、いや薄暗いと言うとなんですけど、いい雰囲気です。

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客室は10畳の和室+広縁。

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窓が大きく、光がよく入る明るいお部屋です。

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一瞬「部屋にテレビがない?」と思うのですが、ちょっと角度を変えてみますと……。

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そう、部屋の角に近い、広縁の隅にありました。

しかし、この位置にテレビだと、椅子に座って見るにはちょうどいいけれど、畳に寝そべってテレビを見るのは角度的に見づらそうですね。 

私はもともとあんまりテレビは見ないけれども……。

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明るいうちはテレビよりも、外の緑を眺めて過ごしたほうが良さそうですね。

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広縁のテレビと逆方向にはライティングデスクが。

これが、照明の位置もちょうどいいし、コンセントもすぐそこにあるし、ものすごく執筆が捗りそうなデスクなのですよ……。

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せっかく自然の中にいるのだから、散歩するなり緑を眺めるなりすればいいのに、置いてある写真集すら眺めずに風呂と部屋を行き来してひたすらブログを書いてしまう私です。

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クローゼットの中には浴衣とタオル、アメニティ類のセットが。浴衣は、色浴衣と普通の浴衣が1枚ずつ。

ちなみに色浴衣の柄はいろいろあるのだけれど、自分で選べるわけではなく、最初から置かれているものを着ることになります。

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2018年6月に宿泊した際の浴衣とアメニティ

2018年に泊まったときの浴衣は、薄いグレー地にピンクで「かわいいけれど、若くないか……?」と思ったけれど、まあ、誰に見せるわけでもないのでこれはこれで楽しいです。

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アメニティも、足袋ソックス、ヘアバンド、カミソリ、歯ブラシ、ヘアブラシ、綿棒とコットンのセットなど、かなり充実しています。

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部屋の入り口のほうに、洗面所とトイレも付いているお部屋です。トイレはウォッシュレット付きで清潔。 

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洗面所にはハンドソープと、女性用と男性用のフェイシャルソープがそれぞれありました。ドライヤーも、しっかり風力があるやつが部屋に置いてあるのがうれしいですね。

冷蔵庫やお茶セットも、部屋の入り口付近にあります。 

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ここがまた、なかなかの充実ぶりで、蔦温泉旅館の素敵なポイントの一つです。

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お茶は煎茶のティーパックのほかに、ドリップコーヒーのパックが4つも!
カップもお茶碗とコーヒーカップが2つずつあるので、恐らく2人で泊まるときと同様に置いてあるのだと思うのですが、ありがたく、たっぷり飲ませていただきます。。。

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湯沸かし・保温機能付きのポットとコーヒーメーカーも設置してあります。ドリップコーヒーのパックはこのコーヒーメーカーに設置して使います。

↓こんな感じで。ボタン1つでおいしいコーヒーをいただくことができるのがうれしいですね。

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また、冷蔵庫には冷たいお水も用意されていました。

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お茶うけは「みつりんご」
青森らしいですね。このお菓子は売店でもお土産として販売していました。

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さっそくコーヒーを淹れてまずはまったり。みつりんごはおいしいけれど、コーヒーにはあまり合わず。最初は緑茶にすれば良かったかもしれません。。。

【風呂】★★★★☆ 足元湧出の新鮮な源泉がすばらしく、浴室の雰囲気もすばらしい

部屋で一休みしたところで、さっそくお風呂に向かいたいと思います!

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蔦温泉旅館の浴室は「男女別の大浴場、泉響の湯」と「男女入れ替え制の久安の湯」と「有料の貸切風呂」があります。

浴室はすべて本館の1階にあり、泊まっている西館からは少し距離があります。お風呂には本館のお部屋のほうが近いですね。(エアコン無し、トイレ共同など西館より便はよくないですが)

泉響の湯:朝9時まで夜通し利用できる男女別の浴室

まずは泉響の湯へ。
男女入れ替え制の久安の湯は、夜9時まで男性時間なので、夕食前は女性は久安の湯にしか入ることができません。

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西館から、まずは本館の、さっきチェックインしたロビーの前を通り。

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玄関・帳場の前を通り過ぎて、さらに奥に進みます。

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泉響の湯に着きました。ちなみに久安の湯は、泉響の湯よりも少し手前にあります。
脱衣所の入り口に貴重品ロッカーがありました。後で返却されるタイプですが、利用には100円玉が必要です。

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脱衣所へ。白木造りの床と壁で、清潔で新しいです。

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アメニティも、資生堂の化粧水と乳液、コットンと個別包装の綿棒、ティッシュなど十分に揃っています。

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ドライヤーも普通に風力のあるものでした。

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鍵のかかるロッカーと普通の棚があります。

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鍵をかける場合は100円玉が必要です。(後で返却されます)

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壁には温泉分析表が掲示してありました。泉温45.4度のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉。

泉温45.4度と言うと、浴室まで引いてくる間にさめてちょうどいい温度になっていそうに思いますが、蔦温泉の場合は、浴槽のすぐ下から源泉が湧き出ているのです。

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「源泉が湧いている場所に浴槽があり、空気に触れる瞬間がない」ってなんて素敵な……。つまり45.4度のお湯がそのまま浴槽の下から出ているわけで、そのままだと熱いため季節によっては加水しているそうです。

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では、いざ浴室内へ。

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扉を開けると、浴槽はやや低いところにあり、階段を下りていきます。

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洗い場は7つぐらいあり、数も十分、シャワーやカランも新しく使いやすかったです。

シャンプー&コンディショナー・ボディシャンプーあり。

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体を洗ってから浴槽のあるほうへ。昔からの雰囲気をあえて残してあるのでしょう。

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浴槽の奥のほうからお湯に身を沈めます。ああ……お湯の新鮮さがよくわかる、とてもいいお湯です。

硫黄の香りがしたり色がついていたりというようなわかりやすい特徴はない、一見すると普通な感じのお湯ですが、キリッと熱くて、それでいていつまでも入っていられるような。

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浴室の天井が高いからか蒸し暑さがないのも「熱いのに長湯できる」理由の一つかもしれません。それから、浴槽内に段差があるので、肩まで浸からずに半身浴状態で楽に入れるのも良いです。

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浴槽の縁から溢れ出るお湯を眺めながら、すばらしいお湯をじっくりと楽しみました。

久安の湯:時間交代制の雰囲気抜群の浴室

もう一つの浴室「久安の湯」は、時間帯で男女交代となります。

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午前中の10時から12時までと、夜21時30分から翌朝8時までが女湯。
13時から21時までが男湯です。

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久安の湯は、泉響の湯に向かう廊下を、少し手前で右に曲がります。
女性の時間帯は「女性専用」と立て札が立っているのでわかりやすいです。

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久安の湯の脱衣所にはドライヤーはありませんが、浴室に向かう途中にある流し台のところにドライヤーが設置してありました。

ですが、壁付けタイプの風力の弱いやつなので、ドライヤーを使いたいときは泉響の湯のほうに行って使ったほうが良いと思います。あちらは滞在中いつでも使えますし、もっと新しいドライヤーでしたので……。

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階段を下りて右手が「久安の湯」
女湯ののれんがかかっていますね。
その向かいには有料の貸切風呂がありました。私は入ったことがないのですが、料金などは後ほどご紹介しますね。

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脱衣所は、脱衣カゴが並ぶシンプルで昔ながらの雰囲気ですが、脱衣所内は、マットなども含め清潔に掃除、整頓されています。

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また、手前には貴重品ロッカーがありますので、日帰り入浴のときも安心でした。

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奥には小さな洗面台が一つ。
ティッシュや洗顔料などのアメニティが置かれています。

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温泉分析表もありました。
「泉響の湯」が新湯で、こちらの「久安の湯」が旧湯なんですね。
泉質はさほど変わらなそうですが、泉温はこちらのほうがやや高めのようです。

では、いざ浴室へ!

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久安の湯も足元湧出ですので、浴槽は階段を下ったやや低いところにあります。
そして、泉響の湯は天井は高いものの少し薄暗く、昔ながらの湯治場のような雰囲気を残した浴室でしたが、こちらは外の光がたくさん入る、白木の浴室です!

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ヒバの木が使われているそうで、明るく雰囲気が良いだけでなく、ほんのりと木の良い香りがします。

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久安の湯にはシャワーなどはなく、こちらの小さな湯だまりから手桶でお湯をすくって体を洗います。
こちらも、大きな浴槽と同様に下からお湯が湧いているようでした。
ちなみに、角にある石の小浴槽の中は水でした。交互浴にでも使うのでしょうか。

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浴槽に身を沈めます。ああ……いいお湯だわ……。

奥の方に湯口のようなものが見えますが、あそこから出ているのは源泉ではなく、水です。源泉が熱いので加水しているのですね。

源泉は、浴槽の床から湧き出ています。 

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やはりお湯は熱めなのですが、熱い湯があまり得意でない私でも、ここのお湯は良すぎてつい、長湯してしまいます。

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加水はちょろちょろとしかされていないのに、浴槽の縁からはこのようにどんどんお湯が溢れています。

つまり、それだけたくさんのお湯が浴槽の底から湧き出ているということですね。

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しかし、湯の表面は波打つようなこともなくとても静かで、源泉が湧き出ているようには見えません。

この雰囲気とお湯のすばらしさは、やはりここでしか味わえないんだよなあ……と思いながら、じっくりと湯浴みを楽しみました。 

貸切浴室(有料)もある

さて、私は利用したことがないのですが、実は久安の湯の向かいには貸切風呂があります。

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こちらも、他の浴室同様に足元湧出の小浴室なようなのですが、何しろお値段が1時間3300円となかなかにお高いですし、特にチェックイン時に勧められたりすることもないので入ったことはありません。久安の湯でもタイミングを選べば1人で楽しめることもけっこう多いですしね。
とは言え家族や恋人同士で行くならやはり貸切風呂に入れるのは楽しいですし、日帰り利用でも10時から14時の間であれば利用可能ということですので、興味がある方は申し込んでみるのも手だと思います。事前の予約は受け付けておらず、当日に帳場での受付のみとなるようです。

日帰り入浴の営業時間

実は私も、最初は日帰り入浴で蔦温泉のお風呂に入りました。

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午前10時から16時まで(受付は15時30分まで)日帰り入浴を受け付けています。大人800円です。

先にご紹介しましたが、男女交代制の「久安の湯」は、午前10時から12時までが女湯に、その後1時間の清掃時間を挟んで13時以降は男湯になりますので、日帰り入浴をするなら男性は午後、女性は午前中に行ったほうが良いですね。もちろん私は、午前中に来て両方のお風呂に入りました。

もし、男女で一緒に日帰り入浴に来るなら、11時ぐらいに来てまず「女性が久安の湯、男性が泉響の湯」に入り、上がったあと食堂で一緒にランチを食べて、13時から「男性が久安の湯、女性が泉響の湯」に入れば喧嘩にならずに両方楽しめると思います。

ちなみに、10月以外は午前7時から9時まで、朝風呂の営業もしているそうなのですが、紅葉で混雑する10月は朝風呂はお休みだそうです。

日帰り入浴でも利用可能な広いお休み処あり

泉響の湯の奥には広いお休み処があり、日帰り入浴の際にも利用可能でした。

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以前は有料でドリンクバーがあった時代もあるそうなんですが、最近は無料のお茶とお水で統一されています。

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夜に行ったらお水しかなかったです・笑

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リクライニングチェアがたくさん並んでおり、このときは夜なので真っ暗ですが……窓の外の景色を眺めながらのんびりすることができます。

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お休み処のすぐ手前に自販機があり、ソフトドリンクやビールとチューハイ、アイスクリームも売っていますので、この後運転する予定がないなら、ビールを飲んでだらっとするのも楽しいかと思います。

私も、日帰りで来たときはここで、バスが来るのを待たせてもらいました。

無料で利用できる快適なお休み処があるのは、宿泊時よりもむしろ、日帰り利用のときにありがたかったですね。

【食事】★★★★☆ 夕食もおいしく、朝食バイキングも品数豊富で1泊では足りない

蔦温泉旅館では、夕食も朝食も西館1階にあるレストランでいただきます。部屋食の対応はありません。
また、後ほどメニューなどご紹介しますが、同じレストランで昼食営業も行っており、日帰りや連泊の際にも利用可能です。

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夕食は18時スタートか18時30分スタートからチェックイン時に選び、時間になったらレストランに向かいます。

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夕食会場はこんな雰囲気です。

夕食時のドリンク&別注メニュー

夕食時にオーダーできるドリンクメニューと、別注メニューについてご紹介したいと思います。

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ソフトドリンクの一番上にはやはり「青森林檎ジュース」が。

ビールは、キリンの一番搾りの生と、キリンとアサヒの中瓶。

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1合からいただける日本酒が7種類あったのはうれしいポイント。
「田酒」や「豊盃」など、青森に来たら飲んでおきたいおいしいお酒が並んでいます。

果実酒は、梅酒と林檎酒。ワインは白2種類と赤2種類。いずれもボトルでもグラスでも注文可能です。

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追加料理には、十和田バラ焼きやばくらいなど、たくさん食べる人にもお酒のつまみがもっと欲しい人にもうれしい、魅力的なメニューが揃っていました。

さて、お酒は何をお願いしましょうかね……。

2018年6月宿泊時の夕食

まずは、2018年6月に宿泊した際のメニューについて、ご紹介したいと思います。

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お品書きはこちらです。お刺身のツマや、鍋の中の具、付け合わせの野菜についてまで詳しく書かれていて、眺めているとわくわくしてきます。

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このときは、通常のお酒のメニューとは別に「ち~む・五」なる大吟醸原酒が用意されていました。

一合1200円とややお高めの値段ではありますが、逆に飲み過ぎなくていいかも……などと言い訳しつつ、限定メニューに弱い私はオーダーしてしまいました。

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席に着いたときにセットしてあったお料理はこんな感じです。

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写真を撮っていたら注文したお酒が運ばれてきましたので……いただきます!

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お米の香り、ほのかな酸味……おいしい。

さて、お料理です!左が茸のねぶた漬け、右が蓬豆腐。

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前菜は左からイカの三升漬け、鮭のいずし、百合根の胡麻和え、長芋の自家製ぬか漬け。どれもめちゃくちゃ酒がすすむつまみです。
ご飯にも合いそうなので、これ、お酒を飲まない人だといきなりご飯食べたくなりそう……。

お刺身。なんか小鉢から白い湯気?があがってる?

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左側のにんじんの飾りがついているのが陸奥湾産帆立。
帆立の刺身って、お寿司屋さんとかでは私、自ら選ばないネタなんですが(帆立すまん)でも、青森の帆立はめちゃめちゃおいしいんですよ!本当に!びっくりします。大間のマグロばかり有名な気がしますけど、帆立、肉厚でうまみが強くてすごいから。

で、右が紅鱒と陸奥湾産平目。こちらも当然おいしいです。

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湯気の出ている白い器は単なる演出で、ドライアイスでした。びっくりした……。

そして、なんか串が刺さってる木が運ばれてきましたよ??

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こちら、岩魚の串焼きでした。付け合わせのふくさ焼きまで串に刺してあるとは……。

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岩魚はじっくりと焼かれており、頭から食べられるとのこと。
登場の仕方には驚きましたが、大変おいしくいただきました。

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次のお皿は、低温調理のローストビーフ。
ニンニク醤油のタレ付きで、お酒が進みますね……。

焼き物は「豆乳味噌焼き」なるグラタン風の一皿。

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こちらも具は帆立です。青森の帆立は生でも火を通してもおいしいです……。

酢の物は「氷頭と林檎のなます」です。

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氷頭(酒の鼻先の軟骨部分)のなますは食べたことがありましたが、林檎を合わせるところが青森らしく、またおいしいです。

そして実は、これより少し前に、着席時からセットされていた紙鍋に火を点けてもらっていました。鍋の中は〆の汁ものである「せんべい汁」が。

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汁が温まったところで、煎餅を入れてふやかしてからいただきます。
煎餅のほかに「シャモロック」という青森の地鶏ときのこが入っていました。

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ご飯と大根のお漬物と一緒にいただきます。ああ……この漬けものも煎餅汁も、ご飯にも合うしお酒も飲める味なんですよねえ。

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デザートは「林檎風味のチーズ寄せ」
チーズ味のババロアのようなものに、林檎ソースがかかっています。手作り感あふれるデザートで、大変おいしかったです。

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食堂での食事ではありますが、席と席の間はそこそこ離れていますし、料理は一品ずつタイミング良く運んでくれますので、お酒の注文をしたいのになかなか来てくれなくて困る、というようなこともなさそうでした。

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部屋に戻ると、こんな感じで布団が敷いてありました。

1人で十畳間に泊まると、お布団を敷いても十分余裕がありますね……。

2019年10月宿泊時の夕食

さて、次に2019年10月に宿泊した際の夕食です。
1年数ヶ月経ち、また季節も初夏と秋で異なりますが、メニューは変わっているのでしょうか……?

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お品書き。こちら、前回同様詳細まで書かれておりうれしい!

ちなみに、詳細なお品書きが置いてはあるものの、料理については一品一品、出すときに説明もしていただけます。

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席に着くと最初にセットされていた料理がこちらです。
え……天ぷら??

そう!前菜が天ぷらなのです。斬新だ……。ちゃんと時間に合わせて揚げてくれたようで、温かかったです。

天ぷらが冷めないうちに早く飲みたい、いや食べたいので、さっさと豊盃を注文。

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いただきます!

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うまい!で一口飲んで天ぷらですよ。

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十和田湖産のワカサギ、弘前の嶽きみというトウモロコシ、そしてアビオス……?
アビオスってなんだ?と思ったら「ホド芋」という品種の小さな芋のようです。ホクッとしていておいしかったです。糖度が高いことで有名な嶽きみも、ワカサギももちろん、天ぷらのネタとして最高です。しかし、これが前菜っておもしろいなあ。

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小鉢の一つが「烏賊すしこ」という、津軽の郷土料理だそうです。
青森には何度も来ているのですが、これは初めて食べました。
「蒸したもち米に、浅漬けした赤紫蘇、きゅうりやキャベツを入れ、乳酸発酵させて作る漬けもの」だそうで、ご飯の漬けものなんですって。
これは「烏賊すしこ」ということで、すしこと烏賊を和えているようです。

酸味があってちょっと不思議な味ですが、酒のつまみにはもってこいな感じです。 

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もう一つの小鉢は「身欠き鰊と蕗の味噌和え」ということで、これもなんか、青森らしい味だなあと。ねっとりとしていてやや癖が強く濃厚。
私は大丈夫でしたけど、お酒を飲まない人、癖の強い料理が苦手な人はダメかもしれません。これは万人受けする味ではないと思いました。好きな人はたまらなく好きだろうな、というタイプの料理ですね。

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お造りは十和田産のニジマス、北海道産蛸、三沢さんのホッキ貝。
今回は、昨年のようなドライアイスの演出はありませんでしたが、どれもシンプルにおいしいお刺身でした。

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前回は、串に刺さって、さらに木に刺されて登場した岩魚も、今年はシンプルに。
でも、味は去年と同じで大変おいしいです・笑

ここで煮物椀。「けいらん白味噌仕立て」とのこと。

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蓋を開けると、味噌仕立てのお椀の中に白い卵のようなものが入っていますが、こちらは鶏卵に見立てた餅なんです。

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お餅の中にはあんこが……。
しかしこれ、意外にも白味噌と合っていて良いお味でした。

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焼き皿は「焼き卵豆腐」とのことでしたが、要は茶碗蒸しのようです。豆腐と言うからには、豆乳が入っているのでしょう。

具はやっぱり帆立!今年もおいしいです!

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そしてこの辺りで、今年も煎餅汁の鍋に火を入れまして。

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酢の物はなまことりんごの酢の物。なまこの酢の物おいしいなあ……。

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煎餅汁が煮えたところで、ご飯を持ってきていただきます。

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煎餅汁の具は、昨年はシャモロックでしたが、今年は津軽鴨とのこと。白蕪の酢漬けと一緒にいただきます。

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デザートは林檎水ようかん。

今年も大変おいしかったです。同じメニューだったのは、煎餅汁と岩魚の塩焼きだけで、あとはすべての料理が入れ替わっていましたね。

驚くような演出が毎回あり、成功しているものもあれば「これは……?」というものありましたけど、工夫が感じられて私はすばらしいなと思います。個人的には前菜の天ぷらは、驚きもあり、お酒もすすみ、すごい良かったです。

2018年6月宿泊時の朝食

翌日の朝食は朝7時から9時まで、夕食をいただいたのと同じ食堂でのバイキング形式となります。

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チェックイン時に渡された朝食券を持ってレストランへ向かいます。
まずは、2018年6月に宿泊した際の朝食についてご紹介したいと思います。

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席は自由なので、好きな席を決めてからバイキング台があるほうへ。

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おお……青森のおいしい帆立が焼き味噌に!!これは絶対食べる!

和総菜も充実しており、ジャーマンウィンナーなどの洋朝食メニューも。

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帆立としいたけのうま煮!イカメンチ!朝から酒が飲みたい……。

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飲み物もジュース、牛乳、コーヒー、お茶と、基本をしっかり抑えています。 

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サラダの野菜も、葉物野菜以外にもさまざま揃っており、皮付きのりんごがあるのもうれしいですね。

ヨーグルトの隣には、アロエと山桃のシロップ漬けが。

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パンもいろいろ。これは余裕があったらですね。。。

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デザートは「笹カスタード」と「りんごわらび餅」がありました。

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窓際の席を陣取り、私がまず卓上に並べたのはこちら!

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和食中心で。

f:id:happydust:20191022113918j:plainせいろに入った蒸し野菜は、オリーブオイルかポン酢を付けていただきます。蒸した野菜は甘くおいしい。

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帆立とイカメンチは当然いただきます!あと、蕗の煮物と筋子、鯖の塩焼きなど。酒が欲しい。。。

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サラダは、海藻とブロッコリーとごぼうサラダをとりました。あとりんごとぶどう。
帆立貝焼き味噌も当然いただく。

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お酒欲しくなるけど、もちろんご飯と一緒にいただくのも良いですね~温泉卵もあるし。と思ったところで気がつきました。

カレーがなかったか……?

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ありました!温泉卵はカレーの上にのせていただくことにします。

カレー自体も、けっこう本格的な味わいのおいしいカレーです。 

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最後に、気になっていたウィンナーやハム、長いもの梅漬けと、デザートのりんごわらび餅、そして笹カスタード。りんごジュースも飲んじゃう!

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それからパンプキンスープと、ヨーグルトにアロエのシロップ漬けをのせたもの。
パンプキンスープ、なかなか濃厚でおいしいです。

りんごわらび餅もおいしかったけど、笹カスタードが!

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なんなんでしょうこれ、初めて食べたんですけど。
水まんじゅうの中にカスタードクリームがつまっていて、それを笹で包んだような感じ。非常においしくて、もう1個食べたかったけれどもうお腹がいっぱい。。。

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最後にコーヒーをいただいて、ごちそうさまでした!

2019年10月宿泊時の朝食

1年数ヶ月ぶり、2019年の10月に宿泊した際の朝食です。今回も前回同様レストランでのバイキング。

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イカメンチは今年もありました!温泉卵も。

パンも昨年と同じ種類のものが用意されていますねウィンナーとボロニアソーセージ。スープは今年はコーンスープか……。

今年は、洋食メニューがパワーアップしていました!なんと、その場で作ってくれるオムレツが!!

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当然作っていただきます。

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南高梅やなす漬け、とろろなどのご飯のお供もいっぱい。塩からや辛子明太子、ひじき梅など、またしても酒が飲みたくなるメニューも揃っていました。

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長芋の漬物。これ、去年もおいしかったやつです。白いご飯のほかにお粥と、今年もカレーが用意されていました。

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ジュース、牛乳、お茶、コーヒーも昨年と同様に。

シリアル類も3種ありました。これは、去年もあったのだろうか……私は食べないのであまり記憶がないのですが。

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ヨーグルトと、アロエと山桃のシロップ漬けは去年と変わらずありました。

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というわけで、2019年10月の朝食チョイスはこちら!

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きんぴらごぼう、イカメンチ、ウィンナー、ボロニアソーセージ、長芋の漬物、なすの漬物、辛子明太子。酒が飲めるおかずたちです。

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野菜のせいろ蒸しは今年もありました。エリンギやししとうが入っていて、去年とはまた雰囲気の違う野菜でしたが、今年もおいしかったです。

サラダととろろもいただきました。

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そして、お待ちかねのオムレツ!表面がつるんとなめらかで焼き目がなく、さすがプロの技。

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箸で切り目を入れると、中は見事な半熟。
バターの良い香りがして、大変おいしいです。

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そして、今年もしっかりと、半熟卵カレーをいただいてしまいました。

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デザートは、昨年最高に気に入った「笹カスタード」は据え置きでうれしい!
「よもぎ大福」という新たなデザートも用意されていました。 

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コーヒーと一緒にデザートとヨーグルトとフルーツを。

ぶどうが、昔ながらの種のある巨峰で、なんかひさびさに食べたなあという感じ。これはこれでたまに食べるとおいしいですね。

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笹カスタードのおいしさは今年も健在でした。

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朝の光の入る食堂で、のんびり朝食を楽しめました。
定番の料理もありつつ、オムレツコーナーができていたり、1年で進化している部分もあってすばらしいなと思いました。

レストランのランチ営業

蔦温泉旅館のレストランでは、昼食営業も行っています。

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11時開店の14時ラストオーダー、14時30分閉店です。
以前、日帰り入浴で来たときと、昨年のチェックイン前の2度、こちらでランチをいただきましたのでメニューなどご紹介したいと思います。

おすすめ料理は岩魚の姿焼き定食です。

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「ガーリック鶏定食」「山菜ちらし寿司定食」もなかなか魅力的ですね。

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有名な「十和田バラ焼き定食」も。カレーライスもあります。もしや、朝のバイキングのカレーってこのカレーなのでは。。。

ランチでも出しているならおいしいのも納得ですね。それからうどんが何種類かと、カレーうどんもありました。

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バラ焼きやガーリック鶏、岩魚は定食ではなく、おつまみとしても注文できるのはうれしいですね。私は車の運転をしないので飲んでしまいますよ。

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というわけで昨年は、まず生ビールをグラスでいただき、それから山菜ちらし寿司定食をいただきました。

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色鮮やかでいかにもおいしそう……。

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錦糸卵の上に山菜がたっぷり。

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紅鱒のお刺身と、小鉢もついています。

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チェックイン可能時間までまだけっこうあったので、最後にコーヒーも注文しました。

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おいしかったけれど、山菜ちらし寿司はわりと微妙だったかも。山菜の味付けも薄味なので、全体的に味が薄いというか、いや、違うな、ビールと一緒に食べるものではなかったということですね・笑

実は、それよりさらに1年前に日帰り入浴で来たときにも、ビールを注文したのですが。

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このときオーダーしたのは「十和田バラ焼き定食」でした。

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お肉たっぷり、野菜の小鉢が2つと漬物もつくのがうれしいです。

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もうこれは、間違いなくビールに合う味で、一杯飲むならこれを頼んでおいて間違いない!という一品でした。

値段は安くはありませんが、どれも丁寧に作られているのがわかる味でしたよ。

10月中旬には真っ赤に染まるはずの、蔦沼まで散歩してみた

今回、10月初旬の宿泊でしたので蔦沼の紅葉まではまだまだという感じでしたが。

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10月中旬以降になると、蔦沼の周囲の木々は紅葉で赤く染まり、さらに夜明けはその木々が朝焼けに照らされてすばらしく美しいのだとか。

JRのポスターでもお馴染みですよね。

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私はあんまりにも混み合う時期には行きたくない人なので「蔦沼に紅葉を見に行きたい!」気持ちはあまりないのですが、今回はまだ、1人でも泊まれるぐらい人が少ない時期でしたので、せっかくなので蔦沼まで散歩してみました。

周囲の沼をぐるっと巡るコースを歩くと1時間ぐらいかかるそうですが、蔦沼まで行って戻ってくるだけなら片道5分ほどです。

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宿の前から歩き始めはしばし舗装路。

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途中からは舗装されていない遊歩道に変わりますが、特にアップダウンもありませんし、整備された歩きやすい道です。

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沼にたどり着く前の、ブナの木に囲まれた流れも美しいです。なんだか水が青みがかって見えますね。

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遊歩道が木道に変わると、蔦沼はもうすぐそこです。

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着きました!

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ごらんの通り、まだほとんど紅葉は始まっていませんでした。

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左手奥に見える、上のほうに雲がかかっている山(赤倉岳)の噴火活動によってできた沼なんですね。上高地の大正池と同じような成立の仕方ですね。

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それほど大きな沼というわけではありませんが、この大きさが、向こう岸までよく見えるし、紅葉の名所としてちょうどいいんでしょうね。

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このへんは少し紅葉が始まっていますね。あと20日もすればきっと盛りを迎えるのでしょう。

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そんなことを思いながら、また5分歩いて、宿に戻ります。

わりと楽しかったので、次に泊まるときは、1時間歩いて沼を巡ってみたいですね。

【再訪したい度】★★★★★ お湯、食事、サービス共に良く、心意気を感じさせる宿

既に2年連続で泊まっていますので、再訪したい度は満点の★5つです!

お湯も良く、食事もいいのはこれまでご説明してきたとおりですが、さらに、サービスもよくがんばっている宿だと思います。

チェックイン時に「予約している」と言っただけですぐ名前が出てきたことは先にも書きましたが、それだけでなく、チェックアウト時には

「前回とは違う季節でのお泊まりでしたが、いかがでしたか?前回は初夏でしたけど、風景的には前回のほうが良かったですかね……?」

と話しかけられ、そこまでしっかり予習しているんだなと驚きました。ただ、2回目の宿泊だとわかったときに「おかえりなさい」と言われたのにはちょっと笑ってしまいましたけれど、嫌な感じはしないですし、ご愛敬というところでしょうか。

「冬の間、週末だけ営業していますのでぜひいらしてください」

と言われたのですが、もしやその時期はバスは運行していなかったのでは……?

送迎してくれるのであればぜひ泊まりたいのですが、そのあたりどうなっているのでしょうか。気になるところです。

【1人旅に優しい度】65点:広く快適な西館の部屋に、休前日に1人泊できるのはありがたい

泊まりやすさ 15/20

この宿の一番の繁忙期である紅葉シーズンや、特定日以外は休前日も1人泊可能。
エアコン付きで部屋も広い「西館」とエアコン無しレトロな「本館」の部屋から選べるが、1人泊だと西館は約3000円アップ、本館は約2000円アップ。だが、西館の部屋が本当に快適なのでまあ、妥当かなと思う。

食事場所の配慮 5/20
夕朝食とも食事処で。朝食の席は自由。
夕食は、1人の人はやや端のほうに席を配置してはあるかな?というぐらいで、衝立があったり、目立ちにくい場所というわけでは特にない。

プランの選択肢 15/20 
食事の内容は共通で特別なコースなどはなく、泊まる部屋を選ぶだけ。
広い特別室は1人では泊まれないが、そもそも1人で泊まりたい需要がなさそう。

ドリンクオーダー  10/20
1合で注文できる日本酒が7~8種類、グラスワインが4種類あり、1人でも頼みやすいほうだと思う。利き酒セットなどあればなお良しか。

フリーWi-Fi完備 20/20
全館Wi-Fi完備で部屋でも問題なく使えた。