高山寺貝塚
高山寺貝塚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/27 14:16 UTC 版)
座標: 北緯33度44分24秒 東経135度22分42秒 / 北緯33.74000度 東経135.37833度 高山寺貝塚(こうざんじかいづか)は、和歌山県田辺市稲成町にある縄文時代早期(約9300年前)の貝塚の遺跡[1][2]。1970年(昭和45年)に国の史跡に指定された[3]。
概要
高山寺境内の3箇所で遺跡が見つかり[4]、発見された順に第1号貝塚、第2号貝塚、第3号貝塚とされた[1]。最初に発見された第1号貝塚は、1938年(昭和13年)に発見されたものである。ハイガイ、ヒメアガイ、カキ、オキシジミなどが貝層に含まれている[1]。近畿地方では海水産の貝殻からなる唯一の遺跡である。この遺跡からは、いわゆる「高山寺式土器」が出土している。またそのほかの出土品としては、縄文時代の石斧、貝殻、鹿の骨や猪の牙などがある[3]。
出典
- ^ a b c “高山寺貝塚”. gururinkansai.com. 2020年11月15日閲覧。
- ^ “文化遺産データベース”. bunka.nii.ac.jp. 2020年11月15日閲覧。
- ^ a b “高山寺貝塚:熊野の観光名所”. www.mikumano.net. 2020年11月15日閲覧。
- ^ “国指定文化財等データベース”. kunishitei.bunka.go.jp. 2020年11月15日閲覧。
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