調査能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:44 UTC 版)
「計画すること」 科学的な知識と理解を用いて様々な考えを調査できる形式に変換し、適切な方略を計画すること。 直接経験に基づく証拠を用いるか、二次的な情報源からの証拠を用いるかを決定すること。 適切な場面で予備的な作業を行って予測を立てること。 証拠を収集する際、考慮すべき主要な要因について検討し、また容易に変数がコントロールできないような状況(例えば、野外作業や調査など)いかに証拠を収集できるかを検討すること。 収集しようとするデータの範囲と程度(例えば、生物調査の際の適切な標本の量)、技法、装置、及び用いる材料を決定すること。 「証拠を得ることと提示すること」幅広い装置や材料を用いてかつ、自身や他人の安全を確保する作業環境を保つこと。 データ収集に当たってICT(情報通信技術)を使用することを含んだ観察や測定を行うこと。 誤差を低減したり信頼性の高い証拠を得たりするために十分な観察や測定を行うこと。 観察や測定における不確かさの程度を判断すること(例えば分散を用いて測定値の平均値の正確さの程度を判断すること)。 ダイアグラムや表、チャート、グラフ及びICTを用いて量的データや質的データを表現したり他人に伝えたりすること 「証拠を考察すること」ダイアグラムや表、チャート、グラフを用いて、データにおけるパターンや関連性を見つけたり説明したりすること。 計算の結果を適切な程度の正確さで表現すること。 観察や測定その他のデータを用いて結論を導くこと。 こうした結論がどの範囲において予測を支持するか、及びさらなる予測を可能とするかについて説明すること。 科学的な知識と理解を用いて観察や測定その他のデータ及び結論を説明したり解釈したりすること。 「評価すること」 不規則なデータについてそれらを却下もしくは採用するための理由について検討するとともに、測定と観察にともなう不確かさに関して、データの信頼性を検討すること。 収集した証拠がいかなる結論やなされる解釈を十分に支持するかどうかについて検討すること。 用いた方法に対する改善点を示唆すること。 さらなる調査について示唆すること。
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