視覚的な不具合とは? わかりやすく解説

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視覚的な不具合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/22 05:10 UTC 版)

Noclipモード」の記事における「視覚的な不具合」の解説

古典的な一人称シューティングゲーム『Doom』では、設計エラーまたはプレーヤー実験の結果として「ミラーホール」と呼ばれる効果発生する可能性がある。 当時ゲームは、プレイヤー視点が常に密閉され領域内に完全に収まることを想定してプログラムされている。これにより、次のフレーム描画する前に画面内容消去する必要がなく、新しフレームは前のフレームを完全に覆うことになる。ただし、この前提に反してプレーヤーnoclipモード使用して仮想カメラ操作すると、表示する内容がないところに「穴」開いたフレーム生成する。これらのフレームは、古いフレームを完全に覆うことができず、一瞬前に描かれたものが画面特定の領域にまだ残ってしまう。プレーヤーがさらに仮想カメラを動かすと、多数消去されていない領域混ざり合って物理的な鏡のホール出会うパターン似た視覚パターン生成されるQuakeエンジンゲームで「gl_clear 1」と入力すると、最後にレンダリングされたイメージバッファを空にすることができる。この設定では、マゼンタ色が世界の外に描画され画面クリアして、レベルの外にいるときのナビゲーション支援する。 『ソニックアドベンチャー2『デッドライジング』『ロストプラネット』塊魂』などのゲームにはキャラクターの影がすぐ下のフロアだけでなく、キャラクターの下のすべてのフロア表示されるバグがある。 これは、『Half-Life 2』『Counter-Strike:Source『Left 4 Dead』『Team Fortress 2』などのSourceエンジンゲームでも発生する可能性がある。マップメーカーフロア正しプロパティ設定してない場合シャドウイング無効にするなど)、上にいるプレイヤーの影が透けて見えてしまう。これは、上の部屋にいるプレーヤーがその下のプレーヤーから隠れたり見つからないようにしたりしようとする場合には、少なくとも役に立たない『Team Fortress 2』では、サーバー有効にしている場合、noclippingはスポーン内に建物構築したり、壁を通って歩いたり、どこにでも浮かんだり、ヘルス弾薬金属受け取ったり、敵のスポーンプレイヤー移動させたりするのに使用できる。『Counter-Strike』と『Left 4 Dead』シリーズでは、プレーヤー死亡したリスポーン待っている際または観客として「フリーモード」を選択するオプションがある。これにより、プレーヤーマップ上のどこにでも移動できる。この機能通常のプレイでは到達できない、または見る事ができないマップ秘密エリアを見つけるのにも役立つ。たとえば、カウンターテロリストのスポーンの外にあるマップ「de_Dust2」(および他の多くマップ)のクレジットを見る事ができる。 これは、カメラのクリアフラグが「クリアしない」に設定されている場合Unityゲーム発生する可能性がある。 多くアンリアルエンジンゲームでは、noclipモード有効にするために入力できるチートいくつか存在し、最も一般的なのは、ghostチート1回入力である。チート入力するプレイヤーステージ内飛行しジオメトリ通過することができる。 MMORPGの『RuneScape』において、ほぼすべての障壁通過することができ、ゲーム内アクティビティチート行為ができるようなnoclipの特定の特性プレイヤー与え不具合発見された。この不具合2008年発見から数か月後に修正された。 Xbox 360PlayStation 3ゲームCall of Duty 4:Modern Warfare』『Call of Duty:World at War』および『Call of Duty:Black Ops』 において、プレーヤーゲームセーブデータコンピューターコピーしてオンラインマルチプレイ試合でnoclipを使用できるようにデータ改造することができた。noclipモード衝突判定オフにする(事実上無敵になる)だけでなく、非常に高速マップを「飛ぶ」ことができ、通常は入ることができない部分に入ることができたためプレイヤーは主に同モード使用してチート行っていた。ただし、noclipモードアクティブである間、プレイヤーゲーム環境とのやりとり(つまり、他のプレイヤーを撃つ)ができなかった。このエクスプロイトには、ノートパソコンXbox 360PlayStation 3両方バージョンゲームパッチ適用されている。ただし、『Team Fortress 2』などの一部ゲームでは、ゲーム機版にパッチ適用していない。PC版では、コンソールに「noclip」と入力することで、シングルプレイヤーマップでもnoclipモードアクセスできるようになっているNoclipモードは、GPL下でのQuakeソースコードベースとした多数のオープンソースゲームで使用できる

※この「視覚的な不具合」の解説は、「Noclipモード」の解説の一部です。
「視覚的な不具合」を含む「Noclipモード」の記事については、「Noclipモード」の概要を参照ください。

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