織り
織り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 00:49 UTC 版)
解し織(ほぐしおり) 本織りの経糸と仮の緯糸とで仮織りの反物を作り、いったん織機から外し、板に置いて型染め(捺染)する。 染色した仮織りを再び織機にセットし、仮の緯糸を抜き解しながら、本織りの無地の緯糸を打ち込む。 よこ方向のみに絣効果が出る。 この技法によって曲線の表現が可能になり、植物紋様や抽象模様などの模様織りが大きく発展した。 1913年(大正2年)、足利の根岸藤平・関川粂蔵によって特許出願され、「栃木県伝統工芸品」に認定されている。 併用絣 経糸・緯糸にいずれも本織りの糸を用いて仮織りを作り、型染めしたのち、本織りし直す。 伊勢崎のみで生産される。 半併用絣 解し織を施した経糸に、括り染めで染色した緯糸を打ち込み、柄の周囲を白く抜く技法。 スポットライトの中にくっきりした形が浮かぶような意匠となる。 緯総絣(よこそうがすり) 黒などの無地の経糸に、染色した緯糸を打ち込んだもの。経糸が無地であるため、織り手は柄の見当がつかない状態で織ることになる。 落ち着いた色味となるため、1940年(昭和15年)に国家総動員法に基づく奢侈品等製造販売制限規則が公布されるとブームとなったという。 緯糸の模様を際立たせるために経糸が細く、通常の銘仙より裂けやすい。
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「織り」の例文・使い方・用例・文例
- 異なる織り方の布
- 目の粗い織り方
- 毛織りの敷物をソファーの下に敷いた
- 彼は若い頃の経験をスピーチに織り込んだ
- 目の詰んだ織り方
- 先生は時おり会話の中に詩篇を織り交ぜる。
- 彼女はいいイグサ織り職人でいろいろなかごを作った。
- 手織りの布
- 彼女は織り姫と呼ばれ、きれいな布を織った。
- 母に織り方を習いました。
- 目の細かい織りのカーペットが一般的には価値が高い。
- 彼女はずっとナプキンを織り続けた。
- 彼は自ら野心の事業に織り出した。
- 冬にはコートを羽織ります。
- 自分が集めた事実をもとにして、科学者は、その事実に意味と秩序と価値を与える論理の模様すなわち理論を織りあげるのである。
- 考慮すべきもう一つのことは、カーペットの素材、織り方、染料の質である。
- 織りの粗い布地.
- あや織り.
- ゴブラン織りタペストリー 《絵画的意匠で有名》.
- 荒い織り地.
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