矩形波
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/21 14:00 UTC 版)
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矩形波(くけいは、Square wave)とは非正弦波形の基本的な一種であり、電子工学や信号処理の分野で広く使われている。理想的な矩形波は2レベルの間を規則的かつ瞬間的に変化するが、その2レベルにはゼロが含まれることも含まれないこともある。方形波とも呼ばれる。
概要
矩形波はデジタルスイッチング回路で広く使われており、binary(2レベル)の論理回路から生成される。厳密に定められた間隔で同期論理回路を動作させるためには矩形波の高速な遷移が適しているので、タイミングの基準や「クロック信号」に使用されている。しかしながら周波数領域グラフからわかるように、矩形波は広帯域の周波数成分を含んでいる。これらは電磁放射や電流のパルスを発生させてしまい、近くの回路に影響を及ぼしその結果、雑音や誤りを引き起こす。精密なAD変換器のような非常に敏感な回路などではこの問題を避けるために、矩形波の代わりに正弦波をタイミング基準として使用する。
理論
フーリエ級数を使用して、無限級数の形で理想的な矩形波を表すことができる。
矩形波
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 15:24 UTC 版)
電子回路の分野では一定の幅を持った矩形波のことをパルスといい、クロック信号や同期信号に使われる[要出典]。 黒電話など回転ダイヤル式の電話機から電話交換機へ送出する選択信号をダイヤルパルスという[要出典]。 パルスの変化によって信号を変調することをパルス変調という。パルス幅変調、パルス振幅変調、パルス符号変調などの種類がある[要出典]。 シンセサイザーの音色では、矩形波以外に三角波やのこぎり波もパルス波という[要出典]。
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