樺島とは? わかりやすく解説

かば‐しま【樺島】

読み方:かばしま

長崎県南部長崎半島最先端にある島。長崎市属する。面積2.4平方キロメートル周囲7.5キロメートル最高点南端行者(ぎょうじゃ)山(標高130メートル)。昭和61年1986)、対岸の脇岬との間に樺島大橋けられ、陸路行き来可能になった。オオウナギ生息し、国の天然記念物指定されている。


樺島

読み方:カバシマkabashima

周南諸島属す瀬戸内海無人島

所在 山口県徳山市大津島

位置・形状 大津島沖合


樺島

読み方:カバシマkabashima

天草灘有人島

所在 長崎県西彼杵郡野母崎町

位置・形状 野母半島南端、脇岬から1.5km。南北山脈走り海食段崖のある小島

島嶼名辞典では1991年10月時点の情報を掲載しています。

樺島

読み方
樺島かばしま
樺島かばじま
樺島はなじま

樺島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/26 02:46 UTC 版)

樺島
所在地 日本長崎県長崎市野母崎)
所在海域 天草灘
面積 2.22 km²
樺島
樺島 (長崎県)
樺島
樺島 (日本)
プロジェクト 地形
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樺島(かばしま)は、九州西部の長崎半島の南、天草灘上に位置するである。全島が長崎県長崎市に属する。

地理

概要

樺島の空中写真(2010年5月13日撮影の7枚を合成作成)国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

長崎半島とは途中無人島の中島を経由して架橋された樺島大橋(1986年開通、全長227m)を経て[1]、中島からは防波堤道路と大漁橋(1983年竣工)で繋がっている。島は周囲7.5kmで[1]、全体的に山がちであり、民家は中島を挟み長崎半島に相対する北部の樺島漁港周辺に集中している。

島内には各所に湧水が多く、船舶に水を補給するための井戸が随所に掘られ、水が豊かであることから「川場島(かわばしま)」→「樺島」と転訛したとされる[1]。その井戸にオオウナギが生息しており、日本における南洋産オオウナギの生息北限地として国の天然記念物に指定されている[1]

1889年(明治22年)4月1日の町村制施行時は島全域で西彼杵郡樺島村を成していた[2]。1955年(昭和30年)2月11日に昭和の大合併で野母崎町となり[3]2005年(平成17年)1月4日に野母崎町が長崎市に編入されたことで長崎市の一部となった。町名は長崎市への編入合併時に旧市内中心部にある樺島町と重複するため旧町名を冠した野母崎樺島町となった。

島での主な産業は水産業であり、中でもカラスミの産地として知られている。

交通

  • 樺島大橋 - 樺島と野母崎半島を結ぶランガートラス式のアーチ橋(全長227m、幅7.5m)[4]。1986年に完成[4]長崎県道251号樺島港脇岬線が通っている。
  • 公共交通 - 長崎自動車(長崎バス)が長崎市中心部(長崎駅ほか)・栄上(旧三和町中心部)・野母・野母崎・脇岬地区と樺島を樺島大橋経由で結ぶ路線バスを概ね1時間に1本程度運行している。ただし長崎市中心部との間を移動する場合、日中は栄上で乗り換えとなる。島内の停留所は島の北西部の樺島大橋付近にある「水崎」、市街地の中央部にある「樺島」の2か所。
    • なお、島内の公共交通は上記の長崎バスのみである。

学校

長崎市立樺島小学校2010年(平成22年)3月に閉校となったため島内の学校は消滅した。現在は長崎市立野母崎小学校および長崎市立野母崎中学校の校区となっており、長崎半島内の野母崎地区まで通学することになる。

施設

  • 野母崎樺島地区公民館

名所・観光スポット

  • 樺島のオオウナギ生息地
  • 樺島灯台 - 1932年(昭和7年)竣工・初点灯、高さ11.8mの白色円形・鉄筋コンクリート造り[5][6]。計画当初は予定地を隣の旧野母村・権現山としていたことから野母崎灯台が正式名称で[5]、1953年(昭和28年)7月に現在の樺島灯台に改称された[7]。島の南端部の高台にあり、周囲は樺島灯台公園として整備されている。

ギャラリー

脚注

  1. ^ a b c d 長崎学5, p. 125.
  2. ^ 長崎県西彼杵郡 編『西彼杵郡現勢一班』樺島村現勢概要 「十二、町村沿革ノ大要」(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 野母崎町の概要・紹介 野母崎町ホームページ(国立国会図書館インターネット資料収集保存事業)
  4. ^ a b 展望台や灯台、きれいな海の見える「野母崎」でドライブを楽しもう!”. 冒険する長崎プロジェクト実行委員会. 2021年3月9日閲覧。
  5. ^ a b 新史跡探訪1, p. 59.
  6. ^ 新史跡探訪1, p. 60.
  7. ^ 新史跡探訪1, p. 61.

参考文献

  • 『長崎学ハンドブック5 長崎の史跡(街道)』長崎歴史文化博物館編集・発行、2007年11月30日。 
  • 『新長崎市の史跡探訪1』新長崎市の史跡探訪塾企画・編集・発行、2008年3月。 

関連項目

外部リンク

座標: 北緯32度33分45秒 東経129度46分59秒 / 北緯32.56250度 東経129.78306度 / 32.56250; 129.78306



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