山田深夜とは? わかりやすく解説

山田深夜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/16 23:33 UTC 版)

山田 深夜(やまだ しんや、1961年 - )は、日本小説家ライダー福島県須賀川市生まれ。神奈川県横須賀市在住。創作落語も手がける[1]

来歴

日本大学東北高等学校を卒業後、京浜急行電鉄で職員として約20年勤務する。ブルースハーピストとしてライブ活動を行いつつ、文筆活動を始める。原稿はプリントアウトしたものをホチキス留めにし、駅前などで手売りしていた。それに注目した地元タウン誌から原稿依頼があり、兼業作家となる。

1995年阪神・淡路大震災被災地にてボランティアリーダーを務める。ライダーであることからオートバイツーリング雑誌「アウトライダー」やバイク雑誌「ミスターバイクBG」に原稿を書き始める。

1999年、物書きに専念するため、京浜急行電鉄を退社。エッセイ集『キャベツのはらわた』をアートジャングル社より自費出版する。

2004年、「ミスターバイクBG」の連載が打ち切られる。それまで書き溜めた原稿の束を持ち、在京の大手出版社に持ち込むも、ほぼ門前払いという対応をされた。その後、札幌の寿郎社から、本を作らせて欲しいとメールが届き、寿郎社社長兼編集長の土肥寿郎が横須賀を訪ね、出版が決まる。そうして2005年、街と人をテーマにした『横須賀Dブルース』と、旅と人をテーマにした『千マイルブルース』が寿郎社より発刊された。『千マイルブルース』については、2008年6月10日に幻冬舎文庫として刊行。

2006年角川書店発行の文芸誌「野性時代」にて『電車屋赤城』連載開始。同作品は、筆者の私鉄勤務経験を基にしたエンターテインメント小説であり、様々な要素の詰まった良質な大衆文芸作品として第29回吉川英治文学新人賞にノミネートされた。

2008年2月20日、講談社より「ひとたびバイクに」を刊行。2018年5月、「ひとたびバイクに ツーリングを愛する者たちへ」を双葉文庫より刊行。講談社刊の「ひとたびバイクに」に、未収録の7編を文庫化に際し追加収録。

徳間書店の文芸誌「問題小説」2008年12月号にて短編「リターンズ」を発表。2009年に日本推理作家協会賞短編部門にノミネートされた。2019年9月に双葉社より刊行された「風になる日」に収録されている。

2009年11月、徳間書店「問題小説」にて「ロンツーは終わらない」の連載を開始。2011年2月28日、徳間書店より刊行。2013年7月に徳間文庫にて文庫化。巻末の「文庫化にあたり」で、東日本大震災にて須賀川市の実家が全壊したことを明かす。2020年5月、双葉文庫より刊行。徳間文庫本の内容に加え、取材時の著者自身の撮影と思われる画像を追加。

双葉社の文芸誌「小説推理」2011年5月号より、「横須賀ブロークンアロー」の連載が始まる。2017年5月、双葉文庫より刊行。

2020年3月、双葉社のWeb文芸マガジン「COLORFUL」にて「空の轍と大地の雲と」の連載を開始。2021年1月、書籍化し双葉社にて刊行。

著作

脚注

関連項目

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