宗風
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/25 00:12 UTC 版)
その宗風は、「方円黙契」と称せられ、『法眼十規論』では「谷の韻に応じるが如く、関の符を合するに似たり。規儀を差別すると雖も、かつ融会を礙ぐることなし」と述べている。また、『五家宗旨纂要』では「潙仰の宗風は、父子一家、師資唱和し、(中略)体用及び彰る」と述べられている。 つまり、その宗風には、黙照禅と称される曹洞宗に類似した点も見られるが、家族的で、孤立的な性格があったものと思われる。その宗風が、逆に災いし、同系の臨済宗が隆盛するにつれて、衰退して行き、宋代に至って遂に吸収同化されてしまったものと考えられる。
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