こうがく‐ズーム〔クワウガク‐〕【光学ズーム】
光学ズーム
別名:光学式ズーム,オプティカルズーム
【英】optical zoom
光学ズームとは、カメラなどにおけるズーム方式のうち、レンズの移動によって(光学的に)焦点距離を変化させ、望遠機能を得る方式のことである。
光学ズームは望遠鏡などで採用されている仕組みであり、フィルム式カメラ(銀塩カメラ)においてはズームといえば普通光学ズームを指す。光学ズームを利用するためには、レンズの移動調整を行うため比較的複雑な機構を備えている必要がある。
他方、デジタルカメラにおいては、ズーム機能の方式として光学ズームの他にデジタルズームと呼ばれる方式がある。デジタルズームは、CCDで撮影した画像データの一部を拡大し、デジタル処理によって画素間を補う方式である。デジタルズームはレンズを移動調整させるための機構を必要としないため、ズームの方法としては光学ズームに比べて手軽である。ただし画像は全体的に粗雑となる。
デジタルカメラやカメラ付き携帯電話が登場した当初は、もっぱらデジタルズームが採用されていたが、技術の向上などに伴って光学ズームを採用するケースが増えてきている。
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