ユーロ記号
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ユーロ記号(ユーロきごう、€)はユーロ通貨のために使われる通貨記号である。この通貨記号は1996年12月12日、欧州委員会により公開された。
- ^ 欧州中央銀行の Web サイトにある Our money(PDF、英語)のページ 3
- ^ http://observer.guardian.co.uk/print/0,3858,4325292-102275,00.html
- ^ 詳細は西欧のラテン文字集合 (コンピュータ) (en) を参照。
- ^ この位置と[1](1996年)を参照。
- ^ http://www.delidn.ec.europa.eu/en/references/references_5.htm#Q12
- ^ Euro: valutateken voor of achter het bedrag?, Nederlandse Taalunie, 2006年12月21日.
- 1 ユーロ記号とは
- 2 ユーロ記号の概要
- 3 概要
- 4 記号の使用
ユーロ記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 00:15 UTC 版)
詳細は「ユーロ記号」を参照 ユーロ記号は1997年に単一通貨を示す記号として、欧州委員会によって作成された。当初は通貨に独自の記号があるものは少ないため、欧州理事会でもユーロ記号についてはあまり議論されていなかった。1996年になるとユーロのロゴの募集が開始され、その中から図案が選考された。また1997年7月にはロゴに加えて通貨記号も定めることになった。 ユーロ記号は欧州経済共同体で主席グラフィックデザイナーを務めていたアルトゥール・アイセンメンガーが1974年に作成した図案が元になっている。その図案は大きく丸みを帯びたEの文字の中央に2本の横線が入ったもの(Cの文字に等号を組み合わせたようなもの)である。またそれはギリシア文字のε、古典古代のヨーロッパを連想させるものでもある。2本の横線は、ユーロとヨーロッパ経済圏の安定を示している。ユーロの前身である欧州通貨単位の記号は短縮形のECUを図式化して使用されていたが、ユーロ記号はECUと同様に作成されたものではない。このユーロ記号の Unicode での符号位置は U+20AC である。 ところが、国際汎ヨーロッパ連合では1972年に発表した1、2、5、10、20、50、100ユーロの7つの図案にはユーロ記号が、正式に定められた記号とはわずかに異なるものの、大きい "C" の文字に等号をあわせた構成で描かれていた。この図案が発表された1972年は、国際汎ヨーロッパ連合の50周年、欧州石炭鉄鋼共同体の設立20周年にあたる年で、また同年には欧州諸共同体の北方拡大についての条約が調印されている。この図案に描かれた紙幣・硬貨の周縁には、"CONFŒDERATIO EUROPÆA" という文章が記載されていた。さらに肖像の人物として、カール1世、カール5世、ナポレオン・ボナパルト、リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー、ジャン・モネ、ウィンストン・チャーチル、コンラート・アデナウアーが描かれていた。さらにヨーロッパを取り巻く状況としてこの1972年は、仏独協力条約の署名10周年でもあった。 欧州連合ではユーロ記号の画像使用に留保を設定しているが、促進を目的とする使用は認めている。
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