フォイルバック
フォイルバック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 08:22 UTC 版)
「宝石のトリートメント」の記事における「フォイルバック」の解説
人工処理と云うより小細工、騙しのテクニックである。 カラーストーン全般色の淡い石に対して、石の裏面、背面に塗料を塗ったり、色の付いたフィルムを貼ったり色の付いた被膜を蒸着させたりなどして、色を強調する。 石をひっくり返してみれば簡単に看破できるので、裸石(ルース)に施されることはなく、指輪などの台に、それも立て爪など背面が見える方法ではなく、埋め込みなど背面が見えない方法で固定された石に対して行われる。 オパール 上面が天然オパールで下面が下に黒いプラスチックや天然石を張り合わせたダブレッドオパール、オパールを薄くスライスして、上にプラスチックや水晶下に黒いプラスチックや天然石を張り合わせたトリプレッドの2種類がある。この処理は騙しのテクニックではなく、ちゃんとした市場も存在するのと、横から見た接着面と下面(古い宝飾品だと接着剤が劣化して鑑別が容易である)で見分けがつきやすいが宝飾品として完全に金やプラチナで表面以外かぶせられた場合は鑑別が出来ないので必ず宝飾品を購入する際は鑑別書があるかどうか確認する。また最近では、下面を天然オパールの母岩を用いた商品も出てきているので。その場合は、下面で判断する従来の鑑別方法も通用しないので、必ずオパール製品を購入する際はルースのままで、鑑別した鑑別書を発行してもらうことが肝要である。 ブラック・オパールブラック・オパールは産地が限定されていて、しかも産出量が少ないので、ホワイト・オパールやメキシコ・オパールを砂糖水で浸した後で、硫酸に付けることによって砂糖を焦がして、ブラック・オパールに似せた石が市場に出回っている。
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