意見広告・議会報告
五十棲医師会長と対談 寄稿 『命を守る・座間』地域医療 座間市長 佐藤みと
新年を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。年頭にあたり、私自身、重要課題のひとつとしている地域医療機関と行政の連携について、皆様にお伝えしたいと思います。
私は、コロナ禍の令和2年に座間市長に就任しました。それからの4年間(1期目)は、地域医療体制の維持と行政との連携の重要性を感じ、そこに力を入れて市政運営にあたってまいりました。
そうしたなか、昨年、相武台病院の経営者が変わり診療を閉じて、リハビリ病院のみに転じた事に大きな衝撃を受けました。そこで急きょ、今後の地域医療体制のあり方と行政との協力体制の重要性について、座間綾瀬医師会の五十棲(いそずみ)優(まさる)会長と意見交換しましたので、その一部をご報告いたします。
--佐藤みと:現在、医療機器の更新や医師の働き方改革など病院・診療所の経営は大変難しい時代だと思うので、地域の医師会や病院、救急病院などの二次医療圏の連携が重要だと考えています。
--五十棲会長:基本的な医療を担う、責任の重い医師の成り手不足も様々な制度改革が必要だと感じています。また以前は県が病床数などを厳格に決めコントロールしていたのですが、今は医療機関の経営破綻などを受け、国が大きな方向転換を図り、地域の医療関係者の協議により病床を柔軟に運用する『地域医療構想』を打ち出しました。これにより病床の機能分化と連携を進め、効率的な医療提供体制が構築されつつあります。
--佐藤みと:昨年度から本市と近隣市では『コメディカル体制の強化』として広域二次医療機関への委託料を増額しました。今後もこういった『広域連携』が益々重要になってくると考えます。
--五十棲会長:増え続ける高齢者医療を地域で支えていくには地域医療関係者や行政でしっかりと話し合い、役割分担をする事が重要です。そして今後、地域を支えていく子ども達を産み育てやすい環境を整えていく事は、少子化に歯止めをかける事に繋がります。それには行政が行う子育て支援の充実や、産科・小児科などの医療関係機関が市域を超えて広域的な連携をしていかなくてはなりません。今後、さらに行政との連携、また広域的な連携を深めていきましょう。
私は、地域医療の維持・向上は『市民の命を守る』事だと考えています。
『市民の命を守る』ためにも、地域の医療関係者と行政の連携は非常に重要です。広域的な連携も含めて本年も取り組んでまいります。
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