元参院議員のガーシー(東谷義和)が落語家への挑戦を表明し、ネット上では賛否の声が渦巻いている。

 フェラーリの販売を手掛け、〝フェラーリ落語家〟の異名を持つ桂空治は5日、Xを更新し、ガーシーの落語挑戦に「ビッグネームの新規参入、面白い。だけど『落語家』にはなれないだろうし師匠に弟子入りするのって知名度とか看板とか、そういう問題じゃない。是非『落語愛好家』として落語を広めて頂きたい。かなり期待してます。我々プロの落語家も違いを見せるチャンスだね」と投稿した。

 くしくも6月5日は「落語の日」だったことも相まって、ガーシーの落語挑戦には歓迎する声がある一方、テレ東報道局「WBS」デスクで、落語通の篠原裕明氏は「落語家、そう甘くないよ」とピシャリ。このXのポストには200万以上のインプレッションがつくなど、賛否両論の声が上がっている。

 空治は「どんな形であれ、落語という伝統.文化.芸能.コンテンツにスポットが当たって新たな市場が開拓されることはメリットしかないよね。落語が汚れるとか、舐めるなとか、言ってる人は、落語を守ってるつもりで実は壊してるのかもよ」と続けた。

 このポストにガーシーは「未熟者で右も左もわかりませんが、落語が老若男女、全世界に広がるよう頑張りますのでご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします」と平身低頭に挨拶を送った。

 これには空治も驚いたようで「ご本人登場!! 落語界にガソリンぶち撒いてくれてありがとうございます もっと多くの方に落語が注目され、本物の芸の素晴らしさを知ってもらえる良いきっかけになります。『落語』という言葉を発して頂けただけでも感謝です」と返答していた。