NEC、建設業許可を廃業 営業所責任者が罰金刑

NECは29日、建設業許可の廃業を国土交通省関東地方整備局に届け出たと発表した。営業所の責任者が2年前に罰金刑を受け、法令の欠格要件に該当していることが発覚したため。NECはこの社員を29日付で懲戒解雇処分にした。上司の執行役員3人はそれぞれ月額報酬の10%を1カ月間、自主返上する。

社員は罰金刑を受けたことをNECに報告していなかった。関係会社の社員からの指摘を受けて聞き取りを行い、9月1日に事実関係を確認した。NECは建設業許可の廃業に伴い、通信機器の設置など建設工事に当たる案件の営業活動ができなくなる。

社員の自己申告の徹底や定期的な教育活動といった再発防止策を取りまとめた後、建設業許可を再申請する。令和5年3月期業績への影響は軽微としている。

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