1回戦・佐賀工-松山聖陵 後半、タックルをいなして突破する佐賀工の岩田大司(中央)=花園(撮影・西浦福紗)

 第104回全国高校ラグビーが27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕した。初日は1回戦9試合が行われ、佐賀県代表の佐賀工は松山聖陵(愛媛)に29―19で勝利し、2回戦に駒を進めた。

 佐賀工は前半3分に塚本翼のトライで先制。17分に5―7と逆転を許したが、19分に内田慎之甫のトライで10―7と勝ち越し、29分にはモールで押し込んで最後は中辻大凱がトライを決めるなど、17―7で折り返した。

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 後半も5分に山田哲平がトライを決めた。その後は相手に流れがいく場面もあったが、18分に岩田大司のトライでだめを押した。

 4度の優勝を果たした伏見工が前身の京都工学院は聖光学院(福島)に112―0で大勝。歴代最多72度目出場の秋田工は高川学園(山口)に35―29で競り勝った。報徳学園(兵庫)は仙台育英(宮城)を52―3で下した。能登半島地震の影響を受けた日本航空石川は鹿児島実に73―8で勝った。

 男子の試合に先立って行われたU18花園女子15人制は、佐賀工の6選手が出場した西軍が東軍を21―12で下した。

 大会には51チームが参加。第2日は28日、同ラグビー場で1回戦10試合がある。佐賀工の次戦は第3日の30日正午から、Bシードの東海大大阪仰星(大阪第2)と対戦する。