職員をねぎらい、養殖ノリ日本一奪還を目指すと語った西久保敏組合長(右)=佐賀市の県有明海漁協

 県有明海漁協は養殖ノリの不作への対応のほか、「全量出荷」問題、来夏の佐賀空港へのオスプレイ配備、有明海再生を巡り、国とのやりとりが続く1年だった。

 西久保敏組合長は、27日の仕事納め式で職員約40人に「今年もさまざまな課題があり、苦労をかけた」とねぎらった。冷凍網ノリの張り込みは少雨の予報のため当初から約2週間遅らせ、来年1月23日に解禁する予定。「海況の好転を期待し、今季こそは日本一を取り戻したい」と3季ぶりの全国トップ奪還を誓った。(古賀真理子)