名鉄生活創研/AI音声対話型アバターを実証実験
2024年10月31日 15:12 / IT・システム
名鉄生活創研は11月1日~30日、名鉄百貨店本店メンズ館1階の「名鉄商店」で、生成AIを活用した実証実験「生成AI Wonder Market」の第3弾を実施する。
「生成AI Wonder Market」は、Spiral.AI(本社:東京都)が、名鉄生活創研のキャラクター「らっきぃあたるくん」をモデルに、AI音声対話型アバターを開発し、お客の呼び込みと生成AIが考案した商品紹介、コミュニケーションに活用することで、お客の買い物体験の向上を目指す。
AI音声対話型アバターには、商品紹介(音声対話+ディスプレイ)、声がけ、フリートークの機能を備えた。
これまで、「生成AI Wonder Market」では、お客の店舗での買い物体験における、「声がけ」「ヒアリング」「説明」「提案」の各ステップにおいて、生成AIを搭載した様々な媒体を活用した「コンシェルジュ」をテスト導入した。
第1弾では「自律走行型 AIサービスロボット」、第2弾で「オリジナル珈琲ブレンド提案・ドリップAIロボット」の有用性を検証した。
小売業において、人口減少や少子高齢化に伴う人手不足によるスタッフへの負担増大、日々変化するトレンドと多様化するニーズへの価値提供が課題となっている。生成AIの活用により、店舗運営の効率化を行い、負担を軽減するとともに、国籍・年代・文化問わず、満足できる買い物体験の提供を目指す。
名鉄商店は、「地域を食べる、地域アゲる、地域へ還す。」をコンセプトに、名鉄沿線地域の魅力や価値に目を向け、お客がこのエリアの生活文化や街自体を楽しむ“きっかけ”を提供する新たなスタイルの「お土産屋さん」という。
■AIの関連記事
アトレ吉祥寺/AI活用の体験型サイネージミラー導入
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。