CCC/江蘇省に「TSUTAYA BOOKSTORE 無錫恵山映月里店」オープン
2025年01月07日 13:25 / 海外
カルチュア・コンビニエンス・クラブと子会社である蔦屋投資(上海)有限公司はこのほど、無錫文旅産業更新発展有限公司とフランチャイズ契約を結び、無錫市梁渓区に「TSUTAYA BOOKSTORE 無錫恵山映月里店」をオープンした。
店舗デザインは「光」と「緑」をテーマに、中国伝統建築のスタイルを保ちながらTSUTAYA BOOKSTOREのモダンな空間づくりを融合させた。植物や特徴的な照明などを取り入れて店舗独自の「一歩一景」を演出しており、自然と陽光に満ちた快適な空間で、読書と買物を楽しめるという。
コンセプトは「文化の旅」。店舗は清朝時代の祠堂の旧跡に位置しており、歴史的な文化を継承した店内に書籍や文具・雑貨の売場、カフェを設けた。
店内には約3万5000冊の書籍、約5万7000点の文具雑貨商品が並ぶ。書籍は、文学、アート、デザイン、人文科学、ライフスタイルなど、さまざまな分野を網羅。中国のTSUTAYAでしか買えない限定特典付きセットも充実している。従来の言語別の分類方法にとらわれることなく、その棚のテーマに沿った中国語・日本語・英語の書籍を一緒に並べることで、多様な選択肢を用意した。
店内に約80席、店外に約20席を設けたカフェエリアでは、居心地にこだわった「BOOK & CAFE」空間を提供する。
内装は、伝統的な江南の民家スタイルである本体建築をまったく異なる機能を持つ祠堂建築の空間に改装。古典的な建築構造を保ちつつ、屋外庭園にガラスの屋根を追加した。これにより「部屋-庭園-部屋」という伝統的な空間構造を打破して全体の売場を一体化させ、顧客の動線をスムーズにつなげているという。ガラス屋根からの自然光によって変化する建物の表情も楽しめる。
このほか、子供と一緒に楽しめる絵本や知育玩具などがそろうKIDSエリアには、高さ130cmの秘密基地のような「シークレットベース」を導入。子供が自由に出入りして遊ぶことができ、中で読書を楽しめる。KIDSエリアでは、親子で参加できるイベントをオープン後に順次開催する予定だ。
また、テナント店舗も併設している。生活雑貨店「錦倉Lifestyle」では、虎仙窯鍋島焼や三光堂有田焼などの陶器を厳選して取り扱う。ブリザーブドフラワーブランド「Ladyran」では、脱水、色付け、乾燥などの手間をかけて作られたブリザーブドフラワーを販売する。
さらに、店内の一角に設置している「JUST.FOTO」のプリクラ機では「TSUTAYA BOOKSTORE 無錫恵山映月里店」のグランドオープンを記念した限定フレームを用意した。
■TSUTAYA BOOKSTORE 無錫恵山映月里店
オープン日:2024年12月28日
所在地:江蘇省無錫市梁渓区宝善街18号恵山古鎮恵山浜17号、19号
店休日:なし
取扱商品:書籍・雑誌(中文書、日文書、洋書)、雑貨・文具など
店舗面積:1750m2
営業時間:9時30分~21時30分
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