【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2024.11.28
更新日:2024.07.04
公開日:2023.10.19
バナー広告は、画像や動画などを用いて製品・サービスを宣伝する際に使用する広告です。Webサイトやアプリなどに表示することでユーザーの興味をひき、製品・サービスの購入や問い合わせにつなげる役割があります。
本記事では、バナー広告の役割や特徴、種類から課金形態、成果を出すコツまで詳しく解説します。
バナー広告とは、Webメディアやアプリなどに表示する広告のことです。広告には、画像やGIFアニメーション、動画などを使用します。バナー広告の掲載場所やサイズ、動画広告やSNS広告などとの違いについて詳しくみていきましょう。
バナー広告を掲載する場所は、Webメディアやアプリなどの広告枠です。ページ上部や右サイド、下部、コンテンツとコンテンツの間などに表示します。表示場所は掲載元が自由に設定するため、バナー広告の出稿先の規定を確認することが大切です。
バナー広告のサイズは、出稿先によって異なります。Google広告とYahoo!広告のサイズ規定は次のとおりです。
バナーサイズ | Yahoo! | |||
PC | スマホ/タブレット | PC | スマホ/タブレット | |
300×250 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
160×600 | ◯ | ◯ | ||
728×90 | ◯ | ◯ | ||
300×600 | ◯ | ◯ | ||
320×50 | ◯ | ◯ | ||
468×60 | ◯ | ◯ | ||
320×100 | ◯ | ◯ | ||
200×200 | ◯ | ◯ | ||
240×400 | ◯ | |||
250×250 | ◯ | ◯ | ||
250×360 | ◯ | |||
336×280 | ◯ | |||
580×400 | ◯ | |||
120×600 | ◯ | |||
300×1050 | ◯ | |||
930×180 | ◯ | |||
970×90 | ◯ | |||
970×250 | ◯ | |||
980×120 | ◯ | |||
300×50 | ◯ | ◯ | ||
600×600 | ブランドパネル | カルーセル | ||
640×360 | ブランドパネル | ブランドパネル |
また、Google広告ヘルプには、以下のようなサイズに関する記述があります。
以下の人気上位5つのサイズでイメージ広告を用意すれば、表示される形式が自動的に調節され、Googleディスプレイネットワーク上の 95%のプレースメントに対応できます。これら以外のサイズを追加して、さらに成果を高めることもできます。
300×250
728×90
160×600
320×50
300×600
さらに上記5サイズはYahoo! 広告にも転用可能なサイズとなっています。まさに媒体を超えた広告の推奨サイズと言えるでしょう。
SNS広告とは、TwitterやInstagram、Facebook、YouTube、LINEといったSNSに配信する広告のことです。各SNSのタイムラインやフィード、おすすめアカウント欄などに広告を表示し、ユーザーにアプローチします。
バナー広告がWebサイトやアプリなどに表示するのに対し、SNS広告はSNSに表示することで特定のユーザーへアプローチするものです。
動画広告とは、動画を用いた広告の総称です。動画を使用したバナー広告も動画広告の一種で、インバナー広告といいます。動画は画像よりも多くの情報を短時間で伝えることができるため、高速インターネット通信の普及に伴い広く活用されるようになりました。
近年は、動画内で選択肢を表示してユーザー体験を高める「インタラクティブ広告」も登場しています。
バナー広告は、広告を用いた集客の中でも基本的な施策の1つです。次のメリットを理解したうえで運用しましょう。
バナー広告は、画像やGIFアニメーション、動画などで製品・サービスの魅力を視覚的にアピールできます。ブランドイメージやコンセプト、ユーザーへのメッセージなどを取り入れた映像は、文字よりもストレスを与えずに企業が伝えたいことを伝えることができます。
バナー広告は、潜在顧客にアプローチできる手法の1つです。潜在顧客は自身の課題やニーズに気づいていないため、これらを顕在化させる必要があります。自身の課題やニーズに気づくことができるバナー広告を作成すれば、より多くのユーザーからアクセスが見込めます。
ビジュアルでブランドポリシーや製品・サービスの魅力を伝えることで、企業のイメージアップにつながります。広告の色づかいや文字の配置、キャッチコピーなど、さまざまな要素を細かく作り込むと、クリーン・先進的など、任意のイメージを与えることができます。
バナー広告は、成功すれば大きな効果が期待できる一方で次のようなデメリットもあります。
クリエイティブを工夫することで優れた効果が期待できます。これは、クリエイティブの仕上がりに効果が左右されるとも捉えられます。クリエイティブに正解は存在しないため、自社のターゲット層に響く広告パターンをABテストを繰り返して見つけることが大切です。
広告の出稿には、クリエイティブの作成やターゲットの明確化、入稿作業など多くの工数がかかります。中でもクリエイティブの作成には、キャッチコピーやデザインの作り込みに多大なコストがかかるため、費用対効果が決して高いとは言えません。
最初は期待した効果が現れないケースが多いため、ABテストを繰り返して費用対効果を少しずつ高めていくことになる可能性が高いでしょう。
バナー広告は、目的に合った構成・デザインで作成し、適切な設定で出稿する必要があります。バナー広告の作成から出稿までの手順を詳しく解説します。
STEP 01:目的・目標の明確化
STEP 02:ターゲットの絞り込み
STEP 03:バナー広告の構成を作る
STEP 04:出稿先を決める
STEP 05:バナー広告を作成する
STEP 06:出稿・公開
STEP 07:成果の分析・改善
広告出稿の目的を明確にすることが重要です。例えば、新製品・サービスの認知向上や購入、問い合わせ、イベントの集客などの目的があります。続いて、具体的に何件の購入や問い合わせが必要なのか、どれだけ広告から集客したいのかなど、目標を決めましょう。
目的・目標を明確にしたうえで、ターゲットを厳選します。単に、30代女性会社員などではなく、以下のようにペルソナを設定することが重要です。
「30代女性会社員。男女1人ずつの子ども2人。夫は年収400万円のIT企業勤務。週末は家族で旅行に出かけることが多い。読む雑誌は○○と○○で、○○の業界の○○について興味がある」
また、「○○について気になり、○○のキーワードで検索した」など、広告にたどり着くまでのストーリーも設定しましょう。このように、ターゲットやペルソナ、ストーリーなどに基づいて広告のデザインやキャッチコピーなどを決めることで、最初から精度が高いバナー広告を出稿できます。
バナー広告をいきなり作るのではなく、まずは構成を作成しましょう。キャッチコピーの位置やサイズ、文字色、イメージ画像や商品画像の配置など、バナー広告の制作に必要な土台を作ります。
バナー広告の出稿先によって広告サイズや拡張子、ファイルサイズなどが異なります。出稿先を決めてから、バナー広告の本制作に開始しましょう。
出稿する広告サイズやアスペクト比などが確定後、バナー広告の本制作を開始します。担当者に資料や広告ガイドライン、各種データを共有し、緻密に連携して完成を目指しましょう。クリエイティブの質は広告効果に直結するため、妥協せずに修正を繰り返すことが重要です。
広告の完成後、最終チェックしたうえで出稿します。ターゲットや予算、表示期間などを適切に設定しましょう。
広告は、PDCAサイクルを回しながら費用対効果を高めていくことが基本です。クリック率やコンバージョン率などをチェックし、改善点を洗い出しましょう。
バナー広告の料金体系は出稿先によって異なります。主な料金体系について詳しくみていきましょう。
インプレッション課金方式は、広告が表示された回数(インプレッション)に応じて料金が発生する料金体系です。例えば、広告が1,000回表示される度に料金が発生します。広告が表示されたからといって必ずしもクリックするとは限らないため、クリエイティブやターゲティングなどに問題があるとコストを無駄に消費することになりかねません。
インプレッション課金方式は、広告をクリックせずとも一定の効果が期待できる「認知度アップ」を目的としたケースに適しています。
クリック課金方式は、バナー広告のクリック回数に応じて料金が発生する料金体系です。1クリック単位の費用は出稿先で異なりますが、クリック回数が増えれば増えるほどにクリック単価が低くなる傾向があります。
期間保証式は、広告の掲載期間に対して料金が発生する料金体系です。広告の表示回数やクリック率に関係なく一律の費用が発生します。1ヶ月あたりの料金が高い出稿先は効果も高い傾向にありますが、出稿先にアクセスするユーザーと製品・サービスのターゲットが一致しなければ高い効果は期待できません。
成果報酬方式は、事前に設定したアクションが起きた際に料金が発生する料金体系です。例えば、広告をクリックしたユーザーが製品・サービスの申し込みをした際に料金が発生するように設定できます。
バナー広告の制作において、色や動き、要素の整理、誘導デザインの導入は非常に重要です。ターゲットに訴求力のあるバナー広告を作成するためのポイントについて詳しくみていきましょう。
目的やターゲットに合わせた色を使用することで、広告の訴求力が高まります。また、必要に応じてGIFアニメーションや動画を活用し、より臨場感のある広告を作成しましょう。
ただし、過剰な動きや強い刺激を与えるカラーリングはユーザーに不快感を与えるため、逆効果になる恐れがあります。
バナー広告には、主要なメッセージ、商品イメージ、コールトゥアクション(CTA)など、さまざまな要素を含める必要があります。それぞれの要素が関与し合うことでバナー広告の効果が決まるため、サイズや配置、バランスなどを考慮して作成することが大切です。
誘導デザインは、ユーザーの視線を意図的に誘導するデザイン手法です。ユーザーの視線を商品やCTAに誘導することで、クリック率の向上が期待できます。例えば、画像やテキストでの視線誘導や矢印の使用などの方法が挙げられます。
バナー広告は、認知拡大やイメージアップ、製品・サービスの購入や問い合わせの獲得など、さまざまな目的で利用できます。いずれの場合もクリエイティブが広告効果に大きく影響を与えるため、画像や文字、CTAボタンなど、細部までこだわることが大切です。
また、時間や人員の都合でバナー広告の運用が難しい場合は、専門家に任せるのもよいでしょう。PLAN-Bは、広告運用の専門家が数多くの実績に裏打ちされた知識・技術を用いて、バナー広告の作成から運用までサポートいたします。