お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎(41)が23日、自身のツイッターで、昨年10月末に初めて刊行して大ヒットした漫画「大家さんと僕」(新潮社)の登場人物である、「大家さん」が亡くなったことを明かした。「もっと話したかったし、聞きたいこともたくさんありました。お見送りをした今は、大家さんと過ごした日々を思い出しながら、ただただご冥福をお祈りするばかりです」と悼んだ。

「大家さんと僕」は先月50万部を突破した。トホホな芸人の「僕」(矢部)と、一風変わった1928年(昭3)生まれの大家のおばあさんとの、8年前からの交流の日々を描いた4コマ漫画。「ごきげんよう」とあいさつし、世話好き。階下からよく矢部に電話もかけてくるとか、一緒に新宿伊勢丹へ買い物に行くなど、何げない日常とその会話が読者に受けた。

同作は今年、第22回手塚治虫文化賞短編賞も受賞している。