お笑いコンビ、キングコングの西野亮広(35)が、被災地支援の義援金として売上の“一部”を寄付するチャリティーイベントに疑問を示した。
西野は本業のお笑いだけでなく、絵本作りやその他さまざまなイベントを開催している。そうした活動もあり、熊本地震のチャリティーイベントへの参加をもちかけられることも少なくないという。
西野はそうしたチャリティーイベントで見かけられる「売上の一部を被災地に送る」という支援方法について、6日に更新したフェイスブックで、「まず疑問に思ったのは、『全額じゃないの?』というところ」と言及した。
「内訳を聞いてみると、寄付するお金以外は、絵の配送費と人件費と雑費。『人件費と雑費』って何?チャリティーイベントの売り上げで、あなたのところのスタッフさんのギャラを支払うのですか?『雑費』についても詳しく訊いてみたら、『フライヤーを1万枚刷りたいので…』と。おい、ちよっと待ってよ。僕のSNSより発信力がない紙切れに、チャリティーイベントの売り上げを使っちゃうの?あと厳しいとこを突くと、余った『雑費』をギャラリーの家賃に回すでしょ?チャリティーイベントと銘打っておきながら、あなた方だけ、ほぼ通常営業じゃん」と、売上金の使い方に疑問を示した。
西野はこうしたチャリティーイベントを行う事自体は「素晴らしい心がけだと思う。正義感も嘘じゃないと思う。やりたければやればいいと思う。賛同してくださる方も中にはいらっしゃるだろうし」と一定の理解を示すも、「ただ、今の状態のあなた方がやっても、混乱に乗じて自分の媒体の名前を売り出そうとしているとしかとれないし、何より、お金の使い道が不純すぎる、と僕は思います」と私見を述べた。