阪神は27日、新外国人野手として、ラモン・ヘルナンデス内野手(28)と契約締結したと発表した。1年契約で年俸30万ドル(約4650万円)で、背番号は「95」。メジャー経験はないものの、パンチ力のある打撃が魅力。ジャパニーズドリームを夢見る大砲候補は、球団を通じ、来季への思いをコメントした。

「歴史ある甲子園球場で素晴らしいファンの皆さんの前でプレーできることをとても楽しみにしています。私の能力を信じて契約をしてくれたタイガースに感謝し、優勝に向けてチームの勝利に貢献できる様にベストを尽くしたいと思います」

阪神はすでに前フィリーズの最速158キロ右腕、ニック・ネルソン投手(29)と契約締結。来季の外国人は育成含め、球団史上最多の9人となる見込みだが、ヘルナンデスは支配下では唯一の野手となる。西宮市内の球団事務所で取材に応じた嶌村聡本部長(57)は「一塁、三塁、レフトに、ラモン(ヘルナンデス)が入る。競争の激化というところ、これは監督の望むところでもある」と助っ人加入による激しいレギュラー争いを望んだ。

チームの底上げがあれば、自然とリーグ王座奪還にも近づくはず。カリブの大砲がVの使者になる。(金額は推定)

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