製品別FAQ

キャビネット・ボックス

Q1.塗装の膜厚及びツヤは?

主に粉体焼付け塗装で、膜厚はキャビネット外面40μm以上・内面30μm以上、ツヤは50グロス(半ツヤ)です。

Q2.枠付型キャビネット(FX・BX・FXU・BXU)の扉開閉方向を、左開きから右開きに変更できますか?

枠ごと反転させ、ハンドルの取り付けを上下反転させれば変更できます。

Q3.ハンドルC-30FL・C-30FR・B-60を使用しているキャビネットは、開くときのハンドル回転方向が一般には反時計回りですが、時計回りになっているのはなぜですか?

「ベロの自重でハンドルが開いてしまわないか?」という心配をなくすためにその様に設計しております。
ご希望により、開閉しやすいよう反時計回りで開く仕様にも変更可能です。

Q4.キャッチ錠(KC-50)を使用したキャビネットは南京錠で施錠可能ですか?

キャッチ錠に直径5mmの穴が開いていますので、5mm以下の太さの南京錠で施錠できます。

Q5.横寸法800mm以上のキャビネットにポール用取付金具やコン柱用取付金具は使用できないのですか?

キャビネット横寸法が大きくなると(両開きになると)、キャビネットがねじれ、扉に段差が生じてしまうことがあります。
また、ポール(コン柱)1本で大きなキャビネットを支えると、風圧によって安定しないため、標準ではキャビネット横寸法700までしか設定していません。
どうしても使用する場合は、ポールを2本立てるか、キャビネットにチャンネルベースを取り付け、地面に固定するなどの対応が必要です。

Q6.ワットメーターボックスM・MXタイプの自消性スチロール樹脂とはどういうことですか?

樹脂材料の燃焼性の性質のことで、火がついても燃え広がらずに自ら消火し、周りに燃え移りにくい材質のことで、M・MXではこの樹脂を使用しています。
UL94の試験でV-Ⅱクラス以上の性能を意味しています

Q7.キャビネットへのテープの貼付けに関する注意事項はありますか。

テープの材質及び使用環境により、塗装面に異状が起こる可能性があります。
塗装面へのテープ等の貼付けは御遠慮ください。
※糊残りによる汚れ及び表面処理の剥がれの原因になります。

ホーム分電盤

Q1.フリースペース付きホーム盤では、フリースペースへどのような機器が取り付け可能ですか?

以下の機器が取り付け可能です。

木板取付の場合 レール直取付の場合
小型ノーヒューズブレーカ SE ノーヒューズブレーカ NX 30・50AF
ノーヒューズブレーカ NB-E 30AF  
ノーヒューズブレーカ(JIS協約サイズ) NL-S・E・R 50・60AF
小型漏電ブレーカ ZS 30AF
漏電ブレーカ(JIS協約サイズ) ZL 60AF
自動点滅タイマー EEU
Q2.時間帯別電灯契約型ホーム盤の温水器側ブレーカの容量をアップしたいのですが可能ですか?

温水器用ブレーカが20Aの場合は30Aに変更可能です。
ただし、下記の条件以内となります。
主幹ブレーカ容量+(温水器用ブレーカ容量×0.75)≦端子台容量[A]
それ以外の変更についてはお問合せください。

Q3.樹脂ケース入り感震リレー(NFK-1KR) は既設のホーム盤にも使えますか?

使用可能です。ただし、下記条件を満足してください。

  • 使用できる電路は単相2線 100V、単相3線のみです(単相2線 200Vでは使えません)
  • ホーム盤の主幹はELBの感度電流が30mA以下である必要があります。
  • ホーム盤の主幹がJIS互換性形(ソルダレス端子)の場合は使えません。
    線押え端子(アップ端子)などの共締めができる端子構造である必要があります。
  • 主幹1次側L2に配線する電線はφ1.6の長さ3m以内としてください。
  • 接続するホーム盤は2次側に送り端子がある必要があります。
Q4.樹脂ケース入り避雷器(NFK-1LAJ等) は既設のホーム盤にも使えますか?

使用可能です。ただし、下記条件を満足してください。

  • 使用できる電路は単相2線 200V、単相3線です(単相2線 100Vでは使えません)
  • アースは必ず接続してください。
  • 接地線はホーム盤の中継用接地端子に接続してから一括でアースに接続してください。
    (エアコン回路などで単独でアースに接続するとその接地線から雷サージがまわりこむ場合があります)
  • 避雷器から中継用接地端子へ接続する線は2m㎡以上、長さ50cm以下である必要があります。
  • 中継用接地端子からD種接地への接地線は5.5m㎡以上である必要があります。
  • 接地はD種接地(第3種接地)で、接地抵抗100Ω以下にして下さい。(10Ω以下を推奨)
  • 接続するホーム盤は2次側に送り端子がある必要があります。
Q5.避雷器について、ホーム分電盤 縦型には取付が可能でしょうか?

取り付け可能です。ただし、表示銘板が縦書きになりますのでご注意ください。

Q6.負荷名称ラベルの作成が大変なのですが、何かよい方法はありませんか?

キレイに簡単に印刷できるソフトを無償で提供しています。
ただし、会員登録していただく必要があります。申込みはこちらから

Q7.主幹ブレーカ容量や分岐の回路数はどのように決めたらいいでしょうか?

ホーム盤の主幹容量・分岐回路数の求め方(pdfファイル 76K)をご覧ください。
PDFファイルはこちらから

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分電盤

Q1.ポンプ制御盤G※タイプとフロートスイッチを組み合わせて使うにはどうしたらいいですか?

コモンの電極と他の電極間にそれぞれフロートスイッチを入れて下さい。
(GP給水ならE3、E2間にOFFのフロート、E3、E1間にONのフロートが入ります)

Q2.耐熱盤はカタログ品以外でも製作可能ですか?

耐熱仕様の部品が存在すれば製作可能です。

Q3.水位検出警報盤AG1、AG3は、100V仕様の対応ができますか?

対応できます。オーダーに100Vと明記して下さい。

Q4.屋内(BX)タイプの盤から屋外(PO)タイプの盤に変更した場合、オオイはそのまま使えますか?

オオイ外形寸法が違うため使用できません。内機はそのまま使用できますので、オオイの作り直しを当社営業にご依頼ください。

Q5.盤類を施工するうえでの注意すべきことはありますか?

盤施工上の注意事項(pdfファイル 329K)をご覧ください。
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Q6.分電盤の配線オオイが取付できないですが?

オオイ立ての位置調整ができます。以下のマニュアル(pdfファイル)をご覧ください。
キャビネット屋内用(BX)片扉タイプ (367K)
キャビネット屋内用(BX)両扉タイプ (407K)
キャビネット屋外用(PO)タイプ (46K))

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ブレーカ・開閉器

Q1.ブレーカは定格電流の何%で動作しますか?

JIS規格、電気安全法の技術基準で定められている数値は、定格電流の100%で動作してはならないこと、及び 125%,200%においては右表の規定の動作時間内に動作しなければならないことになっています。
当社ブレーカもこの規格に準じています。

ブレーカの定格電流(In) 動作時間(分)
A 定格電流の200%の電流 定格電流の125%の電流
  In≦ 30 2以内 60以内
30 <In≦ 50 4以内
50 <In≦ 100 6以内 120以内
100 <In≦ 225 8以内
225 <In≦ 400 10以内
400 <In≦ 600 12以内
600 <In≦ 800 14以内
800 <In≦ 1000 16以内
1000 <In≦ 1200 18以内
1200 <In≦ 1600 20以内
1600 <In≦ 2000 22以内
2000 <In   24以内
Q2.ブレーカとリミッターの違いは何ですか?

ブレーカとリミッター(電流制限器)は、いずれも過負荷保護を行いますが、各相に流すことのできる最大電流に違いがあります。
ブレーカは各相に流すことのできる最大電流値を定格電流値としていますが、リミッターの定格電流値は各相に流れている電流の合成値にて表示されます。

Q3.単相3線式(電灯用)のブレーカの欠相リード線を外したまま使用できますか?

欠相リード線には電圧がかかっているので危険です。
リード線を外した状態ではブレーカは正常動作しません。
必ずブレーカ2次側の中性相に接続してご使用ください。

Q4.3Pの漏電ブレーカを2Pで使用してもよいですか?

三相3線式(動力用)のブレーカは外側2極を使用してください。
単相3線式(電灯用)のブレーカは使用できません。

Q5.漏電ブレーカの2次側端子にてメガ測定をすると、針が振れるが異常ではないですか?

漏電ブレーカは内部電子回路が2次側端子に接続されているため、2次側の相間を測定すると、0.08MΩ~1.2MΩ程度の値がでてしまいます。
機器を壊してしまうおそれがありますので、2次側の相間での測定は絶対しないでください。

システム機器・低圧機器

漏電火災警報器

Q1.漏電していない(絶縁抵抗値正常)のに動作してしまうのですが、どのような原因が考えらますか?
  1. 単相3線式のN相のみをZCTに貫通
    初めてLGRを扱う工事店様で、N相のみをZCTに貫通させる事が多々あります。
    3本とも貫通させてください。
    (LGRはZCTに貫通された電線に流れる電流の行きと帰り差を検出して警報を出します)
  2. 分割型ZCTの上下コア締め付け緩み
    締め付けが緩んでいると磁束のバランスが崩れ、ZCTから電流が出力され誤動作する場合があります。
    締め付けの確認をしてください。
  3. インバータ負荷の影響(品番LGR1Uを除く)
    ・2000年以降の製造品については、内部にフィルタ回路を搭載し誤動作防止の対策をしていますので一般的なインバータの高周波漏洩電流(数百Hz~)による誤動作はありません。
    ただし、特殊なインバータによる3次高調波成分など比較的低い周波数帯(~2,3百Hz程度)ではフィルタの効果が低いため誤動作する場合があります。
    ・2000年以前の製造品は対策されていません。高周波対策用コンデンサをLGRのZCT接続端子に接続すると上記と同様の効果があります。高周波対策用コンデンサは弊社代理店又は弊社営業所へご依頼ください。
Q2.ZCT(零相変流器)の配線長は何mまで延長できますか?

200m以下にしてください。取扱説明書にも記載しています。また、電線はIV等の一般電線で問題ありません。

Q3.ZCT(零相変流器)に極性はありますか?

計器用CTと違って、一次側・二次側とも極性を気にする必要はありません。分割型ZCTで二次側端子記号k,lを表示しているものがありますが、二次側端子であることを示しているにすぎません。

Q4.漏電火災警報器の作動電流範囲は?

一般的には、公称作動電流値の40%~110%の範囲内で動作します。
弊社LGRは60%~70%の範囲内で動作するように設定されています。

Q5.LGR5S,LGR10SにZCT4Bを接続できませんか?

ZCT4Bは消防規格に適合しなかったため、カタログ上使用できないことになっています。
性能上は、200mA以上の設定では問題なく使用できます。しかし、100mAに設定した場合には、大きな負荷を投入する際に誤動作する可能性がありますので、お客様の責任にてご利用ください。

Q6.ブザーが鳴らないようにできないのか。

基本的にはできません。しかし、特別な何かの事情にてその様な仕様をご要望の場合は、当社営業所へお問合せください。

警報盤

Q1.ブザーのタイマー停止時間を変更したいのですが?

工場出荷時の設定で最大10分まで対応できます。(ARMシリーズのみ)
設置後の変更はできません。

Q2.機器の運転表示用に使用したいのですが?

基本ユニット裏面に『ランプモード切替スイッチ』があります。このスイッチを「点灯」側にすると運転表示ランプとして使用できます。
(このモードではブザーと一括警報出力は動作しません。)

Q3.入力仕様の監視盤へ警報を個別で移報したいのですが?

ARM 10RN、20RNに付いている個別警報出力は出力モードを「警報時閉」と「警報時開」の設定ができますので、これを「警報時開」としてください。(但し、ARM 10RN、20RNの動作が停電等により停止すると、個別警報出力の信号は開となります。)

Q4.ブザーがうるさいので鳴らないようにしたいのですが?

ARM シリーズは「B-SP」と「C」の端子間を短絡すると、ブザーは鳴らなくなります。
ARM 6シリーズはブザー停止できません。
ARM 4シリーズにはブザー設定スイッチがあり、これを「切」にします。

Q5.LGR(漏電火災警報器)の警報接点を無電圧接点入力の警報盤に直接接続できますか?

LGRの警報接点は無電圧接点ですので、直接接続できます。

Q6.警報入力端子には電圧がかかりますか?

アラーム盤は警報信号源の接点に直流電圧をかけて開閉状態を監視しています。
具体的な電圧は以下の通りです。
ARM シリーズ:DC15V
ARM 6シリーズ:DC10V
ARM 4シリーズ:DC20V

Q7.高圧地絡などの一瞬しか出力しない警報を監視できますか?

キープリレーと保持解除用のリセットスイッチで構成した回路で信号を保持させることができます。

Q8.電極棒による水位監視はできますか?

水位警報盤(AG1・AG2)をご使用ください。
アラーム盤で監視する場合は、別途、レベル警報器(オムロン61F-INなど)を用意していただく必要があります。

Q9.警報信号線は何mまで延長できますか?

0.75mm2以上で200mまで配線できます。
ただし、警報信号線はできる限り単独配管にしてください。ノイズの進入を防止するためです。

自動点滅タイマー

Q1.TP1Hの接点容量は15Aとなっていますが、なぜ600Wの白熱球しか制御できないのですか?

白熱球は投入電流が大きいために接点容量が15Aであっても、実際には600W程度しか制御できません。

Q2.停電補償10年とはどういうことですか?

内蔵のリチウム電池により、10年間電源を入れなくても時計は動き続け、設定した時刻は記憶されているということです。電源を入れていない時間の累積が10年ですから、5年間一度も停電せず使用した場合は、停電補償は残り5年ではなくまだ10年間あるということになります。

Q3.タイマーが設定通り動作するか確認する方法はありませんか?

タイマーを設定した後、現在時刻をタイマーがONする時刻に変え運転状態にします。これにより負荷がONになります。
次に現在時刻をOFF時刻に変え、負荷がOFFすることを確認します。確認終了後は現在時刻をもとにもどして終わります。

Q4.雨雲で昼間暗くなったときに照明を点けるにはどうしたらいいですか?

24時間タイマーとEEスイッチを組み合わせて使い、タイマーのON時刻を午前9時ぐらいに設定しておきます。
これにより昼間暗くなってEEスイッチがONするとタイマーはすでにONとなっているので負荷がONします。

Q5.電源をつないでスナップスイッチを"入"にすると液晶表示するが、"切"にすると表示が消えてしまいます。

電源を負荷側のS5,S6端子に接続している可能性があります。
電源の接続を確認して下さい。

Q6.別々の盤でそれぞれタイマーをつけ、1つのEEスイッチで制御させたると、ELBがトリップする。

1つ目の盤の主幹ブレーカ(ELB)を通った電流がEEスイッチ、タイマーを経由して別の盤のタイマー回路を通りその盤の主幹ブレーカに戻るため、1つ目の盤のELBに行き帰りの電流の不平衡がおこり漏電トリップの動作をしてしまいます。
EEスイッチを共用する場合はリレー接点で送ることをお奨めします。

Q7.ソーラータイマーで 日没入?定時切 の動作モードを選択し定時切時刻を10:00に設定したが負荷が日出で切れてしまった。

ソーラータイマー(週間ソーラー含む)の場合、日没入、日出切のいずれかの制御が入った動作モードを選択すると、定時入時刻は日没時刻より前に、定時切時刻は日出時刻より後に設定しても、日没、日出時刻での動作が優先されます。

eモニター

Q1.【1】太陽光発電システムの設置されている家庭又は事業所に設置したとき、売電で電流の向きが逆方向(逆潮流)に変わった場合、電力量の数値は減少していくのでしょうか?

電力量の数値は減少しません。eモニター(ベーシックタイプ、LAN対応タイプ)は逆潮流になった場合、電力量(逆潮流分)を加算しませんのでお使いいただけます。
eモニター2(2系統)及びeモニター(USBタイプ、パソコン接続タイプ)は逆潮流が起こる電路では正しい計測ができません。注意してください。

Q1.【2】2系統監視タイプで売電と買電と両方を計測して電力量を算出することが可能でしょうか?

売電と買電を計測するには、eモニター(1系統)が2台必要です。売電の計測用に1台、買電の計測用に1台設置してください。

Q2.積算データをエクセルデータとして使用できるのでしょうか?
(データをパソコンに取組むことができるのか)

eモニター(ベーシックタイプ)は記録されているデータを取り出すことができません。
eモニター(USBタイプ、パソコン接続タイプ、LAN接続タイプ、サービスパルス対応タイプ)、eモニター2(2系統)
は専用監視ソフトでデータ取込みが可能です。(CSV形式)

Q3.設置後に初期設定をしなければならないのでしょうか?

初期設定は必要です。
CT比・PT比・パルス定数・年月日・時刻を設定してください。
設定リセットをした場合も同様です。
※詳細は操作説明書を参照ください。

Q4.CTケーブルは何mまで延長できますか?

ECT50B・100B・200B・400B:2.0mm2(IV線等)で200mまで
ECT5T:2.0mm2(IV線等)で100mまで
※詳細は取扱説明書を参照ください。