群馬県が舞台のテレビアニメ「菜なれ花なれ」(通称「なれなれ」、テレビ東京系列)は11日夜に6話が放送され、全12話の折り返しに入った。そこで今回は前半、印象的なシーンに登場した場所などを実際の写真とともに振り返る。聖地巡礼の参考にも。
高崎アリーナ(高崎市)
物語の始まりの場所。主人公・美空かなたはチアの強豪校、鷹ノ咲(たかのさき)高校1年。チア部に入部し、大会に1年で唯一選ばれて出場したものの、失敗したことでイップスに陥り、飛べなくなってしまう。
2017年にオープン。現実にも全日本高校チアリーディング選手権大会など、数々の大会が開かれる「チアの聖地」だ。チア以外のスポーツ大会の開催も多い。
高崎高校(同)
かなたが通う鷹ノ咲高校のモデル。かなたが入部し、伊沢野苺が部長として率いるチア部は屈指の強豪校として描かれている。野苺に「天才型」と評価され、1年生ながら大会に出場したかなただったが…。
現実の高崎高校は群馬県内では「高高(たかたか)」と呼ばれ、「文武両道」や「3F精神(ファイティングスピリット・フェアプレー・フレンドシップ)」といった教育目標を掲げる県内屈指の進学校。同校新聞部は6月に開かれた文化祭「翠巒(すいらん)祭」に合わせ、学校がモデルになったことから「なれなれ」の特集紙面を製作、配布した。
劇中で「御前嘴(おまえばし)高校」として描かれる前橋高校(通称「前高(まえたか)」)と繰り広げる「定期戦」は両校の伝統行事。今後「定期戦」が描かれる場面があるのかも。なお現実にはいずれも男子校で女子生徒はいない。